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番外編⑾
しおりを挟むどうすればいいのか分からず俺の視線は彷徨う。えっ、ガイはディルドを使ってオナニーするのが見たかったんじゃないの?次のステップに移ってもいいのだろうか?戸惑いはあるものの、俺のおしりの穴は待ちきれないとばかりに疼きディルドを欲している…ガイは怒ってるようだけど…。
ガイに視線を固定しゆっくりとディルドをおしりの穴にあてがう。その瞬間、部屋の温度が下がった気がしてブルりと体が震えた。
「シオンっ!!」
怒鳴り声に近い声をあげ、ガイがディルドを持つ俺の手を痛いぐらいに掴み上げた。
「いっ…」
加減を忘れたガイの行いに思わず声が漏れてしまう。これには俺の方が怒りたいぐらいだ!楽しみにしていたオナニーを邪魔された挙句、ガイの目の前での公開オナニー強要。俺が何したって言うんだよ!趣味に没頭しようとする事がそんなにイケナイコトなのか!!
「ガイ、続きが見たいんだろ?見せて…」
やるよ、と誘う言葉を最後まで言い切る前に手に持っていたディルドを奪い取られた。空っぽになった自分の手とガイの手の中に収めされたディルドを交互に見る。はっ?どういうつもり?俺の頭の上には大きなクエスチョンマークが飛び交っていることだろう。
「おぃっ!!ガイな…」
「俺が手伝ってやるよ」
またもや俺の会話は途中で遮られ、ガイはニヤリと大きく口を吊り上げトンデモ発言をぶちかました。普段は硬派なガイが…
「なっ、そんな…リアル狼系俺様男子だと…素敵すぎるやろ!!」
あっ、やべ。心の声が思わず声に出てしまった。急いで両手で口を塞ぐ。だが、俺の発言に気を良くしたのか、少ししっぽを揺らしながらディルドにローションを垂らし始めた。
「可愛く啼けよ」
そう耳元で甘く囁き、軽く首筋にキスを落としたあとペロと舐め上げた。それだけで俺は興奮せずにはいられない。ガイに押し倒され体がベットに沈む。
鋭い目に見下ろされているのに胸がキュンキュンする…。自分の中の隠れたMっ気が解放されてしまったようだ…。ガイ…催促するように無意識に名前を呼ぶ。それに応えるかのようにゆっくりとディルドが中に入ってきた。
「あぁっ…」
カリの部分が堪らなく気持ちいい。
「そこぉ…きもぢぃ。もっと…」
緩やかなガイの動きが焦れったい。自分では怖くて挿入する事が出来なかった奥まで欲しい。待ちきれないとばかりに自然と腰がゆるゆると動き快感を求める。しかし、ガイが持つディルドの動きが急に止まった。
「なんでっ…!あぁっ、おくまで…っ」
「気持ちいいのか?これが奥まで欲しいのか?」
「なんで…そんなこと…」
「答えろ」
「欲しいっ…奥までちょーだぃ」
ガイの意図がわからんが、欲しいものは欲しい!感じすぎて涙目のまま縋るように懇願すれば、グルッと小さな唸り声に続き壁に何ががぶつかる音が聞こえた。驚きのあまり一瞬にして涙が引っ込む。
嘘だろぉー!ガイのやつ…とち狂ったのかディルドを壁に投げつけやがった!しかもどんだけの腕力で投げたんだよ?!壁に刺さってるじゃん!!いや、待てよ。これはこれでいいかもしれん。ディルドには壁に貼り付けられるような吸盤タイプもあった。よし、あれは俺の部屋の装飾品として保存しておこう!そうすれば…ガイの居ない時にでもバックで犯される気分を味わえる…。あぁ、俺ってばエロいことに関してはほんと天才だな!!
ディルドを見ながらニヤついていると、ガシッと足首をモフモフの手で掴まれた。うぇ?!そのまま俺の両足首を持ち上げ、ガイは自分の肩に乗せるような体位にした。えっ、なっ、声にならない声を上げ身を捩るが、片手でお腹をがっちりホールドされてしまい全く歯が立たない。
不安げに足の間からガイを見ればあくどい笑みを浮かべている。そのまま視線を下に降ろせば、いつの間にやら寛げたズボンから、はちきれんばかりに勃起したご立派なガイの逸物が飛び出していた。久しぶりにご対面した肉棒に顔が蕩け手を伸ばそうとしたが、
「一気にいくぞ」
その恐ろしい一言に俺は絶望に叩き落とされた。
「えっ?無理じゃねぇ?」
馬鹿じゃねぇの?と続けたい言葉を飲み込んで即答したが、ガイは相変わらずあくどい笑みを浮かべ俺の真っ白な両脚を抱え上げるだけだった。
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