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第2部 闇に死す
第4話-1 意外な発見
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道具屋のオジーと別れた後、ギンたちは宿をとり、コーメルキムでの活動拠点を確保した。そしてその翌日から本格的な活動を開始した。
彼らにとって、コーメルキムの街は未知の場所である。街のどこに何があるか、彼らは一かけらほどの知識すら持っていない。そういうわけで、金属板の鑑定を頼むためには段階を踏む必要があった。
午前9時過ぎ、宿屋の出入り口から少し離れた場所。そこに集まっているギンたちは、何やら喋り合っている。リッチーが言う。
「で、どうするよ、これから?」
ギンが答える。
「どうするって、とにかく探すしかないだろ。アイテムに詳しい店なり何なりを」
「何の手掛かりもなしに、か?」
「とりあえず冒険者組合に行ってさ、情報を仕入れようよ」
「俺はやだよ、組合の世話になれば金がかかるじゃん……」
レーヴが話に加わる。
「いいじゃん、少しぐらい。リッチーってケチくさいよね」
「うるせぇ、ほっとけ。いいかレーヴ、いつも言ってるがな、金持ちになる第一歩は損をしないことだ。使うべき時は使うが、節約すべき時は節約する。まったく、お前は経済感覚がゆるすぎんだよ、昨日だって買い食いして……」
リッチーの長話を止めるべく、キャンディスが出撃する。
「リッチーさん、リッチーさん、とにかく組合にいきましょうよ。ここでこうして立っていたって、何も見つからないですから」
「はぁ、分ぁーったよ、しょうがねぇなぁ……」
ギンがバッグから二つ折りの紙を取り出す。粗悪なその紙には、「究極シティ・マップ! コーメルキム完全攻略! 食べ物屋からお土産屋まで、すべてを収録!」と書かれている。それを広げながらギンは言う。
「行こう、組合はこっちだ」
ギンは歩き出す。彼の後ろについて、残りの三人も歩き出す。
場所は変わって、冒険者組合の建物の前。ギンたちはまたもや喋り合っている。ギンの言葉。
「街の東側と西側、それぞれに冒険者向けの市場がある。そういうわけだから、二つのグループに別れて行動だ。幸い、例の板は二つあるんだしさ。それぞれのグループが一つ持って、それでいこう」
キャンディスが質問する。
「それで、どうやってグループ分けするんですか?」
「俺とリッチーは東側、キャンディスとレーヴは西側をよろしく」
レーヴが不満そうに帰す。
「やだやだ、あたし東側がいい」
「(ギン、呆れながら)ダメだよ、ダ~メ。君にとって、あっちは誘惑が多すぎる」
「遊んだりしないって、真面目にやるってば」
「ダメなものはダメ、はい、リーダー権限です。君とキャンディスは西側!」
「もぉ……」
話にケリがついたところでリッチーが喋る。
「さっさと行こうぜ。もたもたしてると日がくれちまう」
彼は行くべき方向へ向かって歩き出す。こうして、金属板を鑑定するための探索が始まった。
彼らは午前いっぱいを探索に費やしたが、残念ながら、良い成果をあげられなかった。いったん昼食をとって休憩し、午後の探索へ出発。それから約一時間後、キャンディスとレーヴは、意外な人物を発見した。
その男性は、冒険者風の恰好をしている。腰からは片手剣を下げていて、それが良く似合っている。彼はレーヴたちの前方から近づいてくる、やがて彼女たちのすぐそばにきて、話しかける。
「やぁ、もしかして、キャンディスくんにレーヴくん? 私だよ、カールさ」
彼らにとって、コーメルキムの街は未知の場所である。街のどこに何があるか、彼らは一かけらほどの知識すら持っていない。そういうわけで、金属板の鑑定を頼むためには段階を踏む必要があった。
午前9時過ぎ、宿屋の出入り口から少し離れた場所。そこに集まっているギンたちは、何やら喋り合っている。リッチーが言う。
「で、どうするよ、これから?」
ギンが答える。
「どうするって、とにかく探すしかないだろ。アイテムに詳しい店なり何なりを」
「何の手掛かりもなしに、か?」
「とりあえず冒険者組合に行ってさ、情報を仕入れようよ」
「俺はやだよ、組合の世話になれば金がかかるじゃん……」
レーヴが話に加わる。
「いいじゃん、少しぐらい。リッチーってケチくさいよね」
「うるせぇ、ほっとけ。いいかレーヴ、いつも言ってるがな、金持ちになる第一歩は損をしないことだ。使うべき時は使うが、節約すべき時は節約する。まったく、お前は経済感覚がゆるすぎんだよ、昨日だって買い食いして……」
リッチーの長話を止めるべく、キャンディスが出撃する。
「リッチーさん、リッチーさん、とにかく組合にいきましょうよ。ここでこうして立っていたって、何も見つからないですから」
「はぁ、分ぁーったよ、しょうがねぇなぁ……」
ギンがバッグから二つ折りの紙を取り出す。粗悪なその紙には、「究極シティ・マップ! コーメルキム完全攻略! 食べ物屋からお土産屋まで、すべてを収録!」と書かれている。それを広げながらギンは言う。
「行こう、組合はこっちだ」
ギンは歩き出す。彼の後ろについて、残りの三人も歩き出す。
場所は変わって、冒険者組合の建物の前。ギンたちはまたもや喋り合っている。ギンの言葉。
「街の東側と西側、それぞれに冒険者向けの市場がある。そういうわけだから、二つのグループに別れて行動だ。幸い、例の板は二つあるんだしさ。それぞれのグループが一つ持って、それでいこう」
キャンディスが質問する。
「それで、どうやってグループ分けするんですか?」
「俺とリッチーは東側、キャンディスとレーヴは西側をよろしく」
レーヴが不満そうに帰す。
「やだやだ、あたし東側がいい」
「(ギン、呆れながら)ダメだよ、ダ~メ。君にとって、あっちは誘惑が多すぎる」
「遊んだりしないって、真面目にやるってば」
「ダメなものはダメ、はい、リーダー権限です。君とキャンディスは西側!」
「もぉ……」
話にケリがついたところでリッチーが喋る。
「さっさと行こうぜ。もたもたしてると日がくれちまう」
彼は行くべき方向へ向かって歩き出す。こうして、金属板を鑑定するための探索が始まった。
彼らは午前いっぱいを探索に費やしたが、残念ながら、良い成果をあげられなかった。いったん昼食をとって休憩し、午後の探索へ出発。それから約一時間後、キャンディスとレーヴは、意外な人物を発見した。
その男性は、冒険者風の恰好をしている。腰からは片手剣を下げていて、それが良く似合っている。彼はレーヴたちの前方から近づいてくる、やがて彼女たちのすぐそばにきて、話しかける。
「やぁ、もしかして、キャンディスくんにレーヴくん? 私だよ、カールさ」
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