11 / 85
1日目/三神優子【謎】
しおりを挟む
現場での状況確認を終え、同期の橘と部下2人で警察署に戻って来た
部下2人には それぞれに鑑識に布団を運ぶ事と現場にて撮影した写真のプリントアウトを指示して 私と橘はデスクに戻った
帰る途中に弁当を買って来たがそれは遠野と井川が帰って来てから一緒に食べるつもりだ
橘はもう弁当を食べたとの事だった
私は車の中で橘に現場の状況報告書を書き終わるまで待っていて欲しいと頼んでいた
「お茶でも飲んで待っててくれ」
橘は無言で頷いた そして
「いや~久しぶりの男性保護課で緊張するわね~」
「そっか 何年ぶりだ?」
「ん~21年ぶりかな?出産ギリギリまでいたからね」
「そうか 私も随分長くここにいたもんだな」
2人は顔を見合わせて軽く笑った
私は報告書の作成にとりかった 5分もあれば書ける書類だ
書き終わった書類と写真を提出して 明日から橘に現場で聞き込みをしてもらう許可を 上司から貰えば一段落だ
最初に鑑識に布団を届けた遠野が帰ってきた
遠野にパトカーのカギを渡し使用報告書の作成を頼んだ
私が書類を書き終わった頃にちょうど井川も写真を持って帰って来た
遠野もちょうど書き終わったらしく書類を持って帰ってきた
「今日はみんなご苦労様 まだよくわからない案件だが明日から本格的に調べる事になると思う これから報告に行ってくるから帰って来たらゆっくり飯にしよう」
そして私と橘で上司の所まで向かった
署長と副署長で日勤と遅番とわけて出勤している
遅番は22時までだ 今日は副署長が遅番だった
橘に今日は副署長が遅番だと教えると
「副署長って春日先輩だよね 久しぶりだな~」
「そっか 交番勤務だとなかなか会う機会もないか」
「1ヶ月に1回は警察署に報告書持って来てるけど、なかなか会わないわね ちょっと遠目から見るぐらいかな」
2人でそんな話をしながら2階に上がり長い廊下を歩いて行く
私は「春日副署長は昔に比べたら性格も丸くなったぞ 鬼の春日って呼ばれてたのが嘘みたいだ あと白髪も増えたな」
後ろから「そっか!お前はそんな風に私を見てたのか」
えっ?後ろを振り向くと橘を後ろから口を塞ぐように捕まえたままの春日副署長……一気に冷汗 逃げたい
「い いや先輩 生意気言ってすいませんでした」
「まあ そんな風に見られても仕方ないわな 実際白髪も増えたしな」
春日副署長は橘を放して
「いや~橘!久しぶりだな 元気にしてたか?」
「先輩 お久しぶりです 交番で気楽にやってましたよ ありがとうございました」
「おう 子育ては大変だからな」
春日先輩が男性保護官のトップだった頃 出産で大変になるだろうと橘の近所に交番をわざわざ作って そこに配置代えを手配したのだ 当時の署長にどんな風に[お願い]したのかは謎だが……
「せんっ……副署長 報告書提出しに来ました あと橘に現場付近の聞き込みをしてもらいたく手配の方お願いしに来ました」
「そうか 先ほどの救急の件か 分かった部屋で詳しく聞こう」
私達は副署長の後ろをついて副署長室に入っていった
副署長はデスクに座り報告書を読み始めた
5分ぐらいで書いた書類なので読むのも1分ぐらいな物ですぐに付属していた写真を見始めた
そして
「ある意味難解な案件だな 目的も動機も背景も全く謎だな 三神はどう進めるつもりだ?」
「正直に言って現状では保護した男性の意識が戻らない事には調査するにも方向性が決められません 現場周辺の聞き込みで目撃情報に期待するしかないかと」
「それで橘に担当してもらおうと連れて来た訳だな」
「はい 橘は以前うち(男性保護課)にいましたから捜査も任せられますし それで臨時に橘のいる交番に人員の配置をお願いしに来ました」
副署長は少し悩んでから
「わかった 橘の件は私が手配しよう あと三神!」
「はい」
「男性が外に放置されていたなど広まったら国際問題にまで発展する可能性がある 橘と協力して早急に解決してくれ 三神と今日現場に行った2人で捜査班として動いてくれ 日常業務は外れてかまわん」
国際問題……
「……了解しました」
「あと今日この件に係わった全ての人間に口外を禁ずる 消防署には私が伝えておく 三神頼むぞ」
「はい!」
私達は副署長に敬礼して部屋を出た
まさか国際問題にまで発展する可能性があるなど想像してなかった
それだけ男性の保護は今や世界としての重要事項なのだと思い知らされた
自分の男性保護官としての仕事の重要も
私達は1階に降りて橘を帰らせた
帰り際に私は明日からの聞き込みには[男性の事]は出さずにと頼んだ
橘はもちろんと言っていたから大丈夫だろう
私が男性保護課の部屋に戻ると井川と遠野が弁当を前して待っていた
そして井川が「三神さん あんまり遅いんで先に食べようかと思いましたよ もうお腹限界です」
「あ~そうだな 悪かった 早速食べるか」
私達はちょっと冷め始めた弁当を食べ始めた
食べながら遠野が
「さっきの案件なんか問題あったんですか?」
「まあな 飯を食べてから話そうかと思ったんだが……とりあえず今日の男性の事は口外禁止な 副署長命令だ」
「「えっ?」」
「私も深く考えてなかった すまん 副署長が言うには男性が外に放置されていた事 それを他の国が知ったら国際問題として何を言われるかわからんと言われたんだ」
私は一旦お茶を飲んでからまた話始めた
「つまり男性を保護どころか大事にしてないと世界中からバッシシングを請ける事になるかもとな だから早急に解決しろと 私と井川、遠野は明日から日常業務から外れて捜査班として動く わかったか? 頼むぞ」
あまりの事に2人とも固まってしまった
わかるぞ その気持ち
私は返事を待たずに食べ始めた
食べ終えてから
「とりあえず明日の朝9時に病院に向かうからな わかったか?」
「「はい!」」
部下2人には それぞれに鑑識に布団を運ぶ事と現場にて撮影した写真のプリントアウトを指示して 私と橘はデスクに戻った
帰る途中に弁当を買って来たがそれは遠野と井川が帰って来てから一緒に食べるつもりだ
橘はもう弁当を食べたとの事だった
私は車の中で橘に現場の状況報告書を書き終わるまで待っていて欲しいと頼んでいた
「お茶でも飲んで待っててくれ」
橘は無言で頷いた そして
「いや~久しぶりの男性保護課で緊張するわね~」
「そっか 何年ぶりだ?」
「ん~21年ぶりかな?出産ギリギリまでいたからね」
「そうか 私も随分長くここにいたもんだな」
2人は顔を見合わせて軽く笑った
私は報告書の作成にとりかった 5分もあれば書ける書類だ
書き終わった書類と写真を提出して 明日から橘に現場で聞き込みをしてもらう許可を 上司から貰えば一段落だ
最初に鑑識に布団を届けた遠野が帰ってきた
遠野にパトカーのカギを渡し使用報告書の作成を頼んだ
私が書類を書き終わった頃にちょうど井川も写真を持って帰って来た
遠野もちょうど書き終わったらしく書類を持って帰ってきた
「今日はみんなご苦労様 まだよくわからない案件だが明日から本格的に調べる事になると思う これから報告に行ってくるから帰って来たらゆっくり飯にしよう」
そして私と橘で上司の所まで向かった
署長と副署長で日勤と遅番とわけて出勤している
遅番は22時までだ 今日は副署長が遅番だった
橘に今日は副署長が遅番だと教えると
「副署長って春日先輩だよね 久しぶりだな~」
「そっか 交番勤務だとなかなか会う機会もないか」
「1ヶ月に1回は警察署に報告書持って来てるけど、なかなか会わないわね ちょっと遠目から見るぐらいかな」
2人でそんな話をしながら2階に上がり長い廊下を歩いて行く
私は「春日副署長は昔に比べたら性格も丸くなったぞ 鬼の春日って呼ばれてたのが嘘みたいだ あと白髪も増えたな」
後ろから「そっか!お前はそんな風に私を見てたのか」
えっ?後ろを振り向くと橘を後ろから口を塞ぐように捕まえたままの春日副署長……一気に冷汗 逃げたい
「い いや先輩 生意気言ってすいませんでした」
「まあ そんな風に見られても仕方ないわな 実際白髪も増えたしな」
春日副署長は橘を放して
「いや~橘!久しぶりだな 元気にしてたか?」
「先輩 お久しぶりです 交番で気楽にやってましたよ ありがとうございました」
「おう 子育ては大変だからな」
春日先輩が男性保護官のトップだった頃 出産で大変になるだろうと橘の近所に交番をわざわざ作って そこに配置代えを手配したのだ 当時の署長にどんな風に[お願い]したのかは謎だが……
「せんっ……副署長 報告書提出しに来ました あと橘に現場付近の聞き込みをしてもらいたく手配の方お願いしに来ました」
「そうか 先ほどの救急の件か 分かった部屋で詳しく聞こう」
私達は副署長の後ろをついて副署長室に入っていった
副署長はデスクに座り報告書を読み始めた
5分ぐらいで書いた書類なので読むのも1分ぐらいな物ですぐに付属していた写真を見始めた
そして
「ある意味難解な案件だな 目的も動機も背景も全く謎だな 三神はどう進めるつもりだ?」
「正直に言って現状では保護した男性の意識が戻らない事には調査するにも方向性が決められません 現場周辺の聞き込みで目撃情報に期待するしかないかと」
「それで橘に担当してもらおうと連れて来た訳だな」
「はい 橘は以前うち(男性保護課)にいましたから捜査も任せられますし それで臨時に橘のいる交番に人員の配置をお願いしに来ました」
副署長は少し悩んでから
「わかった 橘の件は私が手配しよう あと三神!」
「はい」
「男性が外に放置されていたなど広まったら国際問題にまで発展する可能性がある 橘と協力して早急に解決してくれ 三神と今日現場に行った2人で捜査班として動いてくれ 日常業務は外れてかまわん」
国際問題……
「……了解しました」
「あと今日この件に係わった全ての人間に口外を禁ずる 消防署には私が伝えておく 三神頼むぞ」
「はい!」
私達は副署長に敬礼して部屋を出た
まさか国際問題にまで発展する可能性があるなど想像してなかった
それだけ男性の保護は今や世界としての重要事項なのだと思い知らされた
自分の男性保護官としての仕事の重要も
私達は1階に降りて橘を帰らせた
帰り際に私は明日からの聞き込みには[男性の事]は出さずにと頼んだ
橘はもちろんと言っていたから大丈夫だろう
私が男性保護課の部屋に戻ると井川と遠野が弁当を前して待っていた
そして井川が「三神さん あんまり遅いんで先に食べようかと思いましたよ もうお腹限界です」
「あ~そうだな 悪かった 早速食べるか」
私達はちょっと冷め始めた弁当を食べ始めた
食べながら遠野が
「さっきの案件なんか問題あったんですか?」
「まあな 飯を食べてから話そうかと思ったんだが……とりあえず今日の男性の事は口外禁止な 副署長命令だ」
「「えっ?」」
「私も深く考えてなかった すまん 副署長が言うには男性が外に放置されていた事 それを他の国が知ったら国際問題として何を言われるかわからんと言われたんだ」
私は一旦お茶を飲んでからまた話始めた
「つまり男性を保護どころか大事にしてないと世界中からバッシシングを請ける事になるかもとな だから早急に解決しろと 私と井川、遠野は明日から日常業務から外れて捜査班として動く わかったか? 頼むぞ」
あまりの事に2人とも固まってしまった
わかるぞ その気持ち
私は返事を待たずに食べ始めた
食べ終えてから
「とりあえず明日の朝9時に病院に向かうからな わかったか?」
「「はい!」」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる