嫌われ悪役王子は死にたくない!!《本編完結済》

えの

文字の大きさ
43 / 43

番外編⑾

しおりを挟む

どうすればいいのか分からず俺の視線は彷徨う。えっ、ガイはディルドを使ってオナニーするのが見たかったんじゃないの?次のステップに移ってもいいのだろうか?戸惑いはあるものの、俺のおしりの穴は待ちきれないとばかりに疼きディルドを欲している…ガイは怒ってるようだけど…。


ガイに視線を固定しゆっくりとディルドをおしりの穴にあてがう。その瞬間、部屋の温度が下がった気がしてブルりと体が震えた。

「シオンっ!!」

怒鳴り声に近い声をあげ、ガイがディルドを持つ俺の手を痛いぐらいに掴み上げた。

「いっ…」

加減を忘れたガイの行いに思わず声が漏れてしまう。これには俺の方が怒りたいぐらいだ!楽しみにしていたオナニーを邪魔された挙句、ガイの目の前での公開オナニー強要。俺が何したって言うんだよ!趣味に没頭しようとする事がそんなにイケナイコトなのか!!

「ガイ、続きが見たいんだろ?見せて…」

やるよ、と誘う言葉を最後まで言い切る前に手に持っていたディルドを奪い取られた。空っぽになった自分の手とガイの手の中に収めされたディルドを交互に見る。はっ?どういうつもり?俺の頭の上には大きなクエスチョンマークが飛び交っていることだろう。

「おぃっ!!ガイな…」
「俺が手伝ってやるよ」

またもや俺の会話は途中で遮られ、ガイはニヤリと大きく口を吊り上げトンデモ発言をぶちかました。普段は硬派なガイが…

「なっ、そんな…リアル狼系俺様男子だと…素敵すぎるやろ!!」

あっ、やべ。心の声が思わず声に出てしまった。急いで両手で口を塞ぐ。だが、俺の発言に気を良くしたのか、少ししっぽを揺らしながらディルドにローションを垂らし始めた。

「可愛く啼けよ」

そう耳元で甘く囁き、軽く首筋にキスを落としたあとペロと舐め上げた。それだけで俺は興奮せずにはいられない。ガイに押し倒され体がベットに沈む。

鋭い目に見下ろされているのに胸がキュンキュンする…。自分の中の隠れたMっ気が解放されてしまったようだ…。ガイ…催促するように無意識に名前を呼ぶ。それに応えるかのようにゆっくりとディルドが中に入ってきた。

「あぁっ…」

カリの部分が堪らなく気持ちいい。

「そこぉ…きもぢぃ。もっと…」

緩やかなガイの動きが焦れったい。自分では怖くて挿入する事が出来なかった奥まで欲しい。待ちきれないとばかりに自然と腰がゆるゆると動き快感を求める。しかし、ガイが持つディルドの動きが急に止まった。

「なんでっ…!あぁっ、おくまで…っ」
「気持ちいいのか?これが奥まで欲しいのか?」
「なんで…そんなこと…」
「答えろ」
「欲しいっ…奥までちょーだぃ」


ガイの意図がわからんが、欲しいものは欲しい!感じすぎて涙目のまま縋るように懇願すれば、グルッと小さな唸り声に続き壁に何ががぶつかる音が聞こえた。驚きのあまり一瞬にして涙が引っ込む。


嘘だろぉー!ガイのやつ…とち狂ったのかディルドを壁に投げつけやがった!しかもどんだけの腕力で投げたんだよ?!壁に刺さってるじゃん!!いや、待てよ。これはこれでいいかもしれん。ディルドには壁に貼り付けられるような吸盤タイプもあった。よし、あれは俺の部屋の装飾品として保存しておこう!そうすれば…ガイの居ない時にでもバックで犯される気分を味わえる…。あぁ、俺ってばエロいことに関してはほんと天才だな!!



ディルドを見ながらニヤついていると、ガシッと足首をモフモフの手で掴まれた。うぇ?!そのまま俺の両足首を持ち上げ、ガイは自分の肩に乗せるような体位にした。えっ、なっ、声にならない声を上げ身を捩るが、片手でお腹をがっちりホールドされてしまい全く歯が立たない。



不安げに足の間からガイを見ればあくどい笑みを浮かべている。そのまま視線を下に降ろせば、いつの間にやら寛げたズボンから、はちきれんばかりに勃起したご立派なガイの逸物が飛び出していた。久しぶりにご対面した肉棒に顔が蕩け手を伸ばそうとしたが、


「一気にいくぞ」


その恐ろしい一言に俺は絶望に叩き落とされた。

「えっ?無理じゃねぇ?」

馬鹿じゃねぇの?と続けたい言葉を飲み込んで即答したが、ガイは相変わらずあくどい笑みを浮かべ俺の真っ白な両脚を抱え上げるだけだった。


しおりを挟む
感想 15

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(15件)

anb4sa
2024.03.26 anb4sa

FLUFFY IS DEFINITELY JUSTICE!!! I NEED MORE FLUFFY BEASTMEN!!!

解除
あ
2023.07.18

体が大きくて泣き虫なクマさんは最高にかわいい

解除
タイガ
2022.10.08 タイガ

最高でした!
更新アリガトウございます☆

(できたら、)2期楽しみに待ってます

解除

あなたにおすすめの小説

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

当て馬だった公爵令息は、隣国の王太子の腕の中で幸せになる

蒼井梨音
BL
箱入り公爵令息のエリアスは王太子妃候補に選ばれる。 キラキラの王太子に初めての恋をするが、王太子にはすでに想い人がいた・・・ 僕は当て馬にされたの? 初恋相手とその相手のいる国にはいられないと留学を決意したエリアス。 そして、エリアスは隣国の王太子に見初められる♡ (第一部・完) 第二部・完 『当て馬にされた公爵令息は、今も隣国の王太子に愛されている』 ・・・ エリアスとマクシミリアンが結ばれたことで揺らぐ魔獣の封印。再び封印を施すために北へ発つ二人。 しかし迫りくる瘴気に体調を崩してしまうエリアス…… 番外編  『公爵令息を当て馬にした僕は、王太子の胸に抱かれる』 ・・・ エリアスを当て馬にした、アンドリューとジュリアンの話です。 『淡き春の夢』の章の裏側あたりです。 第三部  『当て馬にされた公爵令息は、隣国の王太子と精霊の導きのままに旅をします』 ・・・ 精霊界の入り口を偶然見つけてしまったエリアスとマクシミリアン。今度は旅に出ます。 第四部 『公爵令息を当て馬にした僕は、王太子といばらの初恋を貫きます』 ・・・ ジュリアンとアンドリューの贖罪の旅。 第五部(完) 『当て馬にした僕が、当て馬にされた御子さまに救われ続けている件』 ・・・ ジュリアンとアンドリューがついに結婚! そして、新たな事件が起きる。 ジュリアンとエリアスの物語が一緒になります。 S S 不定期でマクシミとエリアスの話をあげてます。 この2人はきっといつまでもこんな感じなんだと思います。 番外編 『僕だけを見ていて』 ・・・ エリアスはマクシミのことが大好きなのです。 エリアス・アーデント(公爵令息→王太子妃) マクシミリアン・ドラヴァール(ドラヴァール王国の王太子) ♢ アンドリュー・リシェル(ルヴァニエール王国の王太子→国王) ジュリアン・ハートレイ(伯爵令息→補佐官→王妃) ※扉絵のエリアスを描いてもらいました ※本編はしばらくお休みで、今は不定期に短い話をあげてます。

【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~

tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。 番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。 ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。 そして安定のヤンデレさん☆ ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。 別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。

竜王陛下、番う相手、間違えてますよ

てんつぶ
BL
大陸の支配者は竜人であるこの世界。 『我が国に暮らすサネリという夫婦から生まれしその長子は、竜王陛下の番いである』―――これが俺たちサネリ 姉弟が生まれたる数日前に、竜王を神と抱く神殿から発表されたお触れだ。 俺の双子の姉、ナージュは生まれる瞬間から竜王妃決定。すなわち勝ち組人生決定。 弟の俺はいつかかわいい奥さんをもらう日を夢みて、平凡な毎日を過ごしていた。 姉の嫁入りである18歳の誕生日、何故か俺のもとに竜王陛下がやってきた!?   王道ストーリー。竜王×凡人。 20230805 完結しましたので全て公開していきます。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

【完結】待って、待って!僕が好きなの貴方です!

N2O
BL
脳筋ゆえ不本意な塩対応を只今猛省中、ユキヒョウの獣人 × 箱入りゆえガードが甘い愛され体質な竜人 愛しい幼馴染が有象無象に狙われて、居ても立っても居られなくなっていく余裕のない攻めの話。 (安心してください、想像通り、期待通りの展開です) Special thanks illustration by みとし (X:@ibarakiniarazu) ※独自設定かつ、ふんわり設定です。 ※素人作品です。 ※保険としてR設定にしていますが、基本健全。ほぼない。

オークとなった俺はスローライフを送りたい

モト
BL
転生したらオークでした。豚の顔とかマジないわ~とか思ったけど、力も強くてイージーモードじゃん。イージーイージー!ははは。俺、これからスローライフを満喫するよ! そう思っていたら、住んでいる山が火事になりました。人間の子供を助けたら、一緒に暮らすことになりました。 子供、俺のこと、好きすぎるのやめろ。 前半ファンタジーっぽいですが、攻めの思考がヤバめです。オークが受けでも別に大丈夫という方のみお読みください。 不憫オークですが、前向きすぎるので不憫さは全くありません。 ムーンライトノベルズでも投稿しております。

転生したら同性の婚約者に毛嫌いされていた俺の話

鳴海
BL
前世を思い出した俺には、驚くことに同性の婚約者がいた。 この世界では同性同士での恋愛や結婚は普通に認められていて、なんと出産だってできるという。 俺は婚約者に毛嫌いされているけれど、それは前世を思い出す前の俺の性格が最悪だったからだ。 我儘で傲慢な俺は、学園でも嫌われ者。 そんな主人公が前世を思い出したことで自分の行動を反省し、行動を改め、友達を作り、婚約者とも仲直りして愛されて幸せになるまでの話。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。