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第88話レイナの提案
レイナさんが提案したのは彼女が招待されたイベントへの参加だった。
「まだ少し先の話ですけど、お祭りに参加しないかとオファーが来てました! お断りしようと思っていたんですが、そう言う事なら受けてきます!」
「お祭りでござるか?」
「なにかちょっと戦うみたいな?」
「そうです! ダンジョン探索者のお祭りって話ですからきっと楽しいです! ワタシ達一年で頑張りましょう!」
グッと拳を握るレイナさんはすでに参加するつもりの様で、やる気十分だ。
そして今現在最高に血の気が多い桃山君も、研ぎ澄ました自分の腕を試す舞台を求めているようだった。
「そうでござるな! せっかく修行したんだからがんばるでござる!」
そして現時点でノープランな僕は、当然乗っかっていった。
「そうだねぇ。お祭りなら地域貢献的な? そういう感じで説明できるかもしれないし、いいんじゃない? 僕も頑張れそう」
「そう来なくっちゃいけません!」
なんだか外部のイベントというと緊張してしまうけど、だからこそ今回の場合は意味がある。
要するに部活動として健全に活動をしていますよとアピールさえ出来ればいいんだ。
そんな大層なことをしなくてもいいし、何なら生徒会だって力を貸してくれる。
せっかくレベルも上がったのだし、自分の力がどれくらいなのか確かめることも出来て非常にありがたい。
ダンジョンの中は撮影不可だから、映像として戦っている他の探索者の実力を見る機会なんて滅多にない事だった。
「そのお祭りは新感覚のバトルもあっていろんな人に見てもらえるらしいです! 活躍出来たら絶対学校もサブカルチャー同好会を見直してくれると思います!」
ニッコリと満面の笑みで断言するレイナさん。
僕も新感覚のバトルとやらは、ゲーマーとしてそそられるフレーズである。
彼女は同い年に見えて絶対僕よりはるかに世間を知っているし、そんな彼女が言い切るのだから、そのイベントはそれなりに知名度があるのかもしれない。
まぁ、何の実績もない学生冒険者がいきなり参加できるのなら、そう大きなイベントではないだろうけど、まず最初の一歩としては自信を付ける意味でも成功体験はしておきたかった。
うん。なんかいけそうな気がして来た。
正直イベントなんて全然柄ではない。だけど1回イベントに参加するくらい頑張ったらいけそうな気がする。
なによりレイナさんがいれば、どうにかなる。
僕は気分的にはほとんど丸投げで、お気楽なものだった。
その日はいったん解散して、僕はなんとなく寮の自分の部屋でネットニュースを見ていた。
そこでふと目についたのは、ダンジョン探索者用の大規模イベントの告知だった。
ダンジョンが切り開く未来。 可能性の形。
ダンジョンエキスポ開催中。
最新ダンジョン事情を世界に向けて発信。
有名探索者が多数参加。
現在注目を浴びている若き探索者同士のエキシビジョンマッチは、ダンジョンの特性を利用した新技術を用いた特殊武舞台で開催予定。
ほーダンジョン技術の武舞台とは、どんなものか想像もできない。
何だかダンジョン探索者のイベントとしてはめちゃくちゃ規模が大きそうで、気が向いたら行ってみようかなって感じである。
「……まさかこれじゃないよな?」
僕は比重としては晩御飯の牛丼に生卵を入れるかの方で真剣に悩みながら、なんとなく呟いたが、牛丼を食べ終わる頃にはすべて忘れていた。
「まだ少し先の話ですけど、お祭りに参加しないかとオファーが来てました! お断りしようと思っていたんですが、そう言う事なら受けてきます!」
「お祭りでござるか?」
「なにかちょっと戦うみたいな?」
「そうです! ダンジョン探索者のお祭りって話ですからきっと楽しいです! ワタシ達一年で頑張りましょう!」
グッと拳を握るレイナさんはすでに参加するつもりの様で、やる気十分だ。
そして今現在最高に血の気が多い桃山君も、研ぎ澄ました自分の腕を試す舞台を求めているようだった。
「そうでござるな! せっかく修行したんだからがんばるでござる!」
そして現時点でノープランな僕は、当然乗っかっていった。
「そうだねぇ。お祭りなら地域貢献的な? そういう感じで説明できるかもしれないし、いいんじゃない? 僕も頑張れそう」
「そう来なくっちゃいけません!」
なんだか外部のイベントというと緊張してしまうけど、だからこそ今回の場合は意味がある。
要するに部活動として健全に活動をしていますよとアピールさえ出来ればいいんだ。
そんな大層なことをしなくてもいいし、何なら生徒会だって力を貸してくれる。
せっかくレベルも上がったのだし、自分の力がどれくらいなのか確かめることも出来て非常にありがたい。
ダンジョンの中は撮影不可だから、映像として戦っている他の探索者の実力を見る機会なんて滅多にない事だった。
「そのお祭りは新感覚のバトルもあっていろんな人に見てもらえるらしいです! 活躍出来たら絶対学校もサブカルチャー同好会を見直してくれると思います!」
ニッコリと満面の笑みで断言するレイナさん。
僕も新感覚のバトルとやらは、ゲーマーとしてそそられるフレーズである。
彼女は同い年に見えて絶対僕よりはるかに世間を知っているし、そんな彼女が言い切るのだから、そのイベントはそれなりに知名度があるのかもしれない。
まぁ、何の実績もない学生冒険者がいきなり参加できるのなら、そう大きなイベントではないだろうけど、まず最初の一歩としては自信を付ける意味でも成功体験はしておきたかった。
うん。なんかいけそうな気がして来た。
正直イベントなんて全然柄ではない。だけど1回イベントに参加するくらい頑張ったらいけそうな気がする。
なによりレイナさんがいれば、どうにかなる。
僕は気分的にはほとんど丸投げで、お気楽なものだった。
その日はいったん解散して、僕はなんとなく寮の自分の部屋でネットニュースを見ていた。
そこでふと目についたのは、ダンジョン探索者用の大規模イベントの告知だった。
ダンジョンが切り開く未来。 可能性の形。
ダンジョンエキスポ開催中。
最新ダンジョン事情を世界に向けて発信。
有名探索者が多数参加。
現在注目を浴びている若き探索者同士のエキシビジョンマッチは、ダンジョンの特性を利用した新技術を用いた特殊武舞台で開催予定。
ほーダンジョン技術の武舞台とは、どんなものか想像もできない。
何だかダンジョン探索者のイベントとしてはめちゃくちゃ規模が大きそうで、気が向いたら行ってみようかなって感じである。
「……まさかこれじゃないよな?」
僕は比重としては晩御飯の牛丼に生卵を入れるかの方で真剣に悩みながら、なんとなく呟いたが、牛丼を食べ終わる頃にはすべて忘れていた。
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