80 / 108
第80話防衛拠点を作ろう
しおりを挟む
僕達は宇宙空間にいた。
オペ子さんの提案によって、ワープゲートの前に集まったわけだが、そのメンバーは僕とシュウマツさんと白熊さんである。
そして白熊さんのアウターの肩には赤いトカゲが乗っかっていた。
「トカゲくんも来たんだ」
「まぁね。クッキーも一緒に行きたいんだって」
「クッキー?」
「この子の名前だよ。いつもクッキーを焼く時、窯に入っているから」
なるほど。クッキーか。実にかわいらしい名前である。
しかし白熊さんについて回るようになっているのは、メタル化を狙っている気もするが言わないでおこう。
この感情の豊かさだと、ルリ同様もう一段上に行くのも近い気がした。
それはともかく、話し合いである。
僕はアウターの中のモニターから、オペ子さんに尋ねた。
「それで? 提案って何だろう?」
「はい。実はワタクシ、ニライカナイコロニー周辺に防衛拠点を置くのはどうかと思っていまして」
「防衛拠点?」
「はい。ワープゲートが完成し。電波状態が回復傾向にあります」
ただ唐突に告げられた情報は、僕にとっては待っていた吉報だった。
「おお、うまくいってるんだ。何度見てもでっかいよね……」
「それだけ穴が巨大だったということだよ」
シュウマツさんも感慨深げにゲートを眺めていた。
コロニーにゲート。
なんともロマンあふれる施設が完成し、こうして目の前にある光景は、つくづく非常識に大規模でSF染みていた。
「はい。機能面でも今のところ順調だと言えます。空間は安定し、地球への帰還も可能でしょう。驚くべきことです。しかし今後、目撃され、通信もできるとなれば、発見されるのは時間の問題だと思われます。そうなった時、防衛戦力の一つもないのはいささか不用心に過ぎると考えます」
「……不用心かな?」
「はい。不用心ですし、礼を失するかと」
しかしオペ子さんの思っても見なかった言い様に、なんとも僕はさすがに汗をかいた。
「れ、礼儀? そもそも人いないじゃない? 国家でもあるまいし」
「これからはそうとも限りません。普通コロニーを見て、国家が関わっていないと思う人間はいないのです。そして万一接触があった場合、なにもなしでは話もできません」
「できないかな?」
「ええ。舐められたら終わりかと」
「舐められるかなぁ……謎の宇宙生物だっているけど?」
「アレは鉱物採集用でしょう? 戦力として十分だとは言い難いですよ」
「そうかなぁ」
結構アレ、やばいと思うのだが、確かに防衛用かと言われると、疑問はあるか。
それにしても何ともおっかない話である。
考えてみれば確かにお話し合いをしようと思えば国家を想定して準備を整えてくるのはわかる話である。
そしてオペ子さんは、その準備が軍事行動でも全然おかしくはないと考えているようだ。
もう少し人間ってやつは理性的な生き物だと僕なんかは思っていたが、どうやらAIにはずいぶんな評価をされているみたいだった。
「そこで、先ほどの機械生命体です。アレは実に面白い。おそらくアレは生物のようではありますが、構造的にロボットに近いものです。ならば宇宙空間で活動することもできるのではないでしょうか?」
「……さすがに無理じゃないかな?」
そこのところどうなのだと仲間の顔を見回すと、反応があったのは予想外のトカゲくん、クッキーだった。
クッキーはサッと右手を上げて、翻訳するのは白熊さんである。
「なんか……行けるらしい。あの鳥に負けっぱなしは悔しいから、頑張ったそうだけど」
「君の仕業かい。そんなに悔しかったんだ……後で僕も何か作ってあげるね? いやでも……宇宙に出られたからって、防衛の戦力なんて無理じゃないかな?」
アレはどう見たって四足歩行の動物だった。
地面を走るのには向いていても、宇宙空間で走り回るわけにもいかないだろう。
他に種類がいるとしても、傾向からして地上の生き物を模してくるとは思う。
「そこは適切な装備をさせればすむ話です。幸いここは隕石の多い宙域ですし、踏みしめる地面も問題ないでしょう。適切な調教は必要ですが、武装を施し、拠点に住まわせれば、優秀な戦闘員になると考えます」
「武装なんて使えないんじゃないかな?」
「はい。ですので搭乗できる装備を設計し、キジムナー君を乗せようと考えています。あの子達も空気がなくても問題ありませんので。調教も兼ねてツーマンセルで運用すればより効果的ではないでしょうか?」
「……調教とは。いやキジムナー君か」
キジムナー君と言えば、オペ子さんが冥界で作った小型の人型アンドロイドだったか。
子供というか、マスコットの様なものだとばかり思っていたけれど、そう言えば戦って命からがら逃げだしたことを思い出した。
あのキジムナー君を、金属生命体と抱き合わせで行動させたいと?
