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79:宮廷魔導師カノープス・メトリア・1
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『主、誰かが来るぞ?』
「え?」
私にしか見えないように姿を隠している黎明が内緒話のように小さな声で話しかけてくる。
『転移だな。さっき話してた魔導師とやらではないか?』
マジか!?早いな!
かと言って私がさっきの話題の人が来ますよ~なんて申告する訳にもいかないので大人しく本人がこの場所へ来るまで大人しく待つ事5分程。
サロンの扉がノックされ、執事さんが辺境伯へと何やら耳打ちするとまた扉の向こうへ戻って行った。
「どうかしたのか?ヘンリー」
「どうやらカノープスが我が家に到着したらしい」
「.....流石と言うかなんと言うか.....早すぎだな」
ギルドマスターは呆れた表情で私を見る。
「さっきのカノープスって奴は宮廷魔導師で魔法の才能は素晴らしいんだが人としてはダメダメでな.....生活能力皆無な人間なんだ」
「.....ギルドマスター詳しいんですね?」
「彼奴は俺が冒険者だった時代に短期間だが臨時でパーティを組んだ事があってな時間は守らないし他人を実験体にしようとしたりな....」
成る程、だから詳しかったのか.....
「おい、俺の悪口なら俺が居ない時に言えよ?」
どうやら扉の外に居たらしい。ギルドマスターが気まずそうな表情で視線をそらせる。いや、ギルドマスター....別に本当に悪口言ってた訳じゃないんだから....。
「カノープス....良く来てくれたよ」
辺境伯が立ち上がり彼を出迎えると、仕方が無さそうに肩を竦めた。
「今宮廷内にここまで転移で来れる奴が居なかったからな。人命が掛かってるなら仕方ない」
「.....助かるよ」
「それで" ドラゴンの涙花 " はどこに?」
「ああ、机の上にあるのがそうだ」
そう言われて漸く此方を見たカノープスさんと視線が合う。カノープスさんは漆黒の髪に深い紫紺の瞳の美丈夫だった。黒の魔術師みたいなローブ?を羽織っている.....なんだろうなぁ、この世界この年代はイケメンしか居ないのかな?
「.....聖獣か?」
は?今なんと??
「ちょっと、黎明アンタ見えてるっぽいんだけど?」
『あ~……魔力が多い奴には視える可能性は有るかもしれないなぁ……彼、めちゃくちゃ魔力あるし』
ボソボソと黎明と小声でしゃべっているといきなり私の前にしゃがみこんできてジッと見つめられ、すーっと視線を自然に反らせた。
「お前、名前は?」
「....リン、です....」
「そうか。俺はカノープスと言う」
「はい....」
何故ここで自己紹介に??と言うかイケメンのどアップつらいんですけどー!?
私が助けを求めて視線を送ると、その視線に気がついたギルドマスターがため息を着いた。
「おいカノープス、リンが困ってるからそろそろ止めてやれ」
「......挨拶をしただけだが?」
「無表情で顔を近付けられたら怖いだろうが」
「......??」
本気で解っていないのか、辺境伯までが溜め息をついてソファへの着席を促し、漸くその場はおさまったのだ。
「え?」
私にしか見えないように姿を隠している黎明が内緒話のように小さな声で話しかけてくる。
『転移だな。さっき話してた魔導師とやらではないか?』
マジか!?早いな!
かと言って私がさっきの話題の人が来ますよ~なんて申告する訳にもいかないので大人しく本人がこの場所へ来るまで大人しく待つ事5分程。
サロンの扉がノックされ、執事さんが辺境伯へと何やら耳打ちするとまた扉の向こうへ戻って行った。
「どうかしたのか?ヘンリー」
「どうやらカノープスが我が家に到着したらしい」
「.....流石と言うかなんと言うか.....早すぎだな」
ギルドマスターは呆れた表情で私を見る。
「さっきのカノープスって奴は宮廷魔導師で魔法の才能は素晴らしいんだが人としてはダメダメでな.....生活能力皆無な人間なんだ」
「.....ギルドマスター詳しいんですね?」
「彼奴は俺が冒険者だった時代に短期間だが臨時でパーティを組んだ事があってな時間は守らないし他人を実験体にしようとしたりな....」
成る程、だから詳しかったのか.....
「おい、俺の悪口なら俺が居ない時に言えよ?」
どうやら扉の外に居たらしい。ギルドマスターが気まずそうな表情で視線をそらせる。いや、ギルドマスター....別に本当に悪口言ってた訳じゃないんだから....。
「カノープス....良く来てくれたよ」
辺境伯が立ち上がり彼を出迎えると、仕方が無さそうに肩を竦めた。
「今宮廷内にここまで転移で来れる奴が居なかったからな。人命が掛かってるなら仕方ない」
「.....助かるよ」
「それで" ドラゴンの涙花 " はどこに?」
「ああ、机の上にあるのがそうだ」
そう言われて漸く此方を見たカノープスさんと視線が合う。カノープスさんは漆黒の髪に深い紫紺の瞳の美丈夫だった。黒の魔術師みたいなローブ?を羽織っている.....なんだろうなぁ、この世界この年代はイケメンしか居ないのかな?
「.....聖獣か?」
は?今なんと??
「ちょっと、黎明アンタ見えてるっぽいんだけど?」
『あ~……魔力が多い奴には視える可能性は有るかもしれないなぁ……彼、めちゃくちゃ魔力あるし』
ボソボソと黎明と小声でしゃべっているといきなり私の前にしゃがみこんできてジッと見つめられ、すーっと視線を自然に反らせた。
「お前、名前は?」
「....リン、です....」
「そうか。俺はカノープスと言う」
「はい....」
何故ここで自己紹介に??と言うかイケメンのどアップつらいんですけどー!?
私が助けを求めて視線を送ると、その視線に気がついたギルドマスターがため息を着いた。
「おいカノープス、リンが困ってるからそろそろ止めてやれ」
「......挨拶をしただけだが?」
「無表情で顔を近付けられたら怖いだろうが」
「......??」
本気で解っていないのか、辺境伯までが溜め息をついてソファへの着席を促し、漸くその場はおさまったのだ。
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