30 / 93
第3章
第30話 教会に行った日の夜
しおりを挟む
「ZZZ………ZZZ………」
「起きてください!」
ガゴ!
「あっ?」
ぇ?
「どういうこと?なにがあった?僕はなんでベッドから転げ落ちてるんだ?」
誰かにベッドから布団を巻き上げるようにして叩き落されたような………、叩き落された?叩き落さたってことは今この部屋にはその犯人が………うん……天使しかいないよな?て言う事は僕をベッドから叩き落としたのは天使ってことになるよな?なんで天使は急に僕をベッドから叩き落としたんだ?
「なぜ自分がベッドから叩き落されたのわからない……そういう言いたげな表情ですね…私やゲオールギアー家の人たちにあんな虚言を吐いておいて……恥ずかしいと思わないんですか?あんな嘘をついて私達の信頼を得ようとして?私は別に怒っているわけでは無いんですよ?ただ……一度は心から信用しようと思った人があんな虚言を吐いていたなんて……ただただ悲しいだけなんですよ……さっきから黙りこくってなんなんですか!言い訳もしてくれないんですか?………あぁ……一応言っておきますが…外からこの話が聞かれることはありませんのでご安心ください、遮音結界を張っておりますので、そのあたりを理解したのならおねがいですから言い訳くらいしてくださいよ……」
天使は言葉の最後にそう締めくくってから話すのをやめ、僕が話し始めるのを待つ姿勢をとった。
ただ僕からすれば今はそれどころではなく僕の目の前にこの前と同じように通信越しではあるが主神が眼前に座っているそのことで頭がいっぱいになり天使の話しどころではないのだ。
「えっ?なんで主神様が目の前に?聞いてないよこんなこと?なぁ!どういうこと?なんで!?なんで!?」
急に目の前に神が現れたことにより頭がパニック状態になり喚き散らすように天使に対して現状の状況説明を求めながら、わけもわからずわめきながら天使の肩を掴み天使の体を揺さぶっていた。
「暁君!大人しくしなさい!」
主神にそう怒鳴りつけられた。
「えっ?あ……えっ?なにがどう……えっ?」
僕は主神からそう怒鳴りつけられた後もそう醜く狼狽し続けていた。
「落ち着いてください暁君、今回私は今日あったことをいろいろ報告してもらうためにクーストーディアに連絡を入れてもらいました、ここまではいいですね?」
ん?報告をしてもらう?何を?今日のことをって言ってたか?その流れで今、天使が怒ってる?何故?たぶん神から今日の僕のしたことについて説明があったから……とりあえず落ち着こう…落ち着いて少しずつ話を理解していこう……。
「うん……たぶん……なんとなく……」
とりあえず主神の言葉に対してそう返答した。
「それでクーストーディアが怒っている理由は私が今日の暁君に関するもろもろの説明をしたからです、わかりましたか?」
そう主神はわかりやすくそして優しく話を順序立てて現状の説明をしてくれた。
神が話した現状に関する諸々の説明はやはりさっき予想した通りだった。
「う…うん……なんとなくわかった。それで申し訳ないが話を聞いていなかったからさっき何を君が話していた内容をもう一度話してくれるかな?クーストーディア?」
そう天使に話をもう一度説明して欲しいとおねがいした。
「えっ?私の話聞いてなかったんですか?」
そう心底驚いたように自分の話をしっかり聞いていなかったのかと天使が聞いてきた。
「あぁ…申し訳ない……話を聞いていなかった、だから…ではないがもう一度説明してほしいんだがもう一度説明してくれるかな?」
そう申し訳無さそうに天使に再度の説明をおねがいした。
「クーストーディア、私からもおねがいするよ、暁君も決して悪気があって話を聞いていなかった訳では無いはずなんだ……」
そう主神が僕の発言に対してフォローを入れてくれた。
ありがたい…が……こいつがそれを言うとどうも……ね…まぁいいどうせ僕にはこれを神に対して言う根性はないのだからこの件《けん》に関して考えても仕方がないか……。
「主神様がそうおっしゃるのなら……はい…わかりました……今回、私の話をしっかり聞いていなかった件は許します……しかし……何故、今回私の話をしっかり聞かなかったのかの理由は話してくださいよ?暁君?」
天使は今回、僕がしっかり話を聞きたかった件は許してくれるそうだ……しかし最後の要求はあまりにも……
「……………」
この話をできないから天使やあの人達に嘘なんてのをつくはめになったんだからその要求はあまりに……
「暁君の口からその話をさせるのは少し問題があるのでその件は私からあくまでも予想ではありますが話させてもらいますこれで暁君を許してあげてほしいです……」
そう主神様が言ってくれた。
主神様のその言葉は本当に助かる。今の僕の気持ちはありがたいの一言に尽きる。
「………はい……わかりました……他ならぬ主神様が言うのです……仕方がありませんから許しましょう……」
仕方のないことだが天使は不承不承であると言いたげにそう言い、最後に僕を許してくれた。
「それでは先ほど貴方に言った言葉を簡潔にもう一度話します……私やゲオールギアー家の人達にあんな虚言を吐いて恥ずかしいと思わないんですか?あんな嘘をついて私達の信頼を得ようとして貴方は自分の行動にどうとも思わないのですか?先ほど貴方に言った言葉の内容はこんな感じの内容です、今度は貴方がちゃんとした返してくださいよ?」
そう天使が言ってきたが……いや?言えない内容ではないよ?ただ……その内容はいささか……。
「………」
できれば話したく無いなー、そんなことを考えながら僕は頭を抱えた。
「暁君?その内容であれば話しても問題ないですよね?話したくない気持ちは十二分にわかりますがしっかり答えてくださいよ?」
そう主神が言ってきた。
だよね~そうなるよねーまぁ仕方がない天使の質問にしっかり答えるか……。
「あぁ……君らに嘘をついたり、それにより信頼を得ようとして恥ずかしいとは思わないか?だったか……まず君達に嘘をついた件は申し訳ないと思っているし反省もしている……とはいえ今後同じことがあったら嘘をつかないかと聞かれたら申し訳ないと思っているし反省もしているが間違いなく同じ嘘をつくだろう……次にそれによって信頼を得ようとしたことを恥ずかしいとは思わないのか?……という質問だがこれに関しては結果として申し訳い事をしたとは思うが、しかし言い訳をさせてもらうのなら信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼を得たってのが正確なところだ、これが君の質問に対する僕からの答えだ」
それで僕は言葉を締めくくった。
「アレス様……最後のは答えになっていないでしょう?何故嘘をついて信頼を得ようとして恥ずかしくないかという質問に対して嘘をついて信頼を得ようとしたのではなく、嘘をついた結果信頼を得たという答えになるのです?その返答ではただ言葉を反対にして説明しただけでは無いですか?」
そう言ってもなぁ……そうとしか言いようがないし……これがだめなら他にどう説明したらいいんだ?
天使の言葉に対してそう思って頭を抱えた。
「ハァ~~、仕方がありませんここから先の説明は私がします……」
主神様がそう言ってくれた。
「はっ?何故ですか?この質問は暁君に対してしています、主神様も先ほど暁君に対してしっかり答えるように言いましたよね?なのに何故質問に対してしっかり答えていない暁君を今度はまるで庇いたてるような事をすのですか?」
天使が主神様に対してそう苦言を呈した。
まぁそうなるよね……話を全部知らなければ答えになっていない答えを言っているようにしか思えないよね………。
「少し待ってください、一からしっかりわかるように貴方の質問に対する暁君の返答の意味の解説も含めて話しますから……、えーと、まず暁君がこの間、というか今日、話せないと言っていた話の内容ですが、貴女では無くアテナさんの方が身の回りに置くのに信用できると言った理由としてはそもそも我々の行動自体に不審感を抱いていたからこそ出た言葉です……「それが理由で暁君が私を信用していないのなら私が暁君に信用されることはないということじゃないですか!」落ち着いてくれ!クーストーディア!これまでの話もそうだがこれは暁君に聞かないと断言できないがたぶん暁君は君のことをある程度信頼していると思う!「えっ?そんなんですか?暁君?」クーストーディア少し落ち着いてください!今私が君の言葉や暁君が何故あの時本当のことを言えなかったか説明しているからその話は後でしてくれませんか!「はい…わかりました……」そうか……クーストーディアが理解してくれたようで嬉しいよ……それで何故暁くんが嘘をついたかだが自分自身が神に対して不審感を抱いていると堂々と言うわけにもましてそのことが周囲の人間にバレるわけにもいかなかったからだ……ここまではわかったかい?「はい……理解しました……」それでさっきの暁君の、信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼を得たってのが正確なところだ、と言う説明は自分が神を疑っていると思わせないために嘘をついたのであって君やゲオールギアー家の人間から信頼を得るために嘘をついたわけではなく、やむにやまれずその嘘をついた結果の信頼であって、だから……要するに……暁君は信頼を得ようとして嘘をついたのではなく、やむにやまれぬ事情があって嘘をついてしまいそしてその副次的な結果として信頼度が上がった、そう言いたかったんだと思う……繰り返しになるが要するに信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼が得られた、最後の説明に関してはそういう話をしようとしてたんだと思うよ……私の説明がわかりづらかったらごめんね?」
