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第10章 アマビリスの乙女
19 愛する人の元へ…アメリアside
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フランの元に向かいながらも、私は妹のエルの事が心配で仕方ない。
魔力を多量に消耗するワープまで使用して、その反動で体力も多いに削られているあの状態で、それでも私達の事を優先してくれた心優しい妹。
効率的に考えればそれが一番ベストだという事も、レヴィが傍にいるのなら大丈夫だとは頭では分かっているのだ。
けれど姉としては妹に無茶をさせてしまった罪悪感と、その妹を置いて先に進むしかないこの状況に焦りが募っていた。
でもだからこそ早く二人の元に戻らなければならないと、そうも思う。今は私一人ではない。心強い仲間であるテオ君がいる。
だから早くフランの元へ行ってベラを止めるんだ。
その思いだけを胸に、今の私は身体を動かせていたのだった。
「アメリア嬢…!」
先を急いでいた私達の前、邸の入り口に見知った男性の姿が目に入って来る。彼は私達に気づいて驚いた顔で私の名前を呼んだ。
「伯爵!」
そこにいたのは間違えようもない、先日会ったばかりのシェルバート伯爵その人だった。
私とテオ君は伯爵の元へ急ぐ。
「アメリア嬢、どうして…?それに君は、確か――」
伯爵は私とテオ君を順番に見てからそう問いかける。テオ君が自ずと口を開いた。
「お初にお目にかかります。
既に周知の事実かとは想いますが、私はヨセフ・アスツゥールの息子、テオ・アスツゥールと申します。
本日はこのような不躾な訪問申し訳ありません。しかし今は一刻を争う事態なのです。
詳しい事情は後程説明させて頂きますので、今はご容赦を」
簡単な自身の紹介と緊急事態だという事だけを手短に彼は伯爵に伝え、それを聞いた伯爵も、何となくでも既に事情を把握済みなのか、ただこくりと頷くのみだった。
「そのようだね。
実は今客人、いや最早侵入者と言うべきか…ある人物がこの邸に押し入って来たんだ」
「伯爵、その人物ってもしかして――」
「そうだ。先日話していた、ベラ嬢だよ」
彼の様子からして、名前を聞かずとも察しはついていたけれど、やはり来ていたのね、ベラ。
しかも押し入った、と言う事は彼女は既に邸の中。そして彼女が向かう先はただ一つ――。
「伯爵、御子息の身に危険が迫っています。御子息は自室ですか?」
「そのはずだ。あの子はもうずっと部屋に籠っているんだ」
その言葉を聞いた途端、考えるよりも先に身体が動いていた。既に私の足がフランの部屋に向いている中、私は振り返りざまに二人に告げる。
「フランの元に向かいます!」
「私も向かいますので、これで失礼します」
「私も一緒に行こう」
「分かりました。急ぎましょう」
私に続いてテオ君も、そして伯爵も鼓舞されたのかその後に続いた。
この邸は先日訪ねたばかりであり、勿論フランの部屋の場所も把握済みである。
だから私は迷いなく走った。そうして数秒も経たない間に件の部屋が見えて来る。
――開いてるっ!?
――それにあそこにいるのって――。
目の前の光景に私は息を呑んだ。
フランの部屋の扉は乱暴に開け放たれており、そのまま開きっぱなしとなっており、更に扉の前、廊下には見知った男性が倒れていたのだ。
「スレインさんっ!!」
倒れていたのはフランの兄、スレインさんだった。私は彼の名前を呼びながら伯爵と共に直ぐにスレインさんの元へと駆け寄った。
「スレイン、スレインっ!しっかりしろ!大丈夫かっ!
一体何があったんだ…っ」
伯爵は意識を失っている彼をゆっくりと抱き起こし支えると、必死になって呼びかけた。するとその声が届いたのか、スレインさんの瞳が薄く開く。
「…父上……。大丈夫、だから……、私よりも…フランを……」
弱々しく今にも消え入りそうな声。それでも私と伯爵の耳には彼の言葉はしっかりと聞こえていた。
苦悶の表情を浮かべ苦しそうなのに、それでも彼は自分の事よりも弟の身を案じていた。何処まで行っても家族を案じる心優しい兄の顔だった。
そんな彼の顔が先程の妹の顔と重なる。
「スレインさん、大丈夫。フランの事は私達に任せて下さい」
私は逸る気持ちを押し殺し、彼にそう声を掛けた。
するとそれを聞いて安心してくれたのだろうか、伯爵にもたれ掛かるようにして、スレインさんの身体から力が抜けていくのが分かった。
見たところ彼には大きな傷は見当たらない。恐らくは異変を察知して駆けつけたところ、運悪くベラと鉢合わせしてしまい彼女に魔法で攻撃をされたのだろう。今も魔力の残り香がこの場には漂っているから。
ただ実力的に言えばスレインさんの方が格上だと言うのに、咄嗟とは言え彼にここまでダメージを与えられるなんて……。やはりベラが持っていた、彼女の言う‘‘魔法道具‘‘――それが多いに関係しているのだろう。
「スレインさん眠ったようです。伯爵申し訳ありませんが、彼をお願いします。私はフランを助けに行きます」
「……すまないアメリア嬢。フランを頼む」
「ええ、お任せ下さい!」
私はスレインさんに素早く治癒魔法をかけ、そのまま彼の事を伯爵にお願いしてから、先に向かったテオ君のいる部屋の中へと入って行く。
「テオ君!」
その部屋に足を踏み入れた瞬間、身体を走り抜けた何とも言えない悪寒に思わずゾッとする。
「アメリアさん、気を付けて」
先に来ていたテオ君に、そう声を掛けてもらっていなければ、その場で動けなくなっていたかもしれない。
そんな重い空気漂う中、私は部屋の中を見渡していき、
「……フランッ!!」
ついに求めていた人の姿をその瞳に捉えた。
しかしそこには床に倒れて動かなくなっている彼の姿が――。
「あら、もう来たの?本当にしつこい子。そんなだからフランにも愛想を尽かされちゃうのよ、アメリア」
「――ベラッ」
その場には先程私達の目の前から忽然と姿を消したベラの姿もあって――。
ただ彼女の様子は何処か変だ。
姿を消す前よりも禍々しい黒い靄がその身体を覆っており、更には先程までの激昂が嘘のように、その顔には恐ろしい程歪んだ笑みが張り付いている。
「貴方…フランに一体何をしたの…っ!?」
「別に大したことはしてないわよ~?ちょっと力を見せたら気絶しちゃっただけよ」
余裕でもあるのか、ふざけた態度を取るベラに、激しい怒りの感情が私の中で生まれる。
しかし、このまま怒りのままに感情を出してしまっては相手の思う壺だ。そう思いぐっと感情を堪えると、私は静かに問いかける。
「ベラ、貴方は何がしたいの?」
その問いにベラは人差し指を口元に添えて、暫し考え込む仕草をする。そしてにやにやとした表情を浮かべながら答えた。
「そうねぇ。一番はアメリア、あんたが大切な人を傷つけられて悲しむ顔を見たかった、からかしら。
でもね、おかしいの。今はねとても気分が良いのよ。だからね、あんたが泣き叫ぶ姿を見る前に、この私の力を自慢したくなったわ。
ほら見てちょうだい?こんなにも強い魔法、あんたなんて一発で終わりよ!」
ベラが昂った感情と共にそう言い放つと、身体に纏わりついていた黒い靄が気味悪く動きだした。
それは狙いを定めたとでも言わんばかりに、真っ直ぐに私に向かって飛んで来る。まるで彼女の私を傷つけようとする意志が反映されたかのように。
「させませんよ。――シールドッ!」
当たる、そう思った瞬間――いつの間にかテオ君が私を背にして目の前に立っていて、更には防御魔法を発動させ、黒い靄の攻撃を防いでくれたのだ。
「私もいるという事を忘れないで下さいね、ベラさん」
宣戦布告でもするような、不敵に言い放つテオ君の声がその場に響いた。
魔力を多量に消耗するワープまで使用して、その反動で体力も多いに削られているあの状態で、それでも私達の事を優先してくれた心優しい妹。
効率的に考えればそれが一番ベストだという事も、レヴィが傍にいるのなら大丈夫だとは頭では分かっているのだ。
けれど姉としては妹に無茶をさせてしまった罪悪感と、その妹を置いて先に進むしかないこの状況に焦りが募っていた。
でもだからこそ早く二人の元に戻らなければならないと、そうも思う。今は私一人ではない。心強い仲間であるテオ君がいる。
だから早くフランの元へ行ってベラを止めるんだ。
その思いだけを胸に、今の私は身体を動かせていたのだった。
「アメリア嬢…!」
先を急いでいた私達の前、邸の入り口に見知った男性の姿が目に入って来る。彼は私達に気づいて驚いた顔で私の名前を呼んだ。
「伯爵!」
そこにいたのは間違えようもない、先日会ったばかりのシェルバート伯爵その人だった。
私とテオ君は伯爵の元へ急ぐ。
「アメリア嬢、どうして…?それに君は、確か――」
伯爵は私とテオ君を順番に見てからそう問いかける。テオ君が自ずと口を開いた。
「お初にお目にかかります。
既に周知の事実かとは想いますが、私はヨセフ・アスツゥールの息子、テオ・アスツゥールと申します。
本日はこのような不躾な訪問申し訳ありません。しかし今は一刻を争う事態なのです。
詳しい事情は後程説明させて頂きますので、今はご容赦を」
簡単な自身の紹介と緊急事態だという事だけを手短に彼は伯爵に伝え、それを聞いた伯爵も、何となくでも既に事情を把握済みなのか、ただこくりと頷くのみだった。
「そのようだね。
実は今客人、いや最早侵入者と言うべきか…ある人物がこの邸に押し入って来たんだ」
「伯爵、その人物ってもしかして――」
「そうだ。先日話していた、ベラ嬢だよ」
彼の様子からして、名前を聞かずとも察しはついていたけれど、やはり来ていたのね、ベラ。
しかも押し入った、と言う事は彼女は既に邸の中。そして彼女が向かう先はただ一つ――。
「伯爵、御子息の身に危険が迫っています。御子息は自室ですか?」
「そのはずだ。あの子はもうずっと部屋に籠っているんだ」
その言葉を聞いた途端、考えるよりも先に身体が動いていた。既に私の足がフランの部屋に向いている中、私は振り返りざまに二人に告げる。
「フランの元に向かいます!」
「私も向かいますので、これで失礼します」
「私も一緒に行こう」
「分かりました。急ぎましょう」
私に続いてテオ君も、そして伯爵も鼓舞されたのかその後に続いた。
この邸は先日訪ねたばかりであり、勿論フランの部屋の場所も把握済みである。
だから私は迷いなく走った。そうして数秒も経たない間に件の部屋が見えて来る。
――開いてるっ!?
――それにあそこにいるのって――。
目の前の光景に私は息を呑んだ。
フランの部屋の扉は乱暴に開け放たれており、そのまま開きっぱなしとなっており、更に扉の前、廊下には見知った男性が倒れていたのだ。
「スレインさんっ!!」
倒れていたのはフランの兄、スレインさんだった。私は彼の名前を呼びながら伯爵と共に直ぐにスレインさんの元へと駆け寄った。
「スレイン、スレインっ!しっかりしろ!大丈夫かっ!
一体何があったんだ…っ」
伯爵は意識を失っている彼をゆっくりと抱き起こし支えると、必死になって呼びかけた。するとその声が届いたのか、スレインさんの瞳が薄く開く。
「…父上……。大丈夫、だから……、私よりも…フランを……」
弱々しく今にも消え入りそうな声。それでも私と伯爵の耳には彼の言葉はしっかりと聞こえていた。
苦悶の表情を浮かべ苦しそうなのに、それでも彼は自分の事よりも弟の身を案じていた。何処まで行っても家族を案じる心優しい兄の顔だった。
そんな彼の顔が先程の妹の顔と重なる。
「スレインさん、大丈夫。フランの事は私達に任せて下さい」
私は逸る気持ちを押し殺し、彼にそう声を掛けた。
するとそれを聞いて安心してくれたのだろうか、伯爵にもたれ掛かるようにして、スレインさんの身体から力が抜けていくのが分かった。
見たところ彼には大きな傷は見当たらない。恐らくは異変を察知して駆けつけたところ、運悪くベラと鉢合わせしてしまい彼女に魔法で攻撃をされたのだろう。今も魔力の残り香がこの場には漂っているから。
ただ実力的に言えばスレインさんの方が格上だと言うのに、咄嗟とは言え彼にここまでダメージを与えられるなんて……。やはりベラが持っていた、彼女の言う‘‘魔法道具‘‘――それが多いに関係しているのだろう。
「スレインさん眠ったようです。伯爵申し訳ありませんが、彼をお願いします。私はフランを助けに行きます」
「……すまないアメリア嬢。フランを頼む」
「ええ、お任せ下さい!」
私はスレインさんに素早く治癒魔法をかけ、そのまま彼の事を伯爵にお願いしてから、先に向かったテオ君のいる部屋の中へと入って行く。
「テオ君!」
その部屋に足を踏み入れた瞬間、身体を走り抜けた何とも言えない悪寒に思わずゾッとする。
「アメリアさん、気を付けて」
先に来ていたテオ君に、そう声を掛けてもらっていなければ、その場で動けなくなっていたかもしれない。
そんな重い空気漂う中、私は部屋の中を見渡していき、
「……フランッ!!」
ついに求めていた人の姿をその瞳に捉えた。
しかしそこには床に倒れて動かなくなっている彼の姿が――。
「あら、もう来たの?本当にしつこい子。そんなだからフランにも愛想を尽かされちゃうのよ、アメリア」
「――ベラッ」
その場には先程私達の目の前から忽然と姿を消したベラの姿もあって――。
ただ彼女の様子は何処か変だ。
姿を消す前よりも禍々しい黒い靄がその身体を覆っており、更には先程までの激昂が嘘のように、その顔には恐ろしい程歪んだ笑みが張り付いている。
「貴方…フランに一体何をしたの…っ!?」
「別に大したことはしてないわよ~?ちょっと力を見せたら気絶しちゃっただけよ」
余裕でもあるのか、ふざけた態度を取るベラに、激しい怒りの感情が私の中で生まれる。
しかし、このまま怒りのままに感情を出してしまっては相手の思う壺だ。そう思いぐっと感情を堪えると、私は静かに問いかける。
「ベラ、貴方は何がしたいの?」
その問いにベラは人差し指を口元に添えて、暫し考え込む仕草をする。そしてにやにやとした表情を浮かべながら答えた。
「そうねぇ。一番はアメリア、あんたが大切な人を傷つけられて悲しむ顔を見たかった、からかしら。
でもね、おかしいの。今はねとても気分が良いのよ。だからね、あんたが泣き叫ぶ姿を見る前に、この私の力を自慢したくなったわ。
ほら見てちょうだい?こんなにも強い魔法、あんたなんて一発で終わりよ!」
ベラが昂った感情と共にそう言い放つと、身体に纏わりついていた黒い靄が気味悪く動きだした。
それは狙いを定めたとでも言わんばかりに、真っ直ぐに私に向かって飛んで来る。まるで彼女の私を傷つけようとする意志が反映されたかのように。
「させませんよ。――シールドッ!」
当たる、そう思った瞬間――いつの間にかテオ君が私を背にして目の前に立っていて、更には防御魔法を発動させ、黒い靄の攻撃を防いでくれたのだ。
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