鬱陶しい勇者が背後霊になった件

りん

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 大聖堂を出て、すぐ横の建物が新しいエイラの家だった。
 実家――王城――に比べれば小さいが、相手が悪すぎるだけでこちらも大きな建物だ。
 この中の一室、代々勇者が使用しているという部屋に住むことになる。

「どんな部屋?」
『普通の部屋だよ。君の元の部屋に比べたらちょっと狭いけど、居心地は悪くない』
「ふーん」

 案内を担当してくれる者に聞こえないように話しながら歩いていく。
 ここの人間なら、ウィレームの声が聞こえると言っても信じてくれそうだが、言葉を求められたりすると面倒だ。それに、何を言っているかを教えて憧れを壊すのも申し訳ない。憧れは綺麗なままであるべきだろう。

「こちらが勇者様のお部屋になります。三年ほど前に改築されましたが、殆ど以前のまま変わっておりませんので」
「そう、ありがとう」

 部屋の中は、質素、というには物が多く、かといって雑多かと言われればそうではない、言うなれば普通の部屋だった。
 確かに、エイラの部屋と比べると狭いが、気になるほどではない。
 何より、どこか落ち着く雰囲気の部屋だった。

 この感情が、エイラのものなのか、ウィレームのものなのかは、最早分からない。
 ただ、今回に関しては、どちらでも構わないだろう。

「うん、良い部屋だね」
『だろう? 魔術関係の本も色々あるから、是非見てみてくれ』
「では、ごゆるりとお過ごし下さい。後ほど、世話を任せる者を寄越しますので」

 案内担当の男は、一礼してどこかへ去っていった。
 それを見送って、エイラはもう一度部屋を見渡す。部屋の隅には、王国から持ち込んだ荷物がまとめられていた。誰かが運んでおいてくれたのだろう。量は多くないが、それなりに愛着のある物が多いので、後で片付けてもらおうと決めた。

 それよりも、今日は少し疲れた。
 初陣を終えたあの日ほどではないけれど、不快な歓声を受けて、初めて教皇と話して、沢山の知らない人に会ったし、この後も会う。
 エイラにとっては、若干オーバーワーク気味だ。

 ほんの少しだけ休もうと思って、ベッドに横たわり、目を閉じた。



 ◆



「おはようございます、勇者様」

 目が覚めて、知らない人間の顔が一番に目に飛び込んできた。

「っ! なっ……あ、あぁ、おはよう」

 叫びそうになったエイラだったが、すぐに自分の状況を思い出し、落ち着いて挨拶をすることができた。
 すると、知らない人間、もとい女性は優しく微笑んで、頭を一つ下げた。

「初めまして、勇者様。驚かせてしまい申し訳ございません」
「……あなたは?」
「本日から、勇者様の御側付きを務めます。リーファといいます。どうぞよろしくお願いします」
「……そう、こちらこそよろしく。あと、呼び方はエイラでお願い」

 突然で驚きはしたが、エイラに世話係は必要だ。
 冗談抜きで、エイラは一人では身の回りのことは何もできない。生まれてからずっと、侍女たちに任せて生きてきたのだから。
 だが、身の回りを任せる。つまりは長く時間を共にする人間にまで勇者様と呼ばれるのは御免だった。

「承知いたしました、エイラ様。もうじき夕餉の時間ですが、こちらへお運びしてもよろしいでしょうか?」
「あぁ、うん、お願い」
「承知いたしました」

 リーファが部屋を出たのを見送って、エイラは一つ溜息を吐いた。

『慣れないみたいだね』
「まぁ、ね」

 ウィレームの言う通り、いまいち慣れないのは事実だった。
 何にと聞かれれば、ユリアやベルが居ないことにだ。

 王国でも、ここに来る途中までも、彼女たちはずっと側に居た。朝一番に見るのは、いつも彼女たちの顔だったのだ。
 二人と別れてからの馬車では、ずっと知らない顔を見て寝起きしていたので、もう慣れたと思っていた。
 けれど、一度ベッドで休んでしまったら、もう駄目だった。城に帰れたような、そんな気分になってしまっていたのだ。この部屋の落ち着く雰囲気も、それを助長した。

「探しに行けば良かったかな」
『さて、どうだろうね。どこにどんな風に逃げたのかも分からないし、あの後馬車から長時間離れるのも良いとは言えない。無駄骨になった可能性も高いし、そうでないかもしれない。そこら辺は結果論だから、今更考えても仕方がないと思うよ』