僕はそうなった時のことを頭の中で想像して、尋ねた。
「食われない? キジムナー君?」
「……ボディは修復可能です。そう言う意味でも最適かと」
「……」
そうか、しばらく齧られるの前提なのか。可哀そうなキジムナー君。
しかし提案自体は大まじめなようなので検討には値する。
「僕は……ギリギリ面白いと思う。コロニーの中にいるよりはいいかもしれない」
防衛拠点云々はともかく。少なくとも食べられない生き物によって、コロニー内の生態系が荒れる事態を防げるのは利点と言えると思う。
「そうだね。ひょっとすると、更に最適化するかもしれないから面白い試みだよ」
シュウマツさんは更なる進化なんて恐ろしいことを期待しているようだが、この上更には勘弁してほしい。
「いいんじゃないかな? じゃあ、見かけしだい捕獲していけばいいんだよね?」
もうすでに次やることを考え始めている白熊さんも中々である。
「よろしくお願いします」
同意は得られたと、満足げな表情を浮かべるオペ子さんを見ていると、僕は不安な気持ちになって来た。
「賛成はしたものの……大丈夫?」
「それも含めての、テストです。うまくいけばよいのですが」
「あ、うん。色々試してみるのはいいこと……いいことだよね?」
僕はとりあえずOKを出した。
他に代案もなかったからなのだが……これが後にあんなことになるとは、この時僕は想像もしていなかった。
オペ子さんの提案によって、ワープゲートの前に集まったわけだが、そのメンバーは僕とシュウマツさんと白熊さんである。
そして白熊さんのアウターの肩には赤いトカゲが乗っかっていた。
「トカゲくんも来たんだ」
「まぁね。クッキーも一緒に行きたいんだって」
「クッキー?」
「この子の名前だよ。いつもクッキーを焼く時、窯に入っているから」
なるほど。クッキーか。実にかわいらしい名前である。
しかし白熊さんについて回るようになっているのは、メタル化を狙っている気もするが言わないでおこう。
この感情の豊かさだと、ルリ同様もう一段上に行くのも近い気がした。
それはともかく、話し合いである。
僕はアウターの中のモニターから、オペ子さんに尋ねた。
「それで? 提案って何だろう?」
「はい。実はワタクシ、ニライカナイコロニー周辺に防衛拠点を置くのはどうかと思っていまして」
「防衛拠点?」
「はい。ワープゲートが完成し。電波状態が回復傾向にあります」
ただ唐突に告げられた情報は、僕にとっては待っていた吉報だった。
「おお、うまくいってるんだ。何度見てもでっかいよね……」
「それだけ穴が巨大だったということだよ」
シュウマツさんも感慨深げにゲートを眺めていた。
コロニーにゲート。
なんともロマンあふれる施設が完成し、こうして目の前にある光景は、つくづく非常識に大規模でSF染みていた。
「はい。機能面でも今のところ順調だと言えます。空間は安定し、地球への帰還も可能でしょう。驚くべきことです。しかし今後、目撃され、通信もできるとなれば、発見されるのは時間の問題だと思われます。そうなった時、防衛戦力の一つもないのはいささか不用心に過ぎると考えます」
「……不用心かな?」
「はい。不用心ですし、礼を失するかと」
しかしオペ子さんの思っても見なかった言い様に、なんとも僕はさすがに汗をかいた。
「れ、礼儀? そもそも人いないじゃない? 国家でもあるまいし」
「これからはそうとも限りません。普通コロニーを見て、国家が関わっていないと思う人間はいないのです。そして万一接触があった場合、なにもなしでは話もできません」
「できないかな?」
「ええ。舐められたら終わりかと」
「舐められるかなぁ……謎の宇宙生物だっているけど?」
「アレは鉱物採集用でしょう? 戦力として十分だとは言い難いですよ」
「そうかなぁ」
結構アレ、やばいと思うのだが、確かに防衛用かと言われると、疑問はあるか。
それにしても何ともおっかない話である。
考えてみれば確かにお話し合いをしようと思えば国家を想定して準備を整えてくるのはわかる話である。
そしてオペ子さんは、その準備が軍事行動でも全然おかしくはないと考えているようだ。
もう少し人間ってやつは理性的な生き物だと僕なんかは思っていたが、どうやらAIにはずいぶんな評価をされているみたいだった。
「そこで、先ほどの機械生命体です。アレは実に面白い。おそらくアレは生物のようではありますが、構造的にロボットに近いものです。ならば宇宙空間で活動することもできるのではないでしょうか?」
「……さすがに無理じゃないかな?」
そこのところどうなのだと仲間の顔を見回すと、反応があったのは予想外のトカゲくん、クッキーだった。
クッキーはサッと右手を上げて、翻訳するのは白熊さんである。
「なんか……行けるらしい。あの鳥に負けっぱなしは悔しいから、頑張ったそうだけど」
「君の仕業かい。そんなに悔しかったんだ……後で僕も何か作ってあげるね? いやでも……宇宙に出られたからって、防衛の戦力なんて無理じゃないかな?」
アレはどう見たって四足歩行の動物だった。
地面を走るのには向いていても、宇宙空間で走り回るわけにもいかないだろう。
他に種類がいるとしても、傾向からして地上の生き物を模してくるとは思う。
「そこは適切な装備をさせればすむ話です。幸いここは隕石の多い宙域ですし、踏みしめる地面も問題ないでしょう。適切な調教は必要ですが、武装を施し、拠点に住まわせれば、優秀な戦闘員になると考えます」
「武装なんて使えないんじゃないかな?」
「はい。ですので搭乗できる装備を設計し、キジムナー君を乗せようと考えています。あの子達も空気がなくても問題ありませんので。調教も兼ねてツーマンセルで運用すればより効果的ではないでしょうか?」
「……調教とは。いやキジムナー君か」
キジムナー君と言えば、オペ子さんが冥界で作った小型の人型アンドロイドだったか。
子供というか、マスコットの様なものだとばかり思っていたけれど、そう言えば戦って命からがら逃げだしたことを思い出した。
あのキジムナー君を、金属生命体と抱き合わせで行動させたいと?
僕はそうなった時のことを頭の中で想像して、尋ねた。
「食われない? キジムナー君?」
「……ボディは修復可能です。そう言う意味でも最適かと」
「……」
そうか、しばらく齧られるの前提なのか。可哀そうなキジムナー君。
しかし提案自体は大まじめなようなので検討には値する。
「僕は……ギリギリ面白いと思う。コロニーの中にいるよりはいいかもしれない」
防衛拠点云々はともかく。少なくとも食べられない生き物によって、コロニー内の生態系が荒れる事態を防げるのは利点と言えると思う。
「そうだね。ひょっとすると、更に最適化するかもしれないから面白い試みだよ」
シュウマツさんは更なる進化なんて恐ろしいことを期待しているようだが、この上更には勘弁してほしい。
「いいんじゃないかな? じゃあ、見かけしだい捕獲していけばいいんだよね?」
もうすでに次やることを考え始めている白熊さんも中々である。
「よろしくお願いします」
同意は得られたと、満足げな表情を浮かべるオペ子さんを見ていると、僕は不安な気持ちになって来た。
「賛成はしたものの……大丈夫?」
「それも含めての、テストです。うまくいけばよいのですが」
「あ、うん。色々試してみるのはいいこと……いいことだよね?」
僕はとりあえずOKを出した。
他に代案もなかったからなのだが……これが後にあんなことになるとは、この時僕は想像もしていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる