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75:聖獣・1
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それは、想像していた物よりも遥かに綺麗な花だった。まず虹色の花弁と言うのがあり得なくイメージ的には虹とかオーロラみたいなキラキラした感じなのだが、それが目の前に花弁として存在しているのだ。
希少価値の高い薬草だと言われても納得しかないだろう。
「そうだ!持って帰らないといけないんだ...!」
採取しようとしてしゃがみこんだ瞬間、強い魔力を感じて慌てて振り替えれば入り口を塞ぐように真っ白で角の生えた大きな馬が立っていた。
「.....え??」
『ここに何しに来た?』
「しゃべった!?え、えっとレグルス辺境伯に頼まれて涙花の採取に....」
唐突に喋りだした白馬にテンパる私。そりゃ馬が急に話し出したら誰でも驚くでしょ!?
ん?白馬に角.....角の生えた白馬と言えば.....??
「もしかして.....!貴方ユニコーンなの!?」
『うるさいぞ娘』
「ご、ごめんなさい」
まさかアニメの中だけかと思っていたユニコーンに会ったら驚くってば!!
そんな私の心の中の葛藤には興味無さげなユニコーンが辺境伯の名前に反応した。
『ああ....あの一族に頼まれたのならば仕方がないな....5本までなら持って帰って良いぞ。早く取れ娘』
「ええー…...」
何だか残念な性格だなぁ、このユニコーン....
『聞こえてるからな?』
「すぐ取ります!!」
慌てて、それでも慎重にドラゴンの涙花を5本取り終わるとそれを無限収納に仕舞う。それを見ていたユニコーンが急に感心し出した。
『ほお、娘は無限収納が使えるのか。珍しいな』
「.....娘じゃなくて、私にはリンと言う名前があるんですけど.....それよりユニコーンさんは何でこんなところに?」
『ん?ここは私の山だからな』
ユニコーンの山とな?
『この六花の霊峰は聖域で聖獣が住んでいると辺境伯は言ってなかったか?』
「.....言ってたと思う」
『私はこの聖域の主で聖獣ユニコーンだ。この群生地に人が入った気配がしたので確認に来たのだが....まさかこんな小娘だとは思わなかった』
「.....お口が悪いって言われませんか??」
『ないな』
「くっ.....!!」
いや、いーんだけど!私の中のユニコーンのイメージが!!
「はぁ、もう良いです。涙花は採取出来たので帰ります」
『もう帰るのか?』
「はい。この花から作られる薬を待ってる人がいるので」
早く帰れば帰る程、治療薬を早く作ることが出来るだろう。病に苦しむ時間は少ない方が良い。
『......ふむ。私もお主に着いて行っても良いか?』
「え、何で??」
『暇なのだ』
え、そんな理由?
「暇だからって人間に着いてくる聖獣様がどこにいるの?」
『ここに居るな』
開き直りか!?
『まぁ正直誰も居ないこの山でずっと退屈していたのだ....そこにお主がやって来て。気づいてないかも知れないが、聖獣の言葉は普通人間には聞こえないんだぞ?』
「え?普通に話してるじゃない」
『だからお主は普通じゃないんだろう....お主からは女神の匂いを少し感じる』
あー……聖獣だからわかっちゃうのかな?んんっ、でも街にユニコーンなんて連れて帰ったら絶対周りドン引きじゃない?
『我と契約すれば他の人間に姿を見えなくする事も出来るし、望めば人の姿も取れるぞ?』
絶対イケメン枠に違いない。別の意味で騒がれそうな予感しかしない。
『連れていかないなら涙花は要返却』
「聖獣がまさかの脅迫!?」
『冗談だ』
まぁさっきの1人で退屈してたって言うのが本心なんだろうなぁ.....仕方ない....
「わかりました。じゃあ私の仲間になってくれますか?ユニコーンさん」
『ユニコーンは名前ではない』
「え?」
『仲間の証にお主が名前を付けてくれ。それが契約になる』
私が聖獣の名前を付けるの?恐れ多くない??
「.....ちなみに聖獣様はオス?メス?どっちかな」
『強いて言えば雄か??』
何故疑問系なの.....?
『聖獣は元々1種族1頭しか居ないのだ。死ねば次代が自然に生まれるからな。我は人の姿を取る時は男形になるから雄なのだろう』
「世界で1人.....」
それは寂しいだろうなと少しだけ思った。
希少価値の高い薬草だと言われても納得しかないだろう。
「そうだ!持って帰らないといけないんだ...!」
採取しようとしてしゃがみこんだ瞬間、強い魔力を感じて慌てて振り替えれば入り口を塞ぐように真っ白で角の生えた大きな馬が立っていた。
「.....え??」
『ここに何しに来た?』
「しゃべった!?え、えっとレグルス辺境伯に頼まれて涙花の採取に....」
唐突に喋りだした白馬にテンパる私。そりゃ馬が急に話し出したら誰でも驚くでしょ!?
ん?白馬に角.....角の生えた白馬と言えば.....??
「もしかして.....!貴方ユニコーンなの!?」
『うるさいぞ娘』
「ご、ごめんなさい」
まさかアニメの中だけかと思っていたユニコーンに会ったら驚くってば!!
そんな私の心の中の葛藤には興味無さげなユニコーンが辺境伯の名前に反応した。
『ああ....あの一族に頼まれたのならば仕方がないな....5本までなら持って帰って良いぞ。早く取れ娘』
「ええー…...」
何だか残念な性格だなぁ、このユニコーン....
『聞こえてるからな?』
「すぐ取ります!!」
慌てて、それでも慎重にドラゴンの涙花を5本取り終わるとそれを無限収納に仕舞う。それを見ていたユニコーンが急に感心し出した。
『ほお、娘は無限収納が使えるのか。珍しいな』
「.....娘じゃなくて、私にはリンと言う名前があるんですけど.....それよりユニコーンさんは何でこんなところに?」
『ん?ここは私の山だからな』
ユニコーンの山とな?
『この六花の霊峰は聖域で聖獣が住んでいると辺境伯は言ってなかったか?』
「.....言ってたと思う」
『私はこの聖域の主で聖獣ユニコーンだ。この群生地に人が入った気配がしたので確認に来たのだが....まさかこんな小娘だとは思わなかった』
「.....お口が悪いって言われませんか??」
『ないな』
「くっ.....!!」
いや、いーんだけど!私の中のユニコーンのイメージが!!
「はぁ、もう良いです。涙花は採取出来たので帰ります」
『もう帰るのか?』
「はい。この花から作られる薬を待ってる人がいるので」
早く帰れば帰る程、治療薬を早く作ることが出来るだろう。病に苦しむ時間は少ない方が良い。
『......ふむ。私もお主に着いて行っても良いか?』
「え、何で??」
『暇なのだ』
え、そんな理由?
「暇だからって人間に着いてくる聖獣様がどこにいるの?」
『ここに居るな』
開き直りか!?
『まぁ正直誰も居ないこの山でずっと退屈していたのだ....そこにお主がやって来て。気づいてないかも知れないが、聖獣の言葉は普通人間には聞こえないんだぞ?』
「え?普通に話してるじゃない」
『だからお主は普通じゃないんだろう....お主からは女神の匂いを少し感じる』
あー……聖獣だからわかっちゃうのかな?んんっ、でも街にユニコーンなんて連れて帰ったら絶対周りドン引きじゃない?
『我と契約すれば他の人間に姿を見えなくする事も出来るし、望めば人の姿も取れるぞ?』
絶対イケメン枠に違いない。別の意味で騒がれそうな予感しかしない。
『連れていかないなら涙花は要返却』
「聖獣がまさかの脅迫!?」
『冗談だ』
まぁさっきの1人で退屈してたって言うのが本心なんだろうなぁ.....仕方ない....
「わかりました。じゃあ私の仲間になってくれますか?ユニコーンさん」
『ユニコーンは名前ではない』
「え?」
『仲間の証にお主が名前を付けてくれ。それが契約になる』
私が聖獣の名前を付けるの?恐れ多くない??
「.....ちなみに聖獣様はオス?メス?どっちかな」
『強いて言えば雄か??』
何故疑問系なの.....?
『聖獣は元々1種族1頭しか居ないのだ。死ねば次代が自然に生まれるからな。我は人の姿を取る時は男形になるから雄なのだろう』
「世界で1人.....」
それは寂しいだろうなと少しだけ思った。
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