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卒論の添削してもらえなかった件について
10.メタラーが卒論書こうとしたら地獄を見た件
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とにかくヘヴィメタルが好きだったので、メタルをネタに卒論を書くんだと意気込んだ三年生の後半……海外の論文にヘヴィメタルを使った実験が見つかったので、その抄録を頼りに論を組み立てつつ(全部の翻訳は出来ないので、概要とグラフだけ訳して使った件)、アマゾンの配信で必要な音源を購入し(音の鮮明なリマスター版が必要になったりして)、音楽の調査に使える質問紙を尋ねて、原本の論文をコピーしました。
※質問紙とは、科学的・学問的に構成されたアンケートの事です。音楽の場合、曲の印象を数値化する為の物があり、紙に書かれた言葉と聞いた音楽がどれほど一致していると思うかを回答してもらう物が有りました。ちなみに、それをゼロから作るのは偉い先生の仕事です。ただ、引用して研究に使う事は学生でも出来ますし、それを集めた学術書もあるので自己肯定感の調査などは学生でもすぐに取り組めます。
……しかし、これが物凄い地獄でした。
まず、音源の選択そして、決まったところで実験の為の編集、特に後者をどうするんだという問題に直面したのです。
音源の選択に関しては、自分の知っているバンドの中から、アマゾンかiTunesに音源の配信があるアルバムの中から、歌詞が英語で品の良くない単語が出てこない曲を、テンポを基準に幾つか選びました。
正直、音楽の専門家なんて誰も居ないので、曲の耳コピを支援してくれるというフリーソフトとバンドのインタビュー(偶然手元に雑誌があった)を使って曲を速さ毎に分類し、絞り込みました……。
誰も知らない分野だから、突っ込み不在の恐怖は有りましたね。提出後に否定されたら終わりじゃん、と。
そうやって有る程度の基準を作って音楽を選んだら、ゼミの人を散々巻き込ませてもらい、曲の印象の数値化を試し、数値に合わせて実験に使う可能性のある楽曲を選びました。
そして、実験時間に合わせてカットした音源(イントロからカット部分まで未編集になる様、イントロとサビでテンポの変わる曲は使わず、最初からぶっ飛ばしてるか飛ばさないかで選んだ件)、音源を作りました。
音源編集ソフトがフリーソフトだったの本当に助かりました……学術目的なのでフリー許容でしたし。
また、フリー音源の存在も、まだユーチューバーが其処まで熱くなかった頃でしたのでそんなに知らず、ブザー音は自宅にあった電子ピアノの音色から、ラジオの時報に近い音を選んで録音し(ライン入力用のケーブル持ってたのが奇跡)、余白をカットして自作しました……。
心理学の論文の為に、鍵盤の位置の説明をすべく、音楽の調べ事までするんですから、本当に訳が分かりませんね。私、音楽なんてピアノ習った事が有るだけのど素人なのに。
しかし、そんな物は序の口だったのです。
卒論は、ヘヴィメタルを流した状態で作業をしてもらい、効率を確かめてみようという割と無謀な物でした。
そして、作業課題を選ぶ時、言語や数学の要素を排除した物がいいと思い、パズルだとピースをランダム配置する事の偶然性が云々などと指導され、ブヂギレた私はビーズ細工(子供レベル)をしてもらう事にしました。
その後、楽天でハンドメイド材料大量販売してくれるお店も見つかったので、山の様にプラスチックのビーズを買いました。勿論、テグスも買いましたし、留め具とタグを兼ねたタイトルシールも買いました。全額自腹で。
ただ……私には服飾の知識なんて無いのに、有る程度デザインされた配列にしないとまずいと思い至り、そのデザインもしました。
更に、学術的な問題としてビーズの形状(平たいのと丸いのとでかいのが有った)による作業効率の差を埋める為、どのデザインでも平たいビーズと丸いビーズとでかいビーズの使用量が変わらない様にデザインし、なおかつ、色による影響が生じない様に、そして色覚の認識が違わない様に(被験者に色覚異常の人が居る可能性も考慮して)、ビーズには番号を割り振って、プラスチックのお盆に番号ラベルを貼った試飲用の透明プラカップを並べ、番号でデザインを指示する為の準備をし、その大量の実験材料を学校に運んで、ロッカーに押し込んでと、並々ならぬ努力をしました。
一度は無碍にされた配慮を、私は忘れませんでした。
なのに……ゼミの人間は全く協力してくれず、教員からのフォローも無し(そもそもゼミの開講が予定通りなら、現物は一度見せているので、その場で指導受けながら作業出来た件)、ビーズ細工の予備実験(リリース前のデバッグ)が出来ず、全部白紙撤回されました。
クソほど大変な思いをして、色分けして計量してカップにラベルまで貼った上に運んだ材料の全部が無駄になった瞬間、他のゼミの学生がちゃんと指導を受けながら準備を進めている向こうで、不要になったビーズを全部ひと袋にぶち込んで持ち帰る準備をしていると、虚無とか怒りとか超えた怨念が湧きましたわ……。もういい、と。
しかも、その時点で夏休み直前……もう、時間はありませんでした。
そして私はマジギレ状態です。
結局、非言語的・非数学的・色彩の問題も無い新しい実験を作る事にしました。
間違い探しです。勿論、私が書きました。インク節約の都合も有り、モノクロで。
とはいえ、単純な作業課題なので、簡単な絵柄のアイコンを作って並べ、その間違いを探してもらうだけ……とはいえ、当時の私の力では割と限界が低かったです。もうちょっと枚数が必要だったかもしれないのですが、ピクセル単位でグラフィック並べるのがもう大変で大変で……えぇ、使った物なんてただのMSペイントですよ!!
でも、此処でひとつ疑問。
私、デザインの勉強した事無いんですけど。
まぁ、大変でした。予備実験に至っては友人を呼んで試してもらい、意味不明では無い事の確認だけした有様でしたからね(最早学内では無理と判断したあたり凄い絶望感)。
しかし、作るのも本当に孤軍奮闘の極みで、これまた地獄でした……うさぎやくまならまだしも……ソフトクリームが、ソフトクリームがどう足掻いてもう○こになるのなんの……。
大学最後の夏休みの最大の記憶が、ソフトクリーム描いたらう○こになる、です。どんだけおかしいかお分かり頂けたでしょうか……。
ストレスで作業能率が落ちているのも有り、アイディアも本来なら消化しきれないほど浮かぶ人間なのに、それも浮かばず大変でしたが、それでも何とか体裁だけは整えました。
いや、制約が有ったのも原因では有るんです。丸っこい図形と長方形的な図形の携行を揃える、食べる物や動物などテーマを統一するなど、作業効率を落とす為に色々とやらなきゃいけない物が有ったんです。本当はもっと動物の表情を変えるとか、細かい所に細工が出来たはずなのですが、リソースが足りませんでしたね。
勿論、グラフィック以外にも、専門分野として各種説明文や形式だけでも同意書面の用意をし、それらの印刷まで(諸般の都合により)自分で行いましたが……サウンドエンジニアとファッションデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事を一人でこなして準備をしたのが、私の卒論でした。
そりゃリソースが足りませんよ。
ちなみに、実験の為には色々と購入しており、没になった実験材料はもちろん、ウォークマンと接続出来るスピーカーをアマゾンの特価で購入たりもしました(なんか、ぎりぎりガラケーで操作出来たので、これ買うからーって父に学校から電話して承諾してもらって注文したんだっけ。公衆電話の跡地が静かな謎空間になっていたので、そこで電話した記憶)
そして大量のビーズ、未だに使い道が無くて残っている件。色の不均一が酷くてピンクたくさん欲しいのに無かったり、蛍光カラーのビーズ買いそびれたのでアイディアが広がらなかったり……追加で素材を買ってでも、なんか作らなきゃだめですね。
※質問紙とは、科学的・学問的に構成されたアンケートの事です。音楽の場合、曲の印象を数値化する為の物があり、紙に書かれた言葉と聞いた音楽がどれほど一致していると思うかを回答してもらう物が有りました。ちなみに、それをゼロから作るのは偉い先生の仕事です。ただ、引用して研究に使う事は学生でも出来ますし、それを集めた学術書もあるので自己肯定感の調査などは学生でもすぐに取り組めます。
……しかし、これが物凄い地獄でした。
まず、音源の選択そして、決まったところで実験の為の編集、特に後者をどうするんだという問題に直面したのです。
音源の選択に関しては、自分の知っているバンドの中から、アマゾンかiTunesに音源の配信があるアルバムの中から、歌詞が英語で品の良くない単語が出てこない曲を、テンポを基準に幾つか選びました。
正直、音楽の専門家なんて誰も居ないので、曲の耳コピを支援してくれるというフリーソフトとバンドのインタビュー(偶然手元に雑誌があった)を使って曲を速さ毎に分類し、絞り込みました……。
誰も知らない分野だから、突っ込み不在の恐怖は有りましたね。提出後に否定されたら終わりじゃん、と。
そうやって有る程度の基準を作って音楽を選んだら、ゼミの人を散々巻き込ませてもらい、曲の印象の数値化を試し、数値に合わせて実験に使う可能性のある楽曲を選びました。
そして、実験時間に合わせてカットした音源(イントロからカット部分まで未編集になる様、イントロとサビでテンポの変わる曲は使わず、最初からぶっ飛ばしてるか飛ばさないかで選んだ件)、音源を作りました。
音源編集ソフトがフリーソフトだったの本当に助かりました……学術目的なのでフリー許容でしたし。
また、フリー音源の存在も、まだユーチューバーが其処まで熱くなかった頃でしたのでそんなに知らず、ブザー音は自宅にあった電子ピアノの音色から、ラジオの時報に近い音を選んで録音し(ライン入力用のケーブル持ってたのが奇跡)、余白をカットして自作しました……。
心理学の論文の為に、鍵盤の位置の説明をすべく、音楽の調べ事までするんですから、本当に訳が分かりませんね。私、音楽なんてピアノ習った事が有るだけのど素人なのに。
しかし、そんな物は序の口だったのです。
卒論は、ヘヴィメタルを流した状態で作業をしてもらい、効率を確かめてみようという割と無謀な物でした。
そして、作業課題を選ぶ時、言語や数学の要素を排除した物がいいと思い、パズルだとピースをランダム配置する事の偶然性が云々などと指導され、ブヂギレた私はビーズ細工(子供レベル)をしてもらう事にしました。
