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海のお決まりのボスVS祠堂の覚醒した力で現れた召喚獣
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魔物が現れる場所に到着した祠堂達だが、そう簡単に魔物が現れるわけは
なく、少しの間、船の上で待機していた。
「もしかしてこのまま現れないのかな?」
「そうかもしれん。少し威嚇してみるか?」
「やめておけ、それで襲われたら意味がない」
「リーダーどうするの?」
「ああ、そのパターンなら大丈夫だ」
「パターンってなんだ?」
「それはな」
「それは?」
「っていうとそいつが現れるパターンだ!」
「!? ホ、本当に出た!!」
祠堂の後ろから巨大な魔物が現れた。もう祠堂はわかっていた。
そう。この魔物は。
「やっぱりリヴァイアサンか!」
「リ、リヴァイアサン? そんな魔物聞いた事ないよ。ヴァネッサ
知ってる?」
「知らない。似たような魔物はいるが、こいつは見たことない」
「俺もないな。でも、リーダーは知ってる様だ」
「じゃぁもしかして祠堂くんの世界の魔物なんじゃ」
「それはないよ。俺の世界にこんな魔物はいないって。いたら
怪獣大戦争だ」
「そ、それでどうするの?この巨大な魔物」
「リーダー、一度引こう。ここまでのとは予想もしてなかった!
一度対策を考えた方がいい」
「無理だな。一度遭遇したこいつから逃げるのは至難だ。この
船じゃすぐに追いつかれるしな」
「ならどうするんだ」
「とりあえず、普通に戦ってみるぞ。相手は海だから打撃は
無理だ。皆、魔法で頼む」
「了解」
エッタ達は祠堂に言われた通り、魔法で攻撃をしたが
相手には通じなかった。
祠堂は攻撃をせずに後ろで魔物を見ていた。
「なんだろうな?なんかさっきから体の中が熱いぞ」
祠堂は何かおかしい事に気づいていた。だから動けない
でいた。そこに魔物のしっぽが祠堂に向かって来た。
「リーダー!!」
「祠堂くん!!」
「ヤベ!」
祠堂は捕まってしまった。それはこのまま海に放り込まれる
と言う事もわかっていた。しかも、これはゲームじゃない。
ゲームなら負けてもやり直せるが、これは現実だ。祠堂は
最初のドラゴンの時以来の死の恐怖がよぎった。
「くそっ!これで最後か。なら。このセリフだ。後は頼むぞお前達!」
「祠堂くん!!」
祠堂は海に放り込まれた。そのまま魔物に連れていかれるが
その途中、祠堂の体が光だした。
船の上では動けずにいるエッタ達がいた。
「上がってこない。ダメか」
「そんな!祠堂くんが」
「いくら英雄でも海に連れ込まれたら」
と、諦めているとその海から光が空に向けて放たれた。すると
その光から祠堂が現れた。
「祠堂くん!」
「無事だったのか。しかし、あれは魔力か?でも、リーダーは
魔法を使えないはず」
「そうね。でも、あれは魔力だわ。しかも、私達よりはるかに
強いわよ」
「祠堂くん、大丈夫なの?」
「ああ。大丈夫だ。お前らに面白いモノを見せてやるよ」
「面白いモノ?もしかして魔法か?」
「リーダー、魔法が使えるようになったの?」
「いや。魔法以上の力だぜ」
「魔法以上の力?」
「ああ。行くぜバハムート!」
「バハムート?」
祠堂がそう叫ぶと、空が曇りだし雷鳴が鳴り響いた。そして
その空からなんと最初に倒したドラゴンが現れた。
それに驚くエッタ達。
「嘘でしょ?」
「ここでドラゴンまで来るのか?」
「でも、少し様子がおかしいわ。ドラゴンならすぐに私達に
攻撃するはずなのに、それがない」
「確かに。まさか、あいつが呼んだのか?」
「その通りだぜ。こいつは俺の召喚獣だ。だから安心しろ!」
「それで、あのリヴァイアサン?はどうなったの?」
「あれはまだ生きてる。ほらっ来るぞ」
祠堂の言う通り姿を現したリヴァイアサンはすぐに祠堂に
向けて、口から水の魔法を放った。
「行くぜバハムート! ファイアーバーストストリーム!!」
二つ力がぶつかり、その衝撃で大気が揺れる。そして
ドラゴンの炎が押し勝ち、リヴァイアサンに命中し
雄たけびを上げながら海の底に沈んでいった。
上がってこない事を確認し、祠堂は船に戻ったが
すぐに倒れてしまった。それはただ魔力を使いすぎただけの
疲労とヴァネッサがすぐにわかり、船の中の寝室に運び
そのまま町に戻った。
なく、少しの間、船の上で待機していた。
「もしかしてこのまま現れないのかな?」
「そうかもしれん。少し威嚇してみるか?」
「やめておけ、それで襲われたら意味がない」
「リーダーどうするの?」
「ああ、そのパターンなら大丈夫だ」
「パターンってなんだ?」
「それはな」
「それは?」
「っていうとそいつが現れるパターンだ!」
「!? ホ、本当に出た!!」
祠堂の後ろから巨大な魔物が現れた。もう祠堂はわかっていた。
そう。この魔物は。
「やっぱりリヴァイアサンか!」
「リ、リヴァイアサン? そんな魔物聞いた事ないよ。ヴァネッサ
知ってる?」
「知らない。似たような魔物はいるが、こいつは見たことない」
「俺もないな。でも、リーダーは知ってる様だ」
「じゃぁもしかして祠堂くんの世界の魔物なんじゃ」
「それはないよ。俺の世界にこんな魔物はいないって。いたら
怪獣大戦争だ」
「そ、それでどうするの?この巨大な魔物」
「リーダー、一度引こう。ここまでのとは予想もしてなかった!
一度対策を考えた方がいい」
「無理だな。一度遭遇したこいつから逃げるのは至難だ。この
船じゃすぐに追いつかれるしな」
「ならどうするんだ」
「とりあえず、普通に戦ってみるぞ。相手は海だから打撃は
無理だ。皆、魔法で頼む」
「了解」
エッタ達は祠堂に言われた通り、魔法で攻撃をしたが
相手には通じなかった。
祠堂は攻撃をせずに後ろで魔物を見ていた。
「なんだろうな?なんかさっきから体の中が熱いぞ」
祠堂は何かおかしい事に気づいていた。だから動けない
でいた。そこに魔物のしっぽが祠堂に向かって来た。
「リーダー!!」
「祠堂くん!!」
「ヤベ!」
祠堂は捕まってしまった。それはこのまま海に放り込まれる
と言う事もわかっていた。しかも、これはゲームじゃない。
ゲームなら負けてもやり直せるが、これは現実だ。祠堂は
最初のドラゴンの時以来の死の恐怖がよぎった。
「くそっ!これで最後か。なら。このセリフだ。後は頼むぞお前達!」
「祠堂くん!!」
祠堂は海に放り込まれた。そのまま魔物に連れていかれるが
その途中、祠堂の体が光だした。
船の上では動けずにいるエッタ達がいた。
「上がってこない。ダメか」
「そんな!祠堂くんが」
「いくら英雄でも海に連れ込まれたら」
と、諦めているとその海から光が空に向けて放たれた。すると
その光から祠堂が現れた。
「祠堂くん!」
「無事だったのか。しかし、あれは魔力か?でも、リーダーは
魔法を使えないはず」
「そうね。でも、あれは魔力だわ。しかも、私達よりはるかに
強いわよ」
「祠堂くん、大丈夫なの?」
「ああ。大丈夫だ。お前らに面白いモノを見せてやるよ」
「面白いモノ?もしかして魔法か?」
「リーダー、魔法が使えるようになったの?」
「いや。魔法以上の力だぜ」
「魔法以上の力?」
「ああ。行くぜバハムート!」
「バハムート?」
祠堂がそう叫ぶと、空が曇りだし雷鳴が鳴り響いた。そして
その空からなんと最初に倒したドラゴンが現れた。
それに驚くエッタ達。
「嘘でしょ?」
「ここでドラゴンまで来るのか?」
「でも、少し様子がおかしいわ。ドラゴンならすぐに私達に
攻撃するはずなのに、それがない」
「確かに。まさか、あいつが呼んだのか?」
「その通りだぜ。こいつは俺の召喚獣だ。だから安心しろ!」
「それで、あのリヴァイアサン?はどうなったの?」
「あれはまだ生きてる。ほらっ来るぞ」
祠堂の言う通り姿を現したリヴァイアサンはすぐに祠堂に
向けて、口から水の魔法を放った。
「行くぜバハムート! ファイアーバーストストリーム!!」
二つ力がぶつかり、その衝撃で大気が揺れる。そして
ドラゴンの炎が押し勝ち、リヴァイアサンに命中し
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そのまま町に戻った。
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