7 / 93
第1章
第7話 引き取られた後の後日談
しおりを挟む
ふぅ~……、なんとか不審感を拭えた……たぶん……きっと……
まー……それよりも今はずっと僕の周りにまとわりついてくるこの子らの対応をしなければ………。
「アレス僕の指をにぎって!」
心底楽しそうに、そう兄上が言ってきた。
「キャッキャッキャッキャッ」
ちなみにアレスというのは引き取られた後に名付けられた僕の名前だ、名前の意味は正直よくわからない。
名前の意味がどういう意味だったにせよ、今はそんなことはあまり関係ないか……そんなことより、よくもまぁ~2人とも飽きずに30分も1時間も延々と同じことを毎日毎日変わらず、ずっと続けていられるな……。たぶん僕なら最初の5分~10分ぐらいでこんなことすぐに飽きると思うのに……。
「あ!兄ちゃん私にも変わって!」
姉上がそう言いながら僕の指を強引に掴もうとした。
「もうちょっと待って、もうちょっと遊んだら交代するから」
それに対して兄上はまだ遊びたりないのか……これは遊んでると言えるのか?………まぁいい、とにかく遊びたりないのか姉に交代するのはもう少し待ってほしいと言った。
「ずるい!私も遊ぶ!」
そう言って姉上は乱暴に僕の手を掴もうとした。
「ま…待って!ヴァイゼまたお母さんに怒られるから!」
そう言って姉上が無理やり僕と遊ぼくとするのを兄が止めようとしている。
そう、この子らはこういう感じのことを何度も何度も繰り返してその度に母親に怒られているのだ。
キーーーー
「楽しく遊んでいるのねタプ………っ…何をやってるの赤ちゃんと遊びながら喧嘩しない!」
そう焦ったように止めに入った。
「はい!」
「わかった~」
母親から怒られたからかそう言ってすぐに2人はケンカをやめた。
うん、怒られてすぐに喧嘩止めるんだったら頼むからほんまに喧嘩なんてやめてほしい、毎回ヒヤヒヤさせられるこっちの身にもなって欲しい。
「タプファーとヴァイゼ、アレスの乳母の人が来たわよ?外で遊んできなさい?アレス、私も外に行くわね?」
そう言って母親は部屋から出ていった。
なぜ引き取られて数日で乳母が決まったか不思議に思う人もいるだろう。
そんな人にこの数日でわかったことを教えよう。
まず…そうだな……
まず最初に乳母が決まったのは実子が流産する前らしい最初にある程度どの家の人間から選ぶかの目星をつけて生まれてくる前にその人やその家族にコンタクトを取り乳母になることを承知してくれたなら乳母が決まる、そんな感じだ。
だから実子が流産した段階で一度は話がお流れになり、それから1~2ヶ月後に僕を拾ったからどうするか考えお流れになった乳母やその家族に乳母になってくれないかの打診を持って行ったら2つ返事で承諾してくれたらしい。
いやはや、神様の力、様々だね。
キーーーーー
「失礼します…はい…アレス君、おっぱい飲もうね…」
そう乳母の人がテンション最悪の状態で言ってきた。まー、相応の家格の人間が捨て子に乳を与えるんだからそんなテンションになるわなって感じ、きっと神様がいろいろ動き回った結果こうなったんだから、了承したとはいえあとから嫌になっても仕方がないよね。
「ダァーーー」
とりあえずそう言っておいた。というか他に対応方法がわからないからね……。
「はー……なんで私こんな依頼受けちゃったんだろう…そもそも最初はこの家の嫡子の乳母になる話だったのに……デメテルさんが流産してしまって乳母の話が白紙になって……その後捨て子を拾ったから乳母を探してるんだが乳母になってくれるかという話が来てなぜか2つ返事で了承しちゃったけど……そもそもなぜ捨て子、たぶん貧民の子供だっただろう捨て子の乳母になるのを頷いちゃんたんだろう……」
乳母さんはこんな独り言をときどき言うがそれは僕ではなく神に言って欲しい……。気持ちはわかるが僕の責任ではないからね。
「は~い……ゲップを出そうね~…」
トントン トントン
「ゲップ……ゲップ」
今日はさっさとゲップ終わった…。よかった…。長くなったらそれだけ愚痴を聞かされる時間が増えるからね……。
「はい~。おねんねしましょうね~~。」
乳母の人はそう言ってだるそうにしながらも、寝かしつけてくれた。
「ダーー」
申し訳程度に赤ちゃんっぽく喋った後、できるだけ早く眠るために努力した。
まー……それよりも今はずっと僕の周りにまとわりついてくるこの子らの対応をしなければ………。
「アレス僕の指をにぎって!」
心底楽しそうに、そう兄上が言ってきた。
「キャッキャッキャッキャッ」
ちなみにアレスというのは引き取られた後に名付けられた僕の名前だ、名前の意味は正直よくわからない。
名前の意味がどういう意味だったにせよ、今はそんなことはあまり関係ないか……そんなことより、よくもまぁ~2人とも飽きずに30分も1時間も延々と同じことを毎日毎日変わらず、ずっと続けていられるな……。たぶん僕なら最初の5分~10分ぐらいでこんなことすぐに飽きると思うのに……。
「あ!兄ちゃん私にも変わって!」
姉上がそう言いながら僕の指を強引に掴もうとした。
「もうちょっと待って、もうちょっと遊んだら交代するから」
それに対して兄上はまだ遊びたりないのか……これは遊んでると言えるのか?………まぁいい、とにかく遊びたりないのか姉に交代するのはもう少し待ってほしいと言った。
「ずるい!私も遊ぶ!」
そう言って姉上は乱暴に僕の手を掴もうとした。
「ま…待って!ヴァイゼまたお母さんに怒られるから!」
そう言って姉上が無理やり僕と遊ぼくとするのを兄が止めようとしている。
そう、この子らはこういう感じのことを何度も何度も繰り返してその度に母親に怒られているのだ。
キーーーー
「楽しく遊んでいるのねタプ………っ…何をやってるの赤ちゃんと遊びながら喧嘩しない!」
そう焦ったように止めに入った。
「はい!」
「わかった~」
母親から怒られたからかそう言ってすぐに2人はケンカをやめた。
うん、怒られてすぐに喧嘩止めるんだったら頼むからほんまに喧嘩なんてやめてほしい、毎回ヒヤヒヤさせられるこっちの身にもなって欲しい。
「タプファーとヴァイゼ、アレスの乳母の人が来たわよ?外で遊んできなさい?アレス、私も外に行くわね?」
そう言って母親は部屋から出ていった。
なぜ引き取られて数日で乳母が決まったか不思議に思う人もいるだろう。
そんな人にこの数日でわかったことを教えよう。
まず…そうだな……
まず最初に乳母が決まったのは実子が流産する前らしい最初にある程度どの家の人間から選ぶかの目星をつけて生まれてくる前にその人やその家族にコンタクトを取り乳母になることを承知してくれたなら乳母が決まる、そんな感じだ。
だから実子が流産した段階で一度は話がお流れになり、それから1~2ヶ月後に僕を拾ったからどうするか考えお流れになった乳母やその家族に乳母になってくれないかの打診を持って行ったら2つ返事で承諾してくれたらしい。
いやはや、神様の力、様々だね。
キーーーーー
「失礼します…はい…アレス君、おっぱい飲もうね…」
そう乳母の人がテンション最悪の状態で言ってきた。まー、相応の家格の人間が捨て子に乳を与えるんだからそんなテンションになるわなって感じ、きっと神様がいろいろ動き回った結果こうなったんだから、了承したとはいえあとから嫌になっても仕方がないよね。
「ダァーーー」
とりあえずそう言っておいた。というか他に対応方法がわからないからね……。
「はー……なんで私こんな依頼受けちゃったんだろう…そもそも最初はこの家の嫡子の乳母になる話だったのに……デメテルさんが流産してしまって乳母の話が白紙になって……その後捨て子を拾ったから乳母を探してるんだが乳母になってくれるかという話が来てなぜか2つ返事で了承しちゃったけど……そもそもなぜ捨て子、たぶん貧民の子供だっただろう捨て子の乳母になるのを頷いちゃんたんだろう……」
乳母さんはこんな独り言をときどき言うがそれは僕ではなく神に言って欲しい……。気持ちはわかるが僕の責任ではないからね。
「は~い……ゲップを出そうね~…」
トントン トントン
「ゲップ……ゲップ」
今日はさっさとゲップ終わった…。よかった…。長くなったらそれだけ愚痴を聞かされる時間が増えるからね……。
「はい~。おねんねしましょうね~~。」
乳母の人はそう言ってだるそうにしながらも、寝かしつけてくれた。
「ダーー」
申し訳程度に赤ちゃんっぽく喋った後、できるだけ早く眠るために努力した。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる