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1.青い石
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「君が魔力を吸い上げるという災厄の魔女なのか?」
そう問われたから、そうかもしれないとジゼルは思う。もう骨と皮だけの体は起き上がる気力すらなく、意識も朧げだ。
四角く切り取られた牢屋の窓。夢現のように白んだ朝靄の中、男は鉄格子の間から鎖に繋がれたジゼルに目一杯手を伸ばした。
「君にこれを託す。世界が色を失う前に、どうか受け取ってくれ」
男の手からころんと落ちたのはガラスのような青い石。ジゼルはなけなしの力で指先に触れた宝石を握りしめた。
それはもう、百年も前のお話——
***
「君が魔力を吸い上げるという災厄の魔女なのか?」
そう問われたから、そうかもしれないとジゼルは思う。もう骨と皮だけの体は起き上がる気力すらなく、意識も朧げだ。
四角く切り取られた牢屋の窓。夢現のように白んだ朝靄の中、男は鉄格子の間から鎖に繋がれたジゼルに目一杯手を伸ばした。
「君にこれを託す。世界が色を失う前に、どうか受け取ってくれ」
男の手からころんと落ちたのはガラスのような青い石。ジゼルはなけなしの力で指先に触れた宝石を握りしめた。
それはもう、百年も前のお話——
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