26 / 85
第二十六話「アリシアのパートナー」
しおりを挟む
しばらく交流訓練の事は夢に見た。
初めてした命のやり取りは、あたしには刺激が強すぎた。
それでもほんの数日には熟睡出来るのだから、あたしは図太い精神をしているのだろう。
「よし!」
交流訓練参加者はしばらく休みだったけど今日から復学だ。
身支度を整えて、鏡の前で気合を入れる。
寮を出て乗合馬車に乗って学園に向かう。
何ら変わらない日常に帰って来て安心した。
今日あたしは環境委員会の朝当番だから早めの登校だ。
熟睡出来たと言っても気苦労が多かったのもあり、少し眠気がある。
「ふぁ~……んぁっ!?」
大口を開けた欠伸のせいで目を閉じてしまい、近くを通っていた人にぶつかってしまった。
バタンと鞄が落ちた音がした。
「あ、すいません! 不注意でした」
「いえワタシも周りをよく見てなかったので」
完全にこっちが悪いのだが、相手は優しく対応してくれた。
黄土色のストレートの短髪、鋭い目つきの中の真っすぐな瞳、あたしと同じシングルペタルの校章。
「えっと……こんな朝早くに登校だなんて、何か委員会の仕事で?」
相手が落ちた鞄を拾うまでの一瞬の気まずさに耐えかねて喋りかけてしまった。
「ワタシは長い間休学してたから、少し早めに来て学園の雰囲気に慣れておこうかと思って。あと、そんな改めなくて大丈夫。同じシングル生徒だし気軽に話して」
「じゃあそうする……ちなみに休学理由は聞いてもいい?」
世間話ついでのほんの興味本位だった。
「恥ずかしい話、体調不良よ。憧れの人とパートナーを組んでたんだけど、その人の大事な試験直前で数週間熱が収まらず、その人に迷惑をかけてしまったのでどんな顔して登校すれば分からなくてずるずると」
ミスった、精神的な方だった。
下手に言葉をかけると逆効果だし、かと言って事情を訊いておいてあからさまに話をはぐらかすことも出来ない。
「体調不良なら仕方ないよね。登校出来たということは心に踏ん切りがついたの?」
「いつまでも引きずってはいられないから。それにその人は別のパートナーを見つけて何とかしたみたいだし。あんまりうじうじしていると本当にパートナーの座を奪われるから」
「そっか。同じシングル生徒同士、頑張ろう!」
檄を飛ばす。
あたしは味方だということを示すことで、彼女の心に少しでも勇気を。
「ありがとう。なんだかやる気が出てきたわ。ワタシは必ず、サラって奴からアリシア姉様のパートナーの座を取り返して見せる!!」
…………マジっすか。
「ではそろそろ行くわ。今更だけどワタシはリーナ。アナタは?」
「…………さ、サラミ」
つい偽名を使ってしまった。
ちなみに昨日食べたドライソーセージから引用。
「じゃあサラミ、また今度」
「お、お元気で……」
リーナにはあたしがサラってことは隠しておかないと。
なるべく関わらないようにしよう。
委員会の仕事を終わらせて教室へと向かう。
すでに何人か生徒が来ており、メイリーの姿もそこにあった。
「おはようメイリー…………」
メイリーに挨拶してその存在に気付く。
メイリーの隣であるあたしの席の更に隣。
授業の準備をしているリーナの姿があった。
同クラ席隣とかマジですか。
「あ、サラミ。アナタも同じクラスだったのね」
「サラミ? リーナちゃん、彼女の名前はサラ、最近転入してきたの」
天使の笑顔でメイリーはリーナにあたしを紹介する。
リーナは困惑から動揺、そして怒りに近い苛立ちを見せた。
「あ、アンタがサラだったのね…………」
「ははは……どうも」
う~ん――――オワタ。
□◆□◆□◆□◆□◆□
放課後、あたしはリーナに屋上へと呼び出された。
果たし状を送った相手を待っているかのように仁王立ちするリーナは、小柄な身体の後ろに獅子の幻影を映し出す。
「あの……お話って?」
恐る恐る言うと、予想に反して深々と頭を下げた。
「アリシア姉様のパートナーになってくれてありがとう」
まさかの反応にあたしは困惑してしまった。
「朝にも言ったけど、ワタシはアリシア姉様に迷惑をかけた。アンタがいなかったらアリシア姉様はペタル試験を不合格になったかもしれない。だから、ありがと」
