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決戦
吸引力が続くただひとつの○○
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イメージとしては亡霊に近いのだが、足はあるみたいだし、質量も同様だ。
つまり、物理攻撃は通るはずなのだが、マレイユさんの隕石が落ちて無事っていうのはよく分からない。
ルーリアとマレイユさんの攻撃はどんな攻撃が有効か探る意図もあったのだが、わからずじまいだ。
どちらにしろ自分の身を守るので精一杯だったけど。
俺が少し考えている間はレインが指揮をとってくれていた。
「1人で前に出すぎないようにしてください! 互いにカバーが出来る位置をキープして、最悪下がるのなら構いませんから!」
本当に成長したものである。
エルメとの旅の間に何があったんだろうな。
聞いてもあまり教えてくれないのだが。
遠距離で様子を見たいが、俺が作り、ハンネが改良した銃は精々中距離でしか威力を発揮しない。
素人の考えで遠距離に出来たらそれはそれでどうかとは思うけどな。
ないものは仕方ない。
「ケイン! とりあえずぶちこんでみてくれ!」
「おう!」
【熱線銃】ケインの魔法による銃で見てみよう。
本人もやりたくてうずうずしてたようだし。
ケインによるレーザーが幻想級に刺さる。
「どう見る?」
「ダメージは入ってるように見えますけど、よく分からないですね。穴が開いたところから塞がっていきますし」
レーザーにより、体に風穴は空くのだが、すぐに塞がってしまうのだ。
攻撃を弾いている訳ではなく、一応通っているといるので無意味ではないと思うのだが、どういった理屈で塞がっているのだろうか。
幻想級の青い目が淡い赤色に変わる。
そうかと思えば、幻想級の周りにアンデッド系のエネミーが湧く。
あぁ、なるほどな。
赤目になってようやくこっちを潰そうという気になったのか。
ただ、数はまだ多くないし、目の色も落ち着いている。
そのままの色で終わってくれるならそれが一番なのだが、俺のゲーム脳が言っている。
絶対もう一段階ある。
もしかしたら二段階あるかもしれない。
ただ、弱い敵が増えるなら割り当てがしやすくなる。
「アンデッドと戦ったことがあるやつはないやつと組んでやってくれ! とりあえず一体ずつ潰していかないと埒が明かない! その間に俺たちは幻想級を見る!」
結局物理は見れてないし。
「キラ、一撃離脱で!」
「了解」
何かあっても逃げられるだろうキラに頼む。
いつも通り、姿が消えてから幻想級に傷が出来てキラが戻ってくるまで1秒もかからない。
「ふぅ……」
「なんか消耗してないか?」
「そうだね、何でだろう?」
キラに限って緊張とかいうことはないだろう。
なにかあるはずだ……。
キラのつけた傷の塞がるのが早い気がする。
ケインのやつよりは大きいはずなのに。
「キラ、MPが余計に減っていたりしないか?」
「え?」
キラが確認して驚いた表情になる。
「なってるね……」
確か、属性が吸収だったか。
その本質はMPの吸収だったようだ。
攻撃を与えたものを吸収するのか、一定範囲内を吸収するのか……。
それによってかなり難易度が変わってくるぞ……。
つまり、物理攻撃は通るはずなのだが、マレイユさんの隕石が落ちて無事っていうのはよく分からない。
ルーリアとマレイユさんの攻撃はどんな攻撃が有効か探る意図もあったのだが、わからずじまいだ。
どちらにしろ自分の身を守るので精一杯だったけど。
俺が少し考えている間はレインが指揮をとってくれていた。
「1人で前に出すぎないようにしてください! 互いにカバーが出来る位置をキープして、最悪下がるのなら構いませんから!」
本当に成長したものである。
エルメとの旅の間に何があったんだろうな。
聞いてもあまり教えてくれないのだが。
遠距離で様子を見たいが、俺が作り、ハンネが改良した銃は精々中距離でしか威力を発揮しない。
素人の考えで遠距離に出来たらそれはそれでどうかとは思うけどな。
ないものは仕方ない。
「ケイン! とりあえずぶちこんでみてくれ!」
「おう!」
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本人もやりたくてうずうずしてたようだし。
ケインによるレーザーが幻想級に刺さる。
「どう見る?」
「ダメージは入ってるように見えますけど、よく分からないですね。穴が開いたところから塞がっていきますし」
レーザーにより、体に風穴は空くのだが、すぐに塞がってしまうのだ。
攻撃を弾いている訳ではなく、一応通っているといるので無意味ではないと思うのだが、どういった理屈で塞がっているのだろうか。
幻想級の青い目が淡い赤色に変わる。
そうかと思えば、幻想級の周りにアンデッド系のエネミーが湧く。
あぁ、なるほどな。
赤目になってようやくこっちを潰そうという気になったのか。
ただ、数はまだ多くないし、目の色も落ち着いている。
そのままの色で終わってくれるならそれが一番なのだが、俺のゲーム脳が言っている。
絶対もう一段階ある。
もしかしたら二段階あるかもしれない。
ただ、弱い敵が増えるなら割り当てがしやすくなる。
「アンデッドと戦ったことがあるやつはないやつと組んでやってくれ! とりあえず一体ずつ潰していかないと埒が明かない! その間に俺たちは幻想級を見る!」
結局物理は見れてないし。
「キラ、一撃離脱で!」
「了解」
何かあっても逃げられるだろうキラに頼む。
いつも通り、姿が消えてから幻想級に傷が出来てキラが戻ってくるまで1秒もかからない。
「ふぅ……」
「なんか消耗してないか?」
「そうだね、何でだろう?」
キラに限って緊張とかいうことはないだろう。
なにかあるはずだ……。
キラのつけた傷の塞がるのが早い気がする。
ケインのやつよりは大きいはずなのに。
「キラ、MPが余計に減っていたりしないか?」
「え?」
キラが確認して驚いた表情になる。
「なってるね……」
確か、属性が吸収だったか。
その本質はMPの吸収だったようだ。
攻撃を与えたものを吸収するのか、一定範囲内を吸収するのか……。
それによってかなり難易度が変わってくるぞ……。
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