【完結】モブの筈の僕がヒロインになった訳

水月

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第二章

23:王立学園

とうとう入学式の日。お兄様は20歳になったお兄様は18歳で学園を卒業した後騎士団に入団し、お父様と同じ職場で働いている。お姉様は18歳なので一年間だけ同じ学園にいられるんだ。

でも学年が違うと学ぶ校舎も違うので滅多に会える事がないから少しだけ残念だ。会えるとしたら食堂か、サロンを借りての面会ぐらい。まぁ屋敷に帰れば会えるのでそこまでして学園で会う必要はないのだけど。

5歳の時の王妃様の王宮でのお茶会以降も毎年何度かは色んな家のお茶会にお母様達と参加したけど結局リコリス公爵家のオーレア様とトラウビー様以外にお友達と呼べる程仲良くなれた人は居なかった。2人は僕よりもひとつ年上だから去年既に学園に入学している。だから実は僕って、今現在進行形でぼっちだったりする。

ううう.....お友達出来るかなぁ……?

だってお茶会に参加してた子達って基本同じくお茶会に参加していた第二王子殿下の方へ行ってしまって帰って来ないんだ。だから話し掛ける事も出来なくて結局オーレア様やトラウビー様と一緒にいる事が多くなって他の子と話す機会がなかったんだよね。

....まぁ別に友達って無理に作るものでもないから良いんだけど.....ランチとか1人だと寂しいかなぁって。

あ、でも出来ればヒロインの子とは極力関り合いにならないようにしないと!変にイベントに巻き込まれても困るしね!!

それに週末にはまたカーディナル様のお屋敷に伺うお約束してるんだ。

ふふふ。楽しみだよね!


学園の馬車の停留所までルピナス伯爵家の家紋の入った馬車で送って貰った後は入学式が行われる会場へと向かって歩いていると、貴族のお屋敷のような本格的な庭園もあり、色取り取り、品種も色んな種類の花が植えられており瞳を楽しませてくれている。

.....わぁ、凄い。きっと腕の良い庭師の人を雇ってるんだろうなぁ……

会場手前にクラス分けのボードが立てられており、新入生らしき子達が自分のクラスを確認しているのが見えた。

確かクラス分けは入学前に行われた試験結果でS~Dクラスまでの5クラスだったかな?

お兄様とお姉様に聞いたら特にSクラスは成績優秀な上位10位までにならないと入れないクラスらしい。因みにお兄様もお姉様も在学中はずっとSクラスだとか。普通に考えて凄いよね!?

.....僕は....僕はどうかなぁ?取り敢えず試験は全問解いたけど.....。お兄様やお姉様は僕なら大丈夫!って言ってくれたけど少しだけ心配になる。

僕は他の新入生達がはしゃぎながら見ている少し後ろの方からボードを確認してみる。

「......は?」

なんとビックリ。僕の名前が上から3番目にあった。つまり3位!え~~?? 

まさかの試験結果の良さに僕自身が驚く。まさかそんなに正解してたとは。数学的なものは自信があったからわかるんだけど、文系はかなり怪しいと思ったんだけど.....もしかしたら僕の成績が良すぎたんじゃなくて、他の子の成績が良くなかっただけなんじゃないか?と思ってしまう。

.....その可能性はあるよね

どちらにしてもお兄様やお姉様と同じ様にSクラスになれたのだから2人に恥をかかせないように頑張らないとだよね!

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