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第6章
76.女神見習い、ドワーフを拾う 〜 拾われたドワーフの事情 side ユリス〜(2)
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そうだ……もう彼女は自分の道を見つけたんだ。
リーナに未練がましくつけているこの腕輪を返して、彼女は持っているかわからないけど交換した腕輪を返してもらって、すべてなかったことにしよう……自分はもう結婚できないかもしれないけど、そうすればリーナがいつか誰かと結婚したくなった時に困らないはず。
互いに交換した腕輪を返すことにより婚約破棄を了承したことになるのだから。
「父さん、私はこの集落を出て行きます」
「そうか……どうする気だ?」
「リーナに腕輪を返したら、好きに生きてみようと思います」
「ユリス……すまないな」
父さんは悔しさとやり場のない怒りのあまり手を握りしめている。
「いえ、父さんや母さん……エミル姉さん、ネリス、エーヴィにもたくさん迷惑かけてしまってすみません。それに愛してくれてありがとうございます」
「ああ。母さんや皆には俺から話しておく。落ち着いたら必ず連絡をくれ」
「はい、父さん」
皮肉なことにこの容姿は人間に近い。ドワーフでも難なく溶け込めるだろう。
その日のうちに多くないが大切な荷物をまとめ集落を出た。
いくつかの街を経由し、リーナを探しつつなんとかたどり着いた街……まずは、以前世話になったマリーとフィンに会いに行こうとふらふらしながらも記憶を頼りに歩く。
数日前にお金や食料もほとんどなくなりお腹が空いて倒れそうだ。残っているのは仕事道具とわずかな服だけ……仕事道具は売るわけにいかないし、服も母さんや姉さんが自分のために身幅を狭めたり丈を直してくれた大切なものだ。
いつしか何かに導かれるまま歩き続け……いつの間にか倒れてしまったようだ。誰かの声が聞こえる。
「…う…うん……」
「あっ、良かったー!生きてた!どうやって入ったのかな?……まさか、不法侵入?」
……ぐるるるぎゅうっ……誰か知りませんが
「な、何か食べものを……」
恵んでください……
「あれ、キュリエル。ずっと家にいたの?その食事はどうしたの?」
誰に話しているのだろう? 少しだけ疑問に思ったが目の前に食事が現れたのでありがたく食べる。ものの数分で全て食べ尽くした……味は……空腹は最高のスパイスとだけ言っておこう。
「ありがとうございます。お陰で助かりました。私はユリスと申します。ところでここに住むマリーとフィンというご夫婦はいらっしゃいますか?」
「あのっ、とりあえずお入りください」
家に足を踏み入れた瞬間
「あー良かった。これでやっと話せるよー」
「せせせ、精霊っ!?」
「彼は精霊のキュリエルです。私はエナと申します。精霊使いと鍛冶職人のご夫婦は残念ながらすでに亡くなり、先日私がこの家を買ったんです」
そうか、亡くなってしまったのか……何も知らず薄情だったな。
「そうでしたか……幼い頃に世話になったのでご挨拶をと思い訪ねたのですが……そんなこととはつゆ知らずご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いえ、この家や敷地は精霊のキュリエルが認めたものしか入れませんので、あなたが気にすることではありませんよ」
「そうだよー。僕が入れてあげたんだよ。君のこと覚えてるよ!おじいさんが可愛がってたよね。僕はいたずらするから近寄っちゃダメって言われてたし、姿は見せてないけど!」
「そうだったんですか……あの頃時々、勝手に物が移動したり背後に気配を感じたりして怖がっていたんですが、まさか精霊だったとは」
「あの、それで今日はどうして?」
事情を話し……なんだか情けなくなってきた。
「へえ、そうだったですか……ちなみに、これからどうするつもりなんですか?」
「噂で彼女がこの周辺の街のどこかで冒険者をしていると耳にしまして、できれば探し出して許婚の証であるこの腕輪を返そうかと……」
「そうですか……それより、ここ以外に仕事のアテはあるんですよね?」
「そ、それが集落に閉じこもっていたものでここ以外に知り合いはいないんです。鍛治職人として雇ってくれるような知り合いもいませんし、かといって工房を構えるにしてもまずは金が必要ですし……ど、どうしましょう!?」
ああ、いくら集落に居づらくなったからって、計画もなく出てくるんじゃなかった。もう少し考えてから行動すべきだった。
自分より年下の彼女に相談するなんて情けない。
「そうで……」
「ここに住めばいいじゃない!部屋も余ってるし。僕は賛成だよ!」
「えっ、いいんですか?そんなこと。それに女性の家にお世話になるのは……」
「そうで……」
「大丈夫だよー。僕もいるし、エナは他に家もあるし……ね?」
精霊と謎のやり取りをした彼女は
「まずは工房を確保しましょう。あれだけの物が作れるなら腕前も保証されてますし、とりあえずの費用はお貸しします。家の家賃と利子は私の望むものを作るということでいかがですか? 工房の費用はおいおい返していただければ。そのかわり、かなり無茶な依頼をするかもしれませんが……あと美味しいご飯を毎日作ってくれるなら」
……そんなことでいいのか。彼女は騙されやすいのでは? それにこの容姿は全く気にならないようだ。いくら人間に似ていても真実を知れば避けられてもおかしくないはず……だって、集落で1部の者に呪いだと思われてるなんて聞いたら普通態度に出るだろう?
「こんなこと言うのも何ですけど、見ず知らずの私をそんな信用してよろしいんですか? 費用を持ち逃げするかもしれませんよ」
「そんな人なら精霊は気に入りませんよ。それに、もしそうなった場合は世界の果てまで追いかけます……精霊が」
この時、彼女が真顔だったのはもちろんのこと精霊の顔も怖かった。ニコニコしていた精霊の表情が抜け落ちたのだ……彼女はこちらを向いていたので自分しか見ていないが裏切れば恐ろしい目にあうのは確実だ。
精霊が案内してくれた小屋の内部をチェックする……かつて自身が世話になった時のままだ。
本来なら集落で弟子入りするところフィンに弟子入りしたんだよな……もちろん受け入れてくれるドワーフもいたんだが、1部の者の猛反対にあってそれも叶わなかった。
それほど自分は集落で避けられていたんだけど、ここでは普通に接してもらえて嬉しかった。自分はまだ10代で親父やリーナの親父さんが周囲を説得する1年くらいの間だったけど。その数年後にリーナが許嫁になったんだ……
あっという間に店舗まで決まってしまった。ここが、自分の店か……
カウンターの隅でひとりが休憩できる程度のスペースしかなく、こじんまりとした雰囲気だが、何もない自分がゼロから始めるにはちょうどいいかもしれない。まぁ、全てエナさんの持ち物だけど。
「何かわからないことはキュリエルに聞いてください。私なんかより家のことは詳しいので……では、今日のところはこれで」
「はい」
リーナ、いつか必ず腕輪は返すよ。だけど少しここで頑張ってみようと思う……
リーナに未練がましくつけているこの腕輪を返して、彼女は持っているかわからないけど交換した腕輪を返してもらって、すべてなかったことにしよう……自分はもう結婚できないかもしれないけど、そうすればリーナがいつか誰かと結婚したくなった時に困らないはず。
互いに交換した腕輪を返すことにより婚約破棄を了承したことになるのだから。
「父さん、私はこの集落を出て行きます」
「そうか……どうする気だ?」
「リーナに腕輪を返したら、好きに生きてみようと思います」
「ユリス……すまないな」
父さんは悔しさとやり場のない怒りのあまり手を握りしめている。
「いえ、父さんや母さん……エミル姉さん、ネリス、エーヴィにもたくさん迷惑かけてしまってすみません。それに愛してくれてありがとうございます」
「ああ。母さんや皆には俺から話しておく。落ち着いたら必ず連絡をくれ」
「はい、父さん」
皮肉なことにこの容姿は人間に近い。ドワーフでも難なく溶け込めるだろう。
その日のうちに多くないが大切な荷物をまとめ集落を出た。
いくつかの街を経由し、リーナを探しつつなんとかたどり着いた街……まずは、以前世話になったマリーとフィンに会いに行こうとふらふらしながらも記憶を頼りに歩く。
数日前にお金や食料もほとんどなくなりお腹が空いて倒れそうだ。残っているのは仕事道具とわずかな服だけ……仕事道具は売るわけにいかないし、服も母さんや姉さんが自分のために身幅を狭めたり丈を直してくれた大切なものだ。
いつしか何かに導かれるまま歩き続け……いつの間にか倒れてしまったようだ。誰かの声が聞こえる。
「…う…うん……」
「あっ、良かったー!生きてた!どうやって入ったのかな?……まさか、不法侵入?」
……ぐるるるぎゅうっ……誰か知りませんが
「な、何か食べものを……」
恵んでください……
「あれ、キュリエル。ずっと家にいたの?その食事はどうしたの?」
誰に話しているのだろう? 少しだけ疑問に思ったが目の前に食事が現れたのでありがたく食べる。ものの数分で全て食べ尽くした……味は……空腹は最高のスパイスとだけ言っておこう。
「ありがとうございます。お陰で助かりました。私はユリスと申します。ところでここに住むマリーとフィンというご夫婦はいらっしゃいますか?」
「あのっ、とりあえずお入りください」
家に足を踏み入れた瞬間
「あー良かった。これでやっと話せるよー」
「せせせ、精霊っ!?」
「彼は精霊のキュリエルです。私はエナと申します。精霊使いと鍛冶職人のご夫婦は残念ながらすでに亡くなり、先日私がこの家を買ったんです」
そうか、亡くなってしまったのか……何も知らず薄情だったな。
