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4話
「なっ!?」
「はぁ!?」
クロードのローランは私の拷問の後死刑、という言葉に一気に顔を青ざめさせた。
それは私を冤罪に陥れようとした取り巻きたちも一緒だった。
「いやぁ、良かったです。この国に巣食うテロリスト達を一掃できて」
「ふ、ふざけるな! こんなの冤罪だ!」
「そうですよ! 第一それが本物の証拠だという確証はないでしょう!」
「ふむ、それも一理ありますね」
私はクロードとローランの言葉に頷いた。
確かに、この証拠が本物かどうかは確かめなければならない。
「それでは裁判にかけてあげましょう。公平性を保たなければならないですからね。……ああ、でも」
私はクロードとローランの近くまで寄り、他の人間に聞こえないように囁いた。
「裁判官は私の息がかかっていますから、どのみちあなた達は死刑になるんですけどね」
私は「秘密ですよ?」と笑顔で目配せをする。
すると私が本気で二人を死刑にするつもりだとわかったのか、クロードとローランは本格的に震え始めた。
「う、嘘ですよね姉さん! 僕はあなたのたった一人の弟なんですよ! それを見殺しにするなんて──!」
ローランが泣き叫び、私へみっともなく命乞いをしてきた。
私はそのローランの様子を見て深いため息を吐く。
「あなたが最初に私を殺そうとしたんですが?」
「そ、それは一時の過ちだったんだ! 今はもう反省している! だから僕だけでも助けてくれ姉さん! 頼む!」
「無理です」
私はキッパリとローランの命乞いを断った。
「あなたは今まで遊んでばかりいた結果家で不遇されるようになったのに、その怒りを私へ向け、あまつさえ殺そうとしたんです。手加減する必要がありますか?」
ローランの肩にポン、と、手をおいた。
「ぶっちゃけて言えば、虫が良すぎです。諦めて死刑になってくださいね?」
「そ、そんな……」
ローランの表情が絶望に染まった。
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