クズの異世界転生

中二病

文字の大きさ
1 / 93
第1章

第1話 プロローグ

しおりを挟む
僕の名前は斎藤さいとう あけ、今は学校から帰宅してる途中だ。

「チッ、あ~つまんない」







コツン…







そう小声でつぶやいた後、道端にある小石を軽く蹴った。

今日も相変わらずつまらない、学校の人間関係も……学校の授業も今だって本当につまらない……。

「あ~、何か面白いことないかな~」

そんなことを考えながら、いつもと同じように家に帰った。




















夜ーーーーーーーーーー








僕は夜の街が好きだあまり人がいないし一人でいてもプライドが傷つかない!何より夜の街は落ち着くし、それに!朝や昼より断然涼しいからだ!

「あ~、涼しい~」

ハイテンションにそうつぶやき音楽を聞きながら夜の街を歩く。

先にも言ったが僕は夜に街を徘徊している時間がとても好きだ。とても落ち着くし何より一人でいても何も寂しくないそれにこの時間はとても勇気が出るし楽しいからだ。もしかしたらただ深夜テンションションでハイになっているだけかもしれないがそれでもやはりこの時間が好きだ。


いつも通りの道を歩いていたらT字路の先に信号が見えた。

「は~、もうすぐ赤か~」

目の前の信号は青から黄色に変わろうとしていた。



僕は信号の待ち時間が嫌いだ自分の時間が無駄に取られた気がして不快な気持ちになるからだ。

「あ~…最悪……」

少し、いや、だいぶテンションが下がってしまったが赤信号になるし、急ぐ必要もなくなり少し暇になったからあたりを見渡したらT字路に女性が立っていた。




そして信号の先には少し遠いがトラックが走ってきていた。

「ん…?」

これは個人的な話になるが僕はトラックが少し苦手だ、ときどきしか起こらないが、いきなりクラクションを鳴らされたときは心臓が飛び出るかと何度も思った。

「あ~、トラックを目の前にすると胃がキリキリする…。」

そうつぶやきながら落ち着くため少し立ち止まった。


少し立ち止まった後に気を取り直して歩いていたら女性が信号を渡っているのに目の前のトラックのがなぜか速度を落とさずにT字路を突っ切ろうとしている。

「あ……」

目の前の女性をトラックが引きそうになり……




キキー!!




トラックが女性に気付いたのか、もしかしたらよそ見運転か居眠り運転をしていたのかはわからないがトラックは女性を避けて僕の方に突っ込んできた。

「ハハ……」

笑うしかないとはこのことだろう。


マンガやアニメ、小説を読んでる時は気分が高揚していたからかトラックなんて突っ込んで来たところで平気で避けられる…………なんて思ってたのに……。

「アァ……」

実際にトラックが突っ込んで来たら全く体が動かない。

面白いことが起きたらいいなとは思っていたがこんなのは全然面白くないし…なんならつまらないし……あぁ、さっきから関係ないことを考えてるな……はぁ…、……あぁ……漏らしそうだなぁ……。


こんなに……つまらない……、本当に……つまらないことばかりは頭に浮かんでくるのにな……。

足がすくんだのか、足が全然動いてくれない……。

「あぁ…(イヤだな……。死にたくないな……。)」





ドカン!





あっという間にトラックが目の前まで来てトラックに跳ねられて、体が壁とトラックに挟まれた…。

「アァ…」

そんな言葉しか……いや………うめき声しか出なかった。

トラックにぶつかったらもっと痛かったりするのかと思ったが感覚自体なくなったからあまり痛みがしない……、まー、たぶん右半身あたりがグロッキーになっているだろうが…そのあたりが壁とトラックに挟まったから……とにかく少なくとも今はそんななに痛くはなかった。

「あぁ…いや…グッ(即…死)…じゃ…(ない…分…まだマシな……部類……なの)か?………グッ」

そんなことを考えていたら。

「大丈夫ですか!?今、警察と救急車を呼びました!」

そう呼びかけてきたのは男性だった、女性…ではないからたぶんトラックの…運転手……だろう…人がそう言ってきた。

「アァ…(女性はいないから女性は立ち去ったのか…まぁ…当然か変なことには巻き込まれたくないだろうし…)ムリそ……」

事故から少ししか経っていないだろうがすごく眠たい…、血が流れ過ぎたからか…頭が揺さぶられて脳震盪になったからか…どちらにしてももう少しで死ぬだろうことしかわからない。

ま~…それくらい現状を理解していれば十分に現状把握できていると言っていいだろうけど…。

「大丈夫です!大丈夫ですから眠らないでください!!」

交通事故を起こした当人にすれば自分が起こした人身事故で人が死んだら面倒だろうしこういう反応になるだろうとは思うがもうすぐ死ぬだろう状態でそれを言われてもどう言ってよいか困る…。

この人も大変だろうな…。今から死ぬ人間にそれを思われても仕方がないとは思うけど…。

「ムリ……だろう…。もうすぐ………死ぬと思うし…アァ……グァハ」

あぁ、本当…きつい…。

「大丈夫です!大丈夫ですよ!きっと!」

そう言われても…。

「死なないでください!本当に!本当に!!」

ハハ…。アァ…。本当…ムリ…。アァ……

「待っ………さい!…当!待…て!」

アァ…。




ピーポー! ピーポー!! ピーポー!!! ピーポー!!!! ピーポー!!!!! ピーポー!!!!!! ピーポー!!!!!!! ピーポー!!!!!!!!




アァ、救急車や警察が到着する前に…………僕は………ここで……………















しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依
ファンタジー
 氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。  死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。  大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。

処理中です...