主神様はそう話を締めくくり今回のことに関する説明を終えた。
「そうですか……だいたい理解しました。暁君の話していた内容の意図とかも……話は変わりますが暁君?貴方は私のことをどう思ってるのです?」
天使はそう言って僕のことに関して理解してたと言ってくれて最後に自分の事をどう思ってるのか聞いてきた。
主神様も僕の返答に興味があるらしく僕の方をじっと、見てきた。
「ハァ……、君の実直で正義感のある性格は信頼しているし尊敬もしている、だから……できることなら君と心から信頼し合える仲間になりたいと思っているし………………まぁそれに少なくとも主神様に関してもわりかし信頼してるし(小声)それより!主神様?魔王が復活すると小耳に挟んだのですがこの話は本当ですか?」
天使に聞かれた話から話を変えるのにちょうどいい話題だしずっと気になっていた内容だったから主神に対して魔王に関しての話を聞いてみた。
「そうですか……私のことを信頼し、信頼し合える仲間になりたいですか……その次の言葉は小声すぎてよく聞こえなかったですけど最後の言葉は何ですか!まるで私の話がついでみたいじゃないですか!」
天使は最初は嬉しそうに次は何を言ってたのか聞き取れなかったのか不思議そうに最後の言葉に対しては笑いながら怒ってきた。
「そうですか…私達のことをそんなふうに思っていたのですね?えーと、魔王の復活に関しては約十数年後、とだけ話しておきます。まぁー、時期こそ正確にはわかりませんが十年前後、後に魔王が復活するのは予想ではなく確定した事実です、聞きたい話は以上ですか?」
主神がそう答え、話の最後に他に聞きたいことはないか?と聞いてくれた。
「質問にお答えいただきありがとうございます、現時点で僕から聞きたい質問は以上です」
主神の言葉に対してそう返事した。
「はい、それではもう話すことも無いので通信は切りますね?それでは……」
そう言って主神は通信を切ってきた。
そんな感じで主神との会話は終わり僕はすぐに休むことにした。
「起きてください!」
ガゴ!
「あっ?」
ぇ?
「どういうこと?なにがあった?僕はなんでベッドから転げ落ちてるんだ?」
誰かにベッドから布団を巻き上げるようにして叩き落されたような………、叩き落された?叩き落さたってことは今この部屋にはその犯人が………うん……天使しかいないよな?て言う事は僕をベッドから叩き落としたのは天使ってことになるよな?なんで天使は急に僕をベッドから叩き落としたんだ?
「なぜ自分がベッドから叩き落されたのわからない……そういう言いたげな表情ですね…私やゲオールギアー家の人たちにあんな虚言を吐いておいて……恥ずかしいと思わないんですか?あんな嘘をついて私達の信頼を得ようとして?私は別に怒っているわけでは無いんですよ?ただ……一度は心から信用しようと思った人があんな虚言を吐いていたなんて……ただただ悲しいだけなんですよ……さっきから黙りこくってなんなんですか!言い訳もしてくれないんですか?………あぁ……一応言っておきますが…外からこの話が聞かれることはありませんのでご安心ください、遮音結界を張っておりますので、そのあたりを理解したのならおねがいですから言い訳くらいしてくださいよ……」
天使は言葉の最後にそう締めくくってから話すのをやめ、僕が話し始めるのを待つ姿勢をとった。
ただ僕からすれば今はそれどころではなく僕の目の前にこの前と同じように通信越しではあるが主神が眼前に座っているそのことで頭がいっぱいになり天使の話しどころではないのだ。
「えっ?なんで主神様が目の前に?聞いてないよこんなこと?なぁ!どういうこと?なんで!?なんで!?」
急に目の前に神が現れたことにより頭がパニック状態になり喚き散らすように天使に対して現状の状況説明を求めながら、わけもわからずわめきながら天使の肩を掴み天使の体を揺さぶっていた。
「暁君!大人しくしなさい!」
主神にそう怒鳴りつけられた。
「えっ?あ……えっ?なにがどう……えっ?」
僕は主神からそう怒鳴りつけられた後もそう醜く狼狽し続けていた。
「落ち着いてください暁君、今回私は今日あったことをいろいろ報告してもらうためにクーストーディアに連絡を入れてもらいました、ここまではいいですね?」
