クズの異世界転生

中二病

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第6章

第53話 夜会までの間にあったこと

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ここポルトゥス領についてから約半月程経った。
そしてだいぶ前に聞いたお祖父様の話によれば今日、予行練習のための夜会があるらしい。


話は変わるがこの半月ほどの間に見聞きしたものはあまりないが、とりあえずこの半月で見聞きしたものをいくつか話そうと思う。

そうだね……まず最初に言うべきは……、この国の名前はマケー王国でこの国の首都の名前がソルエユニーク都というらしい、そして周辺諸国の名前もこの二週間の間に聞いた……まぁとはいえ今は大国の名前しか聞いてないけどね……まぁとりあえず話を戻させてもらうが帝国の名称はオリーゴ帝国で帝都の名前はアンティークウム都というらしい、次に共和国の名称だがバルバルス共和国というらしいそして首都の名前がファイゲ都というらしい、そして最後に数年前にオリーゴ帝国とバルバルス共和国の間にあると話した緩衝国家の名前がウニオー連合王国でその首都の名前がソグーリタース都というらしい………まぁそれぞれの国の名前の意味は毎度のごとくよくわからないけど……とにかく王国や周辺諸国の国名や首都の名前はこんな感じだ。


そして次に……そうだね、まず話すべきなのは……この国の各貴族領の名前やその貴族領の領都の名前の付け方の基準……といってはみたがまぁもしかしたら我が領地や今、僕がいる領地で共通しているだけかも知れないがとにかく、我が領の名前と我が領の領都の名前は一緒なのだこれはこの領地においても同じことがいえた。

……そうだね……だから例えば我が家の領地の名前はゲオールギアー領そしてゲオールギアー領の領都の名前はゲオールギアー府といい、ここポルトゥス領の領都の名前もまたポルトゥス領のポルトゥス府というらしい。



………あぁ!そうだ話はこれまた変わるがこれはポルトゥス府に来てから気づいたことだがゲオールギアー家やポルトゥス家など……まぁ伯爵家以上の領地に住んでいる住民はおおよそ伯爵家以下の領地に住んでいる住民より未来に希望を抱いているように見えた。

僕が伯爵家以上の領地に住んている人間が伯爵家以下の領地に住んている人間より未来に希望を抱いていると思った理由だが伯爵家以上の領地と伯爵家以下の領地とでは町や村の空気感が全然違ったからだ。そして一部の伯爵以下領地の中には伯爵家以上の領地の住民と同等だったりそれ以上に未来に希望を抱いているように見えた


………そしてこれはあまり言いたくはないが伯爵家以上の領地の中には一般的な伯爵家以下の領地の住民より雰囲気が悪いというか……この世界に絶望しているような、貴族という存在に憎悪していると言ってもいいだろう雰囲気というか空気をその領地の住人全体が醸し出しているような領地もあった……。

その理由については……申し訳ないが僕の口からはあまり言いたくはない……。



まぁとはいえ、住民がこの世界に絶望しているような、貴族という存在に憎悪していると言ってもいいだろう雰囲気というか空気を醸し出している領地は必ずしも伯爵家以上の家の領地だけだったわけではなく、またそういう領地は全体の一部だけだが伯爵家以下の領地の住人も上記の話のような、住民がこの世界に絶望しているような、貴族という存在に憎悪していると言ってもいいだろう雰囲気というか空気を醸し出している領地はあるにはあった。……まぁその理由についてはこれまたノーコメントなんだが……まぁとにかくいろいろな領地があるんだな~~と、そういう風に思った。

そして最後にこれもお祖父様から聞いた話だがなぜお祖父様が我が領からこの領地に来るまで移動時間を一か月半、夜会が始まるまでの滞在期間を半月に設定したのかといえば余裕を持って移動して一か月半かかると予想して次に滞在期間の半月は移動時間が異常事態のせいで伸びた場合の保険と家同士の交流とついでに夜会のための情報交換などをする期間としての時間だったらしい……うん……当たり前だが強《したた》かだね……本当に……まぁとりあえず移動期間が一ヶ月半、滞在期間が半月その後に夜会っていう予定はまぁこんな感じの理由で組まれたって感じです。


あとは……まぁ最後に、住民がこの世界に絶望しているような、貴族という存在に憎悪していると言ってもいいだろう雰囲気というか空気を醸し出している領地は一部だけだと言ったがそれだからといって許されていい話ではないと思っている、とだけ付け加えさせてもらう……あとは特に話すべきことはないかな。

……うん!まぁこの領地に来てから僕が知ったことは以上です。
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