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茉莉花とマリアンヌ。
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その夜はお魚料理の夕食。ほんとこうしてお友達と食べるご飯は美味しい。
ん?
クラウディアやコルネリアはお友達じゃないよね? って、そんな事はない。
あたしにとってはもう今のメンバーは皆大切なお友達だ。人生で初めてできた大切な、仲間。
貴族の社会ではやっぱり身分の差とかそういうものが先に立つ。
友達って概念、茉莉花と同期するまでは知らなかったって言っても過言じゃない、かな。
お母様とジュディ王妃の関係だって、ちょっと歪だけどあれもある意味友情だって今ならわかる。
(よかったね。マリアンヌ)
うん。ありがとう茉莉花ちゃん。あなたのおかげ、だよ。
ほんとう、あたしの人生がこんなにも充実していると感じることができているのも。ぜんぶ、ね。
空虚だった心に潤いをくれた茉莉花。感謝しても感謝しきれない。
その反面、元の世界に帰ることを諦めた彼女。その心の悲しみも感じてる。
会いたいよ。おかあさん。
会いたいよ、みんな。
紗代子に愛佳、絵理香に梨紗。みんなともう会えない、遊べない、そう思うと悲しい。
あの世界にはちゃんとあたしが居る。存在する。それもわかる。
あの夢。
今ならはっきりわかる。あれは現実のあたし。その残り香。
きっと魂《レイス》の奥底ではあの世界のあたしとも繋がっているのだろう。そうも思える。
心がもっと自由なら、あの世界に帰りたい。
帰りたいよ……。
ベッドに入っていつのまにか寝ちゃってたあたし。そんな事を考えてたせいか枕が涙で濡れてる。
ん?
アリア、は、お風呂か。
お部屋に備え付けのお風呂からシャワーの音がする。
今はまだギリギリ大浴場空いてる時間? あたしはどうしよっかな。ちょっと大きいお風呂に浸かってくるかな。
そう思ってタオルと着替えを持って部屋から出た。いちおうアリアにお風呂行ってくるって書き置きは残して、ね。
もうすっかり遅い時間なので周りも静かだった。食堂も閉まってる。お酒飲んだりしてた人も寝たのかな。
廊下を抜け大浴場の扉を開けて。こんな時間なのにまだ誰か入ってるのかな? 着替えが一人分置いてあるのを横目にワンピースを脱ぎ、籠に入れた。
ガラガラっと浴場への引き戸を開けて中に入る。湯気で曇ってるけど遠くに人影が見える。って、あれ、アーサー?
一人できてたのかなって思ったけどあたしもそうなのを思い出し、そのまま身体を洗って彼女の方に向かった。
なんとなくお風呂場では昨夜のことを思い出す。それでもって、やっぱり彼女が肉体的には女性なのだという現実にも。
寝ているかのように目を瞑りお湯に浸かる彼女の横に、さぷんと自分の身体を寄せる。
「ん? ああ、マリカ。起きたの?」
「ごめん。もしかしてあたしを誘おうって思ってくれた?」
「うん。でもなんかね、起こしちゃいけないような気がしたから」
「あたし、泣いてたからね」
「そう、だね。マリカも辛いのかなって。そう思ったら声をかけること躊躇っちゃった」
「うん。マリカもね。元の世界に残してきたものがいっぱいあるから」
「え?」
「はう?」
「君、もしかして今マリアンヌなの?」
ん?
クラウディアやコルネリアはお友達じゃないよね? って、そんな事はない。
あたしにとってはもう今のメンバーは皆大切なお友達だ。人生で初めてできた大切な、仲間。
貴族の社会ではやっぱり身分の差とかそういうものが先に立つ。
友達って概念、茉莉花と同期するまでは知らなかったって言っても過言じゃない、かな。
お母様とジュディ王妃の関係だって、ちょっと歪だけどあれもある意味友情だって今ならわかる。
(よかったね。マリアンヌ)
うん。ありがとう茉莉花ちゃん。あなたのおかげ、だよ。
ほんとう、あたしの人生がこんなにも充実していると感じることができているのも。ぜんぶ、ね。
空虚だった心に潤いをくれた茉莉花。感謝しても感謝しきれない。
その反面、元の世界に帰ることを諦めた彼女。その心の悲しみも感じてる。
会いたいよ。おかあさん。
会いたいよ、みんな。
紗代子に愛佳、絵理香に梨紗。みんなともう会えない、遊べない、そう思うと悲しい。
あの世界にはちゃんとあたしが居る。存在する。それもわかる。
あの夢。
今ならはっきりわかる。あれは現実のあたし。その残り香。
きっと魂《レイス》の奥底ではあの世界のあたしとも繋がっているのだろう。そうも思える。
心がもっと自由なら、あの世界に帰りたい。
帰りたいよ……。
ベッドに入っていつのまにか寝ちゃってたあたし。そんな事を考えてたせいか枕が涙で濡れてる。
ん?
アリア、は、お風呂か。
お部屋に備え付けのお風呂からシャワーの音がする。
今はまだギリギリ大浴場空いてる時間? あたしはどうしよっかな。ちょっと大きいお風呂に浸かってくるかな。
そう思ってタオルと着替えを持って部屋から出た。いちおうアリアにお風呂行ってくるって書き置きは残して、ね。
もうすっかり遅い時間なので周りも静かだった。食堂も閉まってる。お酒飲んだりしてた人も寝たのかな。
廊下を抜け大浴場の扉を開けて。こんな時間なのにまだ誰か入ってるのかな? 着替えが一人分置いてあるのを横目にワンピースを脱ぎ、籠に入れた。
ガラガラっと浴場への引き戸を開けて中に入る。湯気で曇ってるけど遠くに人影が見える。って、あれ、アーサー?
一人できてたのかなって思ったけどあたしもそうなのを思い出し、そのまま身体を洗って彼女の方に向かった。
なんとなくお風呂場では昨夜のことを思い出す。それでもって、やっぱり彼女が肉体的には女性なのだという現実にも。
寝ているかのように目を瞑りお湯に浸かる彼女の横に、さぷんと自分の身体を寄せる。
「ん? ああ、マリカ。起きたの?」
「ごめん。もしかしてあたしを誘おうって思ってくれた?」
「うん。でもなんかね、起こしちゃいけないような気がしたから」
「あたし、泣いてたからね」
「そう、だね。マリカも辛いのかなって。そう思ったら声をかけること躊躇っちゃった」
「うん。マリカもね。元の世界に残してきたものがいっぱいあるから」
「え?」
「はう?」
「君、もしかして今マリアンヌなの?」
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