クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

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二章 学園生活

閑話 7話 迷宮特訓のルール

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俺たちは馬車に乗って国を出て迷宮に真っ直ぐに進んで行った。

途中で何度か盗賊や魔物に襲われたがこれも訓練だと言われてホーネスさんに半ば無理矢理に戦わされた。
初めて命を奪った時は罪悪感や険悪感で吐いたりもしたが、何回も繰り返すと段々と慣れてきて盗賊を殺しても何も感じなくなった。

3日間、やっと迷宮に到着した。

「ここが、この国が保有する迷宮ダンジョンのウレシュガ迷宮ダンジョンがあるカルッカだ」

俺たちは馬車を降りて迷宮を目の当たりにした。
そこは、市街だと言われても遜色がないほど活気があるところだった。
俺たちはその光景に唖然とした。

「まぁ最初はそうなるだろうね。でも、ここは本当にダンジョンで有名な場所で、カルッカって言うんだ」
「こんなところに迷宮があって平気何ですか?」
「迷宮の魔物は基本は外に出てこないんだ。たまに異常事態で魔物大暴走モンスターピードが起こるけどその時は町の冒険者が被害が出る前に片付けてくれるからね」
「じゃあしばらくはこの町に滞在しながら迷宮で訓練をするんですね」
「そう言うこと。じゃあまずは荷物を宿に持ってこうか」

俺たちはもう一度馬車に乗り込んで、外を眺めながら宿舎まで行った。

荷物を部屋に置いた後、俺たちはホーネスさんに呼ばれミーティングを始めた。

「じゃあ今回の迷宮特訓のルールを決めてくよ」
「何故ですか?」
「誰一人欠けることなく国に戻るためだ。迷宮では何が起こるかわからない。いつ死んでもおかしくないんだ。だから、ここでルールを設ける」

俺たちは真剣な顔で言うホーネスさんに圧されみんな真剣モードに入った。

「まず一つ目として、単独行動は控えること。これは一人だと危険が迫った時に連絡ができないからだね。
二つ目は、危険だと判断した時は逃げること。プライドなんか捨てて、勝てないと判断したらすぐに戻ってくるんだ。
三つ目は、迷宮で発見した宝箱は絶対に開けないように。宝箱は持ち帰れるのであれば持ち帰るように。
まぁこのぐらいかな」
「ホーネスさん、質問いいですか?」

そう言ったのは眼鏡をかけて真面目というか文字がものすごく似合う図書委員の前原まえはら 美波みなみさんだ。

「いいよ」
「宝箱は何故その場で開けてはならないのですか?」

それは僕も疑問に思ってた。箱ごとなんて邪魔だから中身だけを取ればいいのに。

「いい質問だね。その答えは、罠があるかもしれないからだ」
「罠、ですか?」
「そう。宝箱を開けたら壁から槍が出てきて串刺しにされたり、通路から大玉が出てきたり、巨大な魔物が出てきたりして危ないんだ。その分中身が本物だったらとても貴重な魔道具だったりするんだ」

なんかトレジャーハンターで有名なイ◯ディ・◯ョー◯ズみたいだな。

「でも、罠かどうかってわかるもんなんですか?」
「そう言うのを専門にしている人もいるんだよ。その人たちにお願いして宝箱を開けてもらうんだ」
「なるほど、理解できました。ありがとうございます」
「質問はもうないかな。……じゃあ迷宮特訓に行こうか」
「「「「おぉぉぉぉ!」」」」

そして俺たちは、もう一度馬車乗り、迷宮まで行った。
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