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プロローグ
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年齢的な倫理観が多少崩壊しています。
女性がいない代わりに子供を産める男性のいる世界です。
貞操観念はあまりありません。
受け側は進化の名残で男性器があるだけであまりつかいません。
程よくビッチが愛される世界です。
何となくの設定
産胎(うみばら)=子供を産める性別のこと
真性=父親となる性別のこと
和泉美琴(初婚時15)
163cm (これ以上伸びない)
49kg
華奢で優美。内気で恥ずかしがり屋。妖艶な母を持つ。美琴自身も無自覚で真性の男性を翻弄する魔性な気質。
正夫 間宮清鷹(26)
身長184cm
体重73kg
ムッキムキ
バイタリティに溢れる情熱的な美丈夫
美琴に独占欲凄まじい。嫉妬深いが正夫として威厳を持たねばと思っている。
注意:筆者は大変頭が悪いです。誤字脱字と沢山の矛盾が出てくると思います。
あまり人様に発表するつもりで書いていないため、無神経な文になります。
あまり細かいことが気にならない方だけお読みください。
父と母に呼び出されソファに座り向かい合い真剣な面持ちでその言葉を聞いた。
「美琴、お前の最初の縁談が決まったよ」
遂にこの日が来てしまった。美琴は心臓が掴まれたように張り詰め背筋が固く緊張するのをおぼえた。
和泉美琴はもうすぐ15歳になる産胎である。
御伽話や太古の神話にある「女」とういう存在がないこの世界には、真性の男と産胎の男の2種類しかいない。産胎の男とは文字通り子を産む為の胎を持つ人間のことだ。子宮があって真性の男との性行為により子供を宿すことができる。稀に産胎同士でも子ができることはあるにはあるが、基本産胎は精子が少なかったり弱かったりする為に健康な子供が生まれなかったりして滅多にないケースだ。
また読んで字の如く産胎というだけはあって妊娠出産には特化した身体になっており、妊娠中の疾患、分娩の際の事故が起こりにくくできている。妊娠期間も6ヶ月強の短期間で多少未熟児ながらも出産できるのだ。
しかしながら真性の男と違って産胎の男は全体の25%未満しかいない。そうなるとこの世全体の人口の維持、人類の繁栄は途端に悩ましくなってくる。
では、この世界は滅びゆく一方なのか、そんなことはない。人類は長い歴史の中でもこの問題を解消する文化を創り上げてきた。
特に代表的なのは一妻多夫制度だ。産胎は半強制的に多数の夫を持つ妻とならなければならない。そしてその夫達と複数の子を生す誉をまっとうすること、これは産胎に生まれた者にとって社会的義務である。
上流階級の産胎は夫は2、3人ほどで済むが
一般的に3人以上が推奨される世の中だ。
こう言うと、産胎には人権がないように思われるがそう悪いことばかりではない。産胎の男児は社会の宝、真性の男児よりも生まれた時はそのめでたさに周囲から大層喜ばれる。そして愛でられ大事に大事に深窓で育てられるのだ。産胎は世界から求められ期待される社会に絶対的に必要な存在。こぞってどの家庭からも1人は欲しがられ国からも援助がでるほどだ。そして産胎が成長し花嫁教育を終え複数の夫を持つ時、家庭において産胎は崇められる存在となる。夫たちは産胎の寵愛を得ようとする為に互いに競い、蹴落としあう程にそれぞれの夫達にとって絶対的な存在となるのがこの世の通説だ。
美琴もそんな産胎の1人だった。
美琴の父、和泉亮介は上流の産胎の第二夫だ。妻である美琴の母、角谷美月は高嶺の花と称されるほど美しく気高く何よりも真性の男達の情欲を掻き立てる色気際立つ産胎である。母の姿はまるで御伽話に出てくる天女のように小柄で華奢な庇護欲をそそる姿だ。40近い今もその色艶は失せず、生娘のような肌と烏羽色の艶やかな髪は衰えを知らない。名家の生まれで、優秀な3人の夫達を持ち、持て余すことなく血気盛んな夫達を諌めながらも家庭をよく見守り支えている。既に5人の子をなす役目を果たしていてその子供達に分け隔てなく愛情を与えている。四男で産胎として生まれた美琴のことは特に可愛いがっている。
(お母さまと違って僕はノロマでおっちょこちょいなんだよなあ)
母は生涯男達から引く手数多の優秀な産胎である。
美琴はその優美な母の生き写しと言われているが内面はだいぶ幼くおっとりしながらも自信と強気が垣間見える母とは違う。
美琴にとって偉大すぎる母はプレッシャーとなっていた。
美琴の父は第二夫と言っても正夫に劣らずそれなりの企業の社長を務めている。母を愛し、よく立身出世を果たし社会的地位も名誉も誇っている立派な真性の男だ。
美琴はそんな両親の自慢の息子だった。
両親はなんの心配もないどこに出しても恥ずかしくない子だと言うけれど、美琴は内気な性格で自分に全く自信がない。同年代の産胎のように美しく着飾ったりするのは苦手だし男達を魅了するような艶やかさも話術もない。家政ごとは幼い頃からの教育でそれなりにできるが、真面目なばかりで自分はこれと言ってパッとするものがない、と美琴は思えるのだった。
産胎は妊娠できる年齢になったら順次夫と婚姻をしていく。そして産胎は早いうちから結婚するのが良いとされている。美琴ももうすぐ15歳という結婚するには早過ぎることはない年齢だった。今まで特に急かされたりそれを彷彿とさせるような話題は家庭でなかったもののいつその話が両親からもたらされるのか美琴は年頃になってからはいつもドキドキしていた。
そして遂にその日は来たのだ。
年齢的な倫理観が多少崩壊しています。
女性がいない代わりに子供を産める男性のいる世界です。
貞操観念はあまりありません。
受け側は進化の名残で男性器があるだけであまりつかいません。
程よくビッチが愛される世界です。
何となくの設定
産胎(うみばら)=子供を産める性別のこと
真性=父親となる性別のこと
和泉美琴(初婚時15)
163cm (これ以上伸びない)
49kg
華奢で優美。内気で恥ずかしがり屋。妖艶な母を持つ。美琴自身も無自覚で真性の男性を翻弄する魔性な気質。
正夫 間宮清鷹(26)
身長184cm
体重73kg
ムッキムキ
バイタリティに溢れる情熱的な美丈夫
美琴に独占欲凄まじい。嫉妬深いが正夫として威厳を持たねばと思っている。
注意:筆者は大変頭が悪いです。誤字脱字と沢山の矛盾が出てくると思います。
あまり人様に発表するつもりで書いていないため、無神経な文になります。
あまり細かいことが気にならない方だけお読みください。
父と母に呼び出されソファに座り向かい合い真剣な面持ちでその言葉を聞いた。
「美琴、お前の最初の縁談が決まったよ」
遂にこの日が来てしまった。美琴は心臓が掴まれたように張り詰め背筋が固く緊張するのをおぼえた。
和泉美琴はもうすぐ15歳になる産胎である。
御伽話や太古の神話にある「女」とういう存在がないこの世界には、真性の男と産胎の男の2種類しかいない。産胎の男とは文字通り子を産む為の胎を持つ人間のことだ。子宮があって真性の男との性行為により子供を宿すことができる。稀に産胎同士でも子ができることはあるにはあるが、基本産胎は精子が少なかったり弱かったりする為に健康な子供が生まれなかったりして滅多にないケースだ。
また読んで字の如く産胎というだけはあって妊娠出産には特化した身体になっており、妊娠中の疾患、分娩の際の事故が起こりにくくできている。妊娠期間も6ヶ月強の短期間で多少未熟児ながらも出産できるのだ。
しかしながら真性の男と違って産胎の男は全体の25%未満しかいない。そうなるとこの世全体の人口の維持、人類の繁栄は途端に悩ましくなってくる。
では、この世界は滅びゆく一方なのか、そんなことはない。人類は長い歴史の中でもこの問題を解消する文化を創り上げてきた。
特に代表的なのは一妻多夫制度だ。産胎は半強制的に多数の夫を持つ妻とならなければならない。そしてその夫達と複数の子を生す誉をまっとうすること、これは産胎に生まれた者にとって社会的義務である。
上流階級の産胎は夫は2、3人ほどで済むが
一般的に3人以上が推奨される世の中だ。
こう言うと、産胎には人権がないように思われるがそう悪いことばかりではない。産胎の男児は社会の宝、真性の男児よりも生まれた時はそのめでたさに周囲から大層喜ばれる。そして愛でられ大事に大事に深窓で育てられるのだ。産胎は世界から求められ期待される社会に絶対的に必要な存在。こぞってどの家庭からも1人は欲しがられ国からも援助がでるほどだ。そして産胎が成長し花嫁教育を終え複数の夫を持つ時、家庭において産胎は崇められる存在となる。夫たちは産胎の寵愛を得ようとする為に互いに競い、蹴落としあう程にそれぞれの夫達にとって絶対的な存在となるのがこの世の通説だ。
美琴もそんな産胎の1人だった。
美琴の父、和泉亮介は上流の産胎の第二夫だ。妻である美琴の母、角谷美月は高嶺の花と称されるほど美しく気高く何よりも真性の男達の情欲を掻き立てる色気際立つ産胎である。母の姿はまるで御伽話に出てくる天女のように小柄で華奢な庇護欲をそそる姿だ。40近い今もその色艶は失せず、生娘のような肌と烏羽色の艶やかな髪は衰えを知らない。名家の生まれで、優秀な3人の夫達を持ち、持て余すことなく血気盛んな夫達を諌めながらも家庭をよく見守り支えている。既に5人の子をなす役目を果たしていてその子供達に分け隔てなく愛情を与えている。四男で産胎として生まれた美琴のことは特に可愛いがっている。
(お母さまと違って僕はノロマでおっちょこちょいなんだよなあ)
母は生涯男達から引く手数多の優秀な産胎である。
美琴はその優美な母の生き写しと言われているが内面はだいぶ幼くおっとりしながらも自信と強気が垣間見える母とは違う。
美琴にとって偉大すぎる母はプレッシャーとなっていた。
美琴の父は第二夫と言っても正夫に劣らずそれなりの企業の社長を務めている。母を愛し、よく立身出世を果たし社会的地位も名誉も誇っている立派な真性の男だ。
美琴はそんな両親の自慢の息子だった。
両親はなんの心配もないどこに出しても恥ずかしくない子だと言うけれど、美琴は内気な性格で自分に全く自信がない。同年代の産胎のように美しく着飾ったりするのは苦手だし男達を魅了するような艶やかさも話術もない。家政ごとは幼い頃からの教育でそれなりにできるが、真面目なばかりで自分はこれと言ってパッとするものがない、と美琴は思えるのだった。
産胎は妊娠できる年齢になったら順次夫と婚姻をしていく。そして産胎は早いうちから結婚するのが良いとされている。美琴ももうすぐ15歳という結婚するには早過ぎることはない年齢だった。今まで特に急かされたりそれを彷彿とさせるような話題は家庭でなかったもののいつその話が両親からもたらされるのか美琴は年頃になってからはいつもドキドキしていた。
そして遂にその日は来たのだ。
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