81 / 257
第81話自分にできる事を
「ぎゃあああ! 何この子かわいいー!」
新しい仲間の紹介がてら、ホームエリアにて顔見世をしていると、秒で浦島先輩が天使に飛びついて来た。
しかし抱きついて金髪を撫でようとして、僕はかなり慌てた。
「浦島先輩! 避けて!」
「え?」
「ちゃがれげろう! あーくらいと!」
指の一刺しで聖なる光が一筋走り、輝きの中で床を消滅させる。
幸い教えた通り威嚇に止めていたが、当たったら首から上が完全消滅待ったなしの強力な魔法だった。
「あっぶなー……威嚇で済ませたのは偉いけど、この人達に攻撃しちゃダメ」
「あい!」
「……返事はいいんだよなこいつら」
軽くペシリと額をデコピンすると頭を両手で抑える様は幼子にしか見えないが、たぶんうちのテイムモンスターの中では上位に食い込む凶悪モンスターだ。
この姿は僕のイメージが原因らしいが、ちびっ子なのはおそらくチョコ〇の金のエンジェルとかそんなとこだと思う。
いきなり九死に一生を得た浦島先輩はカタカタ震えていた。
「……おお、こえぇぇ天使、超こえぇよ」
「……すみません。こんななりでも悪魔の階層よりさらに深い階層のモンスターなんです」
「は、早く言ってねぇ?」
「先輩も悪いんですよ? かわいいからっていきなり飛びついたらダメです」
「そ、それはすまねぇ……」
シュンとする浦島先輩に、天使がトコトコ歩み寄る。
そして天使はすっと手を出して、僕が教えた挨拶を実行した。
「仲直りでち」
「天使ちゃん……!?」
きゅっと手を握って、感動する浦島先輩は何とか抱きつくのは踏みとどまっていた。
まぁ仲よくしてもらうのが目的の顔合わせだし、これを機に天使との距離感を探って欲しいところである。
「それと……これが桃山君へのお土産だ。準備が出来たよ」
そして今回のメインは、出来上がった蘇生薬を桃山君に渡すことだった。
桃山君はポーションとも違うぼんやり輝く薬を受け取ってムムムと唸っていた。
「これが……備えでござるか?」
「そう。やべぇと思ったらこれを使うといいよ。でももう一回聞くけど本当にやる? レベルを上げるだけでも、今以上に強くはなれるよ?」
出来上がった蘇生薬を桃山君に渡しつつ、尋ねる。
だが彼の意思は固いようで桃山君は深く頷き、答えた。
「無論。それにたぶんワタヌキ殿は分かってるんでござろう? 拙者のビルドは、技量が何より重要だと。一度も当たらず大火力を叩き込めて、初めてワタヌキ殿と違う強みが出てくる。そうでござろう?」
「……」
「今回の鬼狩りにしてもワタヌキ殿の聖騎士なら、楽に100体討伐も可能でござる。鬼達ではその防御を貫けず、一方的に蹂躙できるのはわかるでござるよ」
「……そうかもしれないね」
「だが拙者はすべて承知でこの修練を受けると決めたんでござる。だからあまり心配しないで欲しいでござるよ」
桃山君はいつもの穏やかな笑みを浮かべていたが、目の奥に決意の輝きを僕は見た。
「……わかった。じゃあ、応援するよ」
「頑張るでござる」
思ったよりも覚悟がガン決まっていた。なら、これ以上は野暮である。
出来る限りのことはしたし、後は成し遂げてくれることを祈るのみだ。
それに努力というのなら、僕にもやるべきことが詰まっていた。
「僕も頑張んないとな……それじゃあ。アレやってみるか?」
友人の決意を見て感化された僕は拠点に戻り、かねてより準備していた作戦に取り掛かることにした。
「はい! 初めましてこんにちはー。サブカル同好会チャンネルのダンジョン探索系火の玉男、ファイアーボールマンです! 本日は初配信動画見に来てくれてありがとございますー。是非楽しんで見ていってくださいね!」
映像の中で頭が燃えた男が、聞いたことのない声で手を振っていた。
それを画面越しに眺める僕は頭が燃えてるって客観的に見ると心臓に悪いなとそんな感想が浮かんだ。
「第一回目の配信場所はなやんだんですけど、とあるダンジョンの50階。ホームエリア内の拠点からお送りしております」
拠点の家を撮影しているのはカメラ君、ドローンに精霊を入れた僕ら専用のカメラマンだ。
そこは浮遊ドローンの強みを存分に生かして、俯瞰の映像を駆使することでこのエリアの広さまでも紹介できるはずだった。
ファイアーボールマンの場面が変わり、やって来たのは拠点内のキッチン。
そこで始めるのは僕の中で一定の評価を受けている、モンスタークッキングである。
「それで今日は……僕がダンジョンで一番感動した発見を皆さんにご紹介しようかなって思うんです。それがコレ――――ドン! ダンジョン豚料理です!」
やっぱり声高いな……。
でもでっかい肉の塊は、それだけで特上の映像素材だと思う。
そしてズラリと並んだ他の材料はどう見たってトンカツを作ろうとしていた。
テレているのか、僕の頭はいつもより倍ぐらい燃え上がっていて、こちらの火力も少々強火気味である。
「はい。ダンジョン豚はですね、ダンジョンのモンスターの中でも比較的倒しやすいモンスターとして有名ですね。でもパワーがある割に、見た目かわいらしくって一部ではファンもいるんだとか。まぁ私は食べちゃうんですけどねーw」
ちょっとダークなジョークを交えつつ、料理の手際はまずまず。
練習の甲斐があった。
ここでの下処理は、主にモンスターの毒抜きだった。
「まず注意! ダンジョン豚、食べたら死ぬので気を付けて!」
最悪の事態ではあるが、死にかねないのでここは丁寧に手順を確認しながら作業している。
解毒用の薬草入りシーズニングスパイスは、概要欄でレシピも紹介する予定だった。
「というのも、モンスターには基本毒があります。ですが……僧侶のスキルの解呪を使うことで解呪……もとい毒を無効化できるんです。これが基本です! 毒ではなく呪いに反応する魔法というのが分かりにくいところですね。そして下処理を丁寧に行うことでダンジョン豚はビックリするほどおいしい食材になるのです。ダンジョン豚に関してはよく血抜きをして、解呪でほぼ無毒化できます。後は、念には念をいれて、ダンジョン内で発見できる各種ハーブなんかを効かせれば完璧ですね」
ぼんやり僕のスキルで輝く豚肉はいっそ神秘的である。
僧侶のスキル解呪は呪いを解く魔法だが、呪いを使うモンスターなんて相当深くにでも潜らないと出てこないので、学校内では出番がある方が珍しいスキルとも言われている。
「正直解呪はなんに使うのかわからんと思った方もいるのでは? 見た目分かりにくいですけど、これ結構使えます。病気の類や、菌が増えた水なんかにも有効なので、なんかダンジョンに行って気分が悪いなーと思ったら使ってみてくださいね」
昔は病気になると御払いをしてもらったりしたらしいが、ダンジョンでは今でも解呪は有効な手段です。
そんなことを言っている間に、小麦粉、卵にパン粉を付けて、次の工程である。
「おっと油がいい感じの温度です。これもダンジョン豚の油ですね。脂身からとれたラードで揚げると一味違うと何かで見ましたー。では揚げていきまーす」
今回はお手軽感を出すために、フライパンで挑戦だ。
頭が燃えているくせに油にビビっているようで、腰が引けているのがちょっとカッコ悪いファイアーボールマンである。
「私は最初中火で火を通して、仕上げに高温できつね色に揚げまーす。衣がはがれないように慎重にね、そして―――」
理想の揚げ色を見極めて、油から上げてゆく。
油を切り、上がる湯気を見せるのは、中々おいしそうだった。
たっぷりのキャベツの千切りを用意し、ザクザクザクと切り分ける音をこれでもかと拾うのは揚げ物撮影には必須だと思われる。
そうして出来上がった芸術のような食べ物は、お皿に盛られて黄金色の輝きを放っていた。
「はい、完成でーす。んーおいしそうですねーでは一口……」
カメラ君と一緒に研究した、よくある食レポの角度だったが、燃え上がる炎の中にトンカツをくべているようにしか見えなかった。
残念。
「うん、おいしい! そして死んでません! ああ、頭の炎で消毒してるわけじゃありませんよ? これは派手に燃えてますけど、見せかけだけです。消毒位してくれてもいいと思います」
頭が燃えているアピールはほどほどにして、今回の締めだ。
「では、本日ここまで! チャンネル登録、高評価していただけたら嬉しいです! サブカル同好会チャンネルでしたー」
僕は編集した動画を閉じた。
「ふぅ……なるほど」
まぁ結構頑張ったのではないだろうか?
「……食べ物動画で、死んでないですアピールってありだったのかな?」
根本的な疑問が口をついたけど、何か僕は成し遂げた気分である。
トンカツはカラッと揚がったが、初回動画も早々にカラッとプチ炎上した。
まぁ反応は5割、ダンジョンの中でカメラが使えるわけないだろってツッコミ&フェイク画像疑惑。
3割お褒めいただいて、これからも頑張ってください。
残りが困惑って感じで、批判が多いのはおおむね予想通りでしたがね。
ダンジョンの攻略は命が掛かっているから、誤情報の拡散にはかなりシビアな反応が多いのだ。
それでもテストで反応があるだけ、大したもんだと思う。
やっぱりダンジョンはみんな気になるよね。
ああ、トンカツおいしそうってコメントが心に染みたよ。
新しい仲間の紹介がてら、ホームエリアにて顔見世をしていると、秒で浦島先輩が天使に飛びついて来た。
しかし抱きついて金髪を撫でようとして、僕はかなり慌てた。
「浦島先輩! 避けて!」
「え?」
「ちゃがれげろう! あーくらいと!」
指の一刺しで聖なる光が一筋走り、輝きの中で床を消滅させる。
幸い教えた通り威嚇に止めていたが、当たったら首から上が完全消滅待ったなしの強力な魔法だった。
「あっぶなー……威嚇で済ませたのは偉いけど、この人達に攻撃しちゃダメ」
「あい!」
「……返事はいいんだよなこいつら」
軽くペシリと額をデコピンすると頭を両手で抑える様は幼子にしか見えないが、たぶんうちのテイムモンスターの中では上位に食い込む凶悪モンスターだ。
この姿は僕のイメージが原因らしいが、ちびっ子なのはおそらくチョコ〇の金のエンジェルとかそんなとこだと思う。
いきなり九死に一生を得た浦島先輩はカタカタ震えていた。
「……おお、こえぇぇ天使、超こえぇよ」
「……すみません。こんななりでも悪魔の階層よりさらに深い階層のモンスターなんです」
「は、早く言ってねぇ?」
「先輩も悪いんですよ? かわいいからっていきなり飛びついたらダメです」
「そ、それはすまねぇ……」
シュンとする浦島先輩に、天使がトコトコ歩み寄る。
そして天使はすっと手を出して、僕が教えた挨拶を実行した。
「仲直りでち」
「天使ちゃん……!?」
きゅっと手を握って、感動する浦島先輩は何とか抱きつくのは踏みとどまっていた。
まぁ仲よくしてもらうのが目的の顔合わせだし、これを機に天使との距離感を探って欲しいところである。
「それと……これが桃山君へのお土産だ。準備が出来たよ」
そして今回のメインは、出来上がった蘇生薬を桃山君に渡すことだった。
桃山君はポーションとも違うぼんやり輝く薬を受け取ってムムムと唸っていた。
「これが……備えでござるか?」
「そう。やべぇと思ったらこれを使うといいよ。でももう一回聞くけど本当にやる? レベルを上げるだけでも、今以上に強くはなれるよ?」
出来上がった蘇生薬を桃山君に渡しつつ、尋ねる。
だが彼の意思は固いようで桃山君は深く頷き、答えた。
「無論。それにたぶんワタヌキ殿は分かってるんでござろう? 拙者のビルドは、技量が何より重要だと。一度も当たらず大火力を叩き込めて、初めてワタヌキ殿と違う強みが出てくる。そうでござろう?」
「……」
「今回の鬼狩りにしてもワタヌキ殿の聖騎士なら、楽に100体討伐も可能でござる。鬼達ではその防御を貫けず、一方的に蹂躙できるのはわかるでござるよ」
「……そうかもしれないね」
「だが拙者はすべて承知でこの修練を受けると決めたんでござる。だからあまり心配しないで欲しいでござるよ」
桃山君はいつもの穏やかな笑みを浮かべていたが、目の奥に決意の輝きを僕は見た。
「……わかった。じゃあ、応援するよ」
「頑張るでござる」
思ったよりも覚悟がガン決まっていた。なら、これ以上は野暮である。
出来る限りのことはしたし、後は成し遂げてくれることを祈るのみだ。
それに努力というのなら、僕にもやるべきことが詰まっていた。
「僕も頑張んないとな……それじゃあ。アレやってみるか?」
