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6日目/岡崎優輝【研究】
しおりを挟む俺は先程の面会室での、出来事で疲れベットに横になりながら外を眺めていた。
すると、またノックの音が……
「コン、コン…………コン、コン。」
なんか急いでる感じだな~俺、今動きたくないんだけどな~
「優輝君!い、いないのか?」
ん?鈴鳴先生か、何かしたのかな?
「は~い!いますよ~入っていいですよ~」
俺はベットに横になったまま答えた。
すると、扉が開き鈴鳴先生が肩で息をしながら入ってきた。
走ってきたのかな?
俺は横になったまま、顔だけ鈴鳴先生の方を見ていた。
「だ、大丈夫か?くっ!やはりあれだけの量を出せば動けなくなるのか!私の為に無茶をして……」
あっ!忘れてた。3本の事か……
いやいや動けるし、鈴鳴先生の為に頑張った訳じゃないから
「大丈夫ですし、動けますから。」
「む、無理しなくていいぞ!今から点滴も準備する、今日1日安静にして……そ、そうだ!夕食はうなぎにしよう!私が準備する。」
「いや、そんな点滴とかいいですから!うなぎも……うなぎは食べたいかな……」
「そうか!じゃーうなぎだけでも私が準備する。だから今日は安静にしてるんだぞ!」
そう言って鈴鳴先生は急いで出て行った。
まだ昼飯もまだなのに、あんなに急いでどうするんだろ?
でも、うなぎか~久しぶりだな~
その後、俺は昼食を済ませ優雅に昼寝を楽しんだ。
そして、ノックの音で目を覚ました。
「優輝!起きてるか?」
「あっはい!今、起きた所です。どうぞ!」
静かに扉が開き、鈴鳴先生が入ってきた。
「おっ!ちゃんと安静にしてるな。」
「別に安静にしてたとかじゃないですよ。ただちょっと昼寝してただけですから。」
「そうか!そうか!」
あっ信じてないわ、これ。
「所で鈴鳴先生って教授なんですよね?どんな研究してたんです?」
「おっ!私に興味が出て来たのかな?ん?ん?………そうだな~最初に発表したのは[着床液]だな。」
「着床液?」
「そう、着床率を引き上げる事ができるのだ!凄いだろう?」
「そ、それは凄いですね。」
前の世界にもなかった技術だ!不妊治療での最後の難関の着床の確率を引き上げてくれなんて、どれだけありがたい事か……
「そして今取り組んでいるのは、男性因子を多く持った精子を選別する為のマーカー液の開発だ。もう完成も近いんだが、検証データーが足りなくてな、次の実験に進めなかったんだ。しかし優輝君の私への愛の賜物で、データーが揃いそうで嬉しいぞ。」
いやいや、愛の賜物とかでもないんで!また3日後出しますけど?
あっ!退院した後どうやって処理しよう………
「そ、それなら退院した後も、定期的に提供しますよ?」
そのかわり、またここの採取室使いますけど……
「ほ、本当にいいのか?」
「えぇ、研究に役に立つのであれば協力しますよ。」
「ありがとう!ありがとう!これで研究も捗る。まだまだやる事が沢山あるんだ!選別した精子による受精試験と経過観察、受精卵の着床試験と着床してからの出産までの経過観察。あとは卵子提供者を探して人工受精の了承か……ん~~~燃えてきた、燃えてきた~」
うわ~すげぇ~ヤル気満々だ。
ん?人工受精………あれ?そ~言えば二人に種あげる約束したな。
2人に手伝って貰えないかな?
「そう言えば鈴鳴先生!俺!ある2人に種あげる事にしたんで、その2人に実験の人工受精頼んでみましょうか?」
「え?………優輝君今何て?」
「え~と2人に人工受精頼んで…「いや、そこじゃなくて」」
「え?え~と種あげる?」
「そ、そう、そこ!いつの間に誰と誰にあげる事になってるんだ?」
「あれ?この前救急救命医師の2人が子供が欲しいって頼まれて、種だけで良かったらOKですよって話になったんですけど聞いてませんでした?」
「い。いや初耳だ!」
「とりあえず、そんな感じでこの前決まったんで。」
「そ、そうか了解した。ちなみに今、何人程と約束しているんだ?」
「約束ですか?………え~と子作りが……鈴鳴先生と三神さんと遠野さんと……え~と、あっ!井川さんも追加で4人で、種だけだと救急救命医師の2人かな~何か結構増えちゃいましたね。」
「こ、子作りだけで4人か?大丈夫か?(体力が)」
「ん~ちょっとキツイかもしれませんけど、大丈夫だと思いますよ。」
「わかった!私も協力出来ないか研究(精力増強)してみる。」
まさか、鈴鳴先生の最後に言った研究が超強力精力剤の開発に繋がり、後に[立ちっぱなし君]が発売されるとは思いもしなかった。
身体に優しい成分なのだが、名前の通り男性が意識がなくなったとしても効果が持続する恐ろしい物になった。
夕食は約束通り、うなぎの特上でした。
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