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第二章
41:急転直下
※お話の後半に暴力的表現が少しありますので苦手な方はご了承下さい。
ダリア公爵家に到着して直ぐにクライズ様と婚約者さんを紹介された。お相手はストック侯爵家のシャンテ様だそうで、なんとアルト君のお姉さんだった!プラチナブロンドに淡いグリーンの瞳で凄く綺麗な女性だった。
「ルテウス様は弟のご学友と聞いてますわ。これからも仲良くしてあげて下さいね」
「はい!勿論です」
と言うことは今日はアルト君もこの夜会に来てるのかな?親族なんだから来てるよね?
「あの、アルト君は今日は此方に?」
「ええ。両親と一緒に挨拶回りに出てますわ。あの子の顔見せでもありますから」
シャンテ様は微笑みを浮かべる。そうか、まだ婚約者の決まっていないアルト君の紹介の場にも使ってるんだ。
「カーディナル、今日第二王子殿下は夜会招待していないから安心してくれ」
クライズ様がカーディナル様に小声でそっと伝えると、少しだけカーディナル様の表情が和らぐ。
「そうなのか?」
「ああ。エアデールにも絶対に呼ぶなと父上からも厳命されているから、破れば自分がどうなるかぐらいわかるだろう」
「.....そうか宰相が.....」
どうやら僕達の為にダリア公爵家が相当気を使ってくれたみたいで、本来なら公爵家次男の主でもある第二王子殿下を長男の婚約披露に呼ばない方が不自然なのだが、何か問題でも起こされる方が困るので招待しないようにしてくれたようだ。もしかしたら国王陛下と宰相閣下が相談されたのかもしれない。
「そう言う訳だから2人とも夜会を楽しんで行ってくれ」
クライズ様とシャンテ様が2人して笑顔でそう言ってくれたので僕達も久し振りの夜会を楽しもうと決めたのだった。
それからは挨拶に来るカーディナル様の知り合いや、ダリア公爵家のご当主でもある宰相閣下と公爵夫人、ストック侯爵家のご当主様と侯爵夫人、そしてアルト君達との会話も楽しんだ。
楽しみ過ぎて僕は少しお酒を飲みすぎてしまって、クライズ様が案内してくれた夜会会場の側にある別室でカーディナル様と休んでいた。
「ふぅ....」
「大丈夫か?ルテウス」
ソファに座り込むと心配気なカーディナル様が僕の顔を覗き込んでくる。
「はい、大丈夫です。少しお酒を飲み過ぎただけですから」
「なら良いが....顔が熱いな」
カーディナル様の少しだけひんやりとした大きな手のひらが僕の真っ赤になった頬を優しく撫でる。
「ふふっ。少し休んでれば大丈夫ですよ」
「そうか....なら水でも貰って来よう。水を飲めば早く酔いも覚めるだろうからな」
「あ....!」
立ち上がり掛けたカーディナル様の服の裾を引っ張って呼び止めたのは無意識だった。そんな僕の行動にカーディナル様はクスッと笑って直ぐに戻るよと言って部屋を出ていった。
部屋に残った僕は思わず顔を両手で覆って叫んでしまう。
「ああ~っ!恥ずかしいっ!!」
僕、何を子供みたいな事したんだろう!いやまだ17歳だけど!もう結婚もして人妻なのにっ!!
....人妻.....
自分で自分の考えに余計に恥ずかしくなってくる。そんな風に一人で悶えていた僕は近づいてくる気配に全く気がつかなくて、両腕を取られ、床に引き倒されて初めて僕以外の人が部屋に居た事に気がついた。
気がついた時には遅かった。
「ルテウス」
僕の名を愛しげに呼ぶその声は
「漸く俺の物に」
その声は
「だ....第二王子....殿下....どうしてここに....?」
この屋敷に居る筈のない第二王子殿下だった。
呆然と第二王子殿下を見上げているとガチャリと部屋の鍵を閉められる音が部屋に響く。扉をみればダリア公爵家の次男で殿下の側近をしているエアデールが居て僕を静かな目で見下ろしていた。
「.....エアデール公爵子息....?」
お酒に酔ってしまって足元が覚束ない僕を無理やり立たせ、隣接された部屋へと連れて行かれ、ベッドへと放り投げられる。僕は慌てて逃げようとするが、それよりも殿下が僕にのし掛かってくる方が早く、体格差が有りすぎる上にいつの間にか両手をネクタイで縛られて殿下の身体の下から抜け出せない。
「殿下!止めて下さい!!」
「ああルテウス.....叔父上に無理矢理婚姻をさせられたのはわかってる。だから今日君がここに居る事をエアデールから聞いてこっそりとこの部屋で待っていたんだ。ルテウス、君が好きなのは俺だろう?俺が叔父上に穢された君の身体を綺麗にしてあげる」
ねっとりとした熱い瞳が僕を見下ろして僕は必死に逃げ出そうとする。
「違います!ぼ、僕がカーディナル様を好きなんです!!殿下なんて好きじゃない!!」
パアンと部屋に乾いた音が響く。
「ああほら、そんな可愛くない事を言うから手が出てしまっただろ?ルテウス」
殿下に頬を叩かれた事にショックで思考が一瞬動かなくなる。徐々にやってくるジンジンとした痛みと、どうしてこんな事をするのかわからない困惑に涙が溢れてくる。
「.....カーディ.....ナルさま....っ」
「可愛いルテウス....君は俺の物だ」
怖い怖い怖い。この執着が怖い。
どうしてどうしてどうして。
嫌いだって言ってるのに僕の話を聞いてくれない。
シャツを破る勢いで引っ張られ幾つかのボタンが飛び散る。
足は大きく広げられ、その間に殿下が入り込み僕が動けなくする。ズボンの上からでもわかる太股に当たる殿下の高ぶりに僕は顔は真っ青になる。
嫌だ嫌だ嫌だ
カーディナル様以外の人となんて嫌だ
「嫌っ!離して!離して!!」
「ルテウス....ああ、綺麗な肌だ....俺が存分に愛してあげる。君の穢れた身体を俺の愛で上書きしてあげるよ」
殿下はそう言って僕に顔を近づけてくる。その間にも手は僕の身体を這うように伝う。その感触に鳥肌が立つ。違う。カーディナル様に触れられる時とは全然違う。触れられる度に嫌な感触しか僕は感じない。こんなのは嫌だ。
「嫌だ!嫌あぁ!!カーディナル様っ!カーディナル様っ!!」
必死に抵抗しようとするが何度も頬を叩かれて意識が朦朧としてくる。
「お前は俺の物だっ!!どうして俺を見ない!?俺を見ろ!ルテウス!!」
涙が止まらない。
たすけて....誰かたすけて....
「あ....あ....たすけて!カーディナルさまぁっ!!」
「うるさい!!黙れっ!!」
その瞬間、扉が吹っ飛ぶ勢いでバンッと大きな音を立てて開き、人が駆け込んでくる。
「ルテウス!!」
僕の名を呼ぶその声に振り向く元気もなくて小さく名を呼んだ。
「.....カ.....ディナ....ル....さま」
「ルテウス!.....ロティス、貴様っ!!」
「な、何故?」
第二王子殿下は慌てて扉の方を振り返るが、そこには公爵家の護衛騎士に捕まえられたエアデールの姿があった。
「ロティスを捕まえろ!」
カーディナル様の声に護衛騎士達が一斉に僕の上から第二王子殿下を引きずり落とし捕まえた。本職の騎士相手に殿下の抵抗などあってないような物だった。呆然とした殿下が部屋の外へと連れて行かれるのを無くなりそうな意識で見ていると、優しい手が僕の何度も叩かれて赤く腫れた頬にそっと触れた。
ああ....やっぱりカーディナル様と第二王子殿下は違う.....
「ルテウス....もう大丈夫だ」
ふわりとカーディナル様に抱き締められ、その温もりといつもの香りに僕はようやく安堵する。
「.....ふうっ....あああっ....カーディナルさま....ぁ!カーディナル様ぁ!!うわぁぁん!!」
「ルテウス....ルテウス。すまない、少しの時間でも一人にするべきではなかった....!」
ギュッと力強く僕を抱き締め、頭を撫でてくれるカーディナル様に思いっきり抱きついて泣きじゃくる。
そんな僕をカーディナル様はずっとずっと抱き締めてくれていた。
ダリア公爵家に到着して直ぐにクライズ様と婚約者さんを紹介された。お相手はストック侯爵家のシャンテ様だそうで、なんとアルト君のお姉さんだった!プラチナブロンドに淡いグリーンの瞳で凄く綺麗な女性だった。
「ルテウス様は弟のご学友と聞いてますわ。これからも仲良くしてあげて下さいね」
「はい!勿論です」
と言うことは今日はアルト君もこの夜会に来てるのかな?親族なんだから来てるよね?
「あの、アルト君は今日は此方に?」
「ええ。両親と一緒に挨拶回りに出てますわ。あの子の顔見せでもありますから」
シャンテ様は微笑みを浮かべる。そうか、まだ婚約者の決まっていないアルト君の紹介の場にも使ってるんだ。
「カーディナル、今日第二王子殿下は夜会招待していないから安心してくれ」
クライズ様がカーディナル様に小声でそっと伝えると、少しだけカーディナル様の表情が和らぐ。
「そうなのか?」
「ああ。エアデールにも絶対に呼ぶなと父上からも厳命されているから、破れば自分がどうなるかぐらいわかるだろう」
「.....そうか宰相が.....」
どうやら僕達の為にダリア公爵家が相当気を使ってくれたみたいで、本来なら公爵家次男の主でもある第二王子殿下を長男の婚約披露に呼ばない方が不自然なのだが、何か問題でも起こされる方が困るので招待しないようにしてくれたようだ。もしかしたら国王陛下と宰相閣下が相談されたのかもしれない。
「そう言う訳だから2人とも夜会を楽しんで行ってくれ」
クライズ様とシャンテ様が2人して笑顔でそう言ってくれたので僕達も久し振りの夜会を楽しもうと決めたのだった。
それからは挨拶に来るカーディナル様の知り合いや、ダリア公爵家のご当主でもある宰相閣下と公爵夫人、ストック侯爵家のご当主様と侯爵夫人、そしてアルト君達との会話も楽しんだ。
楽しみ過ぎて僕は少しお酒を飲みすぎてしまって、クライズ様が案内してくれた夜会会場の側にある別室でカーディナル様と休んでいた。
「ふぅ....」
「大丈夫か?ルテウス」
ソファに座り込むと心配気なカーディナル様が僕の顔を覗き込んでくる。
「はい、大丈夫です。少しお酒を飲み過ぎただけですから」
「なら良いが....顔が熱いな」
カーディナル様の少しだけひんやりとした大きな手のひらが僕の真っ赤になった頬を優しく撫でる。
「ふふっ。少し休んでれば大丈夫ですよ」
「そうか....なら水でも貰って来よう。水を飲めば早く酔いも覚めるだろうからな」
「あ....!」
立ち上がり掛けたカーディナル様の服の裾を引っ張って呼び止めたのは無意識だった。そんな僕の行動にカーディナル様はクスッと笑って直ぐに戻るよと言って部屋を出ていった。
部屋に残った僕は思わず顔を両手で覆って叫んでしまう。
「ああ~っ!恥ずかしいっ!!」
僕、何を子供みたいな事したんだろう!いやまだ17歳だけど!もう結婚もして人妻なのにっ!!
....人妻.....
自分で自分の考えに余計に恥ずかしくなってくる。そんな風に一人で悶えていた僕は近づいてくる気配に全く気がつかなくて、両腕を取られ、床に引き倒されて初めて僕以外の人が部屋に居た事に気がついた。
気がついた時には遅かった。
「ルテウス」
僕の名を愛しげに呼ぶその声は
「漸く俺の物に」
その声は
「だ....第二王子....殿下....どうしてここに....?」
この屋敷に居る筈のない第二王子殿下だった。
呆然と第二王子殿下を見上げているとガチャリと部屋の鍵を閉められる音が部屋に響く。扉をみればダリア公爵家の次男で殿下の側近をしているエアデールが居て僕を静かな目で見下ろしていた。
「.....エアデール公爵子息....?」
お酒に酔ってしまって足元が覚束ない僕を無理やり立たせ、隣接された部屋へと連れて行かれ、ベッドへと放り投げられる。僕は慌てて逃げようとするが、それよりも殿下が僕にのし掛かってくる方が早く、体格差が有りすぎる上にいつの間にか両手をネクタイで縛られて殿下の身体の下から抜け出せない。
「殿下!止めて下さい!!」
「ああルテウス.....叔父上に無理矢理婚姻をさせられたのはわかってる。だから今日君がここに居る事をエアデールから聞いてこっそりとこの部屋で待っていたんだ。ルテウス、君が好きなのは俺だろう?俺が叔父上に穢された君の身体を綺麗にしてあげる」
ねっとりとした熱い瞳が僕を見下ろして僕は必死に逃げ出そうとする。
「違います!ぼ、僕がカーディナル様を好きなんです!!殿下なんて好きじゃない!!」
パアンと部屋に乾いた音が響く。
「ああほら、そんな可愛くない事を言うから手が出てしまっただろ?ルテウス」
殿下に頬を叩かれた事にショックで思考が一瞬動かなくなる。徐々にやってくるジンジンとした痛みと、どうしてこんな事をするのかわからない困惑に涙が溢れてくる。
「.....カーディ.....ナルさま....っ」
「可愛いルテウス....君は俺の物だ」
怖い怖い怖い。この執着が怖い。
どうしてどうしてどうして。
嫌いだって言ってるのに僕の話を聞いてくれない。
シャツを破る勢いで引っ張られ幾つかのボタンが飛び散る。
足は大きく広げられ、その間に殿下が入り込み僕が動けなくする。ズボンの上からでもわかる太股に当たる殿下の高ぶりに僕は顔は真っ青になる。
嫌だ嫌だ嫌だ
カーディナル様以外の人となんて嫌だ
「嫌っ!離して!離して!!」
「ルテウス....ああ、綺麗な肌だ....俺が存分に愛してあげる。君の穢れた身体を俺の愛で上書きしてあげるよ」
殿下はそう言って僕に顔を近づけてくる。その間にも手は僕の身体を這うように伝う。その感触に鳥肌が立つ。違う。カーディナル様に触れられる時とは全然違う。触れられる度に嫌な感触しか僕は感じない。こんなのは嫌だ。
「嫌だ!嫌あぁ!!カーディナル様っ!カーディナル様っ!!」
必死に抵抗しようとするが何度も頬を叩かれて意識が朦朧としてくる。
「お前は俺の物だっ!!どうして俺を見ない!?俺を見ろ!ルテウス!!」
涙が止まらない。
たすけて....誰かたすけて....
「あ....あ....たすけて!カーディナルさまぁっ!!」
「うるさい!!黙れっ!!」
その瞬間、扉が吹っ飛ぶ勢いでバンッと大きな音を立てて開き、人が駆け込んでくる。
「ルテウス!!」
僕の名を呼ぶその声に振り向く元気もなくて小さく名を呼んだ。
「.....カ.....ディナ....ル....さま」
「ルテウス!.....ロティス、貴様っ!!」
「な、何故?」
第二王子殿下は慌てて扉の方を振り返るが、そこには公爵家の護衛騎士に捕まえられたエアデールの姿があった。
「ロティスを捕まえろ!」
カーディナル様の声に護衛騎士達が一斉に僕の上から第二王子殿下を引きずり落とし捕まえた。本職の騎士相手に殿下の抵抗などあってないような物だった。呆然とした殿下が部屋の外へと連れて行かれるのを無くなりそうな意識で見ていると、優しい手が僕の何度も叩かれて赤く腫れた頬にそっと触れた。
ああ....やっぱりカーディナル様と第二王子殿下は違う.....
「ルテウス....もう大丈夫だ」
ふわりとカーディナル様に抱き締められ、その温もりといつもの香りに僕はようやく安堵する。
「.....ふうっ....あああっ....カーディナルさま....ぁ!カーディナル様ぁ!!うわぁぁん!!」
「ルテウス....ルテウス。すまない、少しの時間でも一人にするべきではなかった....!」
ギュッと力強く僕を抱き締め、頭を撫でてくれるカーディナル様に思いっきり抱きついて泣きじゃくる。
そんな僕をカーディナル様はずっとずっと抱き締めてくれていた。
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