8 / 28
オトコだから。【糸川×馬木】
しおりを挟む
彼女に俺御用達のエロ動画サイトを見られた。
事件は俺の家で起こった。
今日は幼馴染で彼女の九華と2人きりで勉強会。
「九華、そろそろ休憩しよう。俺もう疲れた。」
「うーん、今やってる問題終わったらねー。」
「待ってまーす。」
俺はペンを置いてベッドに座り、スマホを弄りはじめた。
「終わったー!」
「おっつー。」
「力、何見てんの?エロ動画?」
「まさか。普通にネットだよ。」
「ふーん。」
「あ、そうだ。九華に見て欲しい動画があるんだ。昨日見つけためっちゃ面白い動画。」
「なになに?見せて!」
九華が隣に座った。
この時俺は操作ミスでエロ動画サイトを開いてしまった。
そして今に至る。
彼女は俺から強引にスマホを取り上げ、エロ動画サイトを凝視している。
「あ、あのー、九華さん?そろそろスマホを返していただけませんか?」
「...」
「九華さーん?」
「...」
「いや、別に、そういうの毎日見てるわけじゃないっていうか、そんなに見てるわけじゃないっていうか、いや、なんか、違うんだ、ごめん。」
「...別にそんなに焦んなくても、男子ってこういうの見るもんでしょ。」
「まあ、人によるけど。」
「じゃあ良いんじゃない?はい、スマホ。取り上げて悪かったわね。」
「おん。」
気まずい空気が流れる。
九華の方を見るとあからさまにそっぽを向かれた。
「あのー、九華さん?怒ってます?」
「別に。」
「ああいうのが全てじゃないからね?大丈夫だから。って何が大丈夫なのかわかんないけど、大丈夫だから。」
「でもああいうおっぱい大きい子が好きなんでしょ。」
「いや、だから」
「悪かったわね。あの子ほど胸が無くて。」
「九華!」
思わず大きな声を出してしまった。
九華が驚いた表情でこっちを向いた。
今しかないと思った俺は、九華の肩を掴んだ。
「確かに俺はおっぱいでかいボインな女が出てくるエロ動画を好んで見てる。でもそんなのただの性欲処理の中だけ。俺が本当に好きで、そういうことをしたいと思うのは九華だけ。俺は九華しか見えてないよ。」
九華の目には涙が浮かんでいる。
「ほんとに?」
「ほんとに。」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。」
「やりたいの?」
「うん、やりたい。って何言わせてんだよ。」
「えへへ、そっかー。」
九華は照れてるのか、恥ずかしそうに笑った。
「ねえ力、そんなにしたいなら、する?」
「え?」
「さっきの動画みたいなこと。」
「でもそういうときの準備とか何もしてないし...」
「大丈夫。今日家出る時にお母さんがアレくれたから。」
「九華のおかんなんで持ってんだよ。でも心の準備ってものが...。」
「それくらい男なんだから自分で何とかしなさいよ」
「あ!今男なんだからとか言った!差別だ差別。いーけないんだいけないんだ、せーんせーに言ってやろ」
「こんなことどの先生に言うのよ。で、やるの?やらないの?」
「え、いや、うん」
「ねえ、どっち。」
九華の顔が近づく。
あまりの近さとほんのり香る女子のいい匂いで、自分の中で何かのスイッチが入る。
カチッ
次の瞬間、俺は九華の両手を握りベッドに押し倒していた。
「力...?」
「俺だってやりたいよ。やりたくて仕方ないよ。それを自制心でなんとか抑えてたのに、そんなに言われたら...」
「ねえ、力、どうしたの?」
「俺だって男だから。もう自制効かないよ。」
「...うん、いいよ。力になら何されても。」
かっこよさげなことを言ってみたが、俺は童貞だ。
AVなんかはフィクションだって言うし、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
九華、意外と胸あるな。
めっちゃ触りてー。
触ってもいいよな?
いいんだよな?
