2 / 37
序章・Halo World
第一話 召喚
しおりを挟む
「おお! よくぞ我らの声に応えてくれた! 異世界の勇者たちよ!」
そんな言葉が部屋中に轟いた。
これ以上なく喜びにあふれ、歓喜に打ち震えた大声だった。
何をそんなに嬉しいことがあったのか、と心の底から思ってしまうほど非常に強い喜びの感情が込められた声である。
抑えきれないほどの、そもそも抑えようとは思っていないであろう強い喜びの感情。大量の爆弾を一気に爆発させたような、夏の夜空で満開に咲く花火のような強い感情と言ってもいい声だ。
ここまで大きく強い感情にあふれた声を出すということは、声の主によっぽどのことがあったのだろうと簡単に推測ができる。
よっぽど嬉しいことが。もしくは、よっぽど感動的なことがあったのだろうと。
名探偵でなくとも分かるほどに。
そのよっぽどのことが何なのかは分からないが、そんなよっぽどの声で綴られた言葉はその言葉を口にした男の目の前で座り込んでいる五人へ向けられていた。
寄り道することなく、一直線に向けられていた。
目の前の五人。
赤い絨毯の上で横並びになり、腰を下ろしている少年少女たちへ。
当惑、困惑、混乱、混迷、狼狽。
見るからにそう言った感情がいくつもいくつも山のように、積み木のように重なっている精神状態の少年少女たちへと、一方的に向けられていた。
例えるなら、無理やり期待を押し付けるように。
そこは広い部屋だった。
広い部屋、などと紆余曲折するほど回りくどい言い方をせず、直接的な端的にはっきりともったいぶらず寄り道をすることなく素直に言ってしまえば、ここは謁見の間と呼ばれる場所であり部屋である。
謁見の間。
いわゆる国の主に謁見するための場所だ。
見上げるほどに高い天井には等間隔でいくつも煌めくほどに美しいシャンデリアが吊り下げられ、軽く見ただけでも数百人もの人々が入ってもなおまだ余裕がある内部を隅々まで明るく照らしている。
白を基調とした内部には全体的にさりげなく装飾が施されており、圧倒されるほどではないが見る人が見れば感心してしまう程度は素晴らしい内装となっていた。
まさに、芸術的にも権力的にも。
この謁見の間を一言で表すのならば、どことなく中世ヨーロッパのような造りをしているといった感想が十中八九漏れるだろう。それは知識的なものではなく、感覚的なものによる部分が大きいと思われる。
一般的な日本人がよく想像するヨーロッパ風な造りと言ってもいいかもしれない。
少なくとも木造建築ではなく石造りで、どこにも畳や襖などの和風的な造りが見当たらない時点で日本的ではないことは確かだ。
ただそれはどこまでいっても中世ヨーロッパ風であり、ありていに言えば中世ヨーロッパ風でしかない。
どことなく似ているだけで、何となく似ているだけで、どこまでいっても結局は似ているだけ。似ているだけで、同じじゃない。
建築学などこういった分野に詳しい専門家が見れば、この謁見の間は既存する地球の建築様式とは全く違う造りをしていることなどすぐに分かるだろう。そもそも、分からなければ専門家を名乗るべきではないが。
とは言うものの、正確に言えば部分的には当てはまる建築様式は地球に存在する。
しかしながら、全体的に見れば地球のどの建築様式にも当てはまらない。
例えるなら、様々な時代の建築家が一堂に集まり一つの部屋を役割分担して制作したと言うような印象を受ける。
バラバラであり、チグハグなのだ。
つまるところ、ここは地球ではない別の世界。
言ってしまえば、異世界である。それこそ、声を上げた男の言葉通り。
そんな異世界にある謁見の間には、大勢の人々が立っていた。
まず目につくのは左右の壁際。そこには同じ鎧を身に纏った近衛兵たちがズラリと横一列に並んで立っていた。
隣と十センチほど間隔をあけて立つ彼らの手には同一の槍が握られ、腰にはこれまた同一の剣がぶら下がっている。そうして並ぶ彼らの先頭、部屋の奥側に立つ左右それぞれの近衛兵だけは他とは違い少々豪華な鎧を着ており、一目で隊長クラスであると理解できた。
続いて部屋の後方、三メートルはあるかと思われる大きな扉の左右には、礼儀正しく立ち並ぶ執事とメイドが控えていた。扉を中心として片方には執事だけで、そしてもう片方にはメイドだけで列を作っている。
寸分の狂いもなく身じろぎ一つすることなく置物のように整列しているその姿は、違和感をこれでもかと感じるほどに人間味が薄い。長時間観察してもミリ単位で動く様子がなく、実は精巧に作られた蝋人形なのかと錯覚してしまうほどだ。
しかしながら生理的な生体的な反応、つまるところ瞳のまばたきや呼吸時の微かな胸の動きと言った生きるために必要な動作までは完全に抑えることができるわけもなく、たまに見せるそれらによって生きている人間だとようやく分かる。
ただそれでもその動きは非常に小さく、遠目で見ればまったく分からない。さらに言えば目を凝らしても分からないほどに。
なんともプロフェッショナルでスペシャリストな彼ら彼女らが控える扉からは、謁見の間の奥へと向かって伸びている明らかに高級だと分かる赤い絨毯がレッドカーペットのように敷かれていた。
赤い絨毯はつい最近洗濯したばかりのようにまったく汚れがなく、非常に綺麗で清潔なものだ。もともとの高級さと相まって、靴を脱いで上がらなければならないような気がしてくる。
自然と土足で上がることを躊躇しまうそんな赤い絨毯が続いている部屋の奥、謁見の間の一番奥側。
左右の壁際にも近衛兵たちと同様に、おそろいの黒いローブを身に纏った宮廷魔法師たちが部屋の中心を向くようにして横二列になって並んでいた。
魔法師たちが身に纏うローブはフードが付いているタイプであったが、場所が場所であるために誰一人として被っておらず顔がはっきりと見える。
列をなす魔法師たちの内側には、腕の良い職人が大いに意匠を凝らしたであろう権力を象徴するような豪華な服を着込んでいる十数人の上位貴族たちが左右に分かれて立ち並んでいた。
顔を一目見ただけでも一癖や二癖あり、一筋縄ではいかない狸だと狐だと即座に理解できる、貴族たちである。
ただ、そんな中で一人だけ一際とびぬけた貴族が目に入った。
その貴族は混雑した人の群れの中に紛れ込んでいても目立つほどの鮮やかで眩しいくらいの黄色い髪を持ち、限界まで限界以上に空気を吹き込んだ風船のようにまん丸と言っていいほどに太っている。
そして貴族たちの集団の中でも特権かのように一番前に立ち、この場に居る誰よりも醜悪だと言わざるをえないほどに深い欲がにじみ出た表情を浮かべていた。
ドス黒くドロドロとへばりつくヘドロのように粘りつき、確実に確定的に確信が持てるほどに自分のことしか考えていない人間の目を表情を浮かべている。
だからと言ってこの場で何かしでかしている訳ではないが、ただただ醜悪だった。
そんな貴族や魔法師たちが囲んでいるさらに中心。
そこは他よりも二段ほど高く造られており、上にはシンプルながらも非常に上品な装飾がなされた一脚の椅子、つまり玉座と二人の人物が立っている。
一人は、玉座のそばに控えている十八歳前後の美しい女性だった。
身に纏う白銀色のドレスが非常によく似合い、絹のように滑らかで新雪のように澄んだ銀髪とこれ以上なくマッチしている。その銀髪はまるで天の川と言ってしまっても過言ではないほど美しく、神秘さを放ちながら腰の辺りまで流れていた。
口元に浮かべている笑みは天使の笑みと錯覚してしまうほどに魅力的で、一目見てしまえば男女問わず恋に落ちそうなほどだ。
彼女の美しさは絶世と言ってしかるべきであり、空前絶後と言い切ってしまってもなんら問題ないほどである。
それ故に、指先で触れるどころかわずかに声をかけることすら恐れ多い。
もし可能であるのなら、このまま彼女の時間を止め氷漬けにしてでも永遠に留め地下の奥深くに飾りたいと思ってしまうほどに。
そしてもう一人。
堂々とそこが定位置であるというように玉座の前に立ち、部屋中に轟くほどの声を吐き出した四十代後半くらいの男性だった。
一八〇センチ以上もある大柄な体格で、肩ほどまで伸ばしている銀髪と口元に蓄えられた立派な銀の髭は一日たりとも手入れを欠かしていないと分かるほどに艶やかでキッチリと整いなんとも色気が漂ってくる。
白銀の布地に金糸の細工をあしらった見事なまでに上品に仕上げている豪華で豪奢な服を完全に着こなしており、最上級と分かる服のはずなのに幾分か格が劣っているように感じてしまう。なによりも男性からは威厳と貫録が否応なしににじみ出ており、只者ではないと直感的に直接的に理解させられる。
おそらく、と言わなくてもいいほどにこの男性が王だと誰でも理解できるだろう。
隣に立つのはその娘、つまり王女だ。
王妃と言う可能性がないわけではないのだが、そもそも二人はそれなりに年が離れているうえに顔立ちが似通っているためこれも感覚で理解できる。
その二人が──王と王女が目の前で座っている少年少女たちへ向けている視線は、熱いほどに希望にまみれた物だった。熱いほど歓喜に満ち溢れている眼差し。物理的に火が付きそうなほどだと言える視線。
ただそう言った視線はその二人からだけではなく、この謁見の間にいるほぼすべての人々が少年少女たちへと向けていた。
