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ざまぁされたらやり返す編
37話 傾奇者、お尋ね者 イラストあり
『じゃ、ボクはいったんみんなのとこに戻っから、終わったらまた連絡してな~』
「うん。ありがとねマホちゃん。帰りもよろしく~」
と、馬車を見送るようなテンションで、マホの操作する飛空艇を見送ってから、ユーリは改めてガイムを見る。
「さて……。あなたを断罪できる偉い人が来ちゃったわけですけど……」
亡霊でも見るかのようにひきつったその顔に、にやりと性格の笑い笑みを向けると、
「あ~、失礼。僕ってば、あなたと口をきいていい身分の人間じゃないんでした。一国の大臣さんですもんねえ~。
……でも、んっん~? あれぇ? ガイムさん、一国の王様を前にして、あなたちょっと、頭が高くないですかぁ?」
ユーリがそう言った直後、クインリィの後に飛び降りてきたジージョが、裂帛の声をその場に響かせる。
「この無礼者どもが!! ユリウス王の御前であるぞ! いますぐ武器を置き、その場に跪かんかぁッ!!」
「「「「「………………っ!!」」」」」
兵士たちは次々と武器を捨て去り、その場に膝をついていく。その顔には絶望が滲み、全て終わったとばかりに無抵抗の意を示していた。
そう。全て終わったのだ。
彼女がここにまかり越した時点で、勝負は決した。
そんな空気が広がっていくなかで、ただひとり……。
「これはこれは、兵士たちが大変な無礼を働き、まことに申し訳ございませんでした。
ルミエ帝国大臣として、深く、深くお詫び申し上げまする」
ガイムだけは、なにも諦めていなかった。
兵士と同様に膝を折ってはいるが、その目は死んでいない。
いや……どこか余裕すらも感じる眼光を光らせながら、クインリィを見上げていたのだった。
(マジすげーな。このおじさん……)
と、そのメンタリティにユーリが舌を巻く中、ガイムは滔々と言葉を弄する。
「しかし女王陛下、そちらにいるユーリ殿は、いろいろと誤解をなさっているご様子。
恥じを恥じで上塗りするようで大変心苦しいのですが、そういった誤解を解く意味でも、発言の許可を頂けませぬでしょうか?」
「構いません。聞かせていただけますか?」
対するクインリィの目は、ひどく静かだった。
情緒の揺らぎのひとつすらも見受けられない、冷たく澄んだ瞳。
「…………」
波紋のひとつすらない湖面のようなその視線に、ガイムは瞬時に悟った。
おかしい、と。
駆け引きにおいては、数々の修羅場を潜り抜けてきたガイムには、それが分かる。
ガイムが数々のパイプを有していることは、この女王も知る処だ。
中には、王国の運営を脅かすものがあるということも。
それらの手札を遺憾なく切ることが予想されるこの場面で、この反応はおかしい。
いくら一国の王──心術に長じた者であるとはいえ、感情の動きひとつ見せないのは、さすがに不自然なのだ。
よほどの余裕……つまり、勝ち目を確信していなければ、この反応はあり得ない。
つまり……。
(……なにか確たる証拠を掴まれている?)
極限まで圧縮された時間の中で、ガイムは思考を巡らせる。
こちらは物証となるものはなにひとつ残していない。セイリーヌが用意できるような証左も、いくらでも言い逃れができるものだ。
真実を知る者に関しては、黙らせるか消すかした。
大暴走を引き起こした冒険者たちも、ここにいる兵士でさえ、全貌は知りえないのだ。彼らは歯車のような役割であり、自分の役目しか把握していない。
彼らの証言が、ガイムの思惑に結びつくことはあり得ない。
──が、ひとりだけ、いる。
その者が裏切れば、こちらの思惑はおろか、全てが明るみに出かねないという人物が、ひとりだけいるのだ。
(ヘルデン……!!)