素直に感謝を述べているにしては抵抗感が見える口調だけど、彼女の本心であることは確かだと思う。
いきなり屋上に呼び出されたからどんな罵詈雑言を浴びせられるのかと思ったけど、根は真面目な人なんだろう。
だったら仲良くなれそう。
「けど勘違いしないでよ! ワタシはアンタがアリシア姉様のパートナーに相応しいとか一切思ってないから!!」
さっきまでと打って変わって、今度はビシッとあたしを指さして言い放った。
「アリシア姉様の隣に相応しいのはワタシなんだから!! 一回アリシア姉様と組んだからって調子に乗らないでよね! ぽっと出のアンタなんかにワタシは負けないから!」
散々の言われよう。
ちょっとイラっと来たけどぐっとこらえる。
「因みにリーナとアリシアはどんな関係で?」
「アリシア姉様は養成施設の先輩よ。アリシア姉様に相応しいシースに慣れるよう努力して、ホワイトリリーの入校試験ではトップの成績を収めて、何度もアプローチしてようやくパートナーにしてもらったの。それからは何度もパートナーにしてもらったわ。一回じゃなくて何度もね」
勝ち誇ったような笑みにあたしも負けず言い返した。
「ま、あたしはアリシアからパートナーになってくれと頼まれたんだけどね。アリシアからね」
嘘は言ってない。
ちょっとイラっと来たから言い返したつもりだけど、リーナには思ったよりダメージが大きかったようで、後ずさりしながら悔しそうにこっちを見ていた。
ちょっとスッキリした。
「ぐっ……。ど、どうせそれはアンタ意外に頼む人がいなかったからでしょ! 妥協よ妥協! それに聞いた話じゃ煉燦姫と組むって言った時、アリシア姉様は普通にオッケーしたみたいじゃない!」
「うっ……。あ、あたしはアリシアと一緒に寝た事だってあるんだから!」
「なっ……。わ、ワタシは頑張ったご褒美に膝枕で耳かきしてもらったこともあるんだから!」
「あたしは――――」
「ワタシは――――」
あたしとリーナの白熱したアリシアエピソード合戦は暫く続いた。
互いに精神的ダメージを浴びせ合い、疲れたので一息ついた。
「はぁ……はぁ……。ていうか、クレアの時のやり取り知ってるんだったらアリシアと組んだのはあの一回だけって知ってるでしょ? なんでそんな敵視してんの?」
「ハァ……ハァ……。先日復学手続きしに来た時、アンタとアリシア姉様が楽し気に話してるところを見たのよ。それも何故かアリシア姉様はアンタにだけは一層気さくに話してたわ。あんな表情、ワタシも見た事がない。いつの間にか他の生徒の間でもアリシア姉様のパートナーとしてアンタが認知されてるし」
悔し気に下唇を噛むリーナ。
アリシアのペタル試験を見た生徒には強烈な印象を与えたらしく、あたしはアリシアのパートナーとして認知されてる。
あたしとしてはリーナの嫉妬は迷惑だけど、頑張って勝ち取った居場所をたった数日で奪われたら嫉妬もするだろう。
「ワタシは絶対にアリシア姉様の隣を取り返して見せる。アンタは精々、一歩下がって会話の相槌打ってればいいのよ!」
あ、同じグループには属していいんだ。
とはいえ、これは宣戦布告みたいなものなんだろう。
別にアリシアと正式なパートナーって訳じゃないけど、リーナに同情してアリシアと距離を置く義理もない。
こちとらエネミット王国時代、この間の交流訓練と二度殺されそうになってる身だ。
リーナがどんな手を使ってくる気か知らないけど、ちょっとやそっとの嫌がらせは耐えて見せる。
「じゃ、ワタシが言いたいのはそれだけ。明日から覚悟してなさい!!」
ビシッと言い放ち、リーナはあたしを横切って屋上の扉へと歩いていく。
あたしはすぐにリーナの後に続いた。
「なんでついて来んのよ!?」
「出口一個しかないんだから仕方なくない!?」
いまいち締まらない宣戦布告だった――――。
初めてした命のやり取りは、あたしには刺激が強すぎた。
それでもほんの数日には熟睡出来るのだから、あたしは図太い精神をしているのだろう。
「よし!」
交流訓練参加者はしばらく休みだったけど今日から復学だ。
身支度を整えて、鏡の前で気合を入れる。
寮を出て乗合馬車に乗って学園に向かう。
何ら変わらない日常に帰って来て安心した。
今日あたしは環境委員会の朝当番だから早めの登校だ。
熟睡出来たと言っても気苦労が多かったのもあり、少し眠気がある。
「ふぁ~……んぁっ!?」
大口を開けた欠伸のせいで目を閉じてしまい、近くを通っていた人にぶつかってしまった。
バタンと鞄が落ちた音がした。
「あ、すいません! 不注意でした」
「いえワタシも周りをよく見てなかったので」
完全にこっちが悪いのだが、相手は優しく対応してくれた。
黄土色のストレートの短髪、鋭い目つきの中の真っすぐな瞳、あたしと同じシングルペタルの校章。
「えっと……こんな朝早くに登校だなんて、何か委員会の仕事で?」
相手が落ちた鞄を拾うまでの一瞬の気まずさに耐えかねて喋りかけてしまった。
「ワタシは長い間休学してたから、少し早めに来て学園の雰囲気に慣れておこうかと思って。あと、そんな改めなくて大丈夫。同じシングル生徒だし気軽に話して」
「じゃあそうする……ちなみに休学理由は聞いてもいい?」
世間話ついでのほんの興味本位だった。
「恥ずかしい話、体調不良よ。憧れの人とパートナーを組んでたんだけど、その人の大事な試験直前で数週間熱が収まらず、その人に迷惑をかけてしまったのでどんな顔して登校すれば分からなくてずるずると」
ミスった、精神的な方だった。
下手に言葉をかけると逆効果だし、かと言って事情を訊いておいてあからさまに話をはぐらかすことも出来ない。
「体調不良なら仕方ないよね。登校出来たということは心に踏ん切りがついたの?」
「いつまでも引きずってはいられないから。それにその人は別のパートナーを見つけて何とかしたみたいだし。あんまりうじうじしていると本当にパートナーの座を奪われるから」
「そっか。同じシングル生徒同士、頑張ろう!」
檄を飛ばす。
あたしは味方だということを示すことで、彼女の心に少しでも勇気を。
「ありがとう。なんだかやる気が出てきたわ。ワタシは必ず、サラって奴からアリシア姉様のパートナーの座を取り返して見せる!!」
…………マジっすか。
「ではそろそろ行くわ。今更だけどワタシはリーナ。アナタは?」
「…………さ、サラミ」
つい偽名を使ってしまった。
ちなみに昨日食べたドライソーセージから引用。
「じゃあサラミ、また今度」
「お、お元気で……」
リーナにはあたしがサラってことは隠しておかないと。
なるべく関わらないようにしよう。
委員会の仕事を終わらせて教室へと向かう。
すでに何人か生徒が来ており、メイリーの姿もそこにあった。
「おはようメイリー…………」
メイリーに挨拶してその存在に気付く。
メイリーの隣であるあたしの席の更に隣。
授業の準備をしているリーナの姿があった。
同クラ席隣とかマジですか。
「あ、サラミ。アナタも同じクラスだったのね」
「サラミ? リーナちゃん、彼女の名前はサラ、最近転入してきたの」
天使の笑顔でメイリーはリーナにあたしを紹介する。
リーナは困惑から動揺、そして怒りに近い苛立ちを見せた。
「あ、アンタがサラだったのね…………」
「ははは……どうも」
う~ん――――オワタ。
□◆□◆□◆□◆□◆□
放課後、あたしはリーナに屋上へと呼び出された。
果たし状を送った相手を待っているかのように仁王立ちするリーナは、小柄な身体の後ろに獅子の幻影を映し出す。
「あの……お話って?」
恐る恐る言うと、予想に反して深々と頭を下げた。
「アリシア姉様のパートナーになってくれてありがとう」
まさかの反応にあたしは困惑してしまった。
「朝にも言ったけど、ワタシはアリシア姉様に迷惑をかけた。アンタがいなかったらアリシア姉様はペタル試験を不合格になったかもしれない。だから、ありがと」
素直に感謝を述べているにしては抵抗感が見える口調だけど、彼女の本心であることは確かだと思う。
いきなり屋上に呼び出されたからどんな罵詈雑言を浴びせられるのかと思ったけど、根は真面目な人なんだろう。
だったら仲良くなれそう。
「けど勘違いしないでよ! ワタシはアンタがアリシア姉様のパートナーに相応しいとか一切思ってないから!!」
さっきまでと打って変わって、今度はビシッとあたしを指さして言い放った。
「アリシア姉様の隣に相応しいのはワタシなんだから!! 一回アリシア姉様と組んだからって調子に乗らないでよね! ぽっと出のアンタなんかにワタシは負けないから!」
