162 / 219
162:新しい暮らし
しおりを挟む
師匠の実家に挨拶をしたその日から、私もこの屋敷に住まわせて貰える事になった。理由はエルフの国に拠点と出来る家を師匠が個人で所有していないから。両親と別に住むにしてもまず家を探すところからしないといけないので、折角実家があり部屋が有り余ってるのだから態々宿を取るのも勿体無いからだとの理由に納得もしたし、衣食住が揃ってるなんて有難いと思った。
でも最初に私に侍女を付けようとした時には流石に吃驚したけど....。
「あら、だってリンちゃんはエルフの国で生活をするのは初めてでしょ?人の国とは色々文化も違う事もあるだろうから側で教えてくれる人は必要じゃないかしら?」
そう平然と理由を付けて言い出したのはやっぱりミルザムさんで。
「いえ、その....人の国でもエルフの国でも平民の暮らし方何かはそう変わらないのでは?」
「ん~確かにそうなんだけど!でもリンちゃんはこの屋敷に住む訳じゃない?エルフの国の貴族連中もたまに来るかもだし!」
「.....そ、その時には会わないよう注意すれば良いかと?」
最終的に師匠が間を取り持って、必要な時にだけ部屋に呼ぶと言う事に取り決めた。そんな私にだけ都合の良いような遣り取りに、私の侍女になる筈だったエルフの侍女のシェリアクさんは笑顔で挨拶をしてくれた。
「必要な際はご遠慮為さらずに直ぐに私に申し付け下さいませ」
そのキラキラとした満面の笑みにノックアウトされた私だった。
だってエルフって顔面偏差値が高すぎるんだから仕方ないでしょ....。日本人だった私なんて余計に見慣れてないんだから....エルフを見てしまうと、日本人のイケメンなんて呼ばれている人達なんて.....うん.....これ以上は言わないでおこう。同じ日本人として悲しくなる。
うーん....ギルドマスター....師匠で見慣れてると思ってたんだけど、まだまだだった訳ですね。
そしてこの屋敷に住み出して既に一週間経つが未だに師匠の弟妹には会えていない。聞けば2人は今、私達が住んでいた国とは違う別の人の国へ王族代理として行っているのだとか。予定では二週間ぐらいだったそうなので、そろそろ戻る頃だそう。外交担当をしてる弟妹なんて普通に考えても凄いよね。
その間の私と言えば、最初の1日でざっと簡単にエルフの街を案内して貰ってから冒険者ギルドへ向かい師匠と共にエルフの国の冒険者ギルドのギルドマスターに挨拶をした。
エルフの国の冒険者ギルドのギルドマスターのファイさん。何でもファイさんは師匠の師匠の息子さんで幼馴染みなんだとか。気心が知れている相手だから2人とも容赦なくその場が暴露大会になったのは言うまでもない。
「まさかシリウスが弟子を取ってエルフの国へと戻って来るとは思わなかったけどな」
「....まぁ、俺も想定外だったよ。だがリンは優秀な弟子だからな。いずれSランクにもなれるぐらいのな」
師匠が鼻高々と言うが、私は流石に恥ずかしい。自慢するような事かな!?
「マジか!?それは凄いな。じゃあこの国では本格的な修行をすんのか?」
「.....そのつもだな。後、リンは優秀過ぎて俺達が居た国の王族から目をつけられたんだ。だから暫くエルフの国で匿うつもりもあってな....この国なら人の国の王族でも手出しは出来ないからな」
「....そうか....じゃあカノープスらもお前に協力してんだな。なら冒険者ギルドからも情報操作しとくわ」
「頼む」
あれよあれよと言う間に師匠とファイさんとで話が決まっていくのを眺めているだけの私に急にファイさんが此方に顔を向けた。
「俺達に任せておけば悪いようにはならないから、リンちゃんはしっかり修行するんだぞ~!シリウスはスパルタだから気を付けてな」
「え?えええ?」
スパルタ?今まではそう感じた事はなかったけど....もしかして本格的に修行に入ると性格が変わるタイプなの??
「.....ファイ、お前なぁ....」
「ははははっ」
....私、修行終わるまで無事でいられるのかな?
師匠に限ってそんな訳はないだろうと思いつつ、若干の不安を抱えるのだった。
でも最初に私に侍女を付けようとした時には流石に吃驚したけど....。
「あら、だってリンちゃんはエルフの国で生活をするのは初めてでしょ?人の国とは色々文化も違う事もあるだろうから側で教えてくれる人は必要じゃないかしら?」
そう平然と理由を付けて言い出したのはやっぱりミルザムさんで。
「いえ、その....人の国でもエルフの国でも平民の暮らし方何かはそう変わらないのでは?」
「ん~確かにそうなんだけど!でもリンちゃんはこの屋敷に住む訳じゃない?エルフの国の貴族連中もたまに来るかもだし!」
「.....そ、その時には会わないよう注意すれば良いかと?」
最終的に師匠が間を取り持って、必要な時にだけ部屋に呼ぶと言う事に取り決めた。そんな私にだけ都合の良いような遣り取りに、私の侍女になる筈だったエルフの侍女のシェリアクさんは笑顔で挨拶をしてくれた。
「必要な際はご遠慮為さらずに直ぐに私に申し付け下さいませ」
そのキラキラとした満面の笑みにノックアウトされた私だった。
だってエルフって顔面偏差値が高すぎるんだから仕方ないでしょ....。日本人だった私なんて余計に見慣れてないんだから....エルフを見てしまうと、日本人のイケメンなんて呼ばれている人達なんて.....うん.....これ以上は言わないでおこう。同じ日本人として悲しくなる。
うーん....ギルドマスター....師匠で見慣れてると思ってたんだけど、まだまだだった訳ですね。
そしてこの屋敷に住み出して既に一週間経つが未だに師匠の弟妹には会えていない。聞けば2人は今、私達が住んでいた国とは違う別の人の国へ王族代理として行っているのだとか。予定では二週間ぐらいだったそうなので、そろそろ戻る頃だそう。外交担当をしてる弟妹なんて普通に考えても凄いよね。
その間の私と言えば、最初の1日でざっと簡単にエルフの街を案内して貰ってから冒険者ギルドへ向かい師匠と共にエルフの国の冒険者ギルドのギルドマスターに挨拶をした。
エルフの国の冒険者ギルドのギルドマスターのファイさん。何でもファイさんは師匠の師匠の息子さんで幼馴染みなんだとか。気心が知れている相手だから2人とも容赦なくその場が暴露大会になったのは言うまでもない。
「まさかシリウスが弟子を取ってエルフの国へと戻って来るとは思わなかったけどな」
「....まぁ、俺も想定外だったよ。だがリンは優秀な弟子だからな。いずれSランクにもなれるぐらいのな」
師匠が鼻高々と言うが、私は流石に恥ずかしい。自慢するような事かな!?
「マジか!?それは凄いな。じゃあこの国では本格的な修行をすんのか?」
「.....そのつもだな。後、リンは優秀過ぎて俺達が居た国の王族から目をつけられたんだ。だから暫くエルフの国で匿うつもりもあってな....この国なら人の国の王族でも手出しは出来ないからな」
「....そうか....じゃあカノープスらもお前に協力してんだな。なら冒険者ギルドからも情報操作しとくわ」
「頼む」
あれよあれよと言う間に師匠とファイさんとで話が決まっていくのを眺めているだけの私に急にファイさんが此方に顔を向けた。
「俺達に任せておけば悪いようにはならないから、リンちゃんはしっかり修行するんだぞ~!シリウスはスパルタだから気を付けてな」
「え?えええ?」
スパルタ?今まではそう感じた事はなかったけど....もしかして本格的に修行に入ると性格が変わるタイプなの??
「.....ファイ、お前なぁ....」
「ははははっ」
....私、修行終わるまで無事でいられるのかな?
師匠に限ってそんな訳はないだろうと思いつつ、若干の不安を抱えるのだった。
97
あなたにおすすめの小説
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる