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序章・Halo World
第二十二話 脱出
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自らの意思によって空中へと投げ出された繋の身体は、異世界でも変わらない重力と言う世界の法則に従い地面に地表に向かって落ちていく。
頭を下にして落ちていくその姿は、誰がどう見ても飛び降り自殺を図ったと思ってしまっても仕方がない姿。体全体からは力が抜けており、完全に諦めているような様子もそう思ってしまう要因の一つだろう。
ただそんな状態の中でも、繋の表情に焦った様子はなく余裕にあふれている。
刻一刻と地面が近づき、あと一秒後には地表に到達すると言うその時。
空中で履いていたスリッパを脱ぎ捨てながらくるんと身体を回転させ上下を入れ替えた繋は、ふわりと重力がなくなったかのように音もなく両膝を曲げ片手を地面につけて地上へと降り立った。
その姿はどこか神秘的であったが、それと同時に悪魔的でもあった。
なんとも危なげなく無事に城の中から抜け出した繋はかがんだ状態から迅速かつスピーディーに走り出し、
「よっこいせっ、と」
ちょうど城の裏手を巡回警備していた槍を持つ二人の警備兵の後ろから近づくと、一人の警備兵を一瞬にして気絶させた。
警備兵からすれば、まったくもって迷惑な話だったろう。運が悪かったというしかない。なにせ、音もなく地面に降り立ち、これまた音もなく気配もさせず背後から地を這うように接近した繋の掌底によって顎を撃ち抜かれ気絶させられたのだから。
しかしながら、繋が見せた一連の動きは教科書になるほどにかくも清々しいほど綺麗な動きであった。それこそ、大勢いる警備兵A程度では到底太刀打ちできるものではないほどに。
残っている警備兵Bもそれは同じことで、繋の動きを一切合切目で追うことすらできず気が付いた時には仲間が倒れ伏した状況に、目まぐるしく変化した状況に何が起こっているか理解できず唖然と立ち尽くしている。
そんなさなか、
「城の裏手に侵入者だ!」
敷地内に響くような大声を上げて繋が叫ぶ。
繋が行ったこの行動。
普通に考えれば普通に考えなくとも、今まさに脱出しようとしている人間が起こす行動ではない。どんなに考えたところで、逃げると言う行為から見れば真逆の行動としか言いようのないものである。
真逆どころか、むしろ率先して見つかりに行くような行為だ。
そのため警備員はさらに困惑し混乱し、ただただぽかんと小さく口を開けて目の前の繋の姿を見ている。
「いい夢、見れるといいな」
「へ?」
むろん、そんな隙だらけの状態を繋が見逃すはずもない。
棒のように突っ立って繋を眺めている警備兵Bも警備兵A同様、今度は顎を蹴り上げて夢の中へと送り込む。
白目を剥いて糸が切れたかのように体から力が抜け落ちていき、後方にドサリと音をたてて倒れる。
「侵入者はどこだ!」
手間取ることなく二人目の警備兵を気絶させた直後、叫んだ声に反応した多くの警備兵たちが見計らったかのように集まりだした。
最初の二人のように敷地内を巡回していたであろう警備兵たちは城の角から続々と姿を現し始め、一人立っている見知らぬ人間、繋と足元に倒れている二人の仲間を目にすると一人残らず一瞬にして殺気を纏う。
今にも感情に任せて襲い掛からんとした殺気が漂う中でも、やはりそこは訓練された兵たちである。敵だと判断した繋を絶対に逃がさないよう訓練通りに取り囲み、駆け付けた隊長の指示によってさらに隊列を何重にも組むと、先頭の兵たちは槍の先を向けてじりじりと近づいていく。
何十と繋へ向けられている槍はギラリと鉄特有の鈍い光を反射し、ひとたび力を込めて突き出せば拷問器具であるアイアンメイデンのごとく身体中に無数の穴が開くことは必至である。
しかしながら──否、やはりと言うべきか。
槍衾のように無数の槍を向けられている中でも繋は不敵な笑みを顔に張り付け、ゆったりと周囲を眺めていた。余裕の表れではなく、余裕そのものだ。
そもそも、この場に集めたのは繋なのだから当然である。
当初の計画通り、トイレで老執事に語った通り騒ぎを起こしただけのことだ。余裕があって当然だとしか言いようがない。
一群となって殺気を放ちながら少しずつじりじりと近づく警備兵たちと、無警戒でそれを眺める繋との対立。
何とも温度差のある対立ではあったが、兵たちの槍があと一歩か二歩くらいで繋にとどくと言った距離になった瞬間、この対立が繋の動きによって崩れ去った。
一瞬にして崩壊する。
「よっと」
兵たちが足並み揃えて最後の一歩を踏み出したそのとき。
バネのように膝を曲げ強めに地面を蹴った繋は、まるで重力がないかのように、まるで引力から解放されたかのようにひらりと宙を跳んだ。
その姿は脈々と後世に語り継がれる牛若丸のごとく軽やかで、蟻のように大量に集まっている警備兵のうちの一人の頭の上に軽々と着地する。体重を感じさせることなく飛び乗ると、鼻歌を歌いながらスキップでもするかのように、ひらりひらりと次々に警備兵たちの頭の上を伝って歩いていく。
それは日本神話である因幡の白兎を彷彿とさせ、何者にも邪魔されることなく警備兵の包囲網をあっさりと抜けていった。
さすがの警備兵たちもこれは予想外も予想外で、想定外すぎる動きにどう対処すべきか即座に判断が付かず、まずもって判断が付くかどうかも分からない状況だ。想定外どころか、こんなことを予想できる人間はまずいない。
さらに言えば隊列を組んだことで小回りが利かなくなり、完全に裏目だと言わざるを得なかった。
そのため、致命的なほどに動きが制限され後方で指示を出す隊長の声もむなしく、繋は兵の壁をやすやすと突破し最後に大きく蹴って地面に着地する。
着地しそこから少しだけ数歩距離を取った繋はもったいぶるように振り返り警備兵たちへ得意そうな笑みを向けた後、踵を返して城の敷地外へと走り去って行く。
それはもう、誰も追いつけないような速さで。
頭を下にして落ちていくその姿は、誰がどう見ても飛び降り自殺を図ったと思ってしまっても仕方がない姿。体全体からは力が抜けており、完全に諦めているような様子もそう思ってしまう要因の一つだろう。
ただそんな状態の中でも、繋の表情に焦った様子はなく余裕にあふれている。
刻一刻と地面が近づき、あと一秒後には地表に到達すると言うその時。
空中で履いていたスリッパを脱ぎ捨てながらくるんと身体を回転させ上下を入れ替えた繋は、ふわりと重力がなくなったかのように音もなく両膝を曲げ片手を地面につけて地上へと降り立った。
その姿はどこか神秘的であったが、それと同時に悪魔的でもあった。
なんとも危なげなく無事に城の中から抜け出した繋はかがんだ状態から迅速かつスピーディーに走り出し、
「よっこいせっ、と」
ちょうど城の裏手を巡回警備していた槍を持つ二人の警備兵の後ろから近づくと、一人の警備兵を一瞬にして気絶させた。
警備兵からすれば、まったくもって迷惑な話だったろう。運が悪かったというしかない。なにせ、音もなく地面に降り立ち、これまた音もなく気配もさせず背後から地を這うように接近した繋の掌底によって顎を撃ち抜かれ気絶させられたのだから。
しかしながら、繋が見せた一連の動きは教科書になるほどにかくも清々しいほど綺麗な動きであった。それこそ、大勢いる警備兵A程度では到底太刀打ちできるものではないほどに。
残っている警備兵Bもそれは同じことで、繋の動きを一切合切目で追うことすらできず気が付いた時には仲間が倒れ伏した状況に、目まぐるしく変化した状況に何が起こっているか理解できず唖然と立ち尽くしている。
そんなさなか、
「城の裏手に侵入者だ!」
敷地内に響くような大声を上げて繋が叫ぶ。
繋が行ったこの行動。
普通に考えれば普通に考えなくとも、今まさに脱出しようとしている人間が起こす行動ではない。どんなに考えたところで、逃げると言う行為から見れば真逆の行動としか言いようのないものである。
真逆どころか、むしろ率先して見つかりに行くような行為だ。
そのため警備員はさらに困惑し混乱し、ただただぽかんと小さく口を開けて目の前の繋の姿を見ている。
「いい夢、見れるといいな」
「へ?」
むろん、そんな隙だらけの状態を繋が見逃すはずもない。
棒のように突っ立って繋を眺めている警備兵Bも警備兵A同様、今度は顎を蹴り上げて夢の中へと送り込む。
白目を剥いて糸が切れたかのように体から力が抜け落ちていき、後方にドサリと音をたてて倒れる。
「侵入者はどこだ!」
手間取ることなく二人目の警備兵を気絶させた直後、叫んだ声に反応した多くの警備兵たちが見計らったかのように集まりだした。
最初の二人のように敷地内を巡回していたであろう警備兵たちは城の角から続々と姿を現し始め、一人立っている見知らぬ人間、繋と足元に倒れている二人の仲間を目にすると一人残らず一瞬にして殺気を纏う。
今にも感情に任せて襲い掛からんとした殺気が漂う中でも、やはりそこは訓練された兵たちである。敵だと判断した繋を絶対に逃がさないよう訓練通りに取り囲み、駆け付けた隊長の指示によってさらに隊列を何重にも組むと、先頭の兵たちは槍の先を向けてじりじりと近づいていく。
何十と繋へ向けられている槍はギラリと鉄特有の鈍い光を反射し、ひとたび力を込めて突き出せば拷問器具であるアイアンメイデンのごとく身体中に無数の穴が開くことは必至である。
しかしながら──否、やはりと言うべきか。
槍衾のように無数の槍を向けられている中でも繋は不敵な笑みを顔に張り付け、ゆったりと周囲を眺めていた。余裕の表れではなく、余裕そのものだ。
そもそも、この場に集めたのは繋なのだから当然である。
当初の計画通り、トイレで老執事に語った通り騒ぎを起こしただけのことだ。余裕があって当然だとしか言いようがない。
一群となって殺気を放ちながら少しずつじりじりと近づく警備兵たちと、無警戒でそれを眺める繋との対立。
何とも温度差のある対立ではあったが、兵たちの槍があと一歩か二歩くらいで繋にとどくと言った距離になった瞬間、この対立が繋の動きによって崩れ去った。
一瞬にして崩壊する。
「よっと」
兵たちが足並み揃えて最後の一歩を踏み出したそのとき。
バネのように膝を曲げ強めに地面を蹴った繋は、まるで重力がないかのように、まるで引力から解放されたかのようにひらりと宙を跳んだ。
その姿は脈々と後世に語り継がれる牛若丸のごとく軽やかで、蟻のように大量に集まっている警備兵のうちの一人の頭の上に軽々と着地する。体重を感じさせることなく飛び乗ると、鼻歌を歌いながらスキップでもするかのように、ひらりひらりと次々に警備兵たちの頭の上を伝って歩いていく。
それは日本神話である因幡の白兎を彷彿とさせ、何者にも邪魔されることなく警備兵の包囲網をあっさりと抜けていった。
さすがの警備兵たちもこれは予想外も予想外で、想定外すぎる動きにどう対処すべきか即座に判断が付かず、まずもって判断が付くかどうかも分からない状況だ。想定外どころか、こんなことを予想できる人間はまずいない。
さらに言えば隊列を組んだことで小回りが利かなくなり、完全に裏目だと言わざるを得なかった。
そのため、致命的なほどに動きが制限され後方で指示を出す隊長の声もむなしく、繋は兵の壁をやすやすと突破し最後に大きく蹴って地面に着地する。
着地しそこから少しだけ数歩距離を取った繋はもったいぶるように振り返り警備兵たちへ得意そうな笑みを向けた後、踵を返して城の敷地外へと走り去って行く。
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