友人の決意を見て感化された僕は拠点に戻り、かねてより準備していた作戦に取り掛かることにした。
「はい! 初めましてこんにちはー。サブカル同好会チャンネルのダンジョン探索系火の玉男、ファイアーボールマンです! 本日は初配信動画見に来てくれてありがとございますー。是非楽しんで見ていってくださいね!」
映像の中で頭が燃えた男が、聞いたことのない声で手を振っていた。
それを画面越しに眺める僕は頭が燃えてるって客観的に見ると心臓に悪いなとそんな感想が浮かんだ。
「第一回目の配信場所はなやんだんですけど、とあるダンジョンの50階。ホームエリア内の拠点からお送りしております」
拠点の家を撮影しているのはカメラ君、ドローンに精霊を入れた僕ら専用のカメラマンだ。
そこは浮遊ドローンの強みを存分に生かして、俯瞰の映像を駆使することでこのエリアの広さまでも紹介できるはずだった。
ファイアーボールマンの場面が変わり、やって来たのは拠点内のキッチン。
そこで始めるのは僕の中で一定の評価を受けている、モンスタークッキングである。
「それで今日は……僕がダンジョンで一番感動した発見を皆さんにご紹介しようかなって思うんです。それがコレ――――ドン! ダンジョン豚料理です!」
やっぱり声高いな……。
でもでっかい肉の塊は、それだけで特上の映像素材だと思う。
そしてズラリと並んだ他の材料はどう見たってトンカツを作ろうとしていた。
テレているのか、僕の頭はいつもより倍ぐらい燃え上がっていて、こちらの火力も少々強火気味である。
「はい。ダンジョン豚はですね、ダンジョンのモンスターの中でも比較的倒しやすいモンスターとして有名ですね。でもパワーがある割に、見た目かわいらしくって一部ではファンもいるんだとか。まぁ私は食べちゃうんですけどねーw」
ちょっとダークなジョークを交えつつ、料理の手際はまずまず。
練習の甲斐があった。
ここでの下処理は、主にモンスターの毒抜きだった。
「まず注意! ダンジョン豚、食べたら死ぬので気を付けて!」
最悪の事態ではあるが、死にかねないのでここは丁寧に手順を確認しながら作業している。
解毒用の薬草入りシーズニングスパイスは、概要欄でレシピも紹介する予定だった。
「というのも、モンスターには基本毒があります。ですが……僧侶のスキルの解呪を使うことで解呪……もとい毒を無効化できるんです。これが基本です! 毒ではなく呪いに反応する魔法というのが分かりにくいところですね。そして下処理を丁寧に行うことでダンジョン豚はビックリするほどおいしい食材になるのです。ダンジョン豚に関してはよく血抜きをして、解呪でほぼ無毒化できます。後は、念には念をいれて、ダンジョン内で発見できる各種ハーブなんかを効かせれば完璧ですね」
ぼんやり僕のスキルで輝く豚肉はいっそ神秘的である。
僧侶のスキル解呪は呪いを解く魔法だが、呪いを使うモンスターなんて相当深くにでも潜らないと出てこないので、学校内では出番がある方が珍しいスキルとも言われている。
「正直解呪はなんに使うのかわからんと思った方もいるのでは? 見た目分かりにくいですけど、これ結構使えます。病気の類や、菌が増えた水なんかにも有効なので、なんかダンジョンに行って気分が悪いなーと思ったら使ってみてくださいね」
昔は病気になると御払いをしてもらったりしたらしいが、ダンジョンでは今でも解呪は有効な手段です。
そんなことを言っている間に、小麦粉、卵にパン粉を付けて、次の工程である。
「おっと油がいい感じの温度です。これもダンジョン豚の油ですね。脂身からとれたラードで揚げると一味違うと何かで見ましたー。では揚げていきまーす」
今回はお手軽感を出すために、フライパンで挑戦だ。
頭が燃えているくせに油にビビっているようで、腰が引けているのがちょっとカッコ悪いファイアーボールマンである。
「私は最初中火で火を通して、仕上げに高温できつね色に揚げまーす。衣がはがれないように慎重にね、そして―――」
理想の揚げ色を見極めて、油から上げてゆく。
油を切り、上がる湯気を見せるのは、中々おいしそうだった。
たっぷりのキャベツの千切りを用意し、ザクザクザクと切り分ける音をこれでもかと拾うのは揚げ物撮影には必須だと思われる。
そうして出来上がった芸術のような食べ物は、お皿に盛られて黄金色の輝きを放っていた。
「はい、完成でーす。んーおいしそうですねーでは一口……」
カメラ君と一緒に研究した、よくある食レポの角度だったが、燃え上がる炎の中にトンカツをくべているようにしか見えなかった。
残念。
「うん、おいしい! そして死んでません! ああ、頭の炎で消毒してるわけじゃありませんよ? これは派手に燃えてますけど、見せかけだけです。消毒位してくれてもいいと思います」
頭が燃えているアピールはほどほどにして、今回の締めだ。
「では、本日ここまで! チャンネル登録、高評価していただけたら嬉しいです! サブカル同好会チャンネルでしたー」
僕は編集した動画を閉じた。
「ふぅ……なるほど」
まぁ結構頑張ったのではないだろうか?
「……食べ物動画で、死んでないですアピールってありだったのかな?」
根本的な疑問が口をついたけど、何か僕は成し遂げた気分である。
トンカツはカラッと揚がったが、初回動画も早々にカラッとプチ炎上した。
まぁ反応は5割、ダンジョンの中でカメラが使えるわけないだろってツッコミ&フェイク画像疑惑。
3割お褒めいただいて、これからも頑張ってください。
残りが困惑って感じで、批判が多いのはおおむね予想通りでしたがね。
ダンジョンの攻略は命が掛かっているから、誤情報の拡散にはかなりシビアな反応が多いのだ。
それでもテストで反応があるだけ、大したもんだと思う。
やっぱりダンジョンはみんな気になるよね。
ああ、トンカツおいしそうってコメントが心に染みたよ。
あなたにおすすめの小説
さびれたレンタル道具屋の転生おっさん、道具の使い方を教えまくる。~客のS級冒険者が俺を歴戦の英雄と勘違いして弟子入りを求めてくるんだが~
遥風 かずら
ファンタジー
前世で過労死した久世織人が目を覚ますとそこは異世界の王都、しかも古道具屋の跡取り息子として転生していた。アクセル・リオットとして成長した彼は荷物持ちとして冒険者パーティーに同行、その道中に【無限収納】スキルを開花させる。
パーティー活動から離脱後、四十歳となったアクセルは前世の記憶を思い出し、儲かりそうという考えで道具レンタル屋を始めていた。客足もなく店がさびれる中、道具の使い方が出来てない冒険者によって治安の乱れや魔物討伐の失敗が続いているという話を常連客から聞かされる。あらゆる道具に精通するアクセルは客の冒険者に使い方を教えに行くことを思い立つ。
アクセルの教えにより、やがてS級冒険者や聖女、王女までも勘違いして彼の元には次々と弟子入りを求める者が現れていくのだった。
《カクヨム様で50000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~
仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。
ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》
盾乃あに
ファンタジー
進藤タクマは25歳、彼女にフラれて同棲中の家を追い出され、新しい部屋を借りたがそこにはキッチンに見知らぬ扉が付いていた。床下収納だと思って開けたらそこは始まりのダンジョンだった。
ダンジョンを攻略する自衛隊、タクマは部屋を譲り新しい部屋に引っ越すが、そこにもダンジョンが……
始まりのダンジョンを攻略することになったタクマ。
さぁ、ダンジョン攻略のはじまりだ。
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。