クズの異世界転生

第６章

第５５話 夜会（１）

キーーーーー





「……ブラーヴとデメテル殿にポリーティカー殿それからアレスにアテナとクーストーディア殿、もう野外会場に着いたはずだから馬車から降りる準備を始めてくれ」


馬車が止まる前に馬の嘶《いなな》きが聞こえ、それと同時に馬が止まったからなのか馬車が少し揺れた、馬車が止まったのを確認した後お祖父様は父上や母上、ポリーティカー殿にアテナそしてクーストーディアや僕に対してそう言った。


「わかりました。父上」


父上はお祖父様の言葉に対してそう答えた。


「わかりました、お義父様」


母上はお祖父様の言葉に対してそう答えた。


「はい、わかりました。ビアエアンスト様」


ポリーティカー殿はお祖父様の言葉に対してそう返事した。


「はい、わかりました。お祖父様」


僕もお祖父様の言葉に対してそう答えた。


「わかりました、ビアエアンスト様」


アテナ殿もお祖父様の言葉に対してそう答えた。


「承知いたしました。伯爵様」


クーストーディアもお祖父様の言葉に対してそう返答した。





コン　コン　コン　コン



「開けてくれて問題ない」


お祖父様はノックに対してそう答えた。


「はい、失礼いたします」



キーーーー



たぶん御者だろう男性はお祖父様の言葉に返答した後馬車の扉を開けた。


「私はポルトゥス家の執事です。ビアエアンスト・フォン・ゲオールギアー様ですね？お待ちしておりました、ここからは私が夜会会場まで案内いたします」


御者の男性が馬車の扉を開けた後、ポルトゥス家の執事だと名乗る男性がお祖父様に挨拶をしてから自分が夜会会場までの案内をすると言ってきた。


「あぁ、わかった。夜会会場まで案内頼むよ。そういうことだからブラーヴとデメテル殿にポリーティカー殿それからアレスにアテナとクーストーディア殿、このポルトゥス家の執事の夜会会場までの案内に着いていくぞ」


お祖父様はそう言ってポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「わかりました。父上」


父上はお祖父様の言葉に対してそう答えポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「わかりました、お義父様」


母上はお祖父様の言葉に対してそう答えてポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「はい、わかりました。ビアエアンスト様」


ポリーティカー殿はお祖父様の言葉に対してそう返事してポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「はい、わかりました。お祖父様」


僕もお祖父様の言葉に対してそう答えてポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「わかりました、ビアエアンスト様」


アテナ殿もお祖父様の言葉に対してそう答えてポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。


「承知いたしました。伯爵様」


クーストーディアもお祖父様の言葉に対してそう返答してたポルトゥス家の執事の方に歩き始めた。










ポルトゥス家の執事だと名乗った男性の案内に従って馬車を降りて数分ほど歩いたらすごく広くて豪華な部屋に着いた。たぶんこの部屋が夜会をするための部屋だろう。





ポルトゥス家の執事だと名乗った男性の案内に従って夜会が行われる部屋についてから約数十分程時間が経ってから夜会が始まった。

話は変わるが夜会が始まるまでの間にいろいろあった、なにがあったのかと言えばまず最初にポルトゥス家の執事だと名乗る男性の案内で夜会会場に着いてその後、お祖父様やお祖母様、母上の親類縁者などと、主にお祖父様と父上が貴族家同士で交流を深めるために雑談などをしていた。

まぁ僕も多少ゲオールギアー家の親類縁者と話とかはしたがお祖父様や父上のおまけ程度に挨拶したくらいだ。

まぁこれに関しては正直な話あまり疲れはしなかったが、我が家の傘下の下級貴族の当主やその子供がお祖父様や父上に取り入るために夜会が始まる前に我先にと話しかけに来た。

まぁとは言え、下級貴族たちに関してはこういう場に招待こそされるが、招待されても参加するのは、長男や次男……あとは長女くらいだ……。なぜ下級貴族はこういう夜会に長男や次男、長女くらいしか参加しないのかというとこれに関してはぶっちゃけ下級貴族たちは三男や四男……それ以降に生まれた下級貴族の子供たちが、こういう高位貴族の……というか今日知った話だがこの夜会の主催は公爵家…しかも王族の血が流れてる方の公爵家なのだ。


まぁとにかく話が脱線してしまったから話を戻させてもらうが、下級貴族がこの高位貴族の主催する夜会に長男や次男それから長女より年下の子供を参加させたがらないのは、まぁ寄親の子供が参加していたら別だが、高位貴族が主催する夜会に参加する場合、下級貴族とか関係なく貴族が参加する場合、それ相応格好をしていかなければならないからだ、この最低限の服装ってのがすごく高い……その上そういう服は基本使い捨てだ……もったいな……とは思うがまぁそんなわけで裕福な男爵家や子爵家以外、長男や次男、長女以外の子供にそんなこそしていられない……。

まぁそんなわけで、これに関しては明確な決まりがあるわけではなく、他家の面目を潰さないための暗黙のルールみたいなものだが、まぁだからこう言っては何だが空気を読まない系の人間であれば三男だろうが四男だろうが平然と夜会に参加させる。

そしてそんな親の子供だから……まぁそんな感じだ……ゲオールギアー家は伯爵家……ようは高位貴族だし僕はまぁ一応次男だが……まぁ…養子だから正直な話こういう夜会に参加できるとは思っていなかったが……まぁ……あれだね……神の加護様々って感じだね……まぁ僕を今回の夜会に参加させた理由としてはもしかしたら神の使徒を持っているかもしれないしそうじゃなくとも神の加護の中では上位の神の加護を持っていることは確定しているから……ってのが大きいだろう……。

またまた話が変わるが高位貴族が主催する夜会に下級貴族の三男や四男が参加しないのが一般的であるのなら下級貴族の息女はこういう高位貴族の主催する夜会に参加しないのが一般的なのかと言われればこれは時と場合による、子供がとても優秀だったり容姿が優れていたり、まぁ優秀な場合は三男や四男でもこういう夜会に参加するだろうが余程じゃなければ暗黙のルール通りに行動する感じだ……まぁとにかく夜会が始まるまでの流れに関しての話に話を戻させてもらうがお祖父様やお祖母様、母上の親類縁者などと交流が終わった後、お祖父様や父上はゲオールギアー家の傘下に加わっている貴族家の人間と話していた。

また少々話がそれるがゲオールギアー家は伯爵家の中でも力のある方の家だ。

まぁだからというわけではないがゲオールギアーも王国の政財界に派閥を持つ力ある貴族家だ……これは本格的に僕がゲオールギアー家にに引き取られた理由がわからないなーー（棒読み）。

まぁ冗談はおいておこう……そもそも僕がゲオールギアー家に引き取られた理由はある程度想像できるからね……。

とにかく話を戻すがお祖父様や父上が傘下の貴族たちと談笑し終えたぐらいにちょうど夜会が始まった。


まぁ夜会が始まるまでの流れはこんな感じだ。