冷徹王太子の愛妾

月密

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番外編 4

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 一年後ーー。

 純白のドレスを身に纏い、ベルティーユはレアンドルと共にブルマリアスの大聖堂の赤い絨毯の上を歩いて行く。
 聖堂を埋め尽くす沢山の人々から見守られながら挙式は滞りなく進み、二人が聖堂から外へと出ると色鮮やかな花弁が風に舞降った。
 朝は薄曇りだったが、その雲が晴れていき日差しが射し込む。まるで祝福するかの様に二人を照らし出していた。


「ベルは、僕の運命の女性ひとだったのに……」
「流石に兄さん気持ち悪いよ」

 涙を浮かべ幸せそうな二人を恨めしそうに見ているクロードに呆れる他ない。

 ただ一年前の舞踏会の時はそれはもう衝撃的だった。あの瞬間彼等に何が起きたのか、未だにロイドには理解し難い。互いに一目惚れをした事は理解出来るが、あんな公然の文字通りど真ん中で抱き合い口付けをするなど流石に驚くしかない。しかもあのレアンドルがだ。夢か幻か……未だに信じられないでいる。

(それにしてもあの時のクロード兄さんの顔、面白過ぎたな~)

 顎が外れたのかと心配になるくらい口を開け、目玉が飛び出るのではないかと思うくらい目を見開いていた。
 あれからレアンドルとベルティーユの結婚が直ぐに決まり、その後ロイドもクロードも彼女と接する機会が幾度となくあり仲良くなった。そこまでは良かったが、余計にクロードの執着心が増してしまった。
 クロードにとっては彼女が初恋な訳で諦め切れない気持ちは分からなくもないが、あの二人の間には誰も立ち入る事は出来ないだろう。何故なら目には見えない強い絆で結ばれている、そう思えるからだ。

「やっぱり僕には、ブランチェスカしかいない‼︎」
「え、やだ、クロード兄様、気持ち悪い事言わないで」

 本気で嫌がる妹にクロードはショックを受けその場から逃亡した。

「あ、ちょっと兄さん! 舞踏会までには戻って来てよ?」

 流石に心配はいらないと思うが一応念を押した。

「クロード様って、色々と残念な方よね。黙っていたら素敵なのに」

 隣で赤子を抱いたシーナがそう言って笑った。

「まあ、あの人は昔からああだからさ、今更だね」
「ねぇ、ロイド。抱っこ代わって。ちょっと疲れちゃって」
「はいはい、分かったよ。ほ~ら、パパだよ」




◆◆◆


「姉上が結婚……僕の姉上が……姉上……」
「もう、確りなさいませ」

 煌びやかな舞踏会の最中だとは思えないくらい肩を落とし涙目になりながら本気で寂しがる弟に、まだまだ子供だとベルティーユは苦笑する。
 だがそんなマルセルをエリノアが隣で慰めている様子を見て、心配する必要はないと安堵し少しだけ寂しさを覚えた。

「ベルティーユ、少しいいかい?」
「お兄様」

 ディートヘイムに呼ばれて、バルコニーへと移動した。
 外の澄んだ空気に触れ心地が良い。思わず目を細める。

「お義姉ねえ様はご一緒じゃないんですか?」
「久々の里帰りだからね、ブランチェスカは兄君達の所に行っているよ」

 兄達が結婚して一年、羨ましいくらいに二人は仲睦まじく過ごしていた。
 ベルティーユもそんな兄達の様になりたいと思っている。

「ベルティーユ」

 ディートヘイムから笑顔が消え、真剣な表情に変わった。そんな兄の様子にベルティーユも背筋を正し向き直る。

「君は今、幸せかい?」
「はい、勿論です」

 今はもう誰に恥じる事も遠慮する事もなく、胸を張ってそう言える。
 愛する人の側にいられる事の幸せを噛み締めている。

「そうか……良かったよ」
「お兄様?」

 泣きそうな笑みを浮かべるディートヘイムに目を丸くする。まさかマルセルじゃあるまいし寂しくて泣きそうになっている訳ではないだろう……多分。

「……リヴィエの事は心配しなくていい。私が責任を持ってこれまで通り平和で民達が安心して暮らせる国を維持し続けていく。だから君は……安心して幸せになるんだよ」

 一瞬躊躇いながらもディートヘイムはベルティーユを抱き締めた。

「すまない」
「ーー」

 身動ぐ事すら出来ないくらいキツく抱き締めてられていて表情は見えない。だがディートヘイムが泣いているがその声で分かった。そしてーー。

 あぁ、そうか……兄は。

「もうお兄様ったら、寂しいからってマルセルみたいに泣かないで下さい」

 背中へと手を伸ばして確りと抱き締め返す。

「もう、いいんですよ。責めるは誰かじゃない。悪いのは人の心に巣喰う邪心や憎悪です。でも人は弱くて脆くて壊れやすいから、大切なのはそうならない為の環境を創り上げる事です。その為に私達がいるのではないですか? ……過去を悔い改める気持ちがあるなら、きっともう大丈夫です」

 怖いのは後悔すら出来ない事だと私はよく知っているーー。

「っ‼︎ ベルティーユ、君……」

 ベルティーユはゆっくりとディートヘイムの身体を押して身体を離すと、背を向けて駆けて行く。
 室内へと戻る直前、振り返り笑って見せた。

「たまに里帰りします。その時は皆でお茶をしましょうね、お兄様」

 だから私は貴方を赦しますーー。

◆◆◆


「……レアンドル殿」
「申し訳ない。盗み聞きするつもりは無かったんだ」

 ベルティーユが立ち去るのを見送り、入れ違いにバルコニーへと出た。

「いや、構わないよ」

 レアンドルは叔父のジークムントや友人のルイ等に捕まり揶揄われたり酒を勧められたりしていたが、なんとか抜け出し愛しい妻の姿を探していた。そんな時、彼女がディートヘイムとバルコニーへと出ていく姿を見かけた。
 レアンドルは重圧のあるカーテンの影に身を隠した。
 盗み聞きなど行儀が悪い事だとは分かってはいたが、相手がディートヘイムだった事もあり気になってしまった。
 今はもう心配する必要などないのは頭では分かっている。だがあの時の絶望が拭えないのが本音だ。

「あの子はね、昔から本当に良い子なんだ。優しくて慈悲深い。真っ直ぐで誰よりも民の幸せや平和を願っている。その為には自らを犠牲に出来る、そんな子なんだ。……レアンドル殿、妹を護ってやって欲しい。私が言えた義理ではないと分かっているが、あの子には幸せになって欲しいんだ」
「……貴方に言われるまでもなく、彼女は俺が誰よりも幸せにする。そしてもう二度離さない。だから貴方も二度と同じ過ちを繰り返すな」

 目を見張る彼と目が合った。
 別れ際、ディートヘイムは頭を下げて「すまない」一言そう言った。






「赦す心を持つ事は難しいな……」

 今更、もう遥昔の事だと分かっている。切り離して考えるべきだろう。
 今やブルマリアスもリヴィエもまるで初めからそうであったかの様に良好で穏やかな関係であり、互いに争いとは無縁の国になった。国も人も変わった。
 あの頃彼女が思い描き願った平和が此処には在る。
 それにこの自分の中に残る憎しみの感情を捨てない限り本当の平穏は訪れない。彼女はその事をよく知って昇華させる事が出来る。だが自分は未だに彼に対して気持ちが晴れる事はない。
 自分の心の狭さを痛感する。まだまだ修行が足らないらしい。そう考えると改めて彼女の凄さを実感した。
 
「どうかされたんですか?」
「あ、いや、何でもない」

 小首を傾げる彼女を抱き寄せると、応える様に胸元に顔を埋める。そんな些細な仕草が堪らなく愛おしい。
 彼女と目が合ったあの瞬間、かつての"レアンドル"の記憶が流れ込んで来た。そして夢で自分を呼んでいた彼女が誰かなのかをようやく思い出せた。
 ずっと抱えていた虚しさが消え心が満たされていくのを感じた。
 
「何だか不思議な感覚だ。まさかこうしてまた君と巡り会えるとはな」
「本当にそうですね」
「ベルティーユ……例え何度生まれ変わろうと、俺は君を愛し続ける。君を離さすつもりは絶対にない。覚悟しておいてくれ。俺は心が狭く執着心も独占欲も強い。君が他の男に触れられるだけでも正直不快だ。だから、これからもダンスは俺以外と踊る事は禁止だ」
「ふふ、マルセルみたいな事言わないで下さい」
「俺は真面目に話している」
「はい、分かりました。でもそしたら、レアンドル様も私以外の女性に触れたらダメですよ? 良いんですか?」

 上目遣いで睨んでくるが、レアンドルには誘っている様にしか見えない。思わず喉を鳴らす。
 そうじゃなくても薄い生地の寝衣で、身体の線が完全に透けて見えており先程から我慢している。
 この一年、結婚は決まったが手は出していない。自分なりに彼女に誠実でありたいと考えた為だが、正直辛かった。だがそれももう仕舞いだ。