ん?報告をしてもらう?何を?今日のことをって言ってたか?その流れで今、天使が怒ってる?何故?たぶん神から今日の僕のしたことについて説明があったから……とりあえず落ち着こう…落ち着いて少しずつ話を理解していこう……。
「うん……たぶん……なんとなく……」
とりあえず主神の言葉に対してそう返答した。
「それでクーストーディアが怒っている理由は私が今日の暁君に関するもろもろの説明をしたからです、わかりましたか?」
そう主神はわかりやすくそして優しく話を順序立てて現状の説明をしてくれた。
神が話した現状に関する諸々の説明はやはりさっき予想した通りだった。
「う…うん……なんとなくわかった。それで申し訳ないが話を聞いていなかったからさっき何を君が話していた内容をもう一度話してくれるかな?クーストーディア?」
そう天使に話をもう一度説明して欲しいとおねがいした。
「えっ?私の話聞いてなかったんですか?」
そう心底驚いたように自分の話をしっかり聞いていなかったのかと天使が聞いてきた。
「あぁ…申し訳ない……話を聞いていなかった、だから…ではないがもう一度説明してほしいんだがもう一度説明してくれるかな?」
そう申し訳無さそうに天使に再度の説明をおねがいした。
「クーストーディア、私からもおねがいするよ、暁君も決して悪気があって話を聞いていなかった訳では無いはずなんだ……」
そう主神が僕の発言に対してフォローを入れてくれた。
ありがたい…が……こいつがそれを言うとどうも……ね…まぁいいどうせ僕にはこれを神に対して言う根性はないのだからこの件《けん》に関して考えても仕方がないか……。
「主神様がそうおっしゃるのなら……はい…わかりました……今回、私の話をしっかり聞いていなかった件は許します……しかし……何故、今回私の話をしっかり聞かなかったのかの理由は話してくださいよ?暁君?」
天使は今回、僕がしっかり話を聞きたかった件は許してくれるそうだ……しかし最後の要求はあまりにも……
「……………」
この話をできないから天使やあの人達に嘘なんてのをつくはめになったんだからその要求はあまりに……
「暁君の口からその話をさせるのは少し問題があるのでその件は私からあくまでも予想ではありますが話させてもらいますこれで暁君を許してあげてほしいです……」
そう主神様が言ってくれた。
主神様のその言葉は本当に助かる。今の僕の気持ちはありがたいの一言に尽きる。
「………はい……わかりました……他ならぬ主神様が言うのです……仕方がありませんから許しましょう……」
仕方のないことだが天使は不承不承であると言いたげにそう言い、最後に僕を許してくれた。
「それでは先ほど貴方に言った言葉を簡潔にもう一度話します……私やゲオールギアー家の人達にあんな虚言を吐いて恥ずかしいと思わないんですか?あんな嘘をついて私達の信頼を得ようとして貴方は自分の行動にどうとも思わないのですか?先ほど貴方に言った言葉の内容はこんな感じの内容です、今度は貴方がちゃんとした返してくださいよ?」
そう天使が言ってきたが……いや?言えない内容ではないよ?ただ……その内容はいささか……。
「………」
できれば話したく無いなー、そんなことを考えながら僕は頭を抱えた。
「暁君?その内容であれば話しても問題ないですよね?話したくない気持ちは十二分にわかりますがしっかり答えてくださいよ?」
そう主神が言ってきた。
だよね~そうなるよねーまぁ仕方がない天使の質問にしっかり答えるか……。
「あぁ……君らに嘘をついたり、それにより信頼を得ようとして恥ずかしいとは思わないか?だったか……まず君達に嘘をついた件は申し訳ないと思っているし反省もしている……とはいえ今後同じことがあったら嘘をつかないかと聞かれたら申し訳ないと思っているし反省もしているが間違いなく同じ嘘をつくだろう……次にそれによって信頼を得ようとしたことを恥ずかしいとは思わないのか?……という質問だがこれに関しては結果として申し訳い事をしたとは思うが、しかし言い訳をさせてもらうのなら信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼を得たってのが正確なところだ、これが君の質問に対する僕からの答えだ」
それで僕は言葉を締めくくった。
「アレス様……最後のは答えになっていないでしょう?何故嘘をついて信頼を得ようとして恥ずかしくないかという質問に対して嘘をついて信頼を得ようとしたのではなく、嘘をついた結果信頼を得たという答えになるのです?その返答ではただ言葉を反対にして説明しただけでは無いですか?」
そう言ってもなぁ……そうとしか言いようがないし……これがだめなら他にどう説明したらいいんだ?
