クズの異世界転生

中二病

文字の大きさ
45 / 93
第5章

第45話 不本意な事態

しおりを挟む
正直な話をするのならできることなら起きてほしくないと思っていたことが現状起きている……いや?……正しくはこれから望んでもいない……あまり起きてほしくないと思っていたことがこれから起こりそうだと言ったほうがいいだろうか?

まぁとにかく胃に穴が開きそうなくらいすごいストレスの溜まるだろうことがこれから起こる。


「アレス様、天界との連絡用水晶の準備が完了しました。これから天界との連絡用水晶を使った通信を開始しますがよろしいでしょうか?」


僕にそう天使が聞いてきた。

この天使たしか最初に通信を繋ぐときはこんな確認僕にしてなかったよな?ということはあの時は敵意とまではいかなくともそれに近い感情を僕に抱いていたのか?

……まぁいいか……


「あぁ大丈夫だ。連絡用の水晶で通信を始めてくれ……」


クーストーディアのことで多少気になることもできたがあまり考えてもどうせ答えなんて出ないだろうから気を取り直してクーストーディアにそう言った。


「はい、わかりました。連絡用水晶の通信を天界と繋ぎます………」


クーストーディアはそう言った後連絡用水晶を少しいじって。


「……はい……通信を繋ぎました」


クーストーディアは僕に対してそう言った後、僕の斜め後ろに下がった。





ジジ…ジジジ……ジジジジジ………ジジ……プッン……





連絡用水晶からそんな音がなった後、連絡用水晶から毎度のごとくホログラムみたいに立体的な映像として神たちが映し出されていた。


「久しぶりだね?アレス君?申し訳ないが今回の話し合いの受け答えは私ではなく今私の後ろに立っている私の妹であるフレイに任せることになっているからアレス君も今回は聞きたいこととかはフレイに聞いてほしい。私からはこんなところだよ。あとの会話はアレス君とフレイの二人でしてね?」


話し合いの第一声に主神様は僕にそう言った。


「主神様と変わりまして私は主神様の妹であり豊穣の神フレイです。私と貴方が話すのはこれが初めてでしょうか?今日はよろしくね?アレス君」


そう主神様の妹のある豊穣の神フレイが僕に話しかけてきた。


「…はい、僕が貴女と話すのは初めてです。はじめまして僕の方こそよろしくおねがいします。一つお聞きしたいのですが僕はあなたのことをなんと呼べばいいでしょうか?」


僕はフレイ様にそう挨拶と自己紹介、最後に質問をした。


「そうですね……私のことはフレイとでも呼んでください。アレス君」


僕の質問に対してフレイ様がそう答えてくれた。


「はい、わかりました。フレイ様、それで今回はなぜこの話し合いをセッティングしたのですか?」


フレイ様が僕の質問に答えてくれたことに礼を言った後、フレイ様に今回の話し合いの趣旨を聞いた。

僕が話し合いの趣旨を聞いた直後主神含めた全ての神たちの雰囲気が変わった。

怒りの感情と言うにはあまりにも雰囲気が柔らかすぎて、しかし侮蔑の感情と言うのはあまりにも雰囲気が強すぎる。本当になんとも言えない微妙な空気を神たちは醸し出していた。


「そのセリフを貴方が言いますか……アレス君……今回急遽こんな話し合いの場を設けなければならなくなったのは貴方の言動に起因するというのに……」


まぁフレイ様が何を言いたいかは何となく分かるよ?たださぁ僕がこんなことを考え始めたのはあなたたちの言動のせいなんだからね?まるで全部が全部僕が悪いみたいに言うのはやめてほしいね……そんなこと言われるなんて心外だよ……。


「ふむ……君らが問題とする言動?それは僕が現状、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最後に僕と同じ転生者に対して不審感を持ってること?いや?もしかしてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこと?ねぇ?どっちのことを言ってるの?」


僕の言葉に対して神たちはここまで本音を話すのかと驚愕したような雰囲気を出していたが、さすがに僕でも、事ここに至って君らに対して嘘を突き通せるとは思えるほど肝が座ってなければ馬鹿でもないつもりだからね……。


「はっ?アレス君、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー当たり前だがその理由をしっかり話してもらうからね?それから君がそう思っているだろうとなんとなくわかっていたがなぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最後に君と同じ転生者に対して不審感を抱いているかしっかり理由を話してもらうよ?」


フレイ様が僕の言葉に対してそう返答した。

フレイ様のこの返答に対する僕の感想はまぁ妥当だわなという感じだ。

正気な話さすがにここまでぶっちゃけてなにも聞かれなければそれはそれで恐怖の感情しかわかないからこのフレイ様の言葉はある意味ありがたいといえばありがたい言葉だった。


「………はいわかりました……まず僕がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれによってどこかのタイミンでこの星に決定的にどうしようもない矛盾が出たら嫌だからね……ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……まぁだからこそあなた方に聞きたいことがあるんですがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまぁそれでは次の質問に答えますね?なぜ僕がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最後に僕と同じ転生者に対して不審感を抱いているか……だったか……まずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして次はそうですね……僕がなぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとかに不審感を抱いてるか抱いてるかだったか?それはまぁ……ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー………そして最後になぜ僕と同じ転生者に対して不審感を抱いているか……だったか?まぁこの感情の原因は全部共和国の転生者に対する印象が悪いからなんだけどまぁ共和国の転生者のどのあたりが信用できないのかというと自分の私欲のために大勢人を犠牲にしておきながら悪びれもせず正義の味方ヅラしてるあたりかな?まぁ僕は独裁者とか独善者が大っ嫌いだからね。まぁフレイ様の質問に対する答えはこんな感じでしょうか?」


僕はフレイ様の質問に対してそう答えた。

僕の言葉を聞いて神たちは納得できるような納得できないようなそんな雰囲気は醸し出していた。


「そうですか……とりあえず君からの質問に答えていくね?最初にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして次の質問はたしかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそれでなぜこんなことを聞いてきたんですか?よければですがその理由を後で教えてください。はい、これで君の質問に答え終わりました。ただ……そうですか……貴方はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそれから貴方と同じ転生者たちに対してそんな風に思っていたのですね……」


フレイ様は僕がした質問に対してそう答えてくれた。

あれだね今回の問答で敵意や不審感を抱かれなかったのはよかったけど、かといってこんな感じの雰囲気も敵意や不審感と同じくらい……とは言わないけどそれと同じくらい面倒くさい雰囲気だね……。


「ん、そうですね……今回あなたにそんな質問をした理由やその答えによって僕がどんな感じの行動をとることにしたのかと言われれば、まぁ……まずその質問をした理由ですがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの話を貴女に聞きました。次にこの話を聞いて僕の行動がどうなるかといはえばまずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして次にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして最後にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまぁ……僕の話はそんな感じです」


僕はフレイ様の質問に対してそう答えた。

「そうですか……貴方は………いえ……なんでもありません……私たちからの質問はこれで全て終わりましたがアレス君から私たちに聞きたいこととかはありますか?内容であれば今回の話し合いはこのあたりでお開きにしますが……」


フレイ様は僕の言葉に対してそう返事した。


「………今は僕からフレイ様に聞きたいことはありません」


僕はフレイ様の言葉にそう答えた。


「………そうですか……それではこの通信を切りますね……」



………プッン………



「はい、貴重な時間をありがとうございました……ってもう向こうから通信を切られているのか……」


神との話し合いはそんな感じで終了した。

神と話している間ずっと緊張しっぱなしだったからかすごく疲労困憊になったため通信が終わった後すぐに休んだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...