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第二章
40:十六歳になりました
あれからも特に問題が起きる事もなく、僕達は16歳になって学年がひとつ上がった。そして第二王子殿下も18歳になり、最終学年となり今期の生徒会長になる事が決まったそうだ。それと同時に側近の宰相子息と近衛騎士団団長子息と魔術師団団長子息も生徒会入りをし、生徒会室にナーレ・コルチカム子息令息も毎日入り浸っていると噂になっていた。
相変わらす第二王子殿下に婚約者はおらず、その横に立っているのはナーレ・コルチカム子息令息で、もういっそのこと彼が婚約者になれば早いんじゃないのかと貴族令嬢令息の間では囁かれている。
たまに学園内をアルト君やネモローサ君達と歩いている時に誰かの視線を感じる時があるが、振り返ってみても誰も居なくて不思議に思う時が多々あった。だからカーディナル様にその事を伝えると一瞬だけ難しい顔をしてから僕をギュッと抱き締めてくれた。
「アルト君達が言うには多分ナーレ・コルチカム子爵令息じゃないかって....たまに僕の事を睨んでるのを見た事があるって聞いたから」
.....でも僕を睨んでも仕方ないのに....僕はもうカーディナル様と結婚してるから第二王子殿下とどうなる訳でもないのにね。
「.....そうか。一応陛下にもいっそ彼をロティスの婚約者にしたらどうかと打診してみたんだが家柄がどうとかではなく余りにも素行の悪さが目立ってな....」
「えっと....学園でも噂になってますね」
「だろう?」
そうか。もしそれがなければ第二王子殿下の婚約者になれたかもしれないんだ。
「どうして第二王子殿下だけを好きにならないのかが僕にはわからないです....そんなに一度に違う人を好きになれるんでしょうか?」
「ルテウスは一途だからな」
ふふっとカーディナル様が笑みを浮かべる。
「カーディナル様は違うんですか?他の人も同時に好きになれるんですか?」
もしそうだったらどうしよう?僕、カーディナル様が好きになった他の人と仲良く出来る自信がない....。
「いや?私もルテウス一筋だな」
「.....本当に?」
「勿論。ルテウスのように可愛らしい子を前に他の人等目に入るわけがない」
そう言ってカーディナル様の唇が僕の唇を塞ぐ。ゆっくりと僕の唇を辿り、熱い舌が口内へと潜り込んでくる。
「ん......っ」
「ルテウス.....可愛いな」
「ふぁ.....っ.....ん.....はぁ.....っ」
僕の舌を絡め取るように翻弄してくる熱さに呼吸が乱れ飲み込めなかったお互いの甘い蜜が唇の端を伝い流れ落ちていく。どれぐらいの時間が過ぎたのか、ようやく唇が離れた後、僕の身体は完全に力を失ってカーディナル様の腕の中で息が乱れていた。
「.....もぅ....カーディナル様のばかぁ....」
「ふふっ、すまない。ルテウスが可愛らしくてついな」
今日は夜会があるからそろそろ準備をしないといけないのに.....。
「夜会から帰ったらルテウスを可愛がらせてくれるかい?」
「もぉう!夜会に行きたくなくなるでしょ!」
息を必死に整えようとしているのに耳元でそんな風に囁かれたら僕だって外出したくなくなるよ!?それでなくてもカーディナル様の声は普段から色気のある声なんだから!
「ハハハ。半分以上は本気だから、帰ったら覚悟しておくんだよ?」
「うううっ」
僕は顔を真っ赤にして夜会への着替えを始めた。今夜の夜会は王家主催の物ではなく、宰相であるダリア公爵家が主催する夜会だそうだ。実はカーディナル様の学友であり側近のクライズ様の婚約者が決まり、その御披露目会なのだとか。カーディナル様も友人の婚約が決まり、ようやくか、と言いつつもホッとした表情を見せていたのは僕だけの秘密。だから招待状を貰った時は勿論参加を即決したぐらい。
ただ、ダリア公爵家と言えば第二王子殿下の側近をしてる次男が居るのでカーディナル様はそこだけはクライズ様にも僕にも注意するようにと警戒していた。
せっかくのお兄さんの婚約の御披露目会で弟が馬鹿な事をする訳がないんじゃないかと考える僕はやっぱり甘く考えていたんだろう。
相変わらす第二王子殿下に婚約者はおらず、その横に立っているのはナーレ・コルチカム子息令息で、もういっそのこと彼が婚約者になれば早いんじゃないのかと貴族令嬢令息の間では囁かれている。
たまに学園内をアルト君やネモローサ君達と歩いている時に誰かの視線を感じる時があるが、振り返ってみても誰も居なくて不思議に思う時が多々あった。だからカーディナル様にその事を伝えると一瞬だけ難しい顔をしてから僕をギュッと抱き締めてくれた。
「アルト君達が言うには多分ナーレ・コルチカム子爵令息じゃないかって....たまに僕の事を睨んでるのを見た事があるって聞いたから」
.....でも僕を睨んでも仕方ないのに....僕はもうカーディナル様と結婚してるから第二王子殿下とどうなる訳でもないのにね。
「.....そうか。一応陛下にもいっそ彼をロティスの婚約者にしたらどうかと打診してみたんだが家柄がどうとかではなく余りにも素行の悪さが目立ってな....」
「えっと....学園でも噂になってますね」
「だろう?」
そうか。もしそれがなければ第二王子殿下の婚約者になれたかもしれないんだ。
「どうして第二王子殿下だけを好きにならないのかが僕にはわからないです....そんなに一度に違う人を好きになれるんでしょうか?」
「ルテウスは一途だからな」
ふふっとカーディナル様が笑みを浮かべる。
「カーディナル様は違うんですか?他の人も同時に好きになれるんですか?」
もしそうだったらどうしよう?僕、カーディナル様が好きになった他の人と仲良く出来る自信がない....。
「いや?私もルテウス一筋だな」
「.....本当に?」
「勿論。ルテウスのように可愛らしい子を前に他の人等目に入るわけがない」
そう言ってカーディナル様の唇が僕の唇を塞ぐ。ゆっくりと僕の唇を辿り、熱い舌が口内へと潜り込んでくる。
「ん......っ」
「ルテウス.....可愛いな」
「ふぁ.....っ.....ん.....はぁ.....っ」
僕の舌を絡め取るように翻弄してくる熱さに呼吸が乱れ飲み込めなかったお互いの甘い蜜が唇の端を伝い流れ落ちていく。どれぐらいの時間が過ぎたのか、ようやく唇が離れた後、僕の身体は完全に力を失ってカーディナル様の腕の中で息が乱れていた。
「.....もぅ....カーディナル様のばかぁ....」
「ふふっ、すまない。ルテウスが可愛らしくてついな」
今日は夜会があるからそろそろ準備をしないといけないのに.....。
「夜会から帰ったらルテウスを可愛がらせてくれるかい?」
「もぉう!夜会に行きたくなくなるでしょ!」
息を必死に整えようとしているのに耳元でそんな風に囁かれたら僕だって外出したくなくなるよ!?それでなくてもカーディナル様の声は普段から色気のある声なんだから!
「ハハハ。半分以上は本気だから、帰ったら覚悟しておくんだよ?」
「うううっ」
僕は顔を真っ赤にして夜会への着替えを始めた。今夜の夜会は王家主催の物ではなく、宰相であるダリア公爵家が主催する夜会だそうだ。実はカーディナル様の学友であり側近のクライズ様の婚約者が決まり、その御披露目会なのだとか。カーディナル様も友人の婚約が決まり、ようやくか、と言いつつもホッとした表情を見せていたのは僕だけの秘密。だから招待状を貰った時は勿論参加を即決したぐらい。
ただ、ダリア公爵家と言えば第二王子殿下の側近をしてる次男が居るのでカーディナル様はそこだけはクライズ様にも僕にも注意するようにと警戒していた。
せっかくのお兄さんの婚約の御披露目会で弟が馬鹿な事をする訳がないんじゃないかと考える僕はやっぱり甘く考えていたんだろう。
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