自堕落魔女とホットコーヒー

藤枝ゆみ太

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第一章

クリスマス

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 今日はクリスマス。

 みいは朝からツリーを光輝かせながら家事をしつつ、夜の準備を開始した。

 相方が帰ってくるまでに、日々の家事プラス色々とこなすのだ。

「あ、そうだ。ケーキ」

 日持ちのしないケーキはまだ買っていなかったので、どうしようかと悩みながら、結局近くのコンビニで2個入りショートケーキを買ってきた。

 あとは前、母に貰ったすき焼き用の鍋を引っ張り出し、そこにすき焼きのたれや野菜を入れて煮込む。

「はぁー。いい匂いだぁ」

 すき焼きの甘い香りは人を幸せな気分にさせる効果があるのかもしれない。

 あとは忘れないように冷蔵庫の見える位置に卵やお肉、とりももなどを移動させ、相方が帰ってくるのを待つのみだ。

前フェルトで作ったサンタさんの帽子を用意し、みいはうかれながら夜を待った。





*****





 その日の夕方、みいはアイロンがけを終えると、さっとこたつの上を拭き掃除しながら夕食の仕上げに取りかかった。

 火の通った野菜たちの隙間に肉を大量に投入し、生たまごを混ぜる。

 とりももを温め、スーパーで買ったピザもトースターで軽く焼いていると相方がちょうど帰ってきた。

「ただいまー。あー、いい匂い」

「今日はクリスマスだしね。いっぱい食べようね」

 そう言ってみいは、炊飯器を開けて炊き上がった米を見せる。

「超お腹減ったよーっ。あっ、とりもも!こっちも楽しみだなーっ」

「やっぱクリスマスにはとりももだよねっ」

「うん、間違いないよっ!」

 そう言うと、二人は楽しく食卓を囲んだ。

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