「ねえ、力。好き。」
九華がまっすぐこっちを見て言った。
「俺も好きだよ。九華。」
九華が目を閉じる。
そうだ、まずはキスからだ。
顔を近づける。
こういう時になって口臭とか唇の乾燥とかが気になってくる。
九華の唇まであと3cm、
2cm
1cm
5mm
ガチャッ
突然部屋のドアが開く音がした。
そこに母が立っていた。
「あんた達何やってんの。」
終わった。
急いで九華から離れる。
母さんからの説教が終わり、再び2人きりになったが、もうそんな雰囲気ではなくなっていた。
「なんかごめん。まさか母さんが上がってくるなんて思わなくて。」
「ううん、私もなんかおかしくなってた。」
「勉強の続きするか。」
「そだね。」
俺たちは再び机に向かい合わせに座った。
そういえば九華の母親はなぜアレを持っていたのだろう。
そんなことは九華には到底聞けなかった。
事件は俺の家で起こった。
今日は幼馴染で彼女の九華と2人きりで勉強会。
「九華、そろそろ休憩しよう。俺もう疲れた。」
「うーん、今やってる問題終わったらねー。」
「待ってまーす。」
俺はペンを置いてベッドに座り、スマホを弄りはじめた。
「終わったー!」
「おっつー。」
「力、何見てんの?エロ動画?」
「まさか。普通にネットだよ。」
「ふーん。」
「あ、そうだ。九華に見て欲しい動画があるんだ。昨日見つけためっちゃ面白い動画。」
「なになに?見せて!」
九華が隣に座った。
この時俺は操作ミスでエロ動画サイトを開いてしまった。
そして今に至る。
彼女は俺から強引にスマホを取り上げ、エロ動画サイトを凝視している。
「あ、あのー、九華さん?そろそろスマホを返していただけませんか?」
「...」
「九華さーん?」
「...」
「いや、別に、そういうの毎日見てるわけじゃないっていうか、そんなに見てるわけじゃないっていうか、いや、なんか、違うんだ、ごめん。」
「...別にそんなに焦んなくても、男子ってこういうの見るもんでしょ。」
「まあ、人によるけど。」
「じゃあ良いんじゃない?はい、スマホ。取り上げて悪かったわね。」
「おん。」
気まずい空気が流れる。
九華の方を見るとあからさまにそっぽを向かれた。
「あのー、九華さん?怒ってます?」
「別に。」
「ああいうのが全てじゃないからね?大丈夫だから。って何が大丈夫なのかわかんないけど、大丈夫だから。」
「でもああいうおっぱい大きい子が好きなんでしょ。」
「いや、だから」
「悪かったわね。あの子ほど胸が無くて。」
「九華!」
思わず大きな声を出してしまった。
九華が驚いた表情でこっちを向いた。
今しかないと思った俺は、九華の肩を掴んだ。
「確かに俺はおっぱいでかいボインな女が出てくるエロ動画を好んで見てる。でもそんなのただの性欲処理の中だけ。俺が本当に好きで、そういうことをしたいと思うのは九華だけ。俺は九華しか見えてないよ。」
九華の目には涙が浮かんでいる。
「ほんとに?」
「ほんとに。」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。」
「やりたいの?」
「うん、やりたい。って何言わせてんだよ。」
「えへへ、そっかー。」
九華は照れてるのか、恥ずかしそうに笑った。
「ねえ力、そんなにしたいなら、する?」
「え?」
「さっきの動画みたいなこと。」
「でもそういうときの準備とか何もしてないし...」
「大丈夫。今日家出る時にお母さんがアレくれたから。」
「九華のおかんなんで持ってんだよ。でも心の準備ってものが...。」
「それくらい男なんだから自分で何とかしなさいよ」
「あ!今男なんだからとか言った!差別だ差別。いーけないんだいけないんだ、せーんせーに言ってやろ」
「こんなことどの先生に言うのよ。で、やるの?やらないの?」
「え、いや、うん」
「ねえ、どっち。」
九華の顔が近づく。
あまりの近さとほんのり香る女子のいい匂いで、自分の中で何かのスイッチが入る。
カチッ
次の瞬間、俺は九華の両手を握りベッドに押し倒していた。
「力...?」
「俺だってやりたいよ。やりたくて仕方ないよ。それを自制心でなんとか抑えてたのに、そんなに言われたら...」
「ねえ、力、どうしたの?」
「俺だって男だから。もう自制効かないよ。」
「...うん、いいよ。力になら何されても。」
かっこよさげなことを言ってみたが、俺は童貞だ。
AVなんかはフィクションだって言うし、何をどうすればいいのかさっぱりわからない。
九華、意外と胸あるな。
めっちゃ触りてー。
触ってもいいよな?
いいんだよな?
「ねえ、力。好き。」
九華がまっすぐこっちを見て言った。
「俺も好きだよ。九華。」
九華が目を閉じる。
そうだ、まずはキスからだ。
顔を近づける。
こういう時になって口臭とか唇の乾燥とかが気になってくる。
九華の唇まであと3cm、
2cm
1cm
5mm
ガチャッ
突然部屋のドアが開く音がした。
そこに母が立っていた。
「あんた達何やってんの。」
終わった。
急いで九華から離れる。
母さんからの説教が終わり、再び2人きりになったが、もうそんな雰囲気ではなくなっていた。
「なんかごめん。まさか母さんが上がってくるなんて思わなくて。」
「ううん、私もなんかおかしくなってた。」
「勉強の続きするか。」
「そだね。」
俺たちは再び机に向かい合わせに座った。
そういえば九華の母親はなぜアレを持っていたのだろう。
そんなことは九華には到底聞けなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました
ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。
意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。
しかし返ってきたのは――
「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。
完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。
その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる