132 / 219
132:スタンピード・4
しおりを挟む
「灼熱息吹」
中範囲殲滅魔術が向かってくる無数の魔獣を灼熱地獄へと叩き落とす。けれどそれで止まるような魔獣ではなく、難を逃れた魔獣は進行方向を変えることなく王都に向かってくる。
「超爆 !」
更にカノープスさんが広範囲殲滅魔術を放つと次々に魔獣が術の威力に一瞬で焼き消されていく。
.....うん、敵にまわしたくない人だわ....
「リン!冒険者達に支援魔法を頼む!」
「はいっ!!【身体強化】 ついでに【防御結界】!」
城壁の外側に居る冒険者や騎士団の人達全員に支援魔法を掛け終わると同時にギルドマスターが自身の剣を取り出し魔獣へと走り出す。
「リン、補助は任せたぞ」
「了解です!」
もうこうなったらやるしかないよね!誰も死なせたくないし!大事になって城に連行されそうになったら逃げよう!あ、この国を出るなら黎明は連れて行って大丈夫なのかな!?
『問題ない。聖獣は一国の聖獣ではなくこの世界の聖獣だからどこに居ても問題はないし、国に問題があったとしても我がリンと一緒に居ることをこの国の王は知らぬからな』
『そっか、なら良いか!』
「風檻 !」
風の補助魔術で風の檻を作って魔獣をその中へと閉じ込め拘束する。からの~
「風弾 !」
檻の中へと風の弾丸を撃ち放つ。数撃ちゃ当たるで馬鹿みたいに撃ち放てば檻の中へと閉じ込めた魔獣は全部仕留めたようだ。
その間にもギルドマスターは剣で次から次に魔獣を切り捨てていく。カノープスさんは相変わらず広範囲殲滅魔術を遠くの方に居る魔獣目掛けて撃ち放っているがよく魔力がもつよね....。
「ギルドマスター!怪我は!?」
「今の所大丈夫だ!それにしてもお前も派手に動いてるな!?」
話していても魔獣が止まってくれる事はないので必死に対応しながら話すが、ギルドマスターは息さえ上がっていない。
「カノープスさん程じゃないです!よく魔力が持ちますね!!」
「ドーピングしてるからな!」
ああ!魔力回復薬か!!確かに魔力が少なくなってあれを飲めば魔力が回復するから広範囲殲滅魔術でも撃ち放題だわ!身体に良くなさそうだけどね....
周囲に眼を向ければ他の高ランク冒険者も騎士団の人も多少怪我はしてるみたいだけど魔獣を後ろに逃がすことなく屠っていってる。
「 氷刃 !」
左側で中型の魔獣と闘っていた騎士のひとりが魔獣の爪を避けきれず膝を付いたところを別の魔獣が襲いかかろうとしていることに気が付き咄嗟に氷属性の魔術を放つ。氷の刃が命中し2匹の魔獣の首をはね落としていった。此方を見た騎士さんに頷き、ギルドマスターの後を追いかけていく。
ギルドマスターに追い付くとそこにはカノープスさんも居た。最初に王都に向かって来ていた魔獣の姿は残り少なくなっているようで後は後方のメンバーに任せても大丈夫だと判断したのだろう。振り返れば確かに魔獣の数は残り少ない。
「キリがないな」
「だが今までで半数は減った筈だと思う。残りは今から此方に向かってくるあいつらだけだろう?いっそのこと広範囲殲滅魔術で一気に片すか?」
カノープスさんの言葉を聞いてギルドマスターは後方を見る。粗方魔獣は倒したようで最後の一体を騎士団が倒しているようだ。
けれど冒険者の人も騎士団の人も怪我のない人は居ないようで疲れを見せ始めている人も居るようだ。
「カノープス、広範囲殲滅魔術だけで残りの魔獣を倒せると思うか?」
「....周囲の村や町の事を考えなければ問題ないかな?」
....いや、それ絶対駄目なやつ.....
「それは流石に不味いだろうが」
「そう?うーん....ならリン次第かな~?」
「私!?」
は!?
「そう。リンが戦闘が始まって最初の方で風檻 使ってたろう?」
「....使ってましたね」
「あれ、広範囲で出来る?」
カノープスさんの突然の作戦に私とギルドマスターは驚いたのだった。
中範囲殲滅魔術が向かってくる無数の魔獣を灼熱地獄へと叩き落とす。けれどそれで止まるような魔獣ではなく、難を逃れた魔獣は進行方向を変えることなく王都に向かってくる。
「超爆 !」
更にカノープスさんが広範囲殲滅魔術を放つと次々に魔獣が術の威力に一瞬で焼き消されていく。
.....うん、敵にまわしたくない人だわ....
「リン!冒険者達に支援魔法を頼む!」
「はいっ!!【身体強化】 ついでに【防御結界】!」
城壁の外側に居る冒険者や騎士団の人達全員に支援魔法を掛け終わると同時にギルドマスターが自身の剣を取り出し魔獣へと走り出す。
「リン、補助は任せたぞ」
「了解です!」
もうこうなったらやるしかないよね!誰も死なせたくないし!大事になって城に連行されそうになったら逃げよう!あ、この国を出るなら黎明は連れて行って大丈夫なのかな!?
『問題ない。聖獣は一国の聖獣ではなくこの世界の聖獣だからどこに居ても問題はないし、国に問題があったとしても我がリンと一緒に居ることをこの国の王は知らぬからな』
『そっか、なら良いか!』
「風檻 !」
風の補助魔術で風の檻を作って魔獣をその中へと閉じ込め拘束する。からの~
「風弾 !」
檻の中へと風の弾丸を撃ち放つ。数撃ちゃ当たるで馬鹿みたいに撃ち放てば檻の中へと閉じ込めた魔獣は全部仕留めたようだ。
その間にもギルドマスターは剣で次から次に魔獣を切り捨てていく。カノープスさんは相変わらず広範囲殲滅魔術を遠くの方に居る魔獣目掛けて撃ち放っているがよく魔力がもつよね....。
「ギルドマスター!怪我は!?」
「今の所大丈夫だ!それにしてもお前も派手に動いてるな!?」
話していても魔獣が止まってくれる事はないので必死に対応しながら話すが、ギルドマスターは息さえ上がっていない。
「カノープスさん程じゃないです!よく魔力が持ちますね!!」
「ドーピングしてるからな!」
ああ!魔力回復薬か!!確かに魔力が少なくなってあれを飲めば魔力が回復するから広範囲殲滅魔術でも撃ち放題だわ!身体に良くなさそうだけどね....
周囲に眼を向ければ他の高ランク冒険者も騎士団の人も多少怪我はしてるみたいだけど魔獣を後ろに逃がすことなく屠っていってる。
「 氷刃 !」
左側で中型の魔獣と闘っていた騎士のひとりが魔獣の爪を避けきれず膝を付いたところを別の魔獣が襲いかかろうとしていることに気が付き咄嗟に氷属性の魔術を放つ。氷の刃が命中し2匹の魔獣の首をはね落としていった。此方を見た騎士さんに頷き、ギルドマスターの後を追いかけていく。
ギルドマスターに追い付くとそこにはカノープスさんも居た。最初に王都に向かって来ていた魔獣の姿は残り少なくなっているようで後は後方のメンバーに任せても大丈夫だと判断したのだろう。振り返れば確かに魔獣の数は残り少ない。
「キリがないな」
「だが今までで半数は減った筈だと思う。残りは今から此方に向かってくるあいつらだけだろう?いっそのこと広範囲殲滅魔術で一気に片すか?」
カノープスさんの言葉を聞いてギルドマスターは後方を見る。粗方魔獣は倒したようで最後の一体を騎士団が倒しているようだ。
けれど冒険者の人も騎士団の人も怪我のない人は居ないようで疲れを見せ始めている人も居るようだ。
「カノープス、広範囲殲滅魔術だけで残りの魔獣を倒せると思うか?」
「....周囲の村や町の事を考えなければ問題ないかな?」
....いや、それ絶対駄目なやつ.....
「それは流石に不味いだろうが」
「そう?うーん....ならリン次第かな~?」
「私!?」
は!?
「そう。リンが戦闘が始まって最初の方で風檻 使ってたろう?」
「....使ってましたね」
「あれ、広範囲で出来る?」
カノープスさんの突然の作戦に私とギルドマスターは驚いたのだった。
95
あなたにおすすめの小説
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる