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0.卒論が書けない? 指導があれば大丈夫だよ……
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先生曰く、卒論とは楽しんで取り組む事也。
えーぇ、そうでした。楽死苦やりましたとも、たの死苦ね!
発表会での講評、な~にが“一人で黙々と書いた”だよ。
放置したのは何処の誰だっつーの!!
……以上が我が卒論の思い出。
本当に、本当にクソ・オブ・クソ。
ク卒論・オブ・ザ・イヤーがあったらぶっちぎり大賞獲得レベル。
そのくらい、マジでありえない状況下にありながら卒論を提出したのです。
言ってしまえば“上司からの指示がほぼ皆無の状況下で、予算は全額企画主持ち出しの中、自分の企画したゲームアプリを自分一人でプログラム書いてグラフィックこしえて宣伝用のバナーやキャッチコピーまで作った上に、上司の上司から下された数少ない指示である公開期日に遊べるだけの完成版をリリースした”レベルです。
まずありえない。
校正誰がやるのよ……。
被験者集めてくれても致命的な実験ミスがあったら、実験出来ないしリリース出来ないじゃん。
幸いにして理系の学部ではなかった事(ただ、少々変わった学科に居たので実験しました)、優秀な先輩の論文が残っていた事、そして、私自身が執筆作業に慣れていた事が重なった為、幸運にも学位授与に至りましたが、一つでも要素が欠けて居たら絶対になしえなかった卒論でした。
しかし、その執筆に関しては、極限の状況が約一年間続いていました。
もう少し詳細に語るなら、事の発端は研究に着手した提出日の約一年前で、担当教員に対する不信感が爆発して以降の約十一ヵ月間は修羅場。その中でも、夏休み明けて、実験の実施から卒論の提出に至る最後の三ヶ月間は壮絶に修羅場でした。
何故かといえば、自分一人でなんとかするしかない状況が多々あって、指導がろくに無い事もあり、全てにおいて綱渡り状態で修羅場を極めていたからです。
そう、一歩間違えば奈落の底に真っ逆さまだったんです……。
これは、進学して失敗したと後悔した挙句に直面した、あまりにとんでもない卒論執筆と私の後悔の記録です……。
もし、今現在、卒論が書けないと嘆いている学生さんが居られるなら……教授の指導さえちゃんと受けて居れば何とかなるよと言いたいです。教科書とレジュメ読んだらきっとなんとかなります。
つか、指導されるだけ幸せです。
私なんてね、指導が厳しいと嘆いていた学生が羨ましかったんですからぁ!!
……私、卒論に関して、まともな指導を受けた記憶がございません。卒論指導という時間がちゃんとあって、時間に差はあってもそれなりに皆さん受けていたはずなのですが……そんな指導、有りませんでした。
必要な事はゼミの時間に自分で尋ねて片付けて、質問したのは一度だけ。締め切りが迫る中でもうゼミ開講が無いからしかたなく、でした……。
だって、後期のゼミ、十五回中五回くらい休講だったんですよ……
――学費返せーっ!!
……上記の状況でも私はなんとかなりました。皆さんならきっと大丈夫です。
じゃなきゃ、それはただのアカデミックハラスメントです。相談窓口でも法テラスでも駆け込みましょう。 法律は味方です。本来は。
……え? 私のハラスメントじゃなかったのかって?
……えぇ、思いましたとも。これ、新手のアカハラかってね。
まぁ、学校の運営自体、卒業生使ってるのかと思えば人材派遣で職員を入れてるレベルだったので、希望無かったですけどね。
えーぇ、そうでした。楽死苦やりましたとも、たの死苦ね!
発表会での講評、な~にが“一人で黙々と書いた”だよ。
放置したのは何処の誰だっつーの!!
……以上が我が卒論の思い出。
本当に、本当にクソ・オブ・クソ。
ク卒論・オブ・ザ・イヤーがあったらぶっちぎり大賞獲得レベル。
そのくらい、マジでありえない状況下にありながら卒論を提出したのです。
言ってしまえば“上司からの指示がほぼ皆無の状況下で、予算は全額企画主持ち出しの中、自分の企画したゲームアプリを自分一人でプログラム書いてグラフィックこしえて宣伝用のバナーやキャッチコピーまで作った上に、上司の上司から下された数少ない指示である公開期日に遊べるだけの完成版をリリースした”レベルです。
まずありえない。
校正誰がやるのよ……。
被験者集めてくれても致命的な実験ミスがあったら、実験出来ないしリリース出来ないじゃん。
幸いにして理系の学部ではなかった事(ただ、少々変わった学科に居たので実験しました)、優秀な先輩の論文が残っていた事、そして、私自身が執筆作業に慣れていた事が重なった為、幸運にも学位授与に至りましたが、一つでも要素が欠けて居たら絶対になしえなかった卒論でした。
しかし、その執筆に関しては、極限の状況が約一年間続いていました。
もう少し詳細に語るなら、事の発端は研究に着手した提出日の約一年前で、担当教員に対する不信感が爆発して以降の約十一ヵ月間は修羅場。その中でも、夏休み明けて、実験の実施から卒論の提出に至る最後の三ヶ月間は壮絶に修羅場でした。
何故かといえば、自分一人でなんとかするしかない状況が多々あって、指導がろくに無い事もあり、全てにおいて綱渡り状態で修羅場を極めていたからです。
そう、一歩間違えば奈落の底に真っ逆さまだったんです……。
これは、進学して失敗したと後悔した挙句に直面した、あまりにとんでもない卒論執筆と私の後悔の記録です……。
もし、今現在、卒論が書けないと嘆いている学生さんが居られるなら……教授の指導さえちゃんと受けて居れば何とかなるよと言いたいです。教科書とレジュメ読んだらきっとなんとかなります。
つか、指導されるだけ幸せです。
私なんてね、指導が厳しいと嘆いていた学生が羨ましかったんですからぁ!!
……私、卒論に関して、まともな指導を受けた記憶がございません。卒論指導という時間がちゃんとあって、時間に差はあってもそれなりに皆さん受けていたはずなのですが……そんな指導、有りませんでした。
必要な事はゼミの時間に自分で尋ねて片付けて、質問したのは一度だけ。締め切りが迫る中でもうゼミ開講が無いからしかたなく、でした……。
だって、後期のゼミ、十五回中五回くらい休講だったんですよ……
――学費返せーっ!!
……上記の状況でも私はなんとかなりました。皆さんならきっと大丈夫です。
じゃなきゃ、それはただのアカデミックハラスメントです。相談窓口でも法テラスでも駆け込みましょう。 法律は味方です。本来は。
……え? 私のハラスメントじゃなかったのかって?
……えぇ、思いましたとも。これ、新手のアカハラかってね。
まぁ、学校の運営自体、卒業生使ってるのかと思えば人材派遣で職員を入れてるレベルだったので、希望無かったですけどね。
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