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第1章 下流階級で低収入の俺が本気出したら無双してしまった
第20話 開戦直前 Bound to break
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争奪戦に参加できるクランは2つだけだ。その1つは現在ベースを占領しているクラン、まぁ防衛側なんだから当たり前だな。
残りの1つはベースを奪い取るクラン、すなわち攻撃側だが、問題はここだ。
やりたい連中はたくさんいるのに、参加枠はいつもこの1つだけ。だからまずこれを奪い合うはめになる。
どうやってこの問題を解決するか? クラン・ポイントの高さとかいろんな要素が絡んでくるんだけど、話すと長くなるんだよなぁ……。
だから結果だけ伝えとこう。今回の争奪戦は、めでたくゲールフォースが参加できることになった。
戦いの開始予定時刻は日曜の午後九時、別の言い方をするなら今から三十分後。
ガラにもなく武者震いがするぜ。勝てるかな、いや、楽勝さ。
だって俺のパワーは2億5000万、それに加えてマサキングも味方してくれる。負けるわけがねぇ!
戦いはイベント専用の場所(戦場)に移動して行われる。
ざっくり説明すると、全体が渋谷とかニューヨークみたいな市街地になっていて、そこの中央にベースがある。
ベースの中のどこかには3つの星型シンボル、通称☆があって、攻撃側は制限時間内にそれら全てを壊せば勝ち。
もしそうならなかった場合、つまり、防衛側が1つでも☆を守り抜けば防衛側の勝ちだ。
俺はよそのクランの争奪戦に助っ人したことがあるから分かるけど、大変なイベントだぜ、ほんとに。
広い戦場を駆けまわり、戦い、やられてリスポーンしてまたやられてリスポーンして……。
裏切者が敵に情報を流すなんて事件が起きることもあるし、最後まで予想がつかねぇ。
今回は何もなきゃいいが。
時間が近づいてきた。俺たちゲールフォースの面々は戦場に移動する。いくつか存在するリスポーン地点、俺たちはそこに姿を現わす。
ベースに存在する出入口は全部で3つだ。まずはそれらを守る敵部隊を撃破し、ベース内部に突入することが最初の目標となる。
第二部隊の隊長を務めることになった俺は、クラン専用の内部チャットで他のメンバーに連絡する。
(こちらバーバリアン、準備完了)
第一部隊の隊長にして総司令官のワラビーさんから返事がくる。
(私も準備完了)
第三部隊を率いるアンズさんからもだ。
(あたしのとこも準備完了。後は戦闘開始の合図を待つだけだよ)
俺は自分の部隊の様子を確認する。ワクワクした顔の奴もいるが、試験前日みたいな真っ青な顔の奴もいる。どうしたもんかな……。
近くに立っているオリヴィエが話しかけてくる。
「バーバリアンさん、怖くないんですか?」
「まぁね」
「俺はなんかアガっちゃって……」
無理もない。ゲームとはいえ、これからやるのは殺し合いだ。ブルっちまうよな。よし、演説して激励しようじゃないの!
「みんな! 打ち合わせ通りに動けば勝てる、だから落ち着いてこう!
パワー2億のセブンを殺した、この俺がついてるんだ! 俺を信じろ!」
開戦を告げるサイレンの音が響く。「ウォォオォォォオォオォォォオ……!」。ついにこの時が来た!
「いくぞ! 戦闘開始!」
残りの1つはベースを奪い取るクラン、すなわち攻撃側だが、問題はここだ。
やりたい連中はたくさんいるのに、参加枠はいつもこの1つだけ。だからまずこれを奪い合うはめになる。
どうやってこの問題を解決するか? クラン・ポイントの高さとかいろんな要素が絡んでくるんだけど、話すと長くなるんだよなぁ……。
だから結果だけ伝えとこう。今回の争奪戦は、めでたくゲールフォースが参加できることになった。
戦いの開始予定時刻は日曜の午後九時、別の言い方をするなら今から三十分後。
ガラにもなく武者震いがするぜ。勝てるかな、いや、楽勝さ。
だって俺のパワーは2億5000万、それに加えてマサキングも味方してくれる。負けるわけがねぇ!
戦いはイベント専用の場所(戦場)に移動して行われる。
ざっくり説明すると、全体が渋谷とかニューヨークみたいな市街地になっていて、そこの中央にベースがある。
ベースの中のどこかには3つの星型シンボル、通称☆があって、攻撃側は制限時間内にそれら全てを壊せば勝ち。
もしそうならなかった場合、つまり、防衛側が1つでも☆を守り抜けば防衛側の勝ちだ。
俺はよそのクランの争奪戦に助っ人したことがあるから分かるけど、大変なイベントだぜ、ほんとに。
広い戦場を駆けまわり、戦い、やられてリスポーンしてまたやられてリスポーンして……。
裏切者が敵に情報を流すなんて事件が起きることもあるし、最後まで予想がつかねぇ。
今回は何もなきゃいいが。
時間が近づいてきた。俺たちゲールフォースの面々は戦場に移動する。いくつか存在するリスポーン地点、俺たちはそこに姿を現わす。
ベースに存在する出入口は全部で3つだ。まずはそれらを守る敵部隊を撃破し、ベース内部に突入することが最初の目標となる。
第二部隊の隊長を務めることになった俺は、クラン専用の内部チャットで他のメンバーに連絡する。
(こちらバーバリアン、準備完了)
第一部隊の隊長にして総司令官のワラビーさんから返事がくる。
(私も準備完了)
第三部隊を率いるアンズさんからもだ。
(あたしのとこも準備完了。後は戦闘開始の合図を待つだけだよ)
俺は自分の部隊の様子を確認する。ワクワクした顔の奴もいるが、試験前日みたいな真っ青な顔の奴もいる。どうしたもんかな……。
近くに立っているオリヴィエが話しかけてくる。
「バーバリアンさん、怖くないんですか?」
「まぁね」
「俺はなんかアガっちゃって……」
無理もない。ゲームとはいえ、これからやるのは殺し合いだ。ブルっちまうよな。よし、演説して激励しようじゃないの!
「みんな! 打ち合わせ通りに動けば勝てる、だから落ち着いてこう!
パワー2億のセブンを殺した、この俺がついてるんだ! 俺を信じろ!」
開戦を告げるサイレンの音が響く。「ウォォオォォォオォオォォォオ……!」。ついにこの時が来た!
「いくぞ! 戦闘開始!」
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