ガイムがその蓋然性へと行きついた、直後、
「……だから、早く馬車出せっつってんだろ!! マジ殺すぞテメエ!?」
「!!」
背後の馬車から、ヘルデンの胴間声が響き渡った。
クインリィの許可を取ることも忘れ、ガイムはそちらに向けて走り出す。
「あんなやつ待ってらんねえんだよ! とっとと俺だけでも逃がせって……あっ」
馬車の中を覗き込むと、御者の兵士の肩を掴むヘルデンと目が合い、彼は気まずそうに目を逸らした。
「あ、いや、これは、違くてよ……いったん帝国に戻って、助けを呼んできたほうが……っひ!」
愚にもつかない言い訳など聞くべきもなく、ガイムはヘルデンの胸倉を掴み、凄まじい剣幕で問いただす。
「貴様! このわしを裏切ったか!? 王国に情報を売ったのか!?」
「は、はあ!? なんだよ、それ、知らねっ……知らねえよ!!」
「貴様とわししか知りえない情報を、敵が掴んでいる可能性がある! 吐け! どこまでなにを言った!?」
「はっ……知らな、マジ知らねえ! ゲホ! ってかそんなことして、俺に何の得があんだよ!?」
「…………ッ!」
情けない声で喚く帝国勇者から手を離し、ガイムも服の裾を正す。彼の言葉を聞いたわけではなく、単に冷静になっただけだ。
見栄っ張りで小心者。そして頭の悪いこの男に、スパイなどが務まるわけがないのだ。
自分としたことが、発想が飛躍し過ぎていた。
相手がなにを掴んでいるか分からないのであれば、まずはそれを探るところから始めれば良いだけだ。そして所々でこちらのパイプをチラつかせていけばよい。
──と。
ガイムが自分のペースを取り戻した、そのとき……。
『……わたくしが方々に手を回し、サザン山脈のモンスターを過飽和状態にして、意図的に大暴走を引き起こした……ここまではよろしいですな?』
「……………!!」
そのような音声が聞こえてきて、ガイムは馬車の外へと飛び出す。
すると、ユーリたちが身を寄せ合い、その音声を再生している様子が見て取れた。
『『アンペルマン』が大隊を組んで対処すれば、どうにか対処してしまうでしょうが……それはできませぬ。こちらが許可を出しておりませんゆえ』
「お~、いいねいいね。いい感じ。めっちゃしっかり録音できてるじゃん」
「……ですが、少しくぐもっているのが気になりますね」
「あ、ごめんなさい。おっぱいの中に盗聴魔導具仕込んでたから、ちょっと聞きずらいかも」
「そー。ケータイ壊されちゃったからさあ。だから計画が前倒しになったのも連絡できなくて……」
「君たちが無事だったからいいよ。あとこの音声も、おっぱいから聞こえてるって思うと興奮できるから、全然大丈夫」
「その大丈夫とはどういう大丈夫なのでしょう?」
「…………!」
自分らしからぬ狼狽を見せながら、ガイムはユーリらの元に向けて走る。
それは先ほど、ガイム自身が喋っていた言葉。
『暇つぶし』というふざけた名目で、とある人物らに話した内容。
その人物とは……!
「あ~。でもさっきはマジ焦った~。ま、ぶっちゃけ致命傷じゃなかったし、自分で直すのも余裕だったんだけど……いつまで演技続ければいいか分からなかったらさあ。どうしようかなぁ~って思ってたとこで、勇者様が来てくれたから、ほんと助かった♡」
「ね、ね! 登場イケメン過ぎだよね~。女王様の隠密やめて、勇者様の『別班』に入っちゃおうかな~♡」
「………………!!」
──エニファーとビーリッシュ。
頭の軽いやりらふぃーのふたりが、その輪の中心にいたのだった。
※※以下筆者後書き※※
今回もご覧いただきありがとうございます!
はい、予約投稿ミスって、先に公開しちゃったお話でした笑
そして話数調整の関係で、中途半端な時間の更新で申し訳ありません!
そしてそして本日は18時にもう1本更新予定ですので、よろしかったらご一読ください!
ご意見ご指摘、ブックマーク登録やいいね、大会ポイントの投票など、よろしかったらお願いいたします!!
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と、馬車を見送るようなテンションで、マホの操作する飛空艇を見送ってから、ユーリは改めてガイムを見る。
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亡霊でも見るかのようにひきつったその顔に、にやりと性格の笑い笑みを向けると、
「あ~、失礼。僕ってば、あなたと口をきいていい身分の人間じゃないんでした。一国の大臣さんですもんねえ~。
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ユーリがそう言った直後、クインリィの後に飛び降りてきたジージョが、裂帛の声をその場に響かせる。
「この無礼者どもが!! ユリウス王の御前であるぞ! いますぐ武器を置き、その場に跪かんかぁッ!!」
「「「「「………………っ!!」」」」」
兵士たちは次々と武器を捨て去り、その場に膝をついていく。その顔には絶望が滲み、全て終わったとばかりに無抵抗の意を示していた。
そう。全て終わったのだ。
彼女がここにまかり越した時点で、勝負は決した。
そんな空気が広がっていくなかで、ただひとり……。
「これはこれは、兵士たちが大変な無礼を働き、まことに申し訳ございませんでした。
ルミエ帝国大臣として、深く、深くお詫び申し上げまする」
ガイムだけは、なにも諦めていなかった。
兵士と同様に膝を折ってはいるが、その目は死んでいない。
いや……どこか余裕すらも感じる眼光を光らせながら、クインリィを見上げていたのだった。
(マジすげーな。このおじさん……)
と、そのメンタリティにユーリが舌を巻く中、ガイムは滔々と言葉を弄する。
「しかし女王陛下、そちらにいるユーリ殿は、いろいろと誤解をなさっているご様子。
恥じを恥じで上塗りするようで大変心苦しいのですが、そういった誤解を解く意味でも、発言の許可を頂けませぬでしょうか?」
「構いません。聞かせていただけますか?」
対するクインリィの目は、ひどく静かだった。
情緒の揺らぎのひとつすらも見受けられない、冷たく澄んだ瞳。
「…………」
波紋のひとつすらない湖面のようなその視線に、ガイムは瞬時に悟った。
おかしい、と。
駆け引きにおいては、数々の修羅場を潜り抜けてきたガイムには、それが分かる。
ガイムが数々のパイプを有していることは、この女王も知る処だ。
中には、王国の運営を脅かすものがあるということも。
それらの手札を遺憾なく切ることが予想されるこの場面で、この反応はおかしい。
いくら一国の王──心術に長じた者であるとはいえ、感情の動きひとつ見せないのは、さすがに不自然なのだ。
よほどの余裕……つまり、勝ち目を確信していなければ、この反応はあり得ない。
つまり……。
(……なにか確たる証拠を掴まれている?)
極限まで圧縮された時間の中で、ガイムは思考を巡らせる。
こちらは物証となるものはなにひとつ残していない。セイリーヌが用意できるような証左も、いくらでも言い逃れができるものだ。
真実を知る者に関しては、黙らせるか消すかした。
大暴走を引き起こした冒険者たちも、ここにいる兵士でさえ、全貌は知りえないのだ。彼らは歯車のような役割であり、自分の役目しか把握していない。
彼らの証言が、ガイムの思惑に結びつくことはあり得ない。
──が、ひとりだけ、いる。
その者が裏切れば、こちらの思惑はおろか、全てが明るみに出かねないという人物が、ひとりだけいるのだ。
(ヘルデン……!!)
ガイムがその蓋然性へと行きついた、直後、
「……だから、早く馬車出せっつってんだろ!! マジ殺すぞテメエ!?」
「!!」
背後の馬車から、ヘルデンの胴間声が響き渡った。
クインリィの許可を取ることも忘れ、ガイムはそちらに向けて走り出す。
「あんなやつ待ってらんねえんだよ! とっとと俺だけでも逃がせって……あっ」
馬車の中を覗き込むと、御者の兵士の肩を掴むヘルデンと目が合い、彼は気まずそうに目を逸らした。
「あ、いや、これは、違くてよ……いったん帝国に戻って、助けを呼んできたほうが……っひ!」
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「貴様! このわしを裏切ったか!? 王国に情報を売ったのか!?」
「は、はあ!? なんだよ、それ、知らねっ……知らねえよ!!」
「貴様とわししか知りえない情報を、敵が掴んでいる可能性がある! 吐け! どこまでなにを言った!?」
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「……………!!」
そのような音声が聞こえてきて、ガイムは馬車の外へと飛び出す。
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