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25話:入学式・1
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もっとずっと小さな頃から言い続ける私の気持ちを聞いてお父様達は頷く。
「勿論わかっているよ、ルナ。心配しなくても大丈夫だよ、私達はルナの嫌がる縁談はしないし、する必要もないからね」
「そうよルナ、私達はルナに幸せになって欲しいと思ってるのよ。勿論アルスもね。だから好きな方が出来たら二人とも遠慮なく私達に話して欲しいわ」
お母様......お父様......
「......はい。あ、でも私はまだまだ先になると思いますよ?まだ十歳だし......」
「あらあら、年齢は関係なくってよ?ルナちゃん」
「まだまだ先で構わない!」
「そうですよ母上!ルナは僕達のルナです!!」
サロンに笑い声が広がる。これまでの私が欲しくて欲しくて、願って、それでも得られなかった人生。
今生はこのまま平穏に暮らしていけたらと願わずにはいられない。いや、ただ願うだけではいつそれが覆されるかわからない。
ただただ、こうして家族と仲良く生きていけるように頑張るわ、私!!
『.....お前は良いとしてもアルスは難しそうだな、お前が基準だと.....』
ポツリと呟いたカリトの意見はスルーした。
それから学園の入学式までには制服が届き、試着して皆に見せると喜ばれたり、学園生活に必要な必需品等を確認したりしてと意外とバタバタした日々を過ごしているとあっという間に入学式の日がやってきた。
「お父様お母様、行ってきます」
「私達は後から行くから気をつけて行くんだよ」
「はい!」
「父上母上、僕が会場まで案内するから大丈夫ですよ」
お兄様と一緒に馬車に乗り込むとゆっくりと走りだし学園へと向かう。馬車の中ではこれからのスケジュールをお兄様が案内してくれる。
「学園に着いたら入学式が行われるホールへと向かうよ。ホールの入り口近くに入学時前の試験の成績順にクラスが決められて貼り出されている。そのクラス毎に席も配置されてるからわかりやすいと思うよ」
「そうなのですね。お兄様はずっとAクラスでしたよね....私はどうなるかしら?」
試験はまずまずの出来だったと思うが、私よりも成績優秀な人が多ければAクラスに入れない可能性もある。
お兄様の評判を妹の私が傷つける訳にはいかないから出来ればAクラスになれると良いけど......。
「ルナなら大丈夫だよ。家庭教師からも優秀だと聞いてるよ?」
「私に出来る範囲で頑張ったつもりですが、たくさんの新入生がいるんですもの、わかりませんわ」
そんな会話をしながら、ドキドキと逸る気持ちを押さえつつ馬車は学園へと近づいていた。
「勿論わかっているよ、ルナ。心配しなくても大丈夫だよ、私達はルナの嫌がる縁談はしないし、する必要もないからね」
「そうよルナ、私達はルナに幸せになって欲しいと思ってるのよ。勿論アルスもね。だから好きな方が出来たら二人とも遠慮なく私達に話して欲しいわ」
お母様......お父様......
「......はい。あ、でも私はまだまだ先になると思いますよ?まだ十歳だし......」
「あらあら、年齢は関係なくってよ?ルナちゃん」
「まだまだ先で構わない!」
「そうですよ母上!ルナは僕達のルナです!!」
サロンに笑い声が広がる。これまでの私が欲しくて欲しくて、願って、それでも得られなかった人生。
今生はこのまま平穏に暮らしていけたらと願わずにはいられない。いや、ただ願うだけではいつそれが覆されるかわからない。
ただただ、こうして家族と仲良く生きていけるように頑張るわ、私!!
『.....お前は良いとしてもアルスは難しそうだな、お前が基準だと.....』
ポツリと呟いたカリトの意見はスルーした。
それから学園の入学式までには制服が届き、試着して皆に見せると喜ばれたり、学園生活に必要な必需品等を確認したりしてと意外とバタバタした日々を過ごしているとあっという間に入学式の日がやってきた。
「お父様お母様、行ってきます」
「私達は後から行くから気をつけて行くんだよ」
「はい!」
「父上母上、僕が会場まで案内するから大丈夫ですよ」
お兄様と一緒に馬車に乗り込むとゆっくりと走りだし学園へと向かう。馬車の中ではこれからのスケジュールをお兄様が案内してくれる。
「学園に着いたら入学式が行われるホールへと向かうよ。ホールの入り口近くに入学時前の試験の成績順にクラスが決められて貼り出されている。そのクラス毎に席も配置されてるからわかりやすいと思うよ」
「そうなのですね。お兄様はずっとAクラスでしたよね....私はどうなるかしら?」
試験はまずまずの出来だったと思うが、私よりも成績優秀な人が多ければAクラスに入れない可能性もある。
お兄様の評判を妹の私が傷つける訳にはいかないから出来ればAクラスになれると良いけど......。
「ルナなら大丈夫だよ。家庭教師からも優秀だと聞いてるよ?」
「私に出来る範囲で頑張ったつもりですが、たくさんの新入生がいるんですもの、わかりませんわ」
そんな会話をしながら、ドキドキと逸る気持ちを押さえつつ馬車は学園へと近づいていた。
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