散々の言われよう。
ちょっとイラっと来たけどぐっとこらえる。
「因みにリーナとアリシアはどんな関係で?」
「アリシア姉様は養成施設の先輩よ。アリシア姉様に相応しいシースに慣れるよう努力して、ホワイトリリーの入校試験ではトップの成績を収めて、何度もアプローチしてようやくパートナーにしてもらったの。それからは何度もパートナーにしてもらったわ。一回じゃなくて何度もね」
勝ち誇ったような笑みにあたしも負けず言い返した。
「ま、あたしはアリシアからパートナーになってくれと頼まれたんだけどね。アリシアからね」
嘘は言ってない。
ちょっとイラっと来たから言い返したつもりだけど、リーナには思ったよりダメージが大きかったようで、後ずさりしながら悔しそうにこっちを見ていた。
ちょっとスッキリした。
「ぐっ……。ど、どうせそれはアンタ意外に頼む人がいなかったからでしょ! 妥協よ妥協! それに聞いた話じゃ煉燦姫と組むって言った時、アリシア姉様は普通にオッケーしたみたいじゃない!」
「うっ……。あ、あたしはアリシアと一緒に寝た事だってあるんだから!」
「なっ……。わ、ワタシは頑張ったご褒美に膝枕で耳かきしてもらったこともあるんだから!」
「あたしは――――」
「ワタシは――――」
あたしとリーナの白熱したアリシアエピソード合戦は暫く続いた。
互いに精神的ダメージを浴びせ合い、疲れたので一息ついた。
「はぁ……はぁ……。ていうか、クレアの時のやり取り知ってるんだったらアリシアと組んだのはあの一回だけって知ってるでしょ? なんでそんな敵視してんの?」
「ハァ……ハァ……。先日復学手続きしに来た時、アンタとアリシア姉様が楽し気に話してるところを見たのよ。それも何故かアリシア姉様はアンタにだけは一層気さくに話してたわ。あんな表情、ワタシも見た事がない。いつの間にか他の生徒の間でもアリシア姉様のパートナーとしてアンタが認知されてるし」
悔し気に下唇を噛むリーナ。
アリシアのペタル試験を見た生徒には強烈な印象を与えたらしく、あたしはアリシアのパートナーとして認知されてる。
あたしとしてはリーナの嫉妬は迷惑だけど、頑張って勝ち取った居場所をたった数日で奪われたら嫉妬もするだろう。
「ワタシは絶対にアリシア姉様の隣を取り返して見せる。アンタは精々、一歩下がって会話の相槌打ってればいいのよ!」
あ、同じグループには属していいんだ。
とはいえ、これは宣戦布告みたいなものなんだろう。
別にアリシアと正式なパートナーって訳じゃないけど、リーナに同情してアリシアと距離を置く義理もない。
こちとらエネミット王国時代、この間の交流訓練と二度殺されそうになってる身だ。
リーナがどんな手を使ってくる気か知らないけど、ちょっとやそっとの嫌がらせは耐えて見せる。
「じゃ、ワタシが言いたいのはそれだけ。明日から覚悟してなさい!!」
ビシッと言い放ち、リーナはあたしを横切って屋上の扉へと歩いていく。
あたしはすぐにリーナの後に続いた。
「なんでついて来んのよ!?」
「出口一個しかないんだから仕方なくない!?」
いまいち締まらない宣戦布告だった――――。
1
あなたにおすすめの小説
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
傍観している方が面白いのになぁ。
志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」
とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。
その彼らの様子はまるで……
「茶番というか、喜劇ですね兄さま」
「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」
思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。
これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。
「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる