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モンターニュ侯爵と騎士団①
七、モンターニュ侯爵と騎士団
モンターニュ侯爵の屋敷にて。
モンターニュ侯爵は現在アストリエ王国においてかなりの権力を握っている。
過去に遡れば王家との血縁関係がある事が理由の一つだと言われているが、もちろんそれだけではない。
桁違いの富を手にしてきた実態は、闇社会を牛耳ってきたからこそだ。
現在のモンターニュ侯爵家当主、ギデオン•モンターニュもまた、裏社会との繋がりを強く持ち私服をこやしてきた。
でっぷり太った体型に、薄くなった金髪。
彼は思った。自分こそが選ばれた人間なのだと。
選ばれた人間の私の邪魔をしようとするやつは容赦しない。たとえ、それが他の侯爵や国王であっても。
国王は愚かにも私の娘を王妃にせずに、敵対するルヴァリエ侯爵の娘を王妃にした。
それだけではない。先日ついに第一王子まで出産した。
次期国王の祖父として権力を持つのは私のはずだったのに。何かと邪魔なルヴァリエを国王共々亡き者とし、赤子の後見人としてこの国を乗っ取ってやる。
そんな野望を元に進めた計画は軌道に乗っているようだ。
我が子ながらマルフォンはなかなか使えるやつだ。
いっそ兄のレスターより次男のマルフォンを次期侯爵にしてもいいな。
ギデオンは自分の欲望しか頭になかった……。
ここはルチアの両親の営むパン屋。
街のパン屋は今日も沢山の美味しそうな焼きたてのパンが並んでいる。
「ねえ、そろそろレオニス団長とティナが一緒に住み始めて一年半が経つわよね」
いつものようにパン屋の店番をしているルチアが言った。
「そうだけど……。それがどうかした?」
「どうかしたじゃないわよ。年頃の男女が一つ屋根の下。それもあんなカッコよくて地位もある人と一緒に住んでてなんでどうにかならないの」
「またその話か。ルチアは本当に恋愛の話が好きだな」
そう言ったのは道具屋のダニエルさんのところで働いているモーリスだ。
栗毛の髪の人のしっかりした男性だ。年は私たちより一つ年上らしい。
ダニエルさんは奥さんと、幼かった息子を病気で亡くしてしまっていて、住み込みでモーリスを雇っているのだ。
この先、道具屋を継がせる気なのかもしれない。
「なんなの? モーリス。私の楽しみの邪魔をするなら帰ってくれる?」
「いや、パンを買いに来たら、またルチアがその話をしているのが聞こえたからさ。ティナよりも自分はどうなんだ」
私は二人を交互に見ることしかできず、全く口を挟めない。
「ふん、アンタには関係ないけど教えてあげるわ。私は美人だから、この前騎士様にデートに誘われたのよ」
「え? それ本当?」
思わず聞き返してしまった。そんな話初耳だ。
「ティナまで!! 本当よ。今度の休みの日に騎士団に遊びに来ないかって誘われたのよ」
うーん……騎士団のどの人だろう。評判の良くない人も多いらしいけど大丈夫かな。
「ル、ルチアが騎士団員なんて、遊ばれるのがオチだぜ。やめとけって」
あ。モーリス。そんな言い方したら逆効果……。
「なんでアンタにそんな事言われなきゃいけないのよ。こうなったら絶対に行って、騎士団員の彼女になってみせるわ。アンタよりずっと素敵なんだから」
モーリス、ルチアの事が好きなくせに不器用だな。
「どうせ、振られるだろうがな。泣いて帰ってきたら慰めてやるよ」
そう言ってモーリスはパンも買わずに店を出て行った。
「もうっ。なんなのよ、アイツは」
「モーリスはルチアが心配なんだよ。私も心配なんだけど、本当に騎士団に行くの」
「本当は行く気なかったんだけど、モーリスに行くって言っちゃったし、少しだけ行ってすぐ帰ってこようかな」
「ルチア……。心配だから私も行こうか?」
「大丈夫、大丈夫。明日行って、夕方には帰ってくるから。ティナはレオニス様に騎士団には近づかないように言われているんでしょ。ちょっと見てくるだけにするね」
そう言って笑っていたルチアは次の日の夜帰ってこなかった……。
翌々日、ルチアのパン屋に様子を聞きに行った私は、パン屋のおばさんにルチアの行き先を知らないかとたずねられた。
「あの……心当たりがないわけではないのですが、まずはレオニス様に相談してしてきます!」
私はおばさんにそれだけ言うとパン屋を後にし、魔法師団に向かった。
「まさか……ルチア無事でいて!」
魔法師団に着くと、ノエルが私を呼び止めた。
「ティナじゃない? どうしたの? またレオニス様の忘れ物?」
走ってきた私は息を切らしたままノエルに言った。
「レ、レオニス様は……?」
「団長室にいると思うけど……」
ノエルがそう言うが早いか団長室まで駆け上がり、ドアをノックした。
「レオニス様、ティナです! 入ってもよろしいですか?」
私の声が切羽詰まっていたのか、すぐレオニス様がドアを開けてくれた。
「ティナ! どうした? 何かあったのか!」
「レオニス様!ルチアが…。ルチアを探してください」
レオニス様は私の肩に手を置くと、中に促した。
「まずは落ち着け。話を聞こう」
レオニス様は私をソファに座らせると、カイン様にも隣に座るよう言った。
「それで。何があったんだ」
私は昨日のルチアの話と、今日ルチアのお母さんから昨日からルチアが戻ってきてないと言われたことを伝えた。
「騎士団で何かあったとしたら……。ああ、やっぱり私がついていけばよかった」
項垂れる私に、レオニス様は優しく頭を撫でた。
「いや、ティナが行かなくて良かった。詳しくは言えないが騎士団の事は今こちらで動いている最中だ。ルチアはきっと無事に助けるから家で待っていてくれないか」
「でも……。ルチアが……」
「すまない、少し待っていてくれ」
そうレオニス様に言われて家に帰ったものの、ルチアが心配でいても立ってもいられない。
そうだ! レオニス様に迷惑がかからないように変装して外から様子を伺うのはどうだろう。
幸いレオニス様の部屋には、魔法の研究でできた色々なアイテムがある。
例えば目の色を変えるメガネや髪色を変える粉。
それらを使えば私がレオニス様の家政婦だと気づかれないんじゃないだろうか。
「少しだけ……。様子を伺うだけ」
自分にそう言い訳して私は粉を髪に振りかけ茶色の髪に変えた。
鏡の前で眼鏡をかけると瞳の色も茶色に見える。
「レオニス様……。すぐ帰ってきますから。ごめんなさい」
誰もいない家に向かって言い訳し、私は家を出た。
モンターニュ侯爵の屋敷にて。
モンターニュ侯爵は現在アストリエ王国においてかなりの権力を握っている。
過去に遡れば王家との血縁関係がある事が理由の一つだと言われているが、もちろんそれだけではない。
桁違いの富を手にしてきた実態は、闇社会を牛耳ってきたからこそだ。
現在のモンターニュ侯爵家当主、ギデオン•モンターニュもまた、裏社会との繋がりを強く持ち私服をこやしてきた。
でっぷり太った体型に、薄くなった金髪。
彼は思った。自分こそが選ばれた人間なのだと。
選ばれた人間の私の邪魔をしようとするやつは容赦しない。たとえ、それが他の侯爵や国王であっても。
国王は愚かにも私の娘を王妃にせずに、敵対するルヴァリエ侯爵の娘を王妃にした。
それだけではない。先日ついに第一王子まで出産した。
次期国王の祖父として権力を持つのは私のはずだったのに。何かと邪魔なルヴァリエを国王共々亡き者とし、赤子の後見人としてこの国を乗っ取ってやる。
そんな野望を元に進めた計画は軌道に乗っているようだ。
我が子ながらマルフォンはなかなか使えるやつだ。
いっそ兄のレスターより次男のマルフォンを次期侯爵にしてもいいな。
ギデオンは自分の欲望しか頭になかった……。
ここはルチアの両親の営むパン屋。
街のパン屋は今日も沢山の美味しそうな焼きたてのパンが並んでいる。
「ねえ、そろそろレオニス団長とティナが一緒に住み始めて一年半が経つわよね」
いつものようにパン屋の店番をしているルチアが言った。
「そうだけど……。それがどうかした?」
「どうかしたじゃないわよ。年頃の男女が一つ屋根の下。それもあんなカッコよくて地位もある人と一緒に住んでてなんでどうにかならないの」
「またその話か。ルチアは本当に恋愛の話が好きだな」
そう言ったのは道具屋のダニエルさんのところで働いているモーリスだ。
栗毛の髪の人のしっかりした男性だ。年は私たちより一つ年上らしい。
ダニエルさんは奥さんと、幼かった息子を病気で亡くしてしまっていて、住み込みでモーリスを雇っているのだ。
この先、道具屋を継がせる気なのかもしれない。
「なんなの? モーリス。私の楽しみの邪魔をするなら帰ってくれる?」
「いや、パンを買いに来たら、またルチアがその話をしているのが聞こえたからさ。ティナよりも自分はどうなんだ」
私は二人を交互に見ることしかできず、全く口を挟めない。
「ふん、アンタには関係ないけど教えてあげるわ。私は美人だから、この前騎士様にデートに誘われたのよ」
「え? それ本当?」
思わず聞き返してしまった。そんな話初耳だ。
「ティナまで!! 本当よ。今度の休みの日に騎士団に遊びに来ないかって誘われたのよ」
うーん……騎士団のどの人だろう。評判の良くない人も多いらしいけど大丈夫かな。
「ル、ルチアが騎士団員なんて、遊ばれるのがオチだぜ。やめとけって」
あ。モーリス。そんな言い方したら逆効果……。
「なんでアンタにそんな事言われなきゃいけないのよ。こうなったら絶対に行って、騎士団員の彼女になってみせるわ。アンタよりずっと素敵なんだから」
モーリス、ルチアの事が好きなくせに不器用だな。
「どうせ、振られるだろうがな。泣いて帰ってきたら慰めてやるよ」
そう言ってモーリスはパンも買わずに店を出て行った。
「もうっ。なんなのよ、アイツは」
「モーリスはルチアが心配なんだよ。私も心配なんだけど、本当に騎士団に行くの」
「本当は行く気なかったんだけど、モーリスに行くって言っちゃったし、少しだけ行ってすぐ帰ってこようかな」
「ルチア……。心配だから私も行こうか?」
「大丈夫、大丈夫。明日行って、夕方には帰ってくるから。ティナはレオニス様に騎士団には近づかないように言われているんでしょ。ちょっと見てくるだけにするね」
そう言って笑っていたルチアは次の日の夜帰ってこなかった……。
翌々日、ルチアのパン屋に様子を聞きに行った私は、パン屋のおばさんにルチアの行き先を知らないかとたずねられた。
「あの……心当たりがないわけではないのですが、まずはレオニス様に相談してしてきます!」
私はおばさんにそれだけ言うとパン屋を後にし、魔法師団に向かった。
「まさか……ルチア無事でいて!」
魔法師団に着くと、ノエルが私を呼び止めた。
「ティナじゃない? どうしたの? またレオニス様の忘れ物?」
走ってきた私は息を切らしたままノエルに言った。
「レ、レオニス様は……?」
「団長室にいると思うけど……」
ノエルがそう言うが早いか団長室まで駆け上がり、ドアをノックした。
「レオニス様、ティナです! 入ってもよろしいですか?」
私の声が切羽詰まっていたのか、すぐレオニス様がドアを開けてくれた。
「ティナ! どうした? 何かあったのか!」
「レオニス様!ルチアが…。ルチアを探してください」
レオニス様は私の肩に手を置くと、中に促した。
「まずは落ち着け。話を聞こう」
レオニス様は私をソファに座らせると、カイン様にも隣に座るよう言った。
「それで。何があったんだ」
私は昨日のルチアの話と、今日ルチアのお母さんから昨日からルチアが戻ってきてないと言われたことを伝えた。
「騎士団で何かあったとしたら……。ああ、やっぱり私がついていけばよかった」
項垂れる私に、レオニス様は優しく頭を撫でた。
「いや、ティナが行かなくて良かった。詳しくは言えないが騎士団の事は今こちらで動いている最中だ。ルチアはきっと無事に助けるから家で待っていてくれないか」
「でも……。ルチアが……」
「すまない、少し待っていてくれ」
そうレオニス様に言われて家に帰ったものの、ルチアが心配でいても立ってもいられない。
そうだ! レオニス様に迷惑がかからないように変装して外から様子を伺うのはどうだろう。
幸いレオニス様の部屋には、魔法の研究でできた色々なアイテムがある。
例えば目の色を変えるメガネや髪色を変える粉。
それらを使えば私がレオニス様の家政婦だと気づかれないんじゃないだろうか。
「少しだけ……。様子を伺うだけ」
自分にそう言い訳して私は粉を髪に振りかけ茶色の髪に変えた。
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