その後、楽天でハンドメイド材料大量販売してくれるお店も見つかったので、山の様にプラスチックのビーズを買いました。勿論、テグスも買いましたし、留め具とタグを兼ねたタイトルシールも買いました。全額自腹で。
ただ……私には服飾の知識なんて無いのに、有る程度デザインされた配列にしないとまずいと思い至り、そのデザインもしました。
更に、学術的な問題としてビーズの形状(平たいのと丸いのとでかいのが有った)による作業効率の差を埋める為、どのデザインでも平たいビーズと丸いビーズとでかいビーズの使用量が変わらない様にデザインし、なおかつ、色による影響が生じない様に、そして色覚の認識が違わない様に(被験者に色覚異常の人が居る可能性も考慮して)、ビーズには番号を割り振って、プラスチックのお盆に番号ラベルを貼った試飲用の透明プラカップを並べ、番号でデザインを指示する為の準備をし、その大量の実験材料を学校に運んで、ロッカーに押し込んでと、並々ならぬ努力をしました。
一度は無碍にされた配慮を、私は忘れませんでした。
なのに……ゼミの人間は全く協力してくれず、教員からのフォローも無し(そもそもゼミの開講が予定通りなら、現物は一度見せているので、その場で指導受けながら作業出来た件)、ビーズ細工の予備実験(リリース前のデバッグ)が出来ず、全部白紙撤回されました。
クソほど大変な思いをして、色分けして計量してカップにラベルまで貼った上に運んだ材料の全部が無駄になった瞬間、他のゼミの学生がちゃんと指導を受けながら準備を進めている向こうで、不要になったビーズを全部ひと袋にぶち込んで持ち帰る準備をしていると、虚無とか怒りとか超えた怨念が湧きましたわ……。もういい、と。
しかも、その時点で夏休み直前……もう、時間はありませんでした。
そして私はマジギレ状態です。
結局、非言語的・非数学的・色彩の問題も無い新しい実験を作る事にしました。
間違い探しです。勿論、私が書きました。インク節約の都合も有り、モノクロで。
とはいえ、単純な作業課題なので、簡単な絵柄のアイコンを作って並べ、その間違いを探してもらうだけ……とはいえ、当時の私の力では割と限界が低かったです。もうちょっと枚数が必要だったかもしれないのですが、ピクセル単位でグラフィック並べるのがもう大変で大変で……えぇ、使った物なんてただのMSペイントですよ!!
でも、此処でひとつ疑問。
私、デザインの勉強した事無いんですけど。
まぁ、大変でした。予備実験に至っては友人を呼んで試してもらい、意味不明では無い事の確認だけした有様でしたからね(最早学内では無理と判断したあたり凄い絶望感)。
しかし、作るのも本当に孤軍奮闘の極みで、これまた地獄でした……うさぎやくまならまだしも……ソフトクリームが、ソフトクリームがどう足掻いてもう○こになるのなんの……。
大学最後の夏休みの最大の記憶が、ソフトクリーム描いたらう○こになる、です。どんだけおかしいかお分かり頂けたでしょうか……。
ストレスで作業能率が落ちているのも有り、アイディアも本来なら消化しきれないほど浮かぶ人間なのに、それも浮かばず大変でしたが、それでも何とか体裁だけは整えました。
いや、制約が有ったのも原因では有るんです。丸っこい図形と長方形的な図形の携行を揃える、食べる物や動物などテーマを統一するなど、作業効率を落とす為に色々とやらなきゃいけない物が有ったんです。本当はもっと動物の表情を変えるとか、細かい所に細工が出来たはずなのですが、リソースが足りませんでしたね。
勿論、グラフィック以外にも、専門分野として各種説明文や形式だけでも同意書面の用意をし、それらの印刷まで(諸般の都合により)自分で行いましたが……サウンドエンジニアとファッションデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事を一人でこなして準備をしたのが、私の卒論でした。
そりゃリソースが足りませんよ。
ちなみに、実験の為には色々と購入しており、没になった実験材料はもちろん、ウォークマンと接続出来るスピーカーをアマゾンの特価で購入たりもしました(なんか、ぎりぎりガラケーで操作出来たので、これ買うからーって父に学校から電話して承諾してもらって注文したんだっけ。公衆電話の跡地が静かな謎空間になっていたので、そこで電話した記憶)
そして大量のビーズ、未だに使い道が無くて残っている件。色の不均一が酷くてピンクたくさん欲しいのに無かったり、蛍光カラーのビーズ買いそびれたのでアイディアが広がらなかったり……追加で素材を買ってでも、なんか作らなきゃだめですね。
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