リンの異世界満喫ライフ

水月

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24:ギルドマスター・2

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マリッサさんがお茶を入れてソファの後ろへと下がる。どうやら一緒に話を聞いてくれるようで安心する。

「君を呼んだのは昨日マリッサから聞いたゴブリン討伐の件がまずひとつなんだが......結論から言うと彼らのパーティランクをひとつ下げる事と1ヶ月の無償奉仕活動になった。.....そもそも彼らは「輝きの竜」と言う名前のパーティでな、元々まだ駆け出しのEランクパーティなんだ。メンバー全員がEランクで下げるランクがひとつしかないんだよ......だから無償奉仕活動1ヶ月を追加したんだ。まだまだ生活の苦しい彼奴らに無償奉仕1ヶ月は相当な罰になるだろう.....だからこれで納得してくれないか?」

確かにギルドマスターの言う通り、Eランクパーティなら赤字は出ないけど黒字で快適な生活を送るまではいけていないだろう。ギルドマスターとして最大限彼らが反省し、尚且つ生活がギリギリ出来る範囲内の罰だと理解出来る。

まぁ私としても別に無理に敵を増やしたい訳じゃないしね~......この辺りが妥当だろう。

「私は別にそれで構いませんが、彼らがそれで納得するんでしょうか?」

私に確認するよりもそっちの方が大変じゃないだろうか?

「ん?まぁこの罰に納得しないようなら彼奴らは冒険者には向かない。さっさと辞めた方が良いだろう......きっとまた同じ事を繰り返すだけだからな」
「......そうですか」

多分このギルドマスターは本当に冒険者の事を考えてくれてる人なんだと言う事がわかる。くっ....!良いよね、こんな上司が居たら......!!

「で、あのゴブリン5匹は君が1人で倒したのか?」
「はい。私は魔法が使えますので、こうシュッと風魔法で倒しました」

私は風魔法を発動するみたいに腕を右から左に振り切る。

「ほぅ......その歳でそれだけ出来るのは凄いな。誰かに習ったのか?」
「いえ独学ですね」

実際メダ様から貰った本を読んで実践しただけだし。多分知識として覚えたら使えるように創られてるんだろうな私の身体は。

「その歳で独学でそこまで使えるなら今後が楽しみだな。今までに最年少でSランクまであがったのは18歳だったから頑張ってくれ」
「はぁ......まぁ気が向けば」

特に高ランクに興味がある訳ではないので、ここは曖昧に頷いておく。それよりも、

「あの、そもそもどうしてゴブリンから逃げてたんですか?彼ら4人組のEランクパーティなんですよね、なら慎重に行動すれば5匹のゴブリンなら倒せると思うんですけど」
「そうだな。彼奴らからも話を聞いたんだが、どうもゴブリンの小さい巣があったようで最初7匹は討伐したそうなんだが更に一気に5匹が襲ってきて逃げた方が良いと判断したらしい。本来なら巣を見つけた時点で一旦引き返す判断をしなければいけないんだがな......」

自分達で何とか出来ると過信した結果と言うことよね
私も気を付けないとねぇ...... 

「君から報告を受けた後、ギルド職員が確認したが君が倒した5匹で全部だったようだ。巣にはもうゴブリンは居なかった。正直君が対応してくれたから被害がなくて済んだんだ、ありがとう」
「......いえ、その分の報酬は貰いましたから」

素直に感謝され逆に此方が吃驚してしまう。こう言う判断ミスとか問題事とか管理者は大抵嫌がる物なのにね。
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