 普段なら、のほほんと語るウィレームに苛立つところだが、そんな気分にもならなかった。

「二人とも、なんで逃げんたんだろう……」
『君はまぁ、僕のせいで色々アレだけど、普通の人は人死にを見て、身の危険を感じたら簡単におかしくなってしまうものなんだよ』
「わかんない」
『あのとき、最初は二人だって君を連れて逃げようとしてただろう? きっとそれが彼女たちの意思だった。君を置いていきたかったわけじゃあない。けれど、人は常に意思だけでものを決めることはできないんだ』

 ウィレームの話は、相変わらず分かりにくかった。
 どんな事情があれ、二人がエイラを見捨てて逃げたのは事実だ。それを認めるのがどうしても嫌だった。

「もう、いい。忘れる」
『それが良い。過ぎたことは、それくらいが丁度良いんだ』

 その日は、夕飯を食べてそのまま眠りについた。



 ◆



 次の日から、訓練が始まった。

 とはいえ、いわゆる筋肉を鍛えるような訓練ではない。五歳児がそんな訓練をしたところで負担がかかるだけであり、成長を阻害する以上の意味はないのだから当然だろう。
 では何の訓練を行うのかと言えば、魔術の訓練だ。

 筋肉と違って、脳みそは幼い頃から鍛えても意味がある。
 むしろ、幼い頃から鍛えれば顕著に伸びていく。

「【微風】、【発火】、【結界】」

 実は特に何かを口にする必要もないのだが、その魔術をつかうのだと自分に強く意識させるため、申し訳程度に名前を唱えている。
 もっとも、【発火】や【結界】はともかく、【微風】に関しては最早その名とは別物になっているのだが。

 未だ、三つ同時に魔術を起動することはできない。
 ただ、魔族に襲われたときと違って、簡易な魔術であれば、二つ維持しながら新しくもう一つを起動することはできるようになった。
 今は更に【操土】の魔術を起動しようとしているが、流石に難しく、苦戦している。

 これが、訓練一ヶ月目の成果だった。



 訓練といっても、エイラにとってはそれほど大変ではない。
 もちろん疲れるし、上手くいかなければストレスも溜まる。けれど、間違いなく上達している実感があり、魔術自体もとても楽しい。

 何より、訓練に集中している間は周りの人間から、勇者様ご機嫌いかがですかなどと話しかけられないのだ。
 いや全く、とてつもないストレスだった。
 勇者を無駄に崇拝し過ぎている彼らは、いちいちエイラに構ってくるのだ。それ自体は良い。良くないが、許せる。
 腹立たしいのは、エイラで良いと言っているのに頑なに勇者様と呼んでくることだ。

 まぁ、言ってしまえば現人神であるエイラの扱いとしては、ある種妥当ではあるが。

 しかし、死ねと言えば死ぬというのに、何故呼び方を変えろという言葉には従わないのか。これが分からない。いや本当に分からない。

 訓練所に併設された食堂でパンを頬張りながら、エイラはそんなことを考えていた。

『まぁ、彼らの考え方は色々特殊だからね。理解する必要もないし、多分できない。少なくとも僕には無理だったよ』

 それはつまり、エイラの努力で改善するのも難しいということである。遠回しに絶望を突きつけられ、エイラは目を遠くした。

 そんなとき。

「おい!」

 生まれてから初めてのぞんざいな呼び掛け。
 一瞬、自分が呼ばれたとは思わなかった。

「おい! お前だよ!」

 しかし、繰り返し呼び掛けられ、しかもそれにより周りの人間が少しばかり殺気立っているのを見れば、これがエイラに向けられたものなのだと嫌でも理解できる。

 首を動かし、声の聞こえた方向を向く。
 そこにいたのは、子供だった。年齢自体はエイラよりも上だと思うが、正確には分からない。携えた剣を見るに、おそらくは騎士の見習いのようなものだろう。

「わたし?」
「そうだよ! お前……お前みたいなのが本当に勇者なのか!?」

 年齢相応の高い声で少年は猛る。
 更に周りの騎士たちやリーファが殺気立つのを手で制し、エイラは口を開く。

「そうだけど」
「っ! なん……何でお前が……!」

 隠すようなことではない。
 正直に告げれば、少年はボソボソと何かを呟き、かと思えば唐突に殴りかかって来た。

「うぉおお!!」

 念のため周りを確認すると、そこまでは想定していなかったのか、騎士たちの対応は間に合いそうにない。位置関係的にリーファは間に合いそうだが、鍛えていない彼女が咄嗟に判断できるかは分からない。盾くらいになら、なれるかもしれないが。
 ともあれ、このままでは、あわやエイラはこの少年に殴られてしまう。
 だが、そんな子供の癇癪を受け流せるほど、エイラは大人ではなかった。

「【風刃ウィンドエッジ】」

 あまりにも大人気なく起動された魔術は、切断力こそ取り除かれているが、立派な攻撃魔術だった。
【風刃】いや、【風弾】とでも呼ぶべき魔術は、下から少年の顎をかち上げるように直撃し、彼の脳を揺らして容易く意識を刈り取った。

 年下の少女に殴りかかって来たとはいえ、携えていた剣を抜かなかったあたり多少の理性は残っていたと思われる少年と、殺さないかつ、可能な限り傷を残さないように配慮したとはいえ、そう年の離れていない子供にほぼノータイムで攻撃魔術を放ったエイラ。
 どちらがより大人気ないと見るか、見る者次第だろう一瞬の争いは、エイラの勝利で幕を閉じた。

 ふん、と鼻を一つ鳴らし、エイラは食事を再開した。

 魔術を使ったエイラの姿に硬直していた騎士たちが再起動し、気絶した少年に駆け寄る。
 先程まで殺気立っていたくせに、騎士たちはやけに丁寧に、労るように少年を運んで行った。
 それを訝しみながら、エイラはリーファに問いかける。

「さっきの、なに?」
「え、あ、はい! 先程の方は、ブレイブ・モルガン」

 名前を聞き、エイラがピクリと反応する。

「初代勇者ウィレーム・モルガン様直系の嫡男です」

 勇者とて人間である以上は、結婚もするし子供も作る。
 初代勇者もそれは例外ではない。

 だから、子孫がいること自体は何ら不思議ではない。

 しかし、二千年も前の人間の直系が残っているというのは大したものだ。

『まぁ、僕の血はもう薄くなりすぎて殆ど残ってないと思うけどね』
「それで、なんでわたしに絡んできたの?」
「……多くの場合、勇者はモルガン家に生まれますから」

 首を傾げるエイラは少しも理解していない。
 だが、リーファはそれ以上語る気はないようで、話は打ち切られてしまった。

 では少し考えてみよう。
 代々多くの勇者を輩出してきた一族の嫡男。
 当然、その世代に勇者が生まれるのなら己だと考えていた筈だ。けれど、勇者であることが分かったのは自分とは一切関係のない王女。
 荒れるのはある種仕方がないことだと言えるだろう。

 ただ、エイラがそれを受け止める義理はない。
 救世主たる勇者に、八つ当たりの相手をしている暇はないのだ。
 故にリーファはそれ以上のことは伝えなかった。

『とまぁ、そんなところだろうね』

 のだが、そんな気遣いは全てウィレームが無駄にした。

 リーファの手前、なるほどなどと相槌を打つわけにもいかず、一つ頷いて返事とした。

『実際、僕の直系だからってわけじゃないけど、代々の勇者の血が混ざった家系だからね。その世代で一番才能のある人間の血を取り込んでるわけだから、才能自体はすごく高いんだ。もし君がいなければ、彼が勇者になった可能性も十分にあったのさ』

 エイラとしては、代わってくれるなら是非ともお願いしたい。笑いながら手を左右に振って無理のゼスチャーをするウィレームを見ずとも、できないことは分かっているが。

 ともあれ、別にエイラがブレイブに構う必要はないだろう。エイラからすれば、勇者に選ばれなかったのはむしろ幸運だ。
 どこまで行っても価値観の違いでしかない以上、話し合ったところで解決するとは思えない。どうせどちらかが怒ってお開きになることは容易に想像できる。

 であるのなら、きっとこれで良かったのだろう。
 二人の和解はブレイブからでなければきっとできない。
 年齢の都合上、今はまだ絶望的ではあるが、いつか彼が大人になり現実を受け入れられたそのとき。

 才能ある彼は、きっとエイラの助けになるだろう。
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