冷徹王太子の愛妾

月密

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四十九話(閲覧注意)

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 温かくて心地がいい。それにとても柔らかく甘い匂いがする。瞼は重くまだ開ける気にはなれないが、代わりに手探りでその正体を弄ってみると「んっ……」と小さな声が耳に届いた。

「……ベルティーユ?」

 徐に瞼を開けてみれば、目の前の光景に目を見張った。下着すら纏っていない裸の彼女が自分に抱き付き眠っている。そしてレアンドル自身も知らない間に裸になっていた。

「これは一体……」

 頭はまだボンヤリとしてすっきりとはしないが確か彼女と話し終えた後、少し痩せてしまった彼女に何か栄養を摂らせなくてはと取り敢えず食事にしようとしたのだが、その際に立ちくらみがした所までは記憶にある。多分そのまま倒れたのだろう。きっとベルティーユの無事を確認出来た事で気が緩み、それまでギリギリで耐えていた身体が悲鳴を上げたと思われる。

「レアンドル、さま……」
「ベルティーユ?」

 一瞬起きたのかと思ったが、どうやら寝言の様だ。

「どんな夢を見ているんだ?」

 眉根を寄せ苦しそうに顔を歪ませている。目尻には涙が滲み一雫流れ落ちた。それをレアンドルは唇を寄せて舐め取ると、瞼が数度動きゆっくりと開かれた。

「レアンドル、さま……?」
「起こしてしまったな、すまない」

 彼女はまだ寝惚けているのかぼうっとしながら此方を眺めている。

「お身体は……」
「もう大丈夫だ、心配をかけたな」

 そう言った瞬間彼女の顔はくしゃりと歪んだ。

「レアンドル様っ、良かった、良かったですっ……死んでしまうかも知れないって思ったら、私ッ」

 宝石の様に美しい大粒の涙がベルティーユの瞳から止めどなく溢れ出していく。拭っても拭っても止まる事はない。

「夢現だが君がずっと側にいてくれたのを感じた。だがまさか、こんな風に身体を張ってくれていたとはな」
「え、あの、これは……レアンドル様⁉︎」

 揶揄う様に話すと彼女は急に恥ずかしくなったのか、レアンドルから離れようと身動ぐ。だが無論そんな事はさせない。レアンドルはベルティーユの身体を抱き締め、折角なので堪能させて貰う。何時も感じていたが、柔らかく滑やかな彼女の肌は抱き合うだけで実に気持ちがいい。それに彼女の甘い匂いに頭がくらくらしてくる。

(不味いな……)

 病み上がりなのにも関わらず、どうやら自分の陰茎モノは元気らしい。触れてもいないのに既に痛いくらいに固く怒張している。

「ベルティーユっ、こんな時にすまないが、我慢出来そうにない」
「レアンドル様……‼︎」

 レアンドルはベルティーユを組み敷くとそのまま口付けをし愛らしい二つの膨らみに手を伸ばしたが……彼女に止められてしまった。

「ベルティーユ、その嫌だったか……?」

 やはりこんな時にしようとするなど呆れられてしまったかとレアンドルは項垂れる。
 するとベルティーユは身体を起こすと頬を染めおずおずとしながら此方に視線を向けてきた。急にどうしたのかと眉根を寄せると躊躇いながらも口を開く。

「レアンドル様はまだ病み上がりですから、身体に負担を掛けてしまいます……。なので宜しければ……私にさせて下さい」
「っ⁉︎」

 ゆっくりと彼女はレアンドルの陰茎に触れると遠慮がちに撫でた。軽く握ると少しずつ動かしていく。その光景にレアンドルは思わず生唾を飲んだ。

「ベルティーユ、なっ、それはしなくていいっ……」

 彼女は陰茎に顔を近付けると舌先で先端を舐めた。丁寧に優しく付け根から先まで彼女の唾液のついた舌が伝っていく。

「はぁっ……ベルティーユっ、ゔ」
「んっ……」

 ベルティーユの小さな唇が固く反り上がる陰茎を飲み込んでいくのが見えた。

(まさか、彼女がこんな事を……あぁ、だが凄く気持ちが、善いっ……)

 ベルティーユの髪を撫でながら、目の前の光景に目が釘付けになる。
 頬を赤く染め懸命に自分の陰茎モノにしゃぶり付く姿は実に卑猥で艶かしい……。
 彼女にこんな事をして貰えるなど夢にも思わなかった。罪悪感を感じてしまうが、その一方で歓喜する自分がいる。

「ふっ……はぁっ、あぁ……ベルティーユ、気持ちが善いっ……くっ、無理だ、もう射精るッ……ベルティーユ、離れ……ゔ‼︎」

 そろそろ射精そうになり慌ててベルティーユを引き離そうとしたが、逆に強く吸われ我慢出来ずにレアンドルはそのまま達してしまった。

「はぁっ、はぁ……す、すまないっ! 早くこれに出すんだ」

 レアンドルは近くにある手拭いを掴みベルティーユへと差し出すが、彼女は受け取る事はなくゆっくりと精液を飲み込んだ。

「っ⁉︎」

 飲みきれなかった白濁した液体が彼女の口の端から流れ落ち首筋を伝っていく。
 
(ベルティーユが、俺の精子を……こんなの、我慢出来る筈ないだろう)

 今し方達したばかりだというのにレアンドルの陰茎は即座に固さを取り戻した。抑え切れない衝動に駆られたレアンドルは、ベルティーユを掻き抱き喰らいつく様に深い口付けを落とす。
 指で彼女の隠部に触れると既に愛液で濡れていた。彼女も陰茎をしゃぶりながら感じていたのだと思うと更に興奮が増した。
 愛液を指に絡めなかへと挿入すると彼女の身体がピクリと反応を見せる。こうやってまぐわうのはもう何度目か分からないが、本当に何時も反応が可愛過ぎる。

「あ……そこは……ああっ‼︎」

 指の本数を増やして奥まで突き挿れ掻き回す。彼女の一番敏感な場所を執拗に攻め立てると腰が浮いた。

「君のいい所は分かっているからな、此処だろう?……腰を浮かせて、嫌らしい子だ」
「だめ、ですっ、そこは……ん、ぁ…………嫌っ‼︎」

 頬を撫でていたレアンドルの手がベルティーユの首へと触れた瞬間、彼女は悲鳴を上げた。

「ベルティーユ⁉︎ どうしたんだ⁉︎」
「っーー申し訳ありません、私っ、でも首は……」

 身体を縮こませ何かに怯える様に小さく震える様子に、尋常でないと感じた。先程までは何時もと何等変わりはなかった筈なのに、一体何が起きたというのか……。

「ベルティーユ……抱き締めてもいいか? 大丈夫だ、首には絶対に触れないと約束する」

 許可を貰いゆっくりと彼女を抱き締めると、背中を摩り落ち着かせた。

「落ち着いたか?」
「はい……」
「無理強いはしないが、君さえよければ俺に話してくれないか」

 暫く黙り込んだ後、ベルティーユは静かに口を開いた。
 
 
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