そんな言葉が部屋中に轟いた。
これ以上なく喜びにあふれ、歓喜に打ち震えた大声だった。
何をそんなに嬉しいことがあったのか、と心の底から思ってしまうほど非常に強い喜びの感情が込められた声である。
抑えきれないほどの、そもそも抑えようとは思っていないであろう強い喜びの感情。大量の爆弾を一気に爆発させたような、夏の夜空で満開に咲く花火のような強い感情と言ってもいい声だ。
ここまで大きく強い感情にあふれた声を出すということは、声の主によっぽどのことがあったのだろうと簡単に推測ができる。
よっぽど嬉しいことが。もしくは、よっぽど感動的なことがあったのだろうと。
名探偵でなくとも分かるほどに。
そのよっぽどのことが何なのかは分からないが、そんなよっぽどの声で綴られた言葉はその言葉を口にした男の目の前で座り込んでいる五人へ向けられていた。
寄り道することなく、一直線に向けられていた。
目の前の五人。
赤い絨毯の上で横並びになり、腰を下ろしている少年少女たちへ。
当惑、困惑、混乱、混迷、狼狽。
見るからにそう言った感情がいくつもいくつも山のように、積み木のように重なっている精神状態の少年少女たちへと、一方的に向けられていた。
例えるなら、無理やり期待を押し付けるように。
そこは広い部屋だった。
広い部屋、などと紆余曲折するほど回りくどい言い方をせず、直接的な端的にはっきりともったいぶらず寄り道をすることなく素直に言ってしまえば、ここは謁見の間と呼ばれる場所であり部屋である。
謁見の間。
いわゆる国の主に謁見するための場所だ。
見上げるほどに高い天井には等間隔でいくつも煌めくほどに美しいシャンデリアが吊り下げられ、軽く見ただけでも数百人もの人々が入ってもなおまだ余裕がある内部を隅々まで明るく照らしている。
白を基調とした内部には全体的にさりげなく装飾が施されており、圧倒されるほどではないが見る人が見れば感心してしまう程度は素晴らしい内装となっていた。
まさに、芸術的にも権力的にも。
この謁見の間を一言で表すのならば、どことなく中世ヨーロッパのような造りをしているといった感想が十中八九漏れるだろう。それは知識的なものではなく、感覚的なものによる部分が大きいと思われる。
一般的な日本人がよく想像するヨーロッパ風な造りと言ってもいいかもしれない。
少なくとも木造建築ではなく石造りで、どこにも畳や襖などの和風的な造りが見当たらない時点で日本的ではないことは確かだ。
ただそれはどこまでいっても中世ヨーロッパ風であり、ありていに言えば中世ヨーロッパ風でしかない。
どことなく似ているだけで、何となく似ているだけで、どこまでいっても結局は似ているだけ。似ているだけで、同じじゃない。
建築学などこういった分野に詳しい専門家が見れば、この謁見の間は既存する地球の建築様式とは全く違う造りをしていることなどすぐに分かるだろう。そもそも、分からなければ専門家を名乗るべきではないが。
とは言うものの、正確に言えば部分的には当てはまる建築様式は地球に存在する。
しかしながら、全体的に見れば地球のどの建築様式にも当てはまらない。
例えるなら、様々な時代の建築家が一堂に集まり一つの部屋を役割分担して制作したと言うような印象を受ける。
バラバラであり、チグハグなのだ。
つまるところ、ここは地球ではない別の世界。
言ってしまえば、異世界である。それこそ、声を上げた男の言葉通り。
そんな異世界にある謁見の間には、大勢の人々が立っていた。
まず目につくのは左右の壁際。そこには同じ鎧を身に纏った近衛兵たちがズラリと横一列に並んで立っていた。
隣と十センチほど間隔をあけて立つ彼らの手には同一の槍が握られ、腰にはこれまた同一の剣がぶら下がっている。そうして並ぶ彼らの先頭、部屋の奥側に立つ左右それぞれの近衛兵だけは他とは違い少々豪華な鎧を着ており、一目で隊長クラスであると理解できた。
続いて部屋の後方、三メートルはあるかと思われる大きな扉の左右には、礼儀正しく立ち並ぶ執事とメイドが控えていた。扉を中心として片方には執事だけで、そしてもう片方にはメイドだけで列を作っている。
寸分の狂いもなく身じろぎ一つすることなく置物のように整列しているその姿は、違和感をこれでもかと感じるほどに人間味が薄い。長時間観察してもミリ単位で動く様子がなく、実は精巧に作られた蝋人形なのかと錯覚してしまうほどだ。
しかしながら生理的な生体的な反応、つまるところ瞳のまばたきや呼吸時の微かな胸の動きと言った生きるために必要な動作までは完全に抑えることができるわけもなく、たまに見せるそれらによって生きている人間だとようやく分かる。
ただそれでもその動きは非常に小さく、遠目で見ればまったく分からない。さらに言えば目を凝らしても分からないほどに。
なんともプロフェッショナルでスペシャリストな彼ら彼女らが控える扉からは、謁見の間の奥へと向かって伸びている明らかに高級だと分かる赤い絨毯がレッドカーペットのように敷かれていた。
赤い絨毯はつい最近洗濯したばかりのようにまったく汚れがなく、非常に綺麗で清潔なものだ。もともとの高級さと相まって、靴を脱いで上がらなければならないような気がしてくる。
自然と土足で上がることを躊躇しまうそんな赤い絨毯が続いている部屋の奥、謁見の間の一番奥側。
左右の壁際にも近衛兵たちと同様に、おそろいの黒いローブを身に纏った宮廷魔法師たちが部屋の中心を向くようにして横二列になって並んでいた。
魔法師たちが身に纏うローブはフードが付いているタイプであったが、場所が場所であるために誰一人として被っておらず顔がはっきりと見える。
列をなす魔法師たちの内側には、腕の良い職人が大いに意匠を凝らしたであろう権力を象徴するような豪華な服を着込んでいる十数人の上位貴族たちが左右に分かれて立ち並んでいた。
顔を一目見ただけでも一癖や二癖あり、一筋縄ではいかない狸だと狐だと即座に理解できる、貴族たちである。
ただ、そんな中で一人だけ一際とびぬけた貴族が目に入った。
その貴族は混雑した人の群れの中に紛れ込んでいても目立つほどの鮮やかで眩しいくらいの黄色い髪を持ち、限界まで限界以上に空気を吹き込んだ風船のようにまん丸と言っていいほどに太っている。
そして貴族たちの集団の中でも特権かのように一番前に立ち、この場に居る誰よりも醜悪だと言わざるをえないほどに深い欲がにじみ出た表情を浮かべていた。
ドス黒くドロドロとへばりつくヘドロのように粘りつき、確実に確定的に確信が持てるほどに自分のことしか考えていない人間の目を表情を浮かべている。
だからと言ってこの場で何かしでかしている訳ではないが、ただただ醜悪だった。
そんな貴族や魔法師たちが囲んでいるさらに中心。
そこは他よりも二段ほど高く造られており、上にはシンプルながらも非常に上品な装飾がなされた一脚の椅子、つまり玉座と二人の人物が立っている。
一人は、玉座のそばに控えている十八歳前後の美しい女性だった。
身に纏う白銀色のドレスが非常によく似合い、絹のように滑らかで新雪のように澄んだ銀髪とこれ以上なくマッチしている。その銀髪はまるで天の川と言ってしまっても過言ではないほど美しく、神秘さを放ちながら腰の辺りまで流れていた。
口元に浮かべている笑みは天使の笑みと錯覚してしまうほどに魅力的で、一目見てしまえば男女問わず恋に落ちそうなほどだ。
彼女の美しさは絶世と言ってしかるべきであり、空前絶後と言い切ってしまってもなんら問題ないほどである。
それ故に、指先で触れるどころかわずかに声をかけることすら恐れ多い。
もし可能であるのなら、このまま彼女の時間を止め氷漬けにしてでも永遠に留め地下の奥深くに飾りたいと思ってしまうほどに。
そしてもう一人。
堂々とそこが定位置であるというように玉座の前に立ち、部屋中に轟くほどの声を吐き出した四十代後半くらいの男性だった。
一八〇センチ以上もある大柄な体格で、肩ほどまで伸ばしている銀髪と口元に蓄えられた立派な銀の髭は一日たりとも手入れを欠かしていないと分かるほどに艶やかでキッチリと整いなんとも色気が漂ってくる。
白銀の布地に金糸の細工をあしらった見事なまでに上品に仕上げている豪華で豪奢な服を完全に着こなしており、最上級と分かる服のはずなのに幾分か格が劣っているように感じてしまう。なによりも男性からは威厳と貫録が否応なしににじみ出ており、只者ではないと直感的に直接的に理解させられる。
おそらく、と言わなくてもいいほどにこの男性が王だと誰でも理解できるだろう。
隣に立つのはその娘、つまり王女だ。
王妃と言う可能性がないわけではないのだが、そもそも二人はそれなりに年が離れているうえに顔立ちが似通っているためこれも感覚で理解できる。
その二人が──王と王女が目の前で座っている少年少女たちへ向けている視線は、熱いほどに希望にまみれた物だった。熱いほど歓喜に満ち溢れている眼差し。物理的に火が付きそうなほどだと言える視線。
ただそう言った視線はその二人からだけではなく、この謁見の間にいるほぼすべての人々が少年少女たちへと向けていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる