これから俺の異世界召喚物語が始ーーーー

湯屋 月詠

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前編

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光に包まれ気がつくと見知らぬ場所へ立っていた
所々に細工された白い柱が何本も立ち並び
まるで海外の神殿を思わせる場所だった
俺のすぐそばにいる幼馴染の隆二りゅうじ隆史たかし絵梨花えりか
この状況を理解できずに立ち尽くしていた
周りには老若男女関係なく何十人もいて
誰一人理解できずに戸惑うばかりであった
神殿の外は暗く何も見えない事がより不気味さを醸し出していた


「ようこそ異世界から呼ばれた勇者の皆様」
突如女性の声がした方へ向けると金髪の女性が
黄金の椅子に座ってこちらを見ていた。
「私は女神リサフィア
 皆様には私の世界『フィランテスティア』に降り立ち
 魔王を撃ち破って頂きます」
ようやく状況がわかり始めたのかふざけるなと
怒号するおっさんや母親にすがりつき泣き出す子供
それでもここは夢だと逃避している奴までいる。


そんな中、俺ーー朝井和希あさいかずきは困ったふりをしつつ内心喜んでいた。
(うおぉぉぉぉぉこれってラノベで流行りの異世界召喚じゃん!!
 『魔』王がいるってことは魔力があるはず。んで、次はお決まりのアレか?)
「皆様にはこの後スキル鑑定を行いそれぞれに合った武器を選んで頂きます」
(はい!来ました!スキル鑑定!ここで俺らの優劣がつくパターンか
 自分に合った武器くれるらしいし、魔王倒すために呼んだのだから
 ゴミスキルと思ったらチート級だった的な方か?とりあえずギルドで
 冒険者登録だなそれで依頼をこなしてスキル育成と、いや、待てよ
 元の世界の料理や商品の再現で荒稼ぎという手もあり?
 そうすれば伝説の魔獣とか神獣が仲間になったりとか?)
そう、これは突如起きた悲劇でなく、ラノベ知識とスキルで無双していく
俺の異世界召喚物語の始ーーーー







異世界の住人を呼んだ神殿には誰も居なくなっていた
「な、何?何が起きたのよ!」
女神リサフィアは突如起きた出来事に慌てていた
「慌てることはないよ、全員元の世界に返して貰っただけだからね
 まぁノリの良い人も何人かいたけど一応僕が管理している住人だからね」
制服を着た男子高校生が一人女神の前まで歩いてそう言い放った
「君にはこれ以上愚行を許す訳にはいかないんだよ」


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