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授業参観の日のこと
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それは、皆が楽しみにしていた授業参観の日のことだった。
その日、ぼくたちのクラスの授業は図工で、ぼくたちは図工室でフォトフレームに彫刻をする授業を受けていたんだ。
だけど、ぼくは緊張しすぎてトイレに行きたくなって、先生に言ってトイレに行った。
でも、手を洗って戻ってきたら……みんなみんな、死んでいた。
大好きなパパとママも、図工室の大きな机にバタっと倒れたまま、血まみれで、動かなかった。
わけが分からなくなって、ぼくはいちもくさんに学校を飛び出した。
そして、もう誰もいないはずなのに、それも分からないまま、ぼくは家に帰ったんだ。
すると、ふしぎなことに、ママはいつもどおり台所に立っていた。
「ママ……?」
「あら、お帰りなさい。どうしたの? そんなに慌てて」
走って走って、息の上がったぼくに、ママは笑った。
「死んだんじゃ……死んだんじゃ、なかったの?」
首をかしげるママに、ぼくは学校で見たままのことをしゃべった。
すると、リビングのソファで新聞を読んでいたパパが口を開いたんだ。
「あれは肉人形だから大丈夫だよ」
ぼくにはよく分からなかった。だけど、大好きなパパとママが無事だったら、それでよかった。
その日、ぼくたちのクラスの授業は図工で、ぼくたちは図工室でフォトフレームに彫刻をする授業を受けていたんだ。
だけど、ぼくは緊張しすぎてトイレに行きたくなって、先生に言ってトイレに行った。
でも、手を洗って戻ってきたら……みんなみんな、死んでいた。
大好きなパパとママも、図工室の大きな机にバタっと倒れたまま、血まみれで、動かなかった。
わけが分からなくなって、ぼくはいちもくさんに学校を飛び出した。
そして、もう誰もいないはずなのに、それも分からないまま、ぼくは家に帰ったんだ。
すると、ふしぎなことに、ママはいつもどおり台所に立っていた。
「ママ……?」
「あら、お帰りなさい。どうしたの? そんなに慌てて」
走って走って、息の上がったぼくに、ママは笑った。
「死んだんじゃ……死んだんじゃ、なかったの?」
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すると、リビングのソファで新聞を読んでいたパパが口を開いたんだ。
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