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四話 舞花の初めての戦い(1)
しおりを挟む僕達は、目が覚めた所の近くの草原に来ていた。メニューウィンドウの地図の、説明によると、ここは、小さなウサギのようなモンスター(というより動物)がいて、肉が食用だということなので、狩場をここに決めた。女子2人は『可愛いうさぎさんを食べるなんてありえない!』なんて言いながらもついて来てくれた。でも、今はそんな事は思っていないと思う。実はさっき、一匹 倒したのだが、最初に頭にあった角で攻撃をお見舞いされていたからだ。
「さっきの一角ウサギの攻撃、大丈夫だった?舞花さんはこうゆうの慣れてないと思うけど、頑張って。」
「舞花、大丈夫?あのウサギめ、私の舞花を攻撃しやがって!根絶やしにしてやろうか!」
永井さん、流石に言い過ぎじゃないだろうか。
「だ、大丈夫だよ、七海ちゃん。いいすぎだよお。なんか性格かわってるよお。」
確かになんか変わってる。
「おい、舞花さんよ、大丈夫か?もう少し休んだ方がいいか?」
「いえ、大丈夫です。幸い痛みは無いようですのでいけます!」
「おし。じゃあ行くか。多分同じやつしか出てこないだろうから、今度は魔法使いらしく、後方援護を頼むな。まさか初心者とはいえ、魔法使いで敵に突っ込んでくとは思わなかったぞ。」
「うう、すみません…。」
実は、さっきの戦闘で舞花さんは、杖を持って敵に特攻をかましたのだ。
舞花さんの調子も治ったので、歩き始める事にした。ここは広い平原らしいので、いろんな動物がいるが一角ウサギが一番弱く、食用なので、こいつしか戦わない。こいつらは、一本木の下の影にしかいないため、近くの木を回ってく事にした。
次の獲物は、すぐに見つかった。三つめの木の下に三匹のウサギ発見した。
「よし、舞花。まずは魔法使いとして、どの位出来るのか確かめる為に、 七海と連携してあのウサギを倒してくれ。」
「連携ってどうすればいいのです?」
「簡単な事だよ。永井さんは盾スキルを持っているんだから、敵を引きつけて貰って、その間に舞花さんが魔法を撃ち込めば良いんだよ。」
「わかりました、やってみます!七海ちゃん、お願いします!」
舞花の初めての戦いが始まった。
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