クズの異世界転生

中二病

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第６章

第５７話　夜会（３）

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そして最後になぜ高位貴族や下級貴族そして王国内において活躍している人間がこの夜会に招待されたのかというと、高位貴族をこの夜会に招待したのかというとこの夜会に参加している理由と同じような説明になるが今後の家同士の付き合いも考えてこの夜会に招待したのだ、まぁそれと自家の影響力の強さを国内外に誇示するという意味合いもあるだろう……まぁとにかく次にポルトゥス家が下級貴族を招待した理由だがまぁこれは自家だけでは夜会を開催させることができない……あるいは夜会を開催するのが難しい家のためにだったり……あとはまぁ……自家の影響力が及ぶ場所に自家と同等の規模の家が食い込んでくるのを防ぐという意味合いもあるだろう……そして最後に王国内で活躍している人間をこの夜会に招待した理由だがこれはたぶん招待した高位貴族に配慮した結果だろう……自家が後ろ盾をしている人間を夜会に呼ばれないというのは見方によっては侮辱している、されているようにも見えるからこそ王国内で活躍している人間をこの夜会に呼んだんだと個人的には思う……。

まぁこの夜会に参加している人間の参加理由や招待理由はこんな感じだからこの夜会においては下級貴族が高位貴族に取り入るために行動するのは目を瞑るのが……まぁ風習みたいになっている……だからこそ高位貴族の子息である僕が下級貴族を押しのけて自分より高位の貴族に話しかけに行くのはあまりよろしいことではない……まぁわかりやすくこのことを例えるのなら僕が下級貴族を押しのけて僕の家より上高位の貴族に話しに行くのは……まぁいうなれば、大の大人が駄菓子屋さんに行って子供が楽しそうにお菓子を選んでる所に邪魔だと言って子供をお菓子の前から退かして自分が食べたいお菓子を探し始めるようなものだ……クッソ大人げないしださいし……少なくとも僕の友人がこんなことをしていたらすぐにそいつとは友人をやめるだろうし……その場に居合わせたら赤の他人のフリをすると思う……間違いなく！………だからこそ今は公爵家当主には話しに行けないんだよ……辛いことに……僕自身の名誉を考えての行動だとはいえ面倒くさいな……本当に……なぜやりたいことに限ってやりたいことを実行するまで時間がかかるんだろう……。

まぁいいや……とにかく話を戻すが王家主催の夜会では今回の夜会のような堂々と下級貴族が高位貴族に取り入るために行動するなんてことはできないらしい……理由としては今回の夜会と王家主催の夜会とでは目的が違うかららしい……。今回の夜会は貴族の子息子女に夜会をなれさせるためにってのとあとは貴族同士の交流会ってのが大きいらしいが王家主催の夜会はたしかに貴族同士の顔合わせが主目的ではあるがその主目的も貴族同士の顔合わせの主な理由も違うらしい……前者はまぁ……主目的は王家主催の夜会の練習であり、貴族同士の交流会も派閥の維持や形成のための交流会である、後者の王家主催の夜会は主目的に関しては顔合わせではあるが決して派閥の維持や形成ではない……あくまでも貴族の子息子女に自分たちが王国貴族であると自覚させるのが目的であり………まぁ……だからこそ前者と後者とでは求められる行動も変わってくる……まぁ今回の夜会と王家主催の夜会の違いはこんな感じだ……。

そんなこんなしているうちに夜会が始まってから約三十分～四十分程経って徐々に我が家の周りを含めて高位貴族の周りにいた取り入るためにお祖父様たちに話しかけてきていた下級貴族は我が家も含め高位貴族の周囲から居なくなり下級貴族同士で集まって話して合いを始めた。

そして今は今回の夜会の主催者であるポルトゥス家の人間に話しかけるために高位の貴族から順番になってポルトゥス家の人間と話すために並んでいる所だ…………。

やっと……あと少しで今回の夜会での僕の目的、ポルトゥス公爵家の当主と話すことができる……。

そして高位貴族がポルトゥス家の人間と話すために並び始めて約十分～二十分程経った頃やっと我が家の人間がポルトゥス公爵家の人間と話す順番になった……。

公爵家の当主と最初に話したのはお祖父様でその次に話したのは父上そしてその次に母上が公爵家の当主と話した。

「それで君の名前を教えてくれないかな？」

公爵家の当主…名前はたしか、ヴァーチュ・フォン・ポルトゥスだったかな……？が僕にそう聞いてきた。

その言葉に対して僕は目線を下にし、右足を床につける形で片膝をついた。

僕のこの行動を見たお祖父様や父上、母上それからアレスとクーストーディアにポルトゥス家の人間やその他のこの夜会に参加している参加者なども僕の行動に驚いたのか夜会会場はざわざわし始めた。

「私の名前はアレス・フォン・ゲオールギアーと申します！この度は神の使徒としてヴァーチュ・フォン・ポルトゥス公爵閣下に申し上げたき儀があります！正確な年数はわかりませんが十数年後に魔王が復活いたします。この話は主神様……正確には原初の神でもあられる主神様も認められた話であり、豊穣の神であり主神様の妹君でもあらせられるフレイ様も否定しなかった話です。できればこの話を公爵である貴方に王国政府の上層部に話してほしいと思いこの話をしました……もしよければ魔王復活の件を王国上層部や教会上層部に話していただけないでしょうか？」

僕は今日の夜会で話そうと思っていた話を公爵閣下に話した。

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