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教師2年目
甘やかし担当
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「それで? テスト勉強はいいのかしら」
「これも勉強のようなものですよ」
王国軍の修練上を貸し切ってアンとウィルが向かい合っていた。
傍ではヨルがそれを見守っている。
「実戦の練習なんて、1日かそこらでできるものじゃないわよ?」
「でも、相手がわかっているなら話は別ですよね?」
ウィルがアンにお願いして実戦テストの対策をしようというのだ。
アンも口ではこう言っているが、ここまで来ている時点で付き合う気はある。
「それに、私とライヤじゃ違いすぎるわ」
「ある程度似せてくれるだけでいいのです。本気のライヤさんの真似は出来ないでしょうけど、私たち生徒にライヤさんが本気になるのはもっと先のことです。ある程度正面から私たちを受け止めてくれるでしょう。正面の戦いはアン姉さまの得意とするところですよね」
ライヤが教師でありテストが生徒の成長を見るものである以上、生徒の持ち味を引き出して実力を見ることが必須だ。
対してライヤの戦い方は相手の得意なところを封じるものである。
ライヤの本気ではテストにならない。
それを上手くついた作戦だと言える。
「じゃあ、ある程度手加減してやってみるわよ」
「お願いします!」
姉妹の特訓が始まった。
「難しいわね……」
「あまりにもライヤさんに似ても似つかないですよ!?」
きゅう、と倒れてしまったウィルにヨルが駆け寄り回復魔法をかける。
「正面から受け止めすぎですよ……。それに、倍返ししてどうするんです」
「倍返しじゃないわ。4倍返しよ」
「なお悪いです! ライヤさんがそんな規模の魔法使えるわけないでしょう!」
「言われてみればそうね」
それでもアンにあまり悪びれた様子はない。
「アンさんも細かな魔法制御は出来るでしょう?」
「出来るは出来るんだけど、浮かばないのよ。ライヤがいたら細かい部分の指示をしてくれるから実行は出来るんだけど、自分で思いつくってことがないのよね」
「じゃあ、私がある程度指示してみてもいいですか?」
「ヨルが?」
「学校でのライヤさんを見ていますから。生徒に対するライヤさんの魔法の使い方はかなり知ってますよ」
「それはいいわね」
「ううーん……?」
「あら、ウィル。起きたわね。次やるわよ」
鬼畜である。
「ライヤとお買い物、たっのしいな~♪」
「それなら良かったけども。夜ご飯は良いのか?」
「他の皆は別の場所で食べてくるって~」
「そうなのか」
今までになかったことである。
そして、ライヤは馬鹿ではない。
「フィオナの番か」
「せいか~い。嫌だったかな~……」
「そんなわけはない。フィオナのことは大好きだし、そうなれるなら嬉しいよ」
「んふふ~。格好いいよ、ライヤ~」
アンとを終えているライヤは多少なりとも度胸がついた。
すぐにこの時が来るとも予期していた。
アンのようにいきなりベッドにいますなんてのよりは心の準備も出来る。
というのをフィオナは考えてくれたのだろう。
「その前に買い物というのがフィオナらしいよな」
「私は家庭的な女の子だからね~」
「つながるのか?」
「良いんだよ、細かいことは~」
にぱっとフィオナは笑う。
「だって、楽しいでしょ~?」
「間違いない」
最終的に辿り着いたのはそういう宿。
防音なども完璧で貴族御用達である。
「ぬふふ~」
「そんな笑い声出していいのか」
「えへへ~」
「なんでこの距離で聞こえてないんだ……」
ベッドの上でフィオナに後ろから抱き着かれたライヤはひたすらに頭を撫で繰り回されている。
「このまま続けられたら禿げるぞ……」
「それは困るな~」
「聞こえてるんかい!」
「満足したからね~」
改めて強くライヤを抱きしめるフィオナ。
比べるのもどうかと思うが、アンのそれよりも巨大なそれがむんにゅりと形を変える。
「ライヤを甘やかすのは私って決まってるんだ~」
「決まってるのか」
ライヤ本人は初めて聞く事項だが。
「アンちゃんは並び立つでしょ? ヨルちゃんは下から支える。ウィルちゃんはライヤが守る。じゃあ、私は甘やかしちゃおうかなって~」
納得できなくもない。
最後はともかく、他3人に関してはそうかもしれないと思わされた。
「だから、私に甘えちゃおうよ?」
こうしてライヤは妖艶なその笑みに囚われた。
「これも勉強のようなものですよ」
王国軍の修練上を貸し切ってアンとウィルが向かい合っていた。
傍ではヨルがそれを見守っている。
「実戦の練習なんて、1日かそこらでできるものじゃないわよ?」
「でも、相手がわかっているなら話は別ですよね?」
ウィルがアンにお願いして実戦テストの対策をしようというのだ。
アンも口ではこう言っているが、ここまで来ている時点で付き合う気はある。
「それに、私とライヤじゃ違いすぎるわ」
「ある程度似せてくれるだけでいいのです。本気のライヤさんの真似は出来ないでしょうけど、私たち生徒にライヤさんが本気になるのはもっと先のことです。ある程度正面から私たちを受け止めてくれるでしょう。正面の戦いはアン姉さまの得意とするところですよね」
ライヤが教師でありテストが生徒の成長を見るものである以上、生徒の持ち味を引き出して実力を見ることが必須だ。
対してライヤの戦い方は相手の得意なところを封じるものである。
ライヤの本気ではテストにならない。
それを上手くついた作戦だと言える。
「じゃあ、ある程度手加減してやってみるわよ」
「お願いします!」
姉妹の特訓が始まった。
「難しいわね……」
「あまりにもライヤさんに似ても似つかないですよ!?」
きゅう、と倒れてしまったウィルにヨルが駆け寄り回復魔法をかける。
「正面から受け止めすぎですよ……。それに、倍返ししてどうするんです」
「倍返しじゃないわ。4倍返しよ」
「なお悪いです! ライヤさんがそんな規模の魔法使えるわけないでしょう!」
「言われてみればそうね」
それでもアンにあまり悪びれた様子はない。
「アンさんも細かな魔法制御は出来るでしょう?」
「出来るは出来るんだけど、浮かばないのよ。ライヤがいたら細かい部分の指示をしてくれるから実行は出来るんだけど、自分で思いつくってことがないのよね」
「じゃあ、私がある程度指示してみてもいいですか?」
「ヨルが?」
「学校でのライヤさんを見ていますから。生徒に対するライヤさんの魔法の使い方はかなり知ってますよ」
「それはいいわね」
「ううーん……?」
「あら、ウィル。起きたわね。次やるわよ」
鬼畜である。
「ライヤとお買い物、たっのしいな~♪」
「それなら良かったけども。夜ご飯は良いのか?」
「他の皆は別の場所で食べてくるって~」
「そうなのか」
今までになかったことである。
そして、ライヤは馬鹿ではない。
「フィオナの番か」
「せいか~い。嫌だったかな~……」
「そんなわけはない。フィオナのことは大好きだし、そうなれるなら嬉しいよ」
「んふふ~。格好いいよ、ライヤ~」
アンとを終えているライヤは多少なりとも度胸がついた。
すぐにこの時が来るとも予期していた。
アンのようにいきなりベッドにいますなんてのよりは心の準備も出来る。
というのをフィオナは考えてくれたのだろう。
「その前に買い物というのがフィオナらしいよな」
「私は家庭的な女の子だからね~」
「つながるのか?」
「良いんだよ、細かいことは~」
にぱっとフィオナは笑う。
「だって、楽しいでしょ~?」
「間違いない」
最終的に辿り着いたのはそういう宿。
防音なども完璧で貴族御用達である。
「ぬふふ~」
「そんな笑い声出していいのか」
「えへへ~」
「なんでこの距離で聞こえてないんだ……」
ベッドの上でフィオナに後ろから抱き着かれたライヤはひたすらに頭を撫で繰り回されている。
「このまま続けられたら禿げるぞ……」
「それは困るな~」
「聞こえてるんかい!」
「満足したからね~」
改めて強くライヤを抱きしめるフィオナ。
比べるのもどうかと思うが、アンのそれよりも巨大なそれがむんにゅりと形を変える。
「ライヤを甘やかすのは私って決まってるんだ~」
「決まってるのか」
ライヤ本人は初めて聞く事項だが。
「アンちゃんは並び立つでしょ? ヨルちゃんは下から支える。ウィルちゃんはライヤが守る。じゃあ、私は甘やかしちゃおうかなって~」
納得できなくもない。
最後はともかく、他3人に関してはそうかもしれないと思わされた。
「だから、私に甘えちゃおうよ?」
こうしてライヤは妖艶なその笑みに囚われた。
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