「そうでしたか……幼い頃に世話になったのでご挨拶をと思い訪ねたのですが……そんなこととはつゆ知らずご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いえ、この家や敷地は精霊のキュリエルが認めたものしか入れませんので、あなたが気にすることではありませんよ」
「そうだよー。僕が入れてあげたんだよ。君のこと覚えてるよ!おじいさんが可愛がってたよね。僕はいたずらするから近寄っちゃダメって言われてたし、姿は見せてないけど!」
「そうだったんですか……あの頃時々、勝手に物が移動したり背後に気配を感じたりして怖がっていたんですが、まさか精霊だったとは」
「あの、それで今日はどうして?」
事情を話し……なんだか情けなくなってきた。
「へえ、そうだったですか……ちなみに、これからどうするつもりなんですか?」
「噂で彼女がこの周辺の街のどこかで冒険者をしていると耳にしまして、できれば探し出して許婚の証であるこの腕輪を返そうかと……」
「そうですか……それより、ここ以外に仕事のアテはあるんですよね?」
「そ、それが集落に閉じこもっていたものでここ以外に知り合いはいないんです。鍛治職人として雇ってくれるような知り合いもいませんし、かといって工房を構えるにしてもまずは金が必要ですし……ど、どうしましょう!?」
ああ、いくら集落に居づらくなったからって、計画もなく出てくるんじゃなかった。もう少し考えてから行動すべきだった。
自分より年下の彼女に相談するなんて情けない。
「そうで……」
「ここに住めばいいじゃない!部屋も余ってるし。僕は賛成だよ!」
「えっ、いいんですか?そんなこと。それに女性の家にお世話になるのは……」
「そうで……」
「大丈夫だよー。僕もいるし、エナは他に家もあるし……ね?」
精霊と謎のやり取りをした彼女は
「まずは工房を確保しましょう。あれだけの物が作れるなら腕前も保証されてますし、とりあえずの費用はお貸しします。家の家賃と利子は私の望むものを作るということでいかがですか? 工房の費用はおいおい返していただければ。そのかわり、かなり無茶な依頼をするかもしれませんが……あと美味しいご飯を毎日作ってくれるなら」
……そんなことでいいのか。彼女は騙されやすいのでは? それにこの容姿は全く気にならないようだ。いくら人間に似ていても真実を知れば避けられてもおかしくないはず……だって、集落で1部の者に呪いだと思われてるなんて聞いたら普通態度に出るだろう?
「こんなこと言うのも何ですけど、見ず知らずの私をそんな信用してよろしいんですか? 費用を持ち逃げするかもしれませんよ」
「そんな人なら精霊は気に入りませんよ。それに、もしそうなった場合は世界の果てまで追いかけます……精霊が」
この時、彼女が真顔だったのはもちろんのこと精霊の顔も怖かった。ニコニコしていた精霊の表情が抜け落ちたのだ……彼女はこちらを向いていたので自分しか見ていないが裏切れば恐ろしい目にあうのは確実だ。
精霊が案内してくれた小屋の内部をチェックする……かつて自身が世話になった時のままだ。
本来なら集落で弟子入りするところフィンに弟子入りしたんだよな……もちろん受け入れてくれるドワーフもいたんだが、1部の者の猛反対にあってそれも叶わなかった。
それほど自分は集落で避けられていたんだけど、ここでは普通に接してもらえて嬉しかった。自分はまだ10代で親父やリーナの親父さんが周囲を説得する1年くらいの間だったけど。その数年後にリーナが許嫁になったんだ……
あっという間に店舗まで決まってしまった。ここが、自分の店か……
カウンターの隅でひとりが休憩できる程度のスペースしかなく、こじんまりとした雰囲気だが、何もない自分がゼロから始めるにはちょうどいいかもしれない。まぁ、全てエナさんの持ち物だけど。
「何かわからないことはキュリエルに聞いてください。私なんかより家のことは詳しいので……では、今日のところはこれで」
「はい」
リーナ、いつか必ず腕輪は返すよ。だけど少しここで頑張ってみようと思う……
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