「いいに決まっているだろう。君以外の女性を抱くつもりはない。無論、側妃や妾も必要ない。俺には君だけだ」
「レアンドル様っ……」

 先程まで強気だった彼女の顔は今にも泣き出しそうな顔になる。
 レアンドルはベルティーユのお腹に触れ撫でるとにやりと笑った。

「俺の子種を注ぐのは君の中だけだ。だから安心して抱かれるといい」

 一気に顔を真っ赤に染める彼女に深い口付けを落とすと、そのままベッドへと二人で沈んだ。



 


◆◆◆


 夜が明けるまで二人はまぐわい続け、窓から日が射し込んだと思った時に意識を手放した。
 それから数時間後にベルティーユはレアンドルの腕の中で目を覚ました。

「おはよう」
「お、おはようございます……」

 互いに一糸纏わぬ姿に今更ながらに恥ずかしくなり身を縮めると、彼が優しく髪を撫でてくれた。

「身体は平気か?」
「はい、少し怠いですが」
「すまない、ずっと我慢していた事もあり歯止めが効かなかった」
「レアンドル様ったら……」

 それにまだお腹の奥が違和感がある。
 昨夜はそれはもう激しかった。文字通り喰らわれてしまいそうな程で、彼から与えられる熱や刺激を受けるだけで精一杯で余裕などまるでなかった。

「だがまさか、また君の初めてを貰えるなんてな」

 少し意地悪そうに笑う彼に、ベルティーユは不満気に唇を尖らせた。

「でもレアンドル様は違いますよね」

 彼の年齢を考えれば致し方がない事だとは分かっているが、どうしても不公平に感じる。それにやはり少し嫉妬してしまう。

「いや、実は俺も初めだったんだ」
「え……」
「こういうのを本能って言うんだろうな。全く女性に興味も関心も湧かなくてな。ダンスすら踊らなかったくらいだ。何しろ俺は夢の中の君に恋焦がれていたからな。他の女性なんて目に入らなかった」

 それからレアンドルとはこれまでの話を沢山した。
 この一年は婚儀の準備に追われ、ベルティーユはリヴィエとブルマリアスを往復したりと忙しく余り彼との時間は取れなった。

「あの、聞いてもいいですか?」

 ずっと気になっていた事がある。それは自分が死んだ後の事だ。確認の意味も込めてどうしても知りたい。だが何となくルール違反な気がして躊躇う気持ちもある。

「何だ?」
「私が死んだ後の、レアンドル様のお話を聞かせて下さいませんか」

 今のこの平和な日々があるのはきっと彼や弟達の努力のお陰だろう。

「……良いだろう。だが話の続きは今夜にしないか? 長い話になるからな」
「はい」

 そして私は彼の最期を知っている。
 一度だけ夢で見たーー彼が自ら命を絶つ瞬間を。あれはきっと夢じゃない。

「あ……」
「今度はどうしたんだ?」
「これ、作っておいたんです」
「香り袋、か……」
「はい、レアンドル様に使って頂きたくて……え、レアンドル様? 泣いていらっしゃるんですか⁉︎」
「すまないっ……だが未だに君がいるのが信じられないんだ」
「レアンドル様、私は此処にいます。これからはずっと貴方のお側に」

 彼の苦悩も悲しみも、彼が平和へと踏み出した瞬間や努力も全て知りたい。そしてこれからはそれ等を一緒に背負い分かち合って私は彼と共に生きて行くーー。






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感想 46

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みんなの感想(46件)

ぜった
2024.01.14 ぜった

素敵な作品、読ませていただきました!
最後にまた2人が出会えて本当に良かったです。
あまりにも好きな作品なので、また繰り返し読ませていただきますね。

解除
るりまま
2023.09.13 るりまま
ネタバレ含む
2023.09.15 月密

長編でしたが、最後までお読み頂きありがとうございます!しかも一気読みなどと(*n´ω`n*)

素晴らしい映画を見たような……恐れ多いお言葉ですが、その様に言って頂けて光栄です!
また愉しんで頂けて嬉しく思います(*˘︶˘*).。.:*♡

解除
かよ
2023.09.11 かよ
ネタバレ含む
2023.09.12 月密

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

二人の子供たち、どんな子供たちなのか…(。-`ω´-)ンー絶対美形でいい子な筈(笑)

今のところ続編を書く予定はありませんが、そんな風に言って頂けて本当に嬉しく思います。
これからも宜しくお願い致します(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコ

解除

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