天使の言葉に対してそう思って頭を抱えた。
「ハァ~~、仕方がありませんここから先の説明は私がします……」
主神様がそう言ってくれた。
「はっ?何故ですか?この質問は暁君に対してしています、主神様も先ほど暁君に対してしっかり答えるように言いましたよね?なのに何故質問に対してしっかり答えていない暁君を今度はまるで庇いたてるような事をすのですか?」
天使が主神様に対してそう苦言を呈した。
まぁそうなるよね……話を全部知らなければ答えになっていない答えを言っているようにしか思えないよね………。
「少し待ってください、一からしっかりわかるように貴方の質問に対する暁君の返答の意味の解説も含めて話しますから……、えーと、まず暁君がこの間、というか今日、話せないと言っていた話の内容ですが、貴女では無くアテナさんの方が身の回りに置くのに信用できると言った理由としてはそもそも我々の行動自体に不審感を抱いていたからこそ出た言葉です……「それが理由で暁君が私を信用していないのなら私が暁君に信用されることはないということじゃないですか!」落ち着いてくれ!クーストーディア!これまでの話もそうだがこれは暁君に聞かないと断言できないがたぶん暁君は君のことをある程度信頼していると思う!「えっ?そんなんですか?暁君?」クーストーディア少し落ち着いてください!今私が君の言葉や暁君が何故あの時本当のことを言えなかったか説明しているからその話は後でしてくれませんか!「はい…わかりました……」そうか……クーストーディアが理解してくれたようで嬉しいよ……それで何故暁くんが嘘をついたかだが自分自身が神に対して不審感を抱いていると堂々と言うわけにもましてそのことが周囲の人間にバレるわけにもいかなかったからだ……ここまではわかったかい?「はい……理解しました……」それでさっきの暁君の、信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼を得たってのが正確なところだ、と言う説明は自分が神を疑っていると思わせないために嘘をついたのであって君やゲオールギアー家の人間から信頼を得るために嘘をついたわけではなく、やむにやまれずその嘘をついた結果の信頼であって、だから……要するに……暁君は信頼を得ようとして嘘をついたのではなく、やむにやまれぬ事情があって嘘をついてしまいそしてその副次的な結果として信頼度が上がった、そう言いたかったんだと思う……繰り返しになるが要するに信頼を得ようとして嘘をついたのではなく嘘をついた結果信頼が得られた、最後の説明に関してはそういう話をしようとしてたんだと思うよ……私の説明がわかりづらかったらごめんね?」
主神様はそう話を締めくくり今回のことに関する説明を終えた。
「そうですか……だいたい理解しました。暁君の話していた内容の意図とかも……話は変わりますが暁君?貴方は私のことをどう思ってるのです?」
天使はそう言って僕のことに関して理解してたと言ってくれて最後に自分の事をどう思ってるのか聞いてきた。
主神様も僕の返答に興味があるらしく僕の方をじっと、見てきた。
「ハァ……、君の実直で正義感のある性格は信頼しているし尊敬もしている、だから……できることなら君と心から信頼し合える仲間になりたいと思っているし………………まぁそれに少なくとも主神様に関してもわりかし信頼してるし(小声)それより!主神様?魔王が復活すると小耳に挟んだのですがこの話は本当ですか?」
天使に聞かれた話から話を変えるのにちょうどいい話題だしずっと気になっていた内容だったから主神に対して魔王に関しての話を聞いてみた。
「そうですか……私のことを信頼し、信頼し合える仲間になりたいですか……その次の言葉は小声すぎてよく聞こえなかったですけど最後の言葉は何ですか!まるで私の話がついでみたいじゃないですか!」
天使は最初は嬉しそうに次は何を言ってたのか聞き取れなかったのか不思議そうに最後の言葉に対しては笑いながら怒ってきた。
「そうですか…私達のことをそんなふうに思っていたのですね?えーと、魔王の復活に関しては約十数年後、とだけ話しておきます。まぁー、時期こそ正確にはわかりませんが十年前後、後に魔王が復活するのは予想ではなく確定した事実です、聞きたい話は以上ですか?」
主神がそう答え、話の最後に他に聞きたいことはないか?と聞いてくれた。
「質問にお答えいただきありがとうございます、現時点で僕から聞きたい質問は以上です」
主神の言葉に対してそう返事した。
「はい、それではもう話すことも無いので通信は切りますね?それでは……」
そう言って主神は通信を切ってきた。
そんな感じで主神との会話は終わり僕はすぐに休むことにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる