妻の望みは………貞操逆転世界

クロハナ

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9日目/岡崎優輝【衝撃の事実】

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俺はもう病室に戻って来ていた。


先程『またね~~♪』と軽いノリで帰った彩。

面会室に残されのは気絶している彩芽さんのお母さんと彩芽さん。先程の会話の続きが出来る状況でもなく看護婦さんを呼んで彩芽さんのお母さんを対処して貰った。

彩芽さんに『後日連絡をとれるように端末の番号教えますから』と伝えたので、三神さんに頼むつもりだ。


しかし………彩………死んでも目的の為に常識もをも力でねじ伏せる………彩らしい…変わらないな。

懐かしさで頬が緩んだ。


そろそろ三神さん達が、この申請書を取りに来るはず………そう思いもう1度確認した。


三神 優子44歳 男性保護官

鈴鳴 麗子 34歳 医師

井川 美香 26歳 男性保護官

遠野 紗希さ24歳 男性保護官


いまさらだが、ふと思った………本当にいいんだろうか?

申込書自体ほとんど活用されてないらしいのに………1度にこの人数は前代未聞なのでは?

それによく考えれば1回だけと思い込んでいたけど、子供が出来るまでなんだろうか?

直前になると不安になってきた。

渡す前に詳しく聞こう!そう決めた時扉をノックする音が聞こえた。


「三神です。優輝君いいですか?」


「はい、いいですよ~どうぞ~」


この奇妙なやりとりも馴れてきたな。

ゆっくり扉が開き三神さんと井川さんと………部屋に入ってきた。あれ遠野さんは?二人だけ?

いつも三人一緒のイメージのせいか違和感ありまくりだ。

さっきの面会室には間違いなくいたのに………面会してる間に何があったのだろうか。


「先程ぶりだな優輝君、面会はどうだった?ん?何かあったのか?」


三神さんは俺が遠野さんがいなくて違和感を感じてるいるのを面会で何かあったと勘違いしてるみたいだ。


「いや、面会………ちょっと……結構?色々ありましたけど、それより遠野さんがいなくて何でかな~って」


「遠野?いやいやそれより、ちょっととか結構とか色々?あった?何が?」


何がって……いやいや説明出来ませんって!した所で信じます?いやいや説明するには記憶がある事も話さないといけない訳で………え~と、そうだ!


「あ、彩芽さんのお母さんが興奮し過ぎて壁に体当たりして気絶しました。頭を打ってるかもしれないので、後で検査するみたいです。それで遠野さんは?」


「あぁ、彩芽さんのお母さんの話か………それは私も聞いた。遠野は………なぜか気絶中だ。理由は言えん………気にしないで貰えると助かる。」


気絶中?いや滅茶苦茶気になりますから!

俺が面会中に何が?

そう思い三神さんを見るが、目を反らされたので井川さんを見るとやれやれみたいな感じで


「優輝君!人には隠したい程苦手な事もあります。優輝君も隠しておきたい事あるでしょ?………例えば過去の事とか………」


笑顔でウインクされた………三神さんの一歩後ろにいるから俺にしか見えない。


え?え?知ってるの?って何を知ってるのんだ?


「そ、そうですよね~」


俺はそう答えるしかなかった。あれは絶対何か知ってる!女性の怖さは彩で充分理解している。

あれは逆らったらダメなやつだ!


「そ、それで優輝君、その………書類を貰いたいのだが………別に催促してる訳ではなくてだな………そう!あれだ!誤りがないかとかチェックしないといけないからな。」


うわぁ~見るからに見事に嬉しそうなんですけど?

ちょっとイタズラしてみようかな?

そう思った俺は申請書を指でつまみ上げ見える様に目線の高さまで持っていって


「これですか~?」


三神さんは小さい声で「お、おう」と言いながら見事に釘付け状態♪

ゆっくり右に動かせば右に目線が移動、今度はゆっくり左に動かせば目線も同じく移動。

それとともに待ちきれないのか腕が申請書に徐々に伸びてきてるし………俺は笑いそうになるのを必至に我慢した。


俺も俺で夢中になってしまっていたのか、ふと視線を感じて井川さんを見て目が合うと同時にヤレヤレみたいなジェスチャーをされてちょっと恥ずかしくなった。


気を取り直して


「渡す前に確認したい事何個かあるんですけど、いいですか?」


と申請書を渡さずに腕を降ろした。


三神さんは残念そうな顔で腕を戻してから、我に帰った様子で見るからに冷静をとりつくるように


「そ、そうだな。私達も詳しく説明しようと思って来たんだ。し、申請書は後で貰おう。それで確認したい事とは?」


そんな三神さんを可愛いと思っているのは秘密だ。


「え~と、まず申請書に名前を書かれた人に拒否権ってあるんですか?」


「きょ、きょ、許否だと!許否する様な馬鹿な者など…………………………す、すまん取り乱した。あぁ~確か例外が1つだけあったな………『結婚している者は許否してもいい』と………しかし結婚しているのは1%未満だから気にしなくてもいいと思うぞ。」


拒否権ないんかい!


「わかりました。あとは『子作り申請書』と言うぐらいですから、やっぱり子供が出来るまでずっとって事ですかね?」


「…………………………」


あれ?おや?三神さん…………固まってます?


井川さんどうしましょ?って井川さんを見ると、いつもは眠たそうな目をしてるのに今は目を見開いたまま固まって………ます?


やっぱり1回なんだな………了解。


「わかりました。あと申請書自体あまり活用されてないみたいなんですけど、1度に4人って過去にありました?」


あっ!井川さん元に戻って三神を揺すって………三神さんも……戻りましたね。んで質問聞いてました?


「あぁ、そのもう一度言ってくれないか?」


「だから、申請書自体あまり活用されてないみたいなんですけど1度に4人とか過去にありましたか?」


「いや過去20年間の資料を調べたんだが、活用された回数が4件でどれも1人だけだった。正直4人1度にというのは初めての事になると思う。しかし優輝君が困る様な事にならないように細心の注意を払う、安心して欲しい。」


やっぱり初か………


「そうですか。では最後にどのくらいの期間の間にどのくらいの間隔でする事になるんですか?あと場所とかは?」


「期間か………優輝君それは今はまだわからないとしか言えないな。簡単な流れで行くと、①申請書が本人の意思によるものなのかの確認作業。②申請書に書かれた者の健康状態に精神状態それに生活態度などの検査と審査。③医学的なタイミングの調整及び薬物での成功確率の向上調整。などがあってから申請者本人に、『この日はどうですか?』と端末に連絡が来る事になると思う。場所も数か所そうゆう施設があるらしいのだが機密扱いで私達も知らないのだ。それを1人1人順番に行っていくから多分だが最初の者と最後の者の間には半年ぐらいの期間が空くはずだ。」


はい?マジで?滅茶苦茶時間も掛かるんかい?どんだけよ?

もっと簡単にする方法ないの?


「も、もしかしてもっと簡単に子作りする方法あったとかありませんよね?」


「ん?簡単にってそれは勿論恋人関係になったり結婚すれば出来るだろうな。」


嘘………マジで?え?難しく考えなくてもハーレム作れるの?


何か愕然とした気持ちで、三神さんに申請書を渡した。


後でネットで調べたら、申請書で出来た子供は男が認知してもしなくても国が認める決まりらしい。養う義務も男性にないと………


恋人関係もしくは結婚して出来た子供は勿論男が認知する決まりで、養う義務もあると………

ただし恋人関係で男性を性病や生殖不能状態にした場合、